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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

藤川雅子&伊藤大地の『ラ・バヤデール』影の王国、北野優香&長谷川元志の『エスメラルダ』など──KYOTO BALLET GARA

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaKYOTO BALLET GARA有馬龍子記念京都バレエ団:プロデュース公演出演者全員によるデフィレで始まり、ベテランから若手までによるクラシックのグラン・パ・ド・ドゥやヴァリエーション、現代演目など19演目が上演されたガラ。京都バレエ専門学校の卒業生を中心に、卒業後新国立劇場バレエ団に入団した菊岡優舞や西川慶

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2025/01/10掲載

様々な楽器や役者の声との"融合"、神原ゆかりによる実験的な試み多様に──ゆかりバレエ公演2024

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaゆかりバレエ公演2024『Love&Passion』ほか 神原ゆかり:振付『融合』その1「瀕死の白鳥」神原ゆかり、キーボード:小笠原彩乃撮影:脇田博史(株式会社ミヤビフォトプランニング)第1部は様々なクラシック・バレエのヴァリエーションなどが並ぶコンサート、第2部~第4部に実験的な試みが並んだ。「融合」

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2025/01/10掲載

運命が織りなす古典と現代のダブルビル、地主薫改訂振付『ラ・バヤデール』より婚礼の場と遠藤康行の新作『Symphonie du Destin』──地主薫バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna地主薫バレエ団地主薫;改訂振付(『ラ・バヤデール』より婚礼の場)、遠藤康行:振付(『Symphonie du Destin』)地主薫がバレエを始めて60年、バレエ生活の還暦を迎えての公演。倉永美沙や奥村康祐、金子扶生といった世界のプリンシパルを育てて来たとともに、振り付けたオリジナル作品が2度、文化庁芸術祭大賞

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2024/12/10掲載

ささやかな幸せを理不尽に奪われてしまった人々のそれでも失われることのない命の強さを描いた新作『まつろわぬものたちのまつり』──菊本千永モダンダンスステージVI

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna菊本千永モダンダンスステージVI菊本千永:振付(『まつろわぬものたちのまつり』)藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演として研究所のダンサーたちが出演しての「菊本千永モダンダンスステージVI」。前半には、藤田佳代作舞(部分的に若手たちが振付を手掛けた様子)の『雨の庭で』が再演されたが、筆者はスケジュールの都合で、後

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2024/12/10掲載

井後麻友美と福岡雄大の『ライモンダ』三幕グラン・パ、矢上恵子振付『Multiplex Personality』を豪華メンバーで上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaK☆バレエスタジオ38thコンサート『展覧会の絵』よりヒヨコの踊り『Jeunesse』『M』『Multiplex Personality』矢上恵子;振付、『カドリーユ』『子供の遊戯』矢上香織:振付山本隆之に始まり、福岡雄大、福田圭吾、福田紘也と、新国立劇場バレエ団で活躍した、また現在活躍するダンサーを次々と育て

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2024/11/11掲載

岡田兼宜プロデュースで吉野寧浩のアイリッシュ+Rhythmタップとのコラボレーションと『コッペリア』全幕

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaTomotaka Ballet『コッペリア』岡田兼宜:振付 ほかバレエダンサー岡田兼宜とIrish + Rhythm Tapダンサーである吉野寧浩がコラボレーションした舞台。様々な所属の実力派バレエダンサーたちが集い、見応えのある舞台に仕上がっていた。幕開けは『Irish + Rhythm Tap Collec

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2024/11/11掲載

大巻雄矢を中心に海外で活躍するダンサーたちがプロデュースした「イタリア・ロマンスの世界へ2.0」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaRE:VOYAGE『Radio and Juliet』ディレクターズカット版エドワード・クルッグ:振付、ほかエドワード・クルッグ率いるスロベニア国立マリボルのプリンシパルとして活躍する大巻雄矢を中心に、ヨーロッパで活躍するダンサー達が集い立ち上げた「RE:VOYAGE」 。ダンスウエストの西尾智子とともにプロデ

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2024/10/10掲載

クラシックからサイトウマコトのコンテンポラリー、そして環佐希子追悼『ボレロ』──環バレエ団創立60周年特別記念公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna環バレエ団『涙の日』十川大介:振付、『緑児の夢』サイトウマコト:振付 ほか『パキータ』福永琳美、小森慶介撮影:テス大阪60周年を迎える環バレエ団の公演。この団体を立ち上げた環佐希子の7回忌を来年にひかえ、ラストは、追悼の『ボレロ』で締めくくられた舞台だった。第1部、幕開けは『パキータ』。活発な雰囲気が小気味よい

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2024/10/10掲載

石井潤作品から石原完二の『trois amours~3つの愛の物語』、小野絢子&奥村康祐を迎えて『ラ・シルフィード』──全京都洋舞協議会65周年記念公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全京都洋舞協議会65周年記念公演『バッロ・ディヴェルテンテ』石井潤:振付、『trois amours~3つの愛の物語』石原完二:振付 ほか台風で数日前から東海道新幹線が止まる中、関東からの出演者や指導者も駆けつけての公演。昼夜2公演で、私は昼公演を観た。最初に上演されたのは石井潤振付『バッロ・ディヴェルテンテ』

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2024/10/10掲載

薄井憲二生誕100周年記念「薄井憲二の仕事~バレエの世界に架橋する~」の展示を観に行く

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi西宮市にある兵庫県立芸術文化センターでは、薄井憲二生誕100周年を記念して「薄井憲二の仕事~バレエの世界に架橋する~」展を10月14日まで開催している。コロナ禍以降、バレエに関する展示が途絶えていると感じていたので、早速、足を運んだ。兵庫県立芸術文化センターは阪急線西宮北口駅に直結しており、オペラ、バレエ、演

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2024/10/07掲載

マラーホフを淡路島に招いて、ウクライナと日本の文化をクラシック・バレエに融合させた素晴らしい舞台、Awaji World Ballet

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiAwaji World Ballet 2周年特別バレエ公演「Souls For PEACE」vol.3 ~世界を繋ぐ恩返しの心~ 針山愛美:構成・演出針山愛美 ©nodanaoki淡路島に拠点を置き、針山愛美が芸術監督を務めるAwaji World Ballet 。ウクライナから日本に避難してきた2名のバレエ

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2024/09/30掲載

19世紀のパリ・オペラ座の舞台に花開いた"夢"を21世紀の京都に蘇らせたロマンティックなプロジェクト、『ル・レーヴ "夢"』

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団「伝承の芸術 そして未来へ」『コンチェルト・アン・レ』クロード・ベッシー:振付、『Persona』矢上恵子:振付、『ボレロ』安達哲治:振付、『ル・レーヴ "夢"』ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付・指導1949年に有馬バレエ学園を開校して以来、2024年、京都バレエ団は創立75周年を迎えた。

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2024/09/10掲載

"カンパニーでこぼこ"らしく気取らない岡田倖奈のシンデレラと脇塚優の王子を中心に──脇塚力振付『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaカンパニーでこぼこ『シンデレラ』脇塚力:振付初めて観る人にも親しみやすいバレエを、とスタートしたカンパニーでこぼこが、誰もが知っているお話ということで、本当は旗揚げでやりたかったという『シンデレラ』。だがプロコフィエフの素晴らしい音楽に加え、世界中のさまざまな演出を思うと、旗揚げ時は力不足と感じた主宰の脇塚力は

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2024/09/10掲載

飯島望未&速水渉悟主役、末原雅広振付の『シンデレラ』全幕を中心に──ソウダバレエ50周年第25回記念公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaソウダバレエ『シンデレラ』末原雅広:改訂振付プリンシパルなど主役級だけでも国内外で活躍するダンサーを、数え切れないほど育ててきた宗田静子が主宰するソウダバレエ。ドレンデンを経てK-BALLET TOKYOの初期に活躍した康村和恵、2000年のローザンヌ国際バレエコンクールで3人同時に受賞した坂地亜美、木田真理子

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2024/09/10掲載

浅野真奈&福永理王がフレッシュな魅力で主演、ヒラリオンの大巻雄矢の味のある演技も光った、Y.S.BALLET COMPANY山本庸督振付『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.BALLET COMPANY『ジゼル』山本庸督:振付Y.S.BALLET COMPANYの16回目の公演は山本庸督振付『ジゼル』。オーソドックスな演出のなかに、物語に沿った納得の行くオリジナリティーを持った工夫が散りばめられており興味深く観た。ジゼル:浅野真奈、アルブレヒト(ロイス):福永理王 撮影:尾

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2024/09/10掲載

野間景&山本隆之主演により28年ぶり『みだれ髪...晶子賛歌』を再演した、野間バレエ団"Progressive Dance Part 9"

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna野間バレエ団"Progressive Dance Part 9"『クラシカル・シンフォニー』、『みだれ髪...晶子賛歌』他 野間康子:振付、『Symphony for 6』『ボレロ・フェニーチェ』野間景:振付、『Wingless soul』正富黎:振付振付や指導に専念していた野間景が9年ぶりに舞台に立った。28

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2024/09/10掲載

世界最前線の振付家による多彩なコンテンポラリーダンスを堪能した、ネザーランド・ダンス・シアター日本公演

ワールドレポート/名古屋香月 圭 text by Kei KazukiNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)プレミアム・ジャパン・ツアー 2024『ラ・ルータ』(La Ruta)ガブリエラ・カリーソ:振付  『ワンフラットシング, リプロデュースト』(One Flat Thing, reproduced)ウィリアム・フォーサイス:振付  『ジャキー』(Jakie)シャロン・エイアール&ガイ・ベハ

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2024/08/14掲載

石井潤太郎と市橋万樹のユニットblankの新作とクラシック演目──松岡伶子バレエ団アトリエ公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団アトリエ公演『scribble 2』『Pas de deux in b』『not chained』 blank(石井潤太郎、市橋万樹):振付 『コロンビーナ』『ワルツ』松岡璃映:振付『ジゼル』第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥジゼル:水野七菜子、アルブレヒト:奥田丈智 撮影:和光写真赤いハートや黒い

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2024/08/13掲載

故岡本博雄が立ち上げ、関西で長年活動する岡本バレエの60周年は林田まりや&青木崇主演の『ドン・キホーテ』を中心に

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna岡本バレエ『ドン・キホーテ』他 岡本範子:改訂振付他関西のバレエの初期から活動を重ね、日本バレエ協会関西支部長も務めた故岡本博雄が立ち上げたバレエ団体が60周年を迎えた。はじめにバレエコンサートとして、グラン・パ・ド・ドゥや小品を7つ上演し、メインは全幕という形。バレエコンサートでは、江川由華などベテランダンサ

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2024/08/13掲載

ノーザン・バレエのリードソリスト白井沙恵佳のオデット、コンクールでの活躍目覚ましい小森世楽のオディール──有紀バレエスタジオ20周年『白鳥の湖』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna有紀バレエスタジオ『白鳥の湖』森田有紀:改訂振付20周年のこのスタジオの初期からの生徒で、カナダのロイヤル・ウィニペグ・バレエ在籍中にヴァルナ国際バレエコンクール銀賞、現在、ノーザンバレエでリード・ソリストとして踊る白井沙恵佳がオデット。その後輩で、YAGPなど多くのコンクールで1位など上位に輝き、ジョン・クラ

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2024/08/13掲載

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