ワールドレポート

2022年12月

2022年12月の記事一覧

『Der Wandererーさすらい人』公演で演出振付家と舞踊家をつなぐNoism国際活動部門芸術監督 井関佐和子にきく

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2004年の設立以来、日本初の公共劇場専属舞踊団として活動してきたNoismは、これまでの歩みを振り返って新潟市が明文化したレジデンシャル制度に基づき、9月より新体制となった。井関佐和子が国際活動部門芸術監督に就任、学校などへのアウトリーチや市民向けのオープンクラスなどを運営する地域活動部門の芸術監督は山田勇気、双方を見据えてNo

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/26掲載

『星の王子さま』が再演される、森山開次×小㞍健太にインタビュー

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi2020年秋に初演され、美しい身体表現と美術・音楽の魅力が結集した独創的な世界観で観客を魅了したKAAT DANCE SERIES『星の王子さま-サン=テグジュペリからの手紙-』が、2023年1月21日よりKAAT神奈川芸術劇場で再演される(滋賀、広島、熊本公演あり)。リハーサル開始を前に、演出・振付・出演の森山開次、飛

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/22掲載

新芸術監督寺田宣弘、プリンシパルダンサーのオリガ・ゴリッツァとニキータ・スハルコフが記者会見を開催、ウクライナ国立バレエ団来日

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiロシアの侵攻が長期化し、過酷な冬を迎えつつあるウクライナの首都キーウの国立歌劇場(旧キエフ国立歌劇場)が来日した。12月17日より23年1月15日まで、ウクライナ国立バレエ団(旧キエフ・バレエ)『ドン・キホーテ』、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団「第九」、ウクライナ国立歌劇場(旧キエフ・オペラ『カルメン』、ウクライナ国立

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/19掲載

『うたかたの恋-マイヤリングー』ルドルフ皇太子を踊った平野亮一に聞く、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像とともにスクリーンで体験できる《英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン》。 2022/23年度バレエ・シーズンは平野亮一主演『うたかたの恋-マイヤリングー』で、12月16日(金)〜12月22日(木)、全国のスクリーンで上映される。1889年、オーストリ

  • #ワールドレポート
  • #ワールドレポート(その他)

2022/12/14掲載

動きに気持ちを乗せてうたう喜び、テアトル・ド・バレエカンパニー40周年記念公演、オータム バレエガラコンサート2022

ワールドレポート/名古屋坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiテアトル・ド・バレエ・カンパニーメモリアル公演『Dance Lirique』遠藤康行:振付ほか撮影:文元克香(テス大阪)11月23日・25日、愛知県芸術劇場でテアトル・ド・バレエカンパニー(以下TBC)が40周年記念公演を行った。主宰の塚本洋子は、K バレエカンパニーでプリンシパルを務めた荒井祐子、新国立劇場プリンシパ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/14掲載

マニュエル・ルグリ、スヴェトラーナ・ザハロワを始めとする12名のスーパースター・ダンサーが一堂に会したガラ公演「スーパースター・ガラ2022」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「スーパースター・ガラ2022」パトリック・ド・バナ:芸術監督 マニュエル・ルグリ、スヴェトラーナ・ザハロワ、マチュー・ガニオほか出演「スーパースター・ガラ2022」が、マニュエル・ルグリ、スヴェトラーナ・ザハロワを中心にパリ・オペラ座バレエのマチュー・ガニオ、ローマ歌劇場バレエのエレオノラ・アバニャート、英国ロイヤ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/12掲載

牧阿佐美の初期から『ア ビアント』までの5作品とアシュトンの『誕生日の贈り物』を上演した「ダンス・ヴァンドウ」公演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団「ダンス・ヴァンドウー牧阿佐美の世界ー」『誕生日の贈り物』フレデリック・アシュトン:振付、『トリプティーク』『カルメン』『シンフォニエッタ』ほか 牧阿佐美:振付日本のバレエに大きな足跡を記した牧阿佐美の逝去から1年が過ぎた。一般財団法人牧阿佐美バレヱ団では盛田正明、三木谷晴子に続いて三谷恭三が理事長に

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/12掲載

ダンサーもろとも世界のすべてが消えていく見事な演出とピアノ連弾によるヴィヴィッドな動き、新国立劇場バレエ『春の祭典』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『半獣神の午後』平山素子:演出・振付、『春の祭典』平山素子 柳本雅寛:振付新国立劇場バレエ団が平山素子振付の2作品、新作の『半獣神の午後』と『春の祭典』を上演した。『半獣神の午後』は初演で新国立劇場バレエの男性ダンサーによる、群舞、デュオ、ソロで構成されている。音楽は笠松泰洋作曲の「Expirati

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/12掲載

<結婚における幸せ>を高度なテクニックを駆使し、ダイナミックな踊りと洒脱なタッチで描いた傑作、モンテカルロ・バレエ団『じゃじゃ馬馴らし』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiモナコ公国モンテカルロ・バレエ団『じゃじゃ馬馴らし』ジャン=クリストフ・マイヨー:振付© Kiyonori Hasegawaなんとスタイリッシュで楽しい舞台だったろう。振付の鬼才、ジャン=クリストフ・マイヨーに率いられて7年振りに来日したモンテカルロ・バレエ団による『じゃじゃ馬馴らし』である。もともと2020年に来演する

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/12掲載

テアトル・ド・バレエカンパニーの40周年記念公演として深川秀夫版『ドン・キホーテ』を上演

ワールドレポート/名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaテアトル・ド・バレエカンパニーメモリアル公演『ドン・キホーテ』深川秀夫:振付塚本洋子が主宰するテアトル・ド・バレエカンパニーが40周年記念として、二夜にわたる公演を行った。11月23日には「オータム・バレエ・ガラコンサート」。私は25日の深川秀夫版『ドン・キホーテ』を観た。プロローグ、可愛らしい3人のキューピットが見

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/12掲載

バランシンの『セレナーデ』と山本康介版『眠れる森の美女より"オーロラの結婚"』による「チャイコフスキー・ビル」、バレエカンパニーウエストジャパン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエカンパニーウエストジャパン「チャイコフスキー・ビル」『セレナーデ』ジョージ・バランシン:振付、『眠れる森の美女より"オーロラの結婚"』山本康介:振付瀬島五月率いるバレエカンパニーウエストジャパンの第4回公演。いつも演目の選び方にセンスがあることを感じるカンパニー。今回、"チャイコフスキー・ビル"ということ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/12掲載

21世紀の振付家と作曲家が描く三様のダンス、精悍な独創性で時代精神をとらえたオーストラリア初演3作品

ワールドレポート/オーストラリア岸 夕夏 Text by Yuka KishiAUSTRALIAN BALLET「Instruments of Dance」オーストラリア・バレエ団「トリプルビル― ダンスという楽器」"OBSIDIAN TEAR" Choreographed by Wayne McGregor"ANNEALING" Choreographed by Alice Topp"EVERY

  • #ワールドレポート
  • #オーストラリア

2022/12/12掲載

《パリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバル》トークイベント、宮尾俊太郎がフランス・バレエの魅力を語った

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei KazukiYEBISU GARDEN CINEMA再オープンを祝して12月2日(金)からスタートしている《パリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバル》の開幕に際して、現在ミュージカル『ハリー・ポッターと呪いの子』などに出演し、俳優としても活躍中の宮尾俊太郎をゲストに迎えて、舞踊評論家の森菜穂美とのトークイベントが開催された。登壇した宮尾は

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/09掲載

ラファエル前派的美しい色彩に彩られた舞台で、しばしば白鳥がドレスを纏った女性に変わる幻惑的な展開、ヒューストン・バレエ『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiヒューストン・バレエ団『白鳥の湖』スタントン・ウェルチ:振付日本人ダンサーも多く関わっているヒューストン・バレエが初めて来日し、芸術監督のスタントン・ウェルチが振付けた『白鳥の湖』を上演した。ウェルチはオーストラリア出身。オーストラリア・バレエ団のレジデント・コレオグラファーとして『蝶々夫人』や『シンデレラ』ほかを振

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/06掲載

ジョン・ノイマイヤーがハンブルク・バレエ団を率い、2023年3月、芸術監督として最後となる日本公演を行う

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiバレエ界の巨匠、ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団が、2023年3月に5年振り9度目の来日公演を行う。ノイマイヤーの芸術監督在任50周年記念と銘打っているが、2024年にそのポストを退くことが決まったため、芸術監督として最後の日本公演になるという。そう聞くと、待ち望んでいた公演だが、1986年にバレエ団が初来

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/02掲載

金森穣振付のグランド・バレエ『かぐや姫』、第2幕のクリエイションが進行中!

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi2021年11月に、第1幕が初演された金森穣振付のグランド・バレエ『かぐや姫』。その第2幕のクリエイションが進行中だ。10月28日、東京バレエ団にて第2幕のマスコミ向けリハーサル見学会と囲み取材が行われた。金森穣 photo Shoko Matsuhashi『かぐや姫』は、日本発のグランド・バレエとして、3年がかりで全3

  • #ワールドレポート
  • #東京

2022/12/02掲載

ページの先頭へ戻る