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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

バルセロナの街の「楽天的な賑やかさ」とキトリとバジルの恋が色彩豊かに描かれた、新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー:振付、アレクセイ・ファジェーチェフ:改訂振付マリウス・プティパは1843年から46年までの20代半ばに、スペインの各地を巡演して踊った。活気溢れていたであろう若き日のプティパは、各地域ごとに特色のある踊りがあると言われる<舞踊の王国>

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2023/11/10掲載

金森穣による瑞々しいグランド・バレエ『かぐや姫』全3幕が世界初演された、東京バレエ団

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『かぐや姫』金森穣:演出振付東京バレエ団が、ヨーロッパでの経験も豊かな振付家・舞踊家の金森穣と共に、日本発のグランド・バレエを創作すべく2年7か月を掛けて取り組んできた『かぐや姫』がこのほど完成し、全幕通しての世界初演が行われた。日本最古の物語文学とされる『竹取物語』に創意を得た金森は、登場人物に独自の解釈を

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2023/11/10掲載

「古典の薫りを残し時代とともにアップデート」東京バレエ団斎藤友佳理芸術監督がチャイコフスキーの大作『眠れる森の美女』の新演出・振付を行う

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』に続き手掛けている新制作の『眠れる森の美女』の初演に先立ち、10月31日、バレエ関係者に向けた第1幕の通し稽古の見学会が開かれ、併せて新演出・振付を担った斎藤友佳理・芸術監督の囲み取材が行われた。第1幕は成長したオーロラ姫の16歳の誕生日を祝う宴。この日のオーロラ姫は沖香菜子

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2023/11/06掲載

『ライモンダ』全幕を上演するバレエカンパニー ウエストジャパンが記者会見を開いた

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiバレエカンパニー ウエストジャパンが第5回公演『ライモンダ』を開催するにあたって、9月19日、東京・市ヶ谷の私学会館で記者会見を開いた。神戸に拠点を置くバレエカンパニー ウエストジャパンは、関西で舞踊活動をしているダンサーを中心に結成され、「リハーサルや基礎訓練の環境を整え、時代を担うダンサーたちがプロフェッショナル

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2023/10/16掲載

21世紀に日本人の振付家によるグランド・バレエが誕生する、東京バレエ団×金森穣『かぐや姫』リハーサル

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が振付家の金森穣と3年掛かりで創作しているグランド・バレエ『かぐや姫』の最終第3幕がほぼ完成したのを受け、10月6日、バレエ団のスタジオで記者やバレエ関係者に第3幕の通し稽古が公開され、あわせて金森の囲み取材が行われた。第2幕は、道児と一緒に宮廷から逃亡しようとしたかぐや姫が捕えられたところで終わった。これに

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2023/10/12掲載

「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に出演する永久メイが語る 「マリインスキー劇場の雰囲気をお届けしたい」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭11月末に世界各国のダンサーたちが集う「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に、マリインスキー・バレエ ファーストソリストの永久メイが出演する。繊細で優美な踊りで観客を魅了する彼女に、現地でも大きな話題を呼んだ『ジゼル』や『眠りの森の美女』の主役デビューでの役作りや、ノミネートされた今年のブノワ賞の授賞式のことなどについて話を聞いた。―

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2023/10/07掲載

堀内元がアメリカと日本のバレエ経験のすべてを投入するプロジェクト「堀内元 セントルイス・バレエ プロフェッショナル・トレーニング・プログラム・イン・東京 2023-2024」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNYCB芸術監督ジョナサン・スタフォードと堀内元ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)は、9月のシーズンから創立75周年記念公演を開催するにあたり、記念レセプションを開催した。1989年よりプリンシパルとして活躍した堀内元(セントルイス・バレエ芸術監督)はもちろん、招待されて参加し、多くの著名な舞踊家たちとの交流が

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2023/09/28掲載

「The Artistsーバレエの輝きー」は英国とアメリカを代表するダンサーと日本のホープが一堂に会し、多彩な舞台を作った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi8月11日から13日まで「The Artistsーバレエの輝きー」公演が文京シビックホールで開催された。この公演は、小林ひかるが芸術監督を務め、主催のフジテレビとともに企画制作したオリジナルの舞台である。英国ロイヤル・バレエ、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)というカンパ

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2023/09/25掲載

何でもかんでも叩いてリズムをかき鳴らす『STOMP ストンプ』は会場を笑いと熱狂の渦に巻き込んだ

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki『STOMP ストンプ』13年ぶりとなる『STOMP ストンプ』日本公演初日を観た。夏休みということもあって、客席は親子連れで賑わっていた。『STOMP ストンプ』はイギリスのミュージシャン、ルーク・クレスウェルと演出家・作曲家・俳優のスティーブ・マクニコラスの二人がリズムや演劇、コメディ、ダンスを融合させたオリジナル作品だ。19

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2023/09/25掲載

ジルベールとガニオ、パリ・オペラ座のダンサー&フォーゲルが華やかに踊った「ル・グラン・ガラ」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiル・グラン・ガラ 2023パリ・オペラ座バレエ団は、近年コロナ禍の劇場閉鎖、断続して起こる年金スト、さらには芸術監督の任期中の辞任といった大きな問題に対処しつつ運営されてきた。しかし、そうした問題を抱えながらも、ピエール・ラコット振付の新作全幕バレエ『赤と黒』の上演を成功させたのを始め、ケネス・マクミランの大作『うた

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2023/09/12掲載

ウクライナ国立バレエ「Thanks Gala 2023」は日本の観客へ感謝を込めて贈られた

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiウクライナ国立バレエ 「Thanks Gala 2023」『パキータ』より N.ドルグーシン:振付 『森の詩』よりパ・ド・ドゥ V.ボロンスキー:振付、『Ssss...』より E.クルグ:振付、『シルヴィア』第3幕よりパ・ド・ドゥ J.ノイマイヤー:振付 『ファイブ・タンゴ』H.V.マーネン:振付ウクライナ国立歌劇場の新春来日公演

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2023/09/11掲載

才能が開花し、多くの舞台を経験しつつ成熟していくダンサーたちを観た「横浜バレエフェスティバル 2023」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki横浜バレエフェスティバル 2023第1部 フレッシャーズ・ガラ『グラズノフスウィート』振付:遠藤康行、『エスメラルダ』よりエスメラルダのヴァリエーションほか、第2部 ワールドプレミアム『タリスマン』グラン・パ・ド・ドゥ、『ジゼル』第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥほか、第3部 ワールドプレミアム『No Man's Land』振付:リア

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2023/09/11掲載

パリ・オペラ座のマリオン・バルボー主演の『ダンサー・イン・Paris』が9月15日より公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiパリ・オペラ座バレエのプルミエール・ダンスーズ、マリオン・バルボーが初めて主演した映画『ダンサー イン Paris』が9月15日より劇場公開され、順次全国で上映される。監督はダンスに深い関心を持っているセドリック・クラビッシュ。彼は『スパニッシュ・アパートメント』『パリのどこかで、あなたと』などで知られるが、パリ・オ

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2023/09/05掲載

ヤスミン・ナグディとマシュー・ボールによる『眠れる森の美女』(英国ロイヤル・バレエ、シネマシーズン)が8月25日より1週間限定公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23は、平野亮一がルドルフ皇太子を踊った『うたかたの恋-マイヤリング-』で始まり、8月25日より上映される『眠れる森の美女』で終了する。今シーズンの最後に上映される『眠れる森の美女』は、言うまでもなくマリウス・プティパとピョートル・チャイコフスキーによる古典主義

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2023/08/20掲載

『STOMP ストンプ』出演の櫻井多美衣にきく「先輩タップダンサーに続いてストンパーへ」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭バケツやデッキブラシ、ゴミ箱のふた、マッチ箱、果ては新聞紙やビニール袋など身の回りのものを 楽器に見立てた、8人のアンサンブルによる迫力のリズム・パフォーマンス『STOMP ストンプ』が13 年ぶりに来日し、8月16日〜8月27日に東急シアターオーブで公演を行う。2代目日本人ストンパーと して今回の来日公演に出演する櫻井多美衣に話をきいた。―― NHK「

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2023/08/17掲載

復帰を果たしたマチアス・エイマンを始め、6人のエトワールが華やかに踊った〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―『ライモンダ』より第3幕のグラン・パ、『白鳥の湖』より第3幕のパ・ド・トロワ ルドルフ・ヌレエフ:振付(マリウス・プティパに基づく)ほか20世紀後半にバレエ界を席巻した稀有のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの没後30年に当たり、〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―と題したガラ公演が、彼がかつて

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2023/08/10掲載

今年の冬に来日するウクライナ国立バレエが『雪の女王』日本初演などについて記者発表を行った

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2023年12月〜2024年1月の開催が決定した「ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)」の冬の来日公演に向けて、記者発表が行われた。夏のガラ公演で来日中のウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宜弘とプリンシパルのニキータ・スハルコフとアナスタシア・シェフチェンコ、ソリストのカテリーナ・ミクルーハの4名が出席した。寺田宜弘(ウクライ

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2023/08/09掲載

鈴木竜×大巻伸嗣×evala『Rain』開幕直前! 主演する米沢唯に話を聞いた

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストがつくりあげた体感型の舞台だ。

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2023/08/03掲載

米沢唯が主演する『Rain』、演出・振付の鈴木竜に開幕直前インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=坂口香野今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストたちがつくりあげた舞台だ。原作は、短編小説の傑作といわれるサマセ

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2023/08/03掲載

三つのカンパニーのダンサーたちが二つの新作とバレエクラス、ガラ公演を披露する「The Artists - バレエの輝き-」。この舞台をプロデュースする小林ひかると辻香織に聞いた

ワールドレポート/東京インタビュー・進行=香月 圭8月開催のガラ公演「The Artists -バレエの輝き-」を手がけるプロデューサーの小林ひかると辻香織(フジテレビ製作担当)に、チャレンジする公演の制作現場のこと、舞台の見どころなどについて話を聞いた。二人は2020年1月の「輝く英国ロイヤル・バレエのスター達」以来コンビを組み、多様なテーマを掲げたガラ公演をプロデュースしている。―― 「The

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2023/07/30掲載

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