ワールドレポート

2020年2月

2020年2月の記事一覧

勅使川原三郎、愛知県芸術劇場芸術監督に就任。就任記念公演は庄司紗矢香のヴァイオリンによる『三つ折りの夜』

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi勅使川原三郎が、2020年4月から愛知県芸術劇場の芸術監督に就任する。就任プレ事業として、3月12日にダンサーの佐東利穂子、ヴァイオリニストの庄司紗矢香とのコラボレーションによる『三つ折りの夜 ―遠い時の香りに染みた鏡―』を公演する。愛知での記者会見に続き、1月31日に勅使川原が率いるKARAS本拠地の東京・荻窪で行われ

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2020/02/27掲載

パリ・オペラ座バレエ団公演がスクリーンによみがえる! 『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』『夏の夜の夢』『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』が公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiまもなくパリ・オペラ座バレエ団の日本公演が開幕するが、それに続いて「パリ・オペラ座バレエ・シネマ 2020」が各地の映画館で公開される。パリ・オペラ座は昨年末より年金問題を巡ってストライキが行われ、今年に入ってからも休演が続きわずかな公演しか行われていない。そのため、いつもならパリから届けられる清新な舞台やダンサーた

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2020/02/24掲載

フランチェスカ・ヘイワードが最優秀女性ダンサーに輝いた! 第20回英国舞踊批評家協会賞(ナショナル・ダンス・アワード)受賞

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki英国批評家協会の舞踊部門が主催する第20回英国舞踊批評家協会賞(ナショナル・ダンス・アワード National Dance Awards)の授賞式がロンドンのバービカン・センターで行われた。2018年9月1日〜2019年8月31日までに英国で上演された418の舞踊公演について、60名ほどの構成員のうち30名ほどが選出にあたった。

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2020/02/24掲載

【速報】マニュエル・ルグリ、スカラ座バレエ監督就任へ

ワールドレポート/その他三光 洋 Text by Hiroshi Sankoマニュエル・ルグリは2009年にクランコ振付の『オネーギン』を踊ってパリ・オペラ座バレエを引退した後、2010年9月からウィーン国立歌劇場バレエ監督の任にあった。そのルグリがドミニック・メイエ・スカラ座新総監督(2019年就任)によりミラノ・スカラ座バレエ監督に任命され、2020年12月に就任することが決まった。ルグリはこ

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2020/02/21掲載

第48回ローザンヌ国際バレエコンクール―プリンセス・グレース・アカデミーが三連覇!松岡海人はファイナリストとして健闘

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki優勝したマルコ・マシャーリ © gregory-batardon第48回ローザンヌ国際バレエコンクールは例年の開催地ボーリュ劇場が改修中のため、レマン湖東部の街モントルーのオーディトリアム・ストラヴィンスキーで開催された。第一位となったのは、モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーで学ぶイタリア出身のマルコ・マシャーリ。『眠れ

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2020/02/12掲載

長期のストライキで交通機関も止まる中で行われた、イスラエル・ガルバンの『春の祭典』

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoIsrael Galvan Compagny イスラエル・ガルバン・カンパニーIsrael Galvan "La Consagracion de la Primavera" 『La Consagracion de la Primavera』『春の祭典』イスラエル・ガルバン:振付パリ・オペラ座では相変わらず昨年の12月5日に始

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2020/02/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:ポール・マルク

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAPaul Marque ポール・マルク(プルミエ・ダンスール)2018年にプルミエ・ダンスールに昇級する以前から、ソリストとして舞台に立っているポール・マルク。昨年末の『ライモンダ』では主役ジャン・ドゥ・ブリエンヌ、そしてフランソワ・アリュとコンビでベランジェ&ベルナールを踊る予定だった

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2020/02/10掲載

オーディションを勝ち抜いたシャーロット・ネブレスが黒人少女として初めてマリー役に、NYCB『くるみ割り人形』

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURANew York City Ballet ニューヨーク・シティ・バレエGeorge Balanchine's "The Nutcracker" ジョージ・バランシン'ズ『くるみ割り人形』11月29日から1月5日まで、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のジョージ・バランシンの『くるみ割り人形』の公演

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2020/02/10掲載

インスタレーションとフィジカル・シアターが融合した舞台、パパイオアヌーによる『ザ・グレート・テーマー』

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURA"The Great Tamer" 『ザ・グレート・テーマー(偉大なる調教師)』Conceived and directed by Dimitris Papaioannou ディミトリス・パパイオアヌー:発想&監督11月14日から17日まで、ブルックリンのBAMで、ディミトリス・パパイオアヌーによる『ザ

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2020/02/10掲載

ダンスが捉えた超高速移動の感覚が刺激的だった、クリストファー・ウィールドン振付『DGV』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」『DGV』クリストファー・ウィールドン:振付ほか新国立劇場バレエのニューイヤー・バレエは、『セレナーデ』『ライモンダ』よりパ・ド・ドゥ『海賊』よりパ・ド・ドゥ『DGV』(新制作)という順番で休憩を挟んで上演された。『セレナーデ』(チャイコフスキー/バランシン)は寺田亜沙子、紫

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2020/02/10掲載

サラファーノフとノヴィコワ、そしてスハルコフが踊ったキエフ・バレエ『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiキエフ・バレエ『白鳥の湖』ワレリー・コフトン:振付・演出、マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、フョードロフ・ロプホフ:原振付撮影/瀬戸秀美(この公演すべて)キエフ・バレエの『白鳥の湖』は、1986年に初演されたワレリー・コフトン版である。今回の日本公演では、マリインスキー・バレエでプリンシパルとして踊ったのち、ミハイ

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2020/02/10掲載

谷桃子バレエ団が高部尚子演出の『リゼット』伊藤範子の新作『Fiorito』を創立70周年記念公演として上演した

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団 70周年記念新春公演2020『リゼット』谷桃子:再振付、高部尚子:演出・指導、ジャン・ドーベルヴァル:原振付、アレクサンドル・ゴルスキーによるスラミフ・メッセレル、アレクセイ・ワルラーモフ:振付『Fiorito』伊藤範子:演出・振付創立70周年を迎えた谷桃子バレエ団が、恒例の新春公演を記念公演として伊

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2020/02/10掲載

今年は"お伽の国ヴァージョン"を楽しんだ、貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松正一郎、長尾良子、高瀬浩幸(ゼリー)、秋定信哉(クッキー)、川村康二(ロライロ&エスパーダ)、松良緑(円舞曲);振付お伽の国の女王:廣岡奈美、お伽の国の王:岩本弘平撮影:古都栄二(テス大阪)"お菓子の国ヴァージョン"と"お伽の国ヴァージョン"、2つのヴァージョンを持ち、毎

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2020/02/10掲載

サンフランシスコ・バレエの初期のヴァージョンを基にした『くるみ割り人形』、川口節子バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団川口節子:振付、タマラ・ベネット、クリストファー・ストウェル:特別振付全日本バレエ・コンクールで、2018年に野黒美茉夢がジュニアAの部女子第1位、2019年に高橋莉子がシニア部門女性第1位と、2年連続で第1位を出した川口節子バレエ団。今回の『くるみ割り人形』は、その2人が主要な役を踊っての全幕

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2020/02/10掲載

第5回目を迎えた守山俊吾指揮のニューイヤーコンサート──カンパニーでこぼこのバレエとともに

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna国際交流協会、ザ・シンフォニーホール「ニューイヤー祝祭コンサート」バレエ:カンパニーでこぼこ第5回目を迎えた新春1月3日にザ・シンフォニーホールで行われる「ニューイヤー祝祭コンサート」。守山俊吾指揮で、彼が交流を持つ歌手たちをブルガリアから招いての催しだ。例年、カンパニーでこぼこが、いくつかの曲にバレエで出演し

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2020/02/10掲載

32シーズン目を迎えてより華麗にヴィヴィッドに

ワールドレポート/大阪・名古屋寺村 敏 text by Satoshi Teramura越智インターナショナルバレエ『くるみ割り人形』越智久美子:演出・振付、ワレリー・コフトン、越智實:原振付これが32シーズン目になる越智インターナショナルバレエの『くるみ割り人形』――。バレエ団創立者の越智實が亡くなって創立70周年を迎えた歴史の中で、今回はひときわパワーアップされた舞台となった。「越智くるみ」に

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2020/02/10掲載

渡辺理恵 = インタビュー、首藤康之振付『眠れる森の美女』(大分グランシアタ)でリラの精を踊る

ワールドレポート/東京インタビュー/関口紘一――渡辺さんは2月9日に大分市の大分iichikoグランシアタで行われる首藤康之振付『眠れる森の美女』で、リラの精を踊られますね。リハーサルは進んでいますか。渡辺理恵 先日、大分に2度目の合流をさせていただきまして、その時、通し稽古があり、全体が見えてきたところです。――今までは東京バレエ団で踊られていることが多かったですから、コール・ド・バレエのダンサ

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2020/02/07掲載

英国ロイヤル・バレエの清新なダンサーが中世のヴェローナの街で踊る、悲しく美しい映画『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi3月6日に公開される映画『ロミオとジュリエット』は、バレエの舞台と映像制作で非常にユニークな活躍をするバレエボーイズ(BalletBoyz)の中心メンバー、マイケル・ナンが監督しウィリアム・トレヴィットが撮影監督を務めたもの。この映画では、大がかりなセットを組み、中世のヴェローナの街やキャピュレット家の館や教会、地下

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2020/02/04掲載

マリインスキー国際バレエフェスティバルが第19回を迎えて、3月11日より開催される

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki『ラ・バヤデール』© Svetlana Avvakumサンクトペテルブルクと世界中ののバレエ愛好家たちが心待ちにするマリインスキー国際バレエフェスティバル。その19回目の概要が発表されたのでご紹介しよう。このフェスティバルは2020年3月11日〜3月22日の12日間に渡って、マリインスキー・バレエが様々なゲストを迎えて特別プログ

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2020/02/03掲載

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