ワールドレポート

2022年9月

2022年9月の記事一覧

日本初の音声ガイド付きバレエ公演が実現!「チャイコフスキー3大バレエの世界へようこそ」公演レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi横浜市の神奈川県民ホールは、年齢、国籍、障害の有無に関わらずすべての人にひらかれた劇場であるために、これまでも他言語対応スタッフや手話通訳士による案内、字幕付き公演など、数々の取り組みを行ってきた。8月20日の公演 OPEN THEATER 2022「チャイコフスキー3大バレエの世界へようこそ! 」(出演:東京シティ・バ

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2022/09/29掲載

「One heart 2022」演出・振付の針山愛美とウクライナのダンサーたちに聞く

ワールドレポート/大阪香月 圭 text by Kei Kazuki国内外で幅広い活動を続けてきた針山 愛美は、ウクライナ情勢が悪化するとすぐにリヴィウ国立バレエのダンサー二人を受け入れて、チャリティ公演を開催するなどサポートを行ってきた。その模様はウクライナのダンサーとミュージシャンYOSHIKIの共演となって「24時間テレビ」でも放映された。また、「ウクライナ支援プロジェクト Awaji Wo

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2022/09/25掲載

ダンサーたちの個性が浮かび上がる K-BALLET Opto「プティ・コレクション」リハーサル・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiクラシック・バレエの枠を超え、ダンス表現の新たな光(オプト=Opto)を求めて、K-BALLETがBunkamuraとの協働で始動させたK-BALLET Opto の第一回公演「プティ・コレクション」が9月30日、10月1日KAAT神奈川芸術劇場にて開催される。上演される3作品にはすべて「小さい/あどけない」を意味するフランス語「

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2022/09/19掲載

パリ・オペラ座バレエ団からオニール八菜とジェルマン・ルーヴェを迎えて、東京シティ・バレエ団が『白鳥の湖』を上演した

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi東京シティ・バレエ団『白鳥の湖〜大いなる愛の讃歌〜』石田種生:演出・振付(プティパ、イワノフ版による)オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ © 鹿摩隆司東京シティバレエ団が『白鳥の湖〜大いなる愛の讃歌〜』を、パリ・オペラ座バレエ団からオニール八菜(プルミエールダンスーズ)とジェルマン・ルーヴェ(エトワール)を、スウェー

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2022/09/13掲載

「NHKバレエの饗宴2022」は『牧神の午後への前奏曲』『ウエスタン・シンフォニー』『ロミオとジュリエット』ラヴロフスキー版などの素晴らしい舞台を上演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「NHKバレエの饗宴 2022」『牧神の午後への前奏曲』平山素子:振付・演出、『ウエスタン・シンフォニー』ジョージ・バランシン:振付ほか「NHKバレエの饗宴 2022」は3部構成となっていた。まず、上演されたのが男性版 "Pas de quatre"と言われる"Variations for four"。そして女性のス

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2022/09/13掲載

『レ・ミゼラブル』フランス革命の動乱の時代を背景に描かれた壮大な人間の魂のドラマ、谷桃子バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『レ・ミゼラブル』望月則彦:演出・振付・選曲、高部尚子:再演出・改訂振付谷桃子バレエ団がかつての芸術監督時代に望月則彦が演出・振付けた『レ・ミゼラブル』を、現芸術監督の高部尚子が演出・振付に手を加え、12年ぶりに上演した。初演は2003年。2010年には谷桃子バレエ団の60周年記念公演として、この大作を

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2022/09/12掲載

日本のトップ・ダンサーたちによる古典作品と若手振付家の新作を堪能した「バレエ・エスポワール」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」『スターズ&ストライプス』よりグラン・パ・ド・ドゥ ジョージ・バランシン:振付、『A Moment』(新作)宝満直也:振付ほか日本バレエ界で活躍中のダンサーたちが集結したガラ公演「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」がさいたま市文化センター大ホールにて開催された。構

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2022/09/12掲載

12回目を迎えた「バレエ・アステラス 2022」が開催され、さまざまな国で活躍するダンサーたちが多彩な演目を踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場「バレエ・アステラス 2022 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所が主体となって開催しているバレエ・アステラスも今回で12回目となった。私はこの「バレエ・アステラス 2013」で、パリ・オペラ座バレエと正式契約を交わしたばかりのオニール八菜と出会ったことが印象深い。そのほ

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2022/09/12掲載

『ロミオとジュリエット』の素敵なフランス・ヴァージョンを大いに楽しんだ、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『ロミオとジュリエット』ファブリス・ブルジョア:演出・振付有馬龍子記念京都バレエ団が、パリ・オペラ座バレエ団メートル・ド・バレエのファブリス・ブルジョアの構成・演出・振付・指導による『ロミオとジュリエット』を特別公演した。パリ・オペラ座バレエ学校教師のエリック・カミーヨが指導に加わり、オペラ座バレエのプル

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2022/09/12掲載

実力派ダンサー達が熱演、リン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaGGGプロジェクト2022『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottshalk)』リン・テイラー・コーベット:振付ほか1982年にABTで初演され、来日公演でも上演されて多くのバレエファンの記憶に強く残るリン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottsh

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2022/09/12掲載

浅野真奈&大巻雄矢を主役にコッペリウスに待山貴俊を迎えて、山本庸督振付『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.バレエ・カンパニー『コッペリア』山本庸督:振付山本紗内恵が主宰するY.S.バレエ・カンパニーの14回目の公演。この団体からは海外で活躍するダンサー、活躍を経験したダンサーが複数育っており、そんなダンサーたちも出演する夏の舞台は、見応えがあると同時に、里帰りのようなアットホームな雰囲気に包まれる。演目は、

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2022/09/12掲載

奥村唯&石神航一主演の『シンデレラ』と小野絢子&奥村康祐主演の『ジゼル』──地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」『シンデレラ』『ジゼル』改定振付:地主薫『シンデレラ』シンデレラ:奥村唯、フォーチュン王子:石神航一撮影:尾鼻 葵1幕にまとめたコンパクトな『シンデレラ』と『ジゼル』全幕という見どころたっぷりなダブルビル。直前に、この団体出身でサンフランシスコ・バレエ、プリンシパルの倉

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2022/09/12掲載

"戦争"が現在の身近なことだと痛感させられる今、"風"役に貞松融と中村恩恵を迎えて──アンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』岡登志子:振付岡登志子が2017年に振付けた『緑のテーブル2017』。ヒトラーがドイツ首相に任命された1932年にパリで初演されたクルト・ヨース振付の反戦をテーマにした『緑のテーブル』。この作品に感銘を受けた岡が、自身の作品として、まったく違う音楽を使って構成し振付けた

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2022/09/12掲載

昨年この世を去った今岡頌子を想い、ともに創りあげた作品の数々を上演──ダンススペース公演「STAGE渦」MEMORIAL PERFORMANCE

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース公演「STAGE渦」加藤きよ子:振付ほか長年、神戸で充実した活動を続けている今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース。その主宰の1人、今岡頌子が昨年、悲しいことに、この世に別れを告げた。その今岡への想いを込めた舞台。長年、共に活動した加藤きよ子振付作品の数々を中心に、弟子である若手た

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2022/09/12掲載

英国ロイヤル・バレエのパトロン、エリザベス女王の崩御に総裁が追悼の辞。そして新シーズン開幕公演『うたかたの恋』(マクミラン:振付)の詳報

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki9月8日、イギリスのエリザベス女王が96歳の天寿を全うした。1956年から英国ロイヤル・バレエのパトロンを務めてきた女王について、ロイヤル・オペラ・ハウスのアレックス・ベアード総裁が追悼の辞を寄せた。「エリザベス2世女王陛下の訃報を知り、心からお悔やみ申し上げます。彼女がロイヤル・オペラ・ハウスを後援したことは、すべてのアーティ

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2022/09/11掲載

森崎ウィンとCRYSTAL KAY主演ブロードウェイ・ ミュージカル『 ピピン』ゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiブロードウェイ・ミュージカル『ピピン』が東急シアターオーブで8月30日に初日の幕を開け、話題を集めている。開幕前日に行われ、大いに盛り上がったゲネプロをレポートする。ブロードウェイのオリジナル・プロダクション『ピピン』は1972年にボブ・フォッシーが演出・振付を手がけ、1977年までロングラン上映された。トニー賞ではベン・ヴェリー

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2022/09/01掲載

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