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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

法村圭緒がアントレを加えた新振付での『パキータ』よりグラン・パとゾベイダ&金の奴隷を堤本麻起子&厚地康雄が踊った『シェヘラザード』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『パキータ』よりグラン・パ 法村圭緒:改訂振付、『シェヘラザード』法村牧緒:演出、杉山聡美:振付法村友井バレエ団の初夏の公演はダブルビル。まずはじめに上演されたのは、『パキータ』よりグラン・パ。ロシアのプティパ版をよく知る法村圭緒が、今回、新たにアントレを加えての上演となった。アントレは男女5カ

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2024/07/10掲載

深川秀夫と親交の深かった一流ダンサー、音楽家、スタッフが集結し『深川秀夫バレエの世界』~オーケストラの調べと共に~が開催される

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna1969年のモスクワ国際コンクール銀賞&ニジンスキー賞、翌年にはヴァルナ国際バレエコンクールで金賞なしの銀賞に輝き、東ベルリンのコーミッシュ・オペラを経て、シュツットガルト・バレエに入団、ジョン・クランコのもとで踊った深川秀夫。その後、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場でも活躍し、1980年に日本帰国を決

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2024/07/10掲載

貞松正一郎による優しい演出が心地よい貞松・浜田バレエ団ファミリーバレエ『コッペリア~お人形の恋の物語~』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団ファミリーバレエ『コッペリア』貞松正一郎:振付3年前に尼崎アルカイックホール・オクトで初演された貞松・浜田バレエ団のファミリーバレエ『コッペリア』。その後、兵庫県加古郡稲美町で上演し、今回が3回目の上演となった。『コッペリア』全幕もレパートリーに持つが、ファミリーバレエ・ヴァージョンは休憩を入

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2024/06/10掲載

『白鳥の湖』第4幕を川口節子が大胆にアレンジした『SWAN LAKE』を中心に個性あふれる小作品も

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエ協会中部支部 第44回中部バレエフェスティバル『SWAN LAKE』川口節子:振付ほかまず、第1部では8つの団体、それぞれの持ち味を活かした作品が披露された。いくつかをピックアップして紹介したい。幕開けはアカデミー国枝バレエの『キャンディ・ボックス』。国枝真才恵がショスタコービッチの曲に振付けて、おもちゃ

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2024/05/10掲載

2024 第37回こうべ全国洋舞コンクール速報

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaこうべ全国洋舞コンクールが、今年もGW後半の5月3日〜6日の4日間、神戸文化ホールの大ホールと中ホール、2つのホールを会場に行われた。37年と関西ではもっとも長い歴史を持ち、全国的に見てもレベルの高い参加者が集うコンクール。このコンクールから世界に羽ばたいたダンサーは数えきれず、直近では、昨年のアメリカ、ジャク

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2024/05/09掲載

山本隆之改訂振付『白鳥の湖』を北野優香、水城卓哉、椿原せいか、青木崇中心に──バレエ協会関西支部バレエ芸術劇場

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエ協会関西支部バレエ芸術劇場『白鳥の湖』山本隆之:改訂振付50回目という節目を迎えたバレエ協会関西支部主催のバレエ芸術劇場。演目は1974年に行われた第1回と同じ『白鳥の湖』。その時は、演出振付を友井唯起子、オデットを石川恵津子、オディールを宮本東代子、王子を法村牧緒が踊ったと聞く。今回は、関西出身で新国立

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2024/04/10掲載

野間景の司会で『ドン・キホーテ』を中心に──「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna野間バレエ団プレゼンツ「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺2024」『Sing Sing Sing』野間景:改訂振付、『ドン・キホーテ』ほか 野間景:振付「バレエが初めてでも楽しめる! バレエが大好きになる2時間!」というサブタイトルが付けられた野間バレエプレゼンツの「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺2024

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2024/04/10掲載

清らかで丁寧な神木遥のジゼルと細やかに深みを持って心情が伝わる法村圭緒のアルブレヒト──法村友井バレエ団『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団「Ballet Collection」『ジゼル』法村圭緒:振付毎年この時期に法村圭緒が企画、配役、振付を担い、若手の育成の意図も持って開催する法村友井バレエ団「Ballet Collection」。7回目となった今回の『ジゼル』、アルブレヒトを予定されていた今井大輔の負傷により、振付を担う法村圭

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2024/03/11掲載

細川麻実子と山㟁直人によるARU.が、デザインクリエイティブセンター神戸KIITOで『聞こえない波』を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaARU.『聞こえない波』細川麻実子:振付、山㟁直人:音楽統括大正期から昭和のはじめ、神戸港から海外に向けて輸出された生糸。その検査のために昭和2年(1927年)に建てられた神戸市立生糸検査所。ここが現在、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)となり、デザイン、芸術の拠点となっている。その950㎡もの

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2024/03/11掲載

オリジナル作品『ピーターパン』『バヤデルカ』婚礼の場など多彩な演目──北山大西バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna北山大西バレエ団『ピーターパン』振付:山田香、山田梨央ほか北山大介と大西縁が主宰し、音楽を北山が担って多くのオリジナル作品を創っている団体。舞台では、バレエだけでなく、北山が指導するボイストレーニンングクラスによる歌や、山田がバレエ指導を担う新体操クラブによる演技なども披露され盛りだくさんだった。バレエのなかで

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2024/03/11掲載

表情豊かで温かい踊りのダンサー達による『くるみ割り人形』──川口節子バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『くるみ割り人形』川口節子、松村一葉:振付『くるみ割り人形』フリッツ(弟):川原暢太 撮影:和光2023年のはじめには、このバレエ団オリジナルの創作作品を上演する「舞浪漫」公演をフルオーケストラの演奏に乗せて行った川口節子バレエ団。年末、クリスマスシーズンには、繰り返し上演を重ねる『くるみ割り人形』を楽しませて

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2024/02/13掲載

ノーザン・バレエの脇塚優と松田えりかが中心に踊った『ボレロ』などを舞台上のオーケストラとともに

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaニューイヤー祝祭コンサートカンパニーでこぼこ:振付・踊り新春、1月3日にザ・シンフォニーホールで行われた「ニューイヤー祝祭コンサート」。守山俊吾指揮、ニューイヤー祝祭オーケストラ演奏で、オペラアリアを楽しめるこの催しに、カンパニーでこぼこがバレエで出演するのが恒例になっている。バレエが出演した演目を紹介したい。

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2024/02/13掲載

「薄井憲二バレエ・コレクション」に基づいてバレエ・リュスと対話した劇場実験の試みが、京都芸術劇場 春秋座で開催された

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi去る1月20日(土)に京都芸術大学内にある京都芸術劇場 春秋座で「蘇るバレエ・リュスー薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的研究ー」という劇場実験を試みるプロジェクトが開催された。これは薄井憲二バレエ・コレクション・キュレーターを務める関典子(神戸大学准教授・ダンサー)を始めとする15人の研究会メンバーによる

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2024/02/09掲載

【劇場実験】 蘇るバレエ・リュス:薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的探究~ の「踊るキュレーター」関典子が大いに語る

ワールドレポート/京都関典子・関口紘一・香月 圭(進行・文)Interview with Noriko Seki and Koichi Sekiguchi Text by Kei Kazuki1月20日、京都芸術大学内にある京都芸術劇場 春秋座で〈【劇場実験】 蘇るバレエ・リュス:薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的探究〉と題して、ダンス・パフォーマンス、インスタレーション、レクチャー、

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2024/01/17掲載

子どもたちの喜びが弾け舞台を駆け巡ったファブリス・ブルジョワ版『くるみ割り人形』、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『くるみ割り人形』ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付・指導「子どもは誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。」とピカソは言ったそうだが、パリ・オペラ座バレエのメートル・ド・バレエを務めるファブリス・ブルジョワが振付けた『くるみ割り人形』は子どもたちが主役だった。チャイコフス

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2024/01/10掲載

ソロマハや阪本絵利奈が踊って、テンポ良く闊達な舞台を見せた越智インターナショナルバレエ『海賊』

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi越智インターナショナルバレエ『海賊』越智久美子:演出・振付、ワレリー・コフトン:原振付(プティパ、グーセフによる)ドラの音が鳴り響き、勇壮な音楽とともに越智久美子演出・振付による『海賊』全幕のプロローグの幕が開いた。激しい嵐の中、木の葉のように翻弄される一艘の帆船、大波に揺れ、船員が一人海中に投げ出される。難

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2024/01/10掲載

深川秀夫振付『ソワレ・ド・バレエ』と古典の名作『ジゼル』のダブルビル──松岡伶子バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団「ダブルビル」『ソワレ・ド・バレエ』深川秀夫:振付ベテランから若手まで、良いダンサーが揃った見応えあるダブルビルだった。まず、幕開けは深川秀夫振付『ソワレ・ド・バレエ』。深川が存命中は、彼自身が上演ごとに、それぞれの団体やキャストの個性も見た上で手を入れるなどしながら、彼の美意識、センスにしたが

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2024/01/10掲載

瀬島五月&アンドリュー・エルフィンストン主演、山本康介版『ライモンダ』──バレエカンパニーウエストジャパン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエカンパニーウエストジャパン『ライモンダ』山本康介:改訂演出・補足振付5回目を迎えたバレエカンパニーウエストジャパン公演の演目は『ライモンダ』全幕。山本康介の振付で、現代人にとって冗長に感じられそうな部分は廃し、物語をすっきりと伝わるように工夫、踊りの見せ場を際立たせた。音楽は冨田実里指揮、神戸フィルハーモ

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2024/01/10掲載

岡田純奈バレエ団によるほのぼのとあたたかい舞台──望月則彦版『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna岡田純奈バレエ団『コッペリア』望月則彦:演出・再振付2023年が没後10年となる望月則彦が、このバレエ団のために振付けた『コッペリア』。その11年ぶり、3度目の上演だ。幕が開く前からワクワク感が膨らむ──そんな音楽を聴かせてくれたのは稲垣宏樹指揮、セントラル愛知交響楽団。スワニルダ:西川花帆、フランツ:宗近匠©

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2024/01/10掲載

京都の舞踊団体が力を合わせて共同創造した作品が多数──全京都洋舞協議会「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全京都洋舞協議会「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」『いのち謳う いのちの艶』水野永子:振付、『Dancing Jazz』新国由香:振付、『ファウスト』よりワルプルギスの夜 薄井憲二:振付、『パキータ』原美香:振付ほか全京都洋舞協議会の「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」。以前は、所属す

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2024/01/10掲載

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