ワールドレポート

2013年7月

2013年7月の記事一覧

オペラ座ダンサー・インタビュー:アマンディーヌ・アルビッソン

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAAmandine Albisson アマンディーヌ・アルビッソン(スジェ)昨年の昇級コンクールではスジェからプルミエール・ダンスーズへは一席のみ。第二位のアマンディーヌは惜しくも昇級を逃す結果となってしまった。とはいえ、2012年9月から始まったシーズンでは、ソリストとして踊る機会に多

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2013/07/10掲載

夢みる青年をマチュー・ガニオが見事に表現したオペラ座の『ラ・シルフィード』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団Pierre LACOTTE, ¨La Sylphide¨ピエール・ラコット振付『ラ・シルフィード』幕が開くとスコットランドの大きな農家が現れた。広い居間の左には大暖炉、左奥に中二階への階段、右手に窓、右奥に扉がある。ジェームスに扮し

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2013/07/10掲載

勅使川原の造形力により劇場空間にドドの塑像が刻み込まれた

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKARAS『ドドと気違いたち』勅使川原三郎:振付勅使川原三郎がポーランドの作家ブルーノ・シュルツの小説に基づいた新作『ドドと気違いたち』と『春、一夜にして』(再演)を、最近しばしば上演しているシアターX(カイ)で連続上演した。シュルツはポーランド出身のユダヤ人作家、画家で、第2次世界大戦中に偶然遭遇したゲシュタポの無差

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2013/07/10掲載

ウィールドン特有のテンポの速い追いかけっこが楽しかった『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『真夏の夜の夢』クリストファー・ウィールドン振付、『ケルツ』ライラ・ヨーク振付NBAバレエ団が二つの日本初演作品を上演した。ひとつは『ケルツ』。これはポール・ティラーのカンパニーで踊り、英国バーミンガム・ロイヤルバレエやノースウェスト・バレエなどに振付作品を提供しているライラ・ヨークの作品。アイリッシュ・

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2013/07/10掲載

3人のフランス印象派の音楽とともにダンサーの身体が交錯して、鮮烈な印象を残した

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「Trip Triptych フランス印象派ダンス」平山素子:演出・振付平山素子の演出・振付による「Trip Triptych フランス印象派ダンス」を観た。エリック・サティ、モーリス・ラヴェル、クロード・ドビュッシーの音楽を編成して、10人のダンサーとともに平山自身が踊った。「Trip Tripty

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2013/07/10掲載

マギー・マランが創った凄絶なグロテスクの美が衝撃的だった『Salves』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiMaguy Marin "Salves"『サルヴス』マギー・マラン演出・振付 ドゥニ・マリオット共同演出マギー・マランの2010年秋にリヨン・ビエンナーレ・ド・ラ・ダンスで初演された『Salves』をさいたま芸術劇場が上演した。マギー・マランといえば、フランスのヌーヴェル・ダンスが盛んだった80、90年代に大いに活躍し

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2013/07/10掲載

果敢に現代の事象に挑戦するダンスを創作した金森穣の最新作

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNoism『ZAZAー祈りと欲望の間に』金森穣:演出振付・照明最新作『ZAZAー祈りと欲望の間に』は、金森穣にとって『black ice』(2005年)、『ZONE』(2009年)に続く三回目の三部作であり、今回は独立した三作品で構成されている。三作品共通のモティーフは「間<はざま>」である。『ZAZAー祈りと欲望の間

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2013/07/10掲載

キャリアの異なる堀内元・充兄弟による楽しく躍動的な珠玉の作品集が上演された

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi堀内充バレエプロジェクト『Little Diamonds』『Wake Up』堀内元:振付、『Vogue』『Paraphrase』堀内充:振付ユニーク・バレエ・シアターを主宰していた堀内完のもとに双子の兄弟として生まれた堀内元と堀内充が一緒になって「GEN HORIUCHI/JYU HORIUCHI BALLET COL

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2013/07/10掲載

東京バレエ団の若手が期待に応えて充実した舞台を見せた『ラ・シルフィード』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ラ・シルフィード』ピエール・ラコット:振付東京バレエ団がロマンティック・バレエの傑作『ラ・シルフィード』を3年振りに上演した。来年の創立50周年に向けたプレ企画、〈バレエ・ブラン・シリーズ〉の第一弾。フィリッポ・タリオーニの原振付を復元したラコット版をレパートリーに持つのは、日本では東京バレエ団だけである。ス

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2013/07/10掲載

古典バレエの格調の高さを保持した『白鳥の湖』を青山季可と菊地研が踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』三谷恭三:演出・振付牧阿佐美バレヱ団の『白鳥の湖』は、青山季可がオデット、オディール、菊地研がジーグフリードを踊り、ロットバルトは森田健太郎が踊った。チャイコフスキーの音楽は、東京ニューシティ管弦楽団をキエフ市立アカデミー・バレエ・オペラ芸術劇場のアレクセイ・バクランが指揮した。以前から牧阿

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2013/07/10掲載

あの世もこの世も超えた愛の絶対性を訴えた熊川哲也の『ジゼル』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY『ジゼル』『ジゼル』熊川哲也:演出・再振付熊川哲也演出・再振付による『ジゼル』。2001年、K-BALLET COMPANYの最初の全幕プロダクションとして、熊川が演出・再振付、主演した『ジゼル』。4年ぶりの再演に当たり、美術や振付を再度見直して上演した、という。一幕冒頭で、アルブレヒト

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2013/07/10掲載

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