ワールドレポート

2013年2月

2013年2月の記事一覧

海に沈んだかも知れない母国との対話、アクラム・カーン『デッシュ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiAkram Khan Company アクラム・カーン・カンパニー"DESH" by Akram Khan 『デッシュ』アクラム・カーン:演出・振付・出演アクラム・カーンの『デッシュ』を観た。ロンドンでバングラデシュ系の家族の元に生まれたカーンは、英国とバングラデシュの二つの文化を生き、自身のアイデンティティにこだわっ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

ソリストの充実ぶりを感じさせる華やかな『くるみ割り人形《お伽の国》』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松融/浜田蓉子:演出、貞松正一郎/長尾良子:振付平成24年の新国立劇場地域招聘公演は、貞松・浜田バレエ団のAプロ『くるみ割り人形』とBプロはキリアン『6DANCES』、森優貴『Memoryhouse』、ナハリン『DANCE』だった。『くるみ割り人形』は、貞松・浜田バレエ団では二つの

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

趣向を凝らしヴァラエティに富んだ構成が楽しかった、西島千博の新春特別公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiエヌディプラス 西島千博西島千博ソロ特別公演~世界にひとつだけの華達~西島千博が個人事務所エヌディプラスを立ち上げ、「西島千博ソロ特別公演〜世界にひとつだけの華達」という旗揚げ公演を行った。久しぶりに西島自身をフューチャーしたプログラムを組み、大いに気合いが入った。演目を順番に並べたガラ公演ではなく趣向凝らして、西島が

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:イザベル・シアラヴォラ

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAIsabelle Ciaravola  イザベル・シアラヴォラ(エトワール)プリミエール・ダンスーズ時代に創作に携わった『天井桟敷の人々』。今年5月、名古屋・東京での公演で、ダンス、演技ともに高い評価を得たガランス役を日本のバレエファンに披露する。2009年春に『オネーギン』を踊り、マ

  • #ワールドレポート
  • #パリ

2013/02/12掲載

音楽に乗ってダイナミックに踊られたバランシン、ビントレー、サープのトリプルビル

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「ダイナミック・ダンス」『コンチェルト・バロッコ』ジョージ・バレンシン:振付、『テイク・ファイヴ』デヴィッド・ビントレー:振付、『イン・ジ・アッパールーム』トワイラ・サープ:振付2013年の新春を飾る新国立劇場ダンス公演はダイナミック・ダンスで、ヨハン・セバスチャン・バッハ/ジョージ・バランシンの『コ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

プレルジョカージュが新たな身体表現探求した対照的2作品の表情は苛烈と柔和

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet Preljocaj プレルジョカージュ・バレエ団(招聘公演)Angelin Preljocaj "Helikopter""Eldorado(Sonntags-Abschied)"アンジュラン・プレルジョカージュ振付『ヘリコプター』『エルドラド』年明けのガルニエ宮にはアンジュラン・プレルジョカージュ・バレエ団が登場

  • #ワールドレポート
  • #パリ

2013/02/12掲載

勅使川原三郎が佐東利穂子のために創った詩『ダンサーRの細胞』

ワールドレポート/東京浦野 芳子text by Yoshiko Urano『ダンサーRの細胞』 勅使川原三郎:監修・演出・振付・美術・照明・衣裳出演:佐東利穂子 ジイフ 鰐川枝里 加藤梨花 林誠太郎 U18(ダンスワークショップ・プロジェクト参加者)天井から白い糸が吊るされている客席に座る。やがて、糸越しに見つめる暗闇の舞台を光の糸が横断し、その細い、頼りない糸から落ちないように体をこわばらせなが

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

世界文化賞を受賞して、ダンサー森下洋子の積極的な姿勢が際立った舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi松山バレエ団新『白鳥の湖』清水哲太郎:構想・構成・台本・演出・振付毎年恒例となっている、松山バレエ団新春公演の新『白鳥の湖』。今回は設立65周年と森下洋子の高松宮殿下記念世界文化賞の受賞とトリプルのお祝いが重なった。森下洋子のオデット、オディールと鈴木正彦のジークフリードというキャストで観ることができた。森下洋子はすで

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

ドラマとしてバレエとして楽しかった谷桃子バレエの『くるみ割り人形』新春公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『くるみ割り人形』望月則彦:芸術監督・演出・振付、レフ・イワーノフ:原振付谷桃子バレエ団が『くるみ割り人形』を芸術監督の望月則彦が、イワーノフ版に基づき新たに演出・振付け、初演した。振付に関しては伊藤範子、岩上純、鈴木和子が部分的に参加している。金平糖の女王が林麻衣子と佐藤麻利香、くるみ割り人形の王子は齊

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

フィリピエワとマトヴィエンコの息の合ったパートナーシップ、キエフ・バレエ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiウクライナ国立キエフ・バレエ『白鳥の湖』プティパ、イワノフ、ロプホフ:原振付、ワレリー・コフトゥン:振付・演出、『眠りの森の美女』プティパ:原振付、ヴィクトル・リトヴィノフ:振付・演出タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立キエフ・バレエ団が来日し、『くるみ割り人形』『ジゼル』『眠りの森の美女』『白鳥の湖』ほかを上演し

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

「中国の役人」になりきって木村和夫が好演、踊り納めになるのが惜しまれる

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団「ベジャール・ガラ」『ドン・ジョヴァンニ』『中国の不思議な役人』『ギリシャの踊り』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、〈モーリス・ベジャール没後5周年記念シリーズ〉の第2弾として、年末の『くるみ割り人形』に続き、〈ベジャール・ガラ〉を2日にわたって行った。記念の年にかかわらず、同バレエ団はしばしばベジャー

  • #ワールドレポート
  • #東京

2013/02/12掲載

ページの先頭へ戻る