ワールドレポート

2024年7月

2024年7月の記事一覧

救いようのない悲劇の中の一瞬の救い、牧阿佐美バレヱ団『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『ロメオとジュリエット』アザーリ・M・プリセツキー、牧阿佐美:演出振付牧阿佐美バレヱ団が『ロメオとジュリエット』を再演した。音楽はセルゲイ・プロコフィエフ、演出振付はアザーリ・M・プリセツキーと牧阿佐美である。公演パンフレットの故薄井憲二氏の文章にもあるように、シェイクスピアの『ロメオとジュリエット』

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2024/07/22掲載

パリ・オペラ座がジュニア・バレエ団の創設を発表

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi Sankoパリ・オペラ座は7月16日にコミュニケを発表し、ジュニア・バレエ団を創設したことを明らかにした。7月2日と3日に行われたコンクールの結果、17歳から22歳までの男性9名、女性9名のダンサーが採用され、パリ・オペラ座ジュニア・バレエ団という有望な若手の養成所のメンバーとなる。コンクールにはパリ・オペラ座バレエ学校の生徒、その他

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2024/07/17掲載

トマ・ドキールとジャック・ガストットがプルミエール・ダンスールに昇級、パリ・オペラ座バレエ団

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi Sankoパリ・オペラ座バレエ団は7月12日にコミュニケを発表し、トマ・ドキールとジャック・ガストットの二人をプルミエール・ダンスールに任命したことを明らかにした。昨年秋にマルティネス舞踊監督が打ち出した昇級試験改革により、今シーズンはスジェのコンクールは行わず、舞台の実績により舞踊監督が適宜任命するという方針。二人の昇級は2024年

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2024/07/13掲載

バティストーニ、ウルド・ブラーム、そしてマリアネラ・ヌニェスが競演した『ジゼル』、パリ・オペラ座バレエ

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris  パリ・オペラ座バレエ団『Giselle』Jean Coralli『ジゼル』ジャン・コラリ:振付(Jules Perrotジュール・ペロー原振付)パリ・オペラ座バレエ団はガルニエ宮で『ジゼル』を5月2日から6月1日まで上演した。前回の2022年(6月から

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2024/07/10掲載

スターンズ、シェフチェンコ、ロクサンダー、コーカーが見事な演技と技術の融合を見せた、ABT『オネーギン』

ワールドレポート/ニューヨーク針山 真実 Text by MAMI HARIYAMAAmerican Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター"Onegin" by John Cranko 『オネーギン』ジョン・クランコ:振付アメリカン・バレエ・シアターの2024年のサマーシーズンが6月18日開幕しました。初日のオープニングナイトは『オネーギン』全幕で会場はほぼ満席となっていまし

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2024/07/10掲載

アレッサンドラ・フェリが『ウルフ・ワークス』のニューヨーク初演で踊り、スタンディグオーベーションによる喝采を受け祝福された

ワールドレポート/ニューヨーク針山 真実 Text by MAMI HARIYAMA"WOOLF WORKS" choreographed by Wayne McGregor『ウルフ・ワークス』(2015年ロンドン初演) ウェイン・マクレガー:振付『ウルフ・ワークス』の振付を手掛けたウェイン・マクレガーは1970年イギリス生まれ。1992年、自身のバレエ・カンパニー Random Dance(現在

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2024/07/10掲載

新国立劇場バレエ団の人気作、デヴィッド・ビントレー振付『アラジン』が華やかに9公演開催された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『アラジン』デヴィッド・ビントレー:振付新国立劇場バレエ団がデヴィッド・ビントレー振付の『アラジン』全3幕の再演を行った。初演は2008年で、当時、ビントレーは新国立劇場の芸術参与だったが、翌シーズンにはサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団と兼任で、新国立劇場バレエ団の芸術監督に就任した。デヴィ

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2024/07/10掲載

秋山瑛のジュリエット、大塚卓のロミオ、宮川新大のマキューシオが表情豊かに踊り、見事にドラマに集約された、東京バレエ団『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ロミオとジュリエット』ジョン・クランコ:振付東京バレエ団が、シュツットガルト・バレエ団の創設者で、物語バレエの巨匠とうたわれるジョン・クランコの傑作『ロミオとジュリエット』を再演した。2022年に、日本のバレエ団として初めて上演したばかりだが、シェイクスピアの戯曲を基に、言葉を話すように踊りで演じるダンサー

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2024/07/10掲載

法村圭緒がアントレを加えた新振付での『パキータ』よりグラン・パとゾベイダ&金の奴隷を堤本麻起子&厚地康雄が踊った『シェヘラザード』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『パキータ』よりグラン・パ 法村圭緒:改訂振付、『シェヘラザード』法村牧緒:演出、杉山聡美:振付法村友井バレエ団の初夏の公演はダブルビル。まずはじめに上演されたのは、『パキータ』よりグラン・パ。ロシアのプティパ版をよく知る法村圭緒が、今回、新たにアントレを加えての上演となった。アントレは男女5カ

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2024/07/10掲載

深川秀夫と親交の深かった一流ダンサー、音楽家、スタッフが集結し『深川秀夫バレエの世界』~オーケストラの調べと共に~が開催される

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna1969年のモスクワ国際コンクール銀賞&ニジンスキー賞、翌年にはヴァルナ国際バレエコンクールで金賞なしの銀賞に輝き、東ベルリンのコーミッシュ・オペラを経て、シュツットガルト・バレエに入団、ジョン・クランコのもとで踊った深川秀夫。その後、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場でも活躍し、1980年に日本帰国を決

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2024/07/10掲載

5年ぶりにNDTが来日、モルナー芸術監督が記者会見。 フォーサイス、ゲッケ、パイト他による5作品を上演する

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiオランダのハーグを拠点に、国際的に活動するコンテンポラリーダンス・カンパニー、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)が5年ぶりに来日し、高崎芸術劇場、神奈川県民ホール、愛知県芸術劇場の3か所で公演を行っている。今回上演されるのは、日本で初公開となるシャロン・エイアールとガイ・ベハールによる『Jakie』、ウィリアム・フォーサイス

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2024/07/02掲載

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