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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

中村恩恵振付『ベートーヴェン・ソナタ』を水城卓哉と貞松正一郎の主演で──貞松・浜田バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』中村恩恵:振付ベートーヴェンは日記で、自分に対して2人称を使い、「お前は自分のための人間であってはならない。ただ、他者のために──」などと書いていたという。そこから"語りかけるベートーヴェン"と"語りかけられるベートーヴェン"を軸に、中村恩恵が2017年に新国立劇場バ

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2023/09/11掲載

金子扶生&ワディム・ムンタギロフを筆頭に、ヨーロッパを中心に世界で活躍するダンサーが集った「アーティスティック・バレエ・ガラ2023」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアーティスティック・バレエ・ガラ2023矢倉鈴奈:企画・構成・演出ヨーロッパを中心に世界で活躍するダンサー達が、クラシックはもちろん、それぞれが活躍するバレエ団でのレパートリーを披露してくれるアーティスティック・バレエ・ガラも7回目を迎えた。『ドン・キホーテ』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ大谷遥陽、アイトール・

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2023/09/11掲載

ドロッセルマイヤーも踊った山本庸督によるオリジナリティ溢れる演出振付で『The Nutcracker 〜クララの夢〜』を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.BALLET COMPANY『The Nutcracker 〜クララの夢〜』山本庸督:振付音楽が鳴り出すと、幕前、上機嫌でクリスマスパーティに向かう準備をしているドロッセルマイヤー(振付も手掛けた山本庸督)、気の良いおじさんという雰囲気でウキウキとした気分が伝わる。続いては、メイドさん(三島久美子)と一

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2023/09/11掲載

ダンサーたちの世代毎の表現を追求した苫野美亜振付『mid/point』ウィーン国立バレエの橋本清香&木本全優による『Mozart à deux』など──Contemporary Dance Pieces II

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaContemporary Dance Pieces II『十四夜月』『mid/point』苫野美亜:振付、『Mozart à deux』Thierry Malandain:振付苫野美亜プロデュースで自身の作品2つ、『十四夜月』と『mid/point』に加え、同じ山口けい子バレエ出身でウィーン国立バレエ団の橋本清

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2023/09/11掲載

菅井円加と二山治雄による心が浮き立つ『ラ・シルフィード』、ローザンヌコンクールで話題になった宮崎圭介など──BALLET AT A GATHERING

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaBALLET AT A GATHERING末松かよ:企画・構成これから素晴らしいダンサーに成長していきそうなコンクールなどで頭角を現す若手から、今、まさに世界の檜舞台で活躍するトップダンサーまでが集ったガラ「BALLET AT A GATHERING」。厳選された出演者で、踊ったダンサー全てが何か目を引くものを

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2023/09/11掲載

パリ・オペラ座のエトワールとして活躍したアティリオ・ラビス振付『アルカード』が京都バレエ団により上演され、オマージュが捧げられた

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団 Triple Bill『ロゼット』堀内充:振付・指導、『卒業舞踏会』ダヴィット・リシーン:原振付、エリック・カミーヨ:指導、『アルカード Arcades』アティリオ・ラビス:振付、カール・パケット:指導京都バレエ団は、パリ・オペラ座バレエ団と長く深い交流を積み重ねて多くの舞台を作ってきた。私が知っている

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2023/08/10掲載

上杉真由主宰niconomiel(ニコノミエル)の公演「地に還り 血は廻り」は、A、B、2つのプログラムで

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『folia』村林楽穂:振付、『on』村林楽穂、高橋佑紀:振付、『Orb─ウチ⇄ソト─』宮原由紀夫:振付、幻想バレエ『組曲クロード・モネと私』上杉真由:振付、『脈々と〜音降る夜と遠い記憶〜』上杉真由:構成演出・一部振付"人"そのものだったり、"人と人との関係性"だったり、"社会と人"だったり──いつもそういった

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2023/08/10掲載

望月則彦没後10年の今年、山口陽子&河邉こずえによる新たな振付・演出による『カルミナ・ブラーナ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアルティ・アーティスト・プロジェクト『カルミナ・ブラーナ』山口陽子、河邉こずえ:振付京都府立府民ホール "アルティ" に実力派のダンサーや振付家たちが集って作品を創り発表する "アルティ・アーティスト・プロジェクト"。その芸術監督を務めていた望月則彦が2013年に他界してから10年が経とうとしている。2010年

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2023/08/10掲載

田川陽子のカルメン、野々山亮のホセ、水城卓哉のエスカミリオ、ピアノとパーカッションの演奏とともに上演された『カルメンを奏でる』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna田川陽子バレエアカデミー『カルメンを奏でる』堀登:振付ドイツのゲルセンキーシェン州立バレエ劇場で活躍後帰国し、各コンクール1位受賞など数々の優秀な生徒を育てている田川陽子。彼女が主宰する団体のサマーコンサートだ。『カルメンを奏でる』カルメン:田川陽子、ホセ:野々山亮撮影:田中 聡(テス大阪)1部、2部は、小作品

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2023/08/10掲載

神戸ファッション美術館で上演する「Contemporary Dance Pieces II」をプロデュースする苫野美亜にインタビュー

ワールドレポート/大阪・名古屋インタビュー=すずなあつこ──積極的に振付作品を発表するとともに、公演プロデュースや中村恩恵振付作品のバレエミストレス、K バレエスクールなどでコンテンポラリーの指導者としても活躍する苫野美亜さん、今回の神戸美術館の公演は、Dance Performance LIVE ♯9「Contemporary Dance Pieces II」ですが、スタートはクラシック・バレエ

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2023/07/12掲載

原美香が山本隆之をパートナーに踊った山本康介振付の新作『「Hommage」〜オマージュ〜』など、原美香バレエスタジオ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna原美香バレエスタジオ The 10th Performance『「Hommage」〜オマージュ〜』山本康介:振付宮下靖子バレエ団のプリマを長年務め、海外での経験も経て、2010年には自ら主宰する原美香バレエスタジオをスタートさせた原美香。その10回目の舞台であるとともに、原の還暦記念でもあるという(芯が強くも、

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2023/07/10掲載

高岸直樹の改訂振付により40歳以上の女性ダンサーたちによる『レ・シルフィード』&『ライモンダ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna吹田市民劇場メイシアター・バレエ公演『レ・シルフィード』&『ライモンダ』高岸直樹:改訂振付女性ダンサーは全員40歳以上というバレエ公演が大阪、吹田市のメイシアター主宰で開催された。改訂振付と指導を高岸直樹が担当し、国田美和が指導するとともに『ライモンダ』第3幕を主演した。今、40歳代、50歳代と年齢を重ねても、

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2023/07/10掲載

日本初演の『竹取物語』そして『騎兵隊の休息』『ボレロ』──法村友井バレエ団のトリプルビル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『騎兵隊の休息』ユーリー・ペトゥホフ:振付、マリウスプティパ:原振付、『竹取物語』法村牧緒・宮本東代子:振付、『ボレロ』法村牧緒:振付2003年に法村友井バレエ団がロシア3都市(サンクトペテルブルグ、プスコフ、ノブゴロド)で公演し大好評を得た時と同じ3演目の公演。そのロシア公演ではスタンディング

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2023/06/12掲載

地主薫バレエ団、橋本幸代バレエスクールによる解説付『眠れる森の美女』、いばらきバレエへの誘いVol.1

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaいばらきバレエへの誘いVol.1『眠れる森の美女』地主薫:振付『眠れる森の美女』オーロラ姫:奥野亜衣、デジレ王子:宗近匠 撮影:尾鼻文雄(OfficeObana)大阪府茨木市の茨木クリエイトセンターで「はじめてバレエを観る方でも、気軽に楽しんでいただけるような解説付きのバレエ公演を」とご相談いただいたことから実

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2023/06/12掲載

「SWAN SONG 新たな羽ばたき」について、元ノルウェー国立バレエ団プリンシパルの西野麻衣子にインタビュー

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna2016年に日本でも公開されたドキュメンタリー映画『Maiko ふたたびの白鳥』で話題になったノルウェー国立バレエ団の元プリンシパル、西野麻衣子。彼女は20年以上の在籍を経て2021年に引退した。コロナ禍前、彼女の引退に合わせてノルウェー国立バレエ団のダンサーたちとともに踊る日本公演が企画されていたが、コロナの

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2023/06/12掲載

ウィットに富んだ一柳麗作品の数々に松浦景子も出演した

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaREI*ISM第4回公演「Catch Me If You Can 4」一柳麗:振付最近、さまざまなコンサートで観て、そのセンスが気になっていた一柳麗の振付作品を中心に、クラシックのグラン・パ・ド・ドゥも踊られた舞台。関西を中心に活躍するダンサーたちが所属を超えて出演し、バレリーナ芸人・松浦景子もコミカルな役柄の

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2023/05/10掲載

オデッサ・バレエから避難したダンサーたちがウクライナの現状と重ねた『ラ・ペリ』を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『ラ・ペリ』ユリヤ・コズロヴァ:振付ウクライナのオデッサ歌劇場出身で、2004年に来日、現在神戸で活躍するユリヤ・コズロヴァ。戦禍のウクライナから、彼女の元に避難してきたダンサーを中心に上演された『ラ・ペリ』だ。男性主役である皇帝イスカンダルを芦屋大学バレエコースの深見瑛斗が踊るなど、芦屋大学バレエコースの卒業

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2023/05/10掲載

泉ポール&下森瑞の振付によるオリジナルの『カルミナ・ブラーナ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna泉・下森バレエ団「iSバレエ・フェスティバル」『カルミナ・ブラーナ』泉ポール、下森瑞:振付『run through』小泉杏(振付:酒井亜衣良)撮影:古都栄二(テス大阪)第1部がバレエ・コンサート、第2部が泉ポール&下森瑞振付、このバレエ団オリジナルの『カルミナ・ブラーナ』という構成。まず、第1部のバレエ・コンサ

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2023/05/10掲載

第36回こうべ全国洋舞コンクール速報

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaGW恒例の「こうべ全国洋舞コンクール」。コロナ禍で2年開催出来なかったが、昨年、3年ぶりに再開、続いての今回となった。関西でもっとも歴史があるとともに、このコンクールを経て世界的なバレエ団のプリンシパルになるなど目覚ましい活躍をしているダンサーも数多いレベルの高いコンクール。ちなみに、このコンクールには「特に優

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2023/05/09掲載

貞松・浜田バレエ団がオハッド・ナハリン振付を日本初演──「創作リサイタル34」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル34」『Kamuyot』オハッド・ナハリン:振付文化庁芸術祭大賞を受賞した『DANCE』、武藤天華が同新人賞を受賞した『BLACK MILK』といったオハッド・ナハリン作品を上演してきた貞松・浜田バレエ団。今回、ナハリンの本拠地イスラエルで、学校公演としてよく上演されているとい

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2023/04/10掲載

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