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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

『エチュード』から『ボレロ』まで、成長目覚ましいダンサーたちの見事な舞台が展開した、東京バレエ団〈ダイヤモンド・セレブレーション〉

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団60周年祝祭ガラ〈ダイヤモンド・セレブレーション〉『エチュード』ハラルド・ランダー:振付、『ドリーム・タイム』イリ・キリアン:振付、『かぐや姫』金森穣:振付、『ロミオとジュリエット』ジョン・クランコ:振付『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、今年8月30日に60回目の創立記念日を迎えるに当たり、

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2024/09/25掲載

10年目を迎え、ダンサーの成熟と新たな才能を発見した「横浜バレエフェスティバル2024」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2015年から始まった「横浜バレエフェスティバル」が今年、10年目を迎えた。2020年を除いて毎夏開催されてきたこの祭典では、国内外で活躍中のソリスト達から、若いダンサーたちまで勢揃いし、古典バレエの名場面から現代作品まで多彩なパフォーマンスを繰り広げる。芸術監督の遠藤康行が「10年間続けて来られたからこそ、そこから巣立ったダンサ

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2024/09/25掲載

フランス革命を背景にヴァルジャン、ジャヴェール、コゼット、エポニーヌ、ファンティーヌなどの鮮烈な人生を描いた『レ・ミゼラブル』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『レ・ミゼラブル』望月則彦:振付、髙部尚子:再演出谷桃子バレエ団の『レ・ミゼラブル』は2003年に望月則彦の振付により初演されている。望月は京都を中心に活動していたこともあり、私が彼の振付けたバレエを初めて観たのは、新国立劇場が2000年に上演した J バレエの1作の『舞姫』(森鴎外/原作)。しっかりし

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2024/09/14掲載

溌剌とした若手ダンサーたちが名作バレエの名場面を踊った「親子で楽しむ夏休みバレエまつり -ヨーロッパ名門バレエ団のソリストたち-」

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki「親子で楽しむ夏休みバレエまつり -ヨーロッパ名門バレエ団のソリストたち-」『眠りの森の美女』第1幕よりローズ・アダージョ M.プティパ:振付、『ラ・シルフィード』第2幕よりパ・ド・ドゥ  A.ブルノンヴィル:振付、他ヨーロッパの名門バレエ団ソリストによる、バレエの名場面を集めた「親子で楽しむ夏休みバレエまつり -ヨーロッパ名門

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2024/09/10掲載

東京バレエ団創立60周年記念トーク『ザ・カブキ』を語ろう

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が創立60周年記念シリーズの第10弾として、モーリス・ベジャールが『仮名手本忠臣蔵』をもとに創作した『ザ・カブキ』を、10月に6年振りに上演するにあたり、観客の関心を深めようと、毎夏恒例の〈めぐろバレエ祭り〉で「『ザ・カブキ』を語ろう」と題した記念トークを開催した。出席したのは、1986年の初演時に主役の大星

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2024/09/06掲載

モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督ジュリアン・ファヴローが日本公演を語る「ベジャールのDNAを繋いでいきたい」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiモーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)が9月から10月に日本公演を行う。Aプロ『バレエ・フォー・ライフ』(ベジャール振付/東京、西宮、北海道)と、東京公演のみのBプロではのベジャール振付『ボレロ』『2人のためのアダージオ』『コンセルト・アン・レ』と前芸術監督ジル・ロマン振付の『だから踊ろう... ! 』が上演される。コロナ禍の2

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2024/09/04掲載

〈第17回世界バレエフェスティバル〉の掉尾を飾って、1回限りの【ガラ・パフォーマンス】が開催された

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈第17回世界バレエフェスティバル〉ガラ・パフォーマンス『海賊』マリウス・プティパ:振付、『スプリング・アンド・フォール』より ジョン・ノイマイヤー:振付、他3年に一度のバレエの祭典、〈第17回世界バレエフェスティバル〉の掉尾を飾って、1回限りの【ガラ・パフォーマンス】が賑やかに開催された。コロナ禍の影響を受けた第16回

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2024/09/01掲載

フェリ、ロマンからヌニェス、ムンタギロフ、八菜、ルーヴェ、ヴィシニョーワ、スミルノワ、ナグディ、ジルベール、フォーゲル他、34名の各国のトップダンサーが競演した

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈第17回世界バレエフェスティバル〉Aプログラム『空に浮かぶクジラの影』ヨースト・フルーエンレイツ:振付、『ドン・キホーテ』マリウス・プティパ:振付、他3年に一度のバレエの祭典、〈第17回世界バレエフェスティバル〉が東京文化会館で開催された。コロナ禍の影響で規模が縮小された2021年の前回と異なり、今回は世界各国から総勢

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2024/08/30掲載

一瞬を紡いでいく舞踊への献身と人生が巡る循環、Noism 20周年記念公演「Amomentof」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei KazukiNoism Company Niigata 20周年記念公演「Amomentof」『Amomentof』金森穣:演出振付『セレネ、あるいは黄昏の歌』金森穣:演出振付2004年にりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団として出発したNoism Company Niigataの20周年記念公演「Amomentof」が6月28日~

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2024/08/28掲載

〈第17回世界バレエフェスティバル〉が全幕特別プロ『ラ・バヤデール』で開幕

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ラ・バヤデール』ナタリア・マカロワ:振付・演出(マリウス・プティパの原振付による)世界のトップダンサーを招いて3年に一度開催される〈世界バレエフェスティバル〉が、順調に回を重ねて今年で第17回を迎えた。"順調"と書いたのは、2021年の前回はコロナ禍のあおりを受け、1年遅れで開催された東京五輪とパラリンピッ

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2024/08/14掲載

アリーナ・コジョカル、近藤亜香などとともに韓国バレエアカデミー、新国立劇場バレエ研修所のダンサーたちが踊ったバレエ・アステラス2024

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ・アステラス 2024~海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて世界とつなぐ~Ballet Asteras 2024「バレエ・アステラス」も、今回で14回目となった。国外で活動している日本人ダンサーを中心とした公演を継続して開催していくことにより、今回でいえばフインランド、ポーランド、クロアチアの国

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2024/08/13掲載

多彩なジャンルのダンスと融合して進化を続けるスペイン舞踊、アントニオ・ナハーロ舞踊団 初来日公演

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiアントニオ・ナハーロ舞踊団Aプログラム:ALENTO『アレント』Bプログラム:QURENCIA『ケレンシア』アントニオ・ナハーロ:振付フィギュアスケートの振付や昨年のディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』の冒頭のダンス・シーンの振付など、幅広い分野で活動するアントニオ・ナハーロ。スペイン国立バレエ団の芸術監督を退任した後、自身

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2024/08/13掲載

シュツットガルト・バレエ団が記者会見を開催、11月にフル・カンパニーで6年ぶりに日本公演を行う

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiシュツットガルト・バレエ団が11月にフル・カンパニーで6年ぶりに来日し日本公演を行う。上演演目は、今日のドラマティック・バレエの核心をなす、ジョン・クランコ振付の『オネーギン』(チャイコフスキー)とジョン・ノイマイヤー振付の『椿姫』(ショパン)。東京で6回の公演を行う。世界バレエフェスティバルに、フリーデマン・フォー

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2024/08/08掲載

モーリス・ベジャール・バレエ団が3年振りに来日、『バレエ・フォー・ライフ』『ボレロ』他を上演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiバレエに革命をもたらした鬼才、モーリス・ベジャールの遺産を継承し、さらなる発展を目指すモーリス・ベジャール・バレエ団(Bejart Ballet Lausanne、以下BBL)が、この9月、3年振りに来日公演を行う。話題は、ベジャールが2007年に没した後、長く芸術監督を務めてきたジル・ロマンに代わり、今年3月に暫定的に

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2024/08/07掲載

ジョージア国立バレエが『くるみ割り人形』を上演、芸術監督就任20周年のアナニアシヴィリが記者会見

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiジョージア国立バレエが12月5日~12月27日に来日し、日本初演となるアレクセイ・ファジェーチェフ、ニーナ・アナニアシヴィリ振付/演出『くるみ割り人形』の上演を行う。東京・神奈川・埼玉、千葉、福島、山形、新潟、群馬、栃木、静岡ほかにて全19公演が予定され、バレエ団総勢65名での来日となる。7月22日に行われた来日公演の記者会見では

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2024/08/07掲載

救いようのない悲劇の中の一瞬の救い、牧阿佐美バレヱ団『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『ロメオとジュリエット』アザーリ・M・プリセツキー、牧阿佐美:演出振付牧阿佐美バレヱ団が『ロメオとジュリエット』を再演した。音楽はセルゲイ・プロコフィエフ、演出振付はアザーリ・M・プリセツキーと牧阿佐美である。公演パンフレットの故薄井憲二氏の文章にもあるように、シェイクスピアの『ロメオとジュリエット』

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2024/07/22掲載

新国立劇場バレエ団の人気作、デヴィッド・ビントレー振付『アラジン』が華やかに9公演開催された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『アラジン』デヴィッド・ビントレー:振付新国立劇場バレエ団がデヴィッド・ビントレー振付の『アラジン』全3幕の再演を行った。初演は2008年で、当時、ビントレーは新国立劇場の芸術参与だったが、翌シーズンにはサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団と兼任で、新国立劇場バレエ団の芸術監督に就任した。デヴィ

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2024/07/10掲載

秋山瑛のジュリエット、大塚卓のロミオ、宮川新大のマキューシオが表情豊かに踊り、見事にドラマに集約された、東京バレエ団『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ロミオとジュリエット』ジョン・クランコ:振付東京バレエ団が、シュツットガルト・バレエ団の創設者で、物語バレエの巨匠とうたわれるジョン・クランコの傑作『ロミオとジュリエット』を再演した。2022年に、日本のバレエ団として初めて上演したばかりだが、シェイクスピアの戯曲を基に、言葉を話すように踊りで演じるダンサー

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2024/07/10掲載

5年ぶりにNDTが来日、モルナー芸術監督が記者会見。 フォーサイス、ゲッケ、パイト他による5作品を上演する

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiオランダのハーグを拠点に、国際的に活動するコンテンポラリーダンス・カンパニー、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)が5年ぶりに来日し、高崎芸術劇場、神奈川県民ホール、愛知県芸術劇場の3か所で公演を行っている。今回上演されるのは、日本で初公開となるシャロン・エイアールとガイ・ベハールによる『Jakie』、ウィリアム・フォーサイス

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2024/07/02掲載

アントニオ・ナハーロ インタビュー「私自身の舞踊団と来日できるのは、夢のようです」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiスペイン舞踊の伝統を踏まえた鋭い現代感覚により、華やかにショーアップされた舞台を創って観客を魅了する振付家アントニオ・ナハーロが、7月に自身の舞踊団による初来日公演を行う。2002年に立ち上げたナハーロの舞踊団は、彼がスペイン国立バレエ団芸術監督を務めた(2011年~2019年)休止期間を経て、本格的に活動を再開した。スペイン国立

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2024/06/24掲載

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