ワールドレポート

2018年9月

2018年9月の記事一覧

アメリカのモダンダンス振付家、ポール・テイラー亡くなる、88歳だった

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri Misaki20世紀から21世紀にかけて大きな影響を与えた芸術家の一人、そしてアメリカが生んだ芸術であるモダンダンスの草分けの一人、振付家ポール・テイラーがニューヨーク市マンハッタンで8月29日に亡くなった。88歳だった。テイラーは1954年以来、147作のダンス作品を創った。その多くはアイコン的な存在となり、ポール・テイラー・ダ

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2018/09/29掲載

NYCBプリンシパルダンサー3名が写真送信スキャンダルで失職

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri Misaki米国大手報道機関のニューヨーク・タイムズ、ニューヨーク・ポスト、ワシントン・ポストなどの最近の報道によると、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)は三人の男性プリンシパルダンサーをスキャンダルが原因で解雇した。理由は、三人のうち一人が自分のガールフレンドだった若い女性ダンサーのわいせつな写真や動画をカンパニーメンバー

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2018/09/28掲載

ボリショイ・バレエ最近作のライブ映像8作品を順次上映、Bunkamura ロシアン・セレブレーション in ル・シネマ

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi創立30周年を迎える東京・渋谷のBunkamuraは、2018年がロシアン・イヤーであることから<ロシアン・セレブレーション>として、様々な企画公演を11月から開催する。このBunkamuraの文化施設すべてにわたる大きなイベントの記者会見が、東京・港区のロシア大使館で開かれた。登壇者は東急文化村 代表取締役社長 中

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2018/09/26掲載

《ニジンスキー・プログラム》ほか、モンテカルロ・バレエ2018年、新シーズンのラインナップが発表された

ワールドレポート/モナコ香月 圭 text by Kei Kazuki秋の到来とともに開幕する海外のバレエ団の新シーズン。ジャン=クリストフ・マイヨー率いるモンテカルロ・バレエでは「発見と旅」をテーマとしたラインナップを発表した。まず《ニジンスキー・プログラム》では伝説と化したニジンスキーが演じた4作品(『ダフニスとクロエ』『薔薇の精』『牧神の午後』『ペトルーシュカ』)についてマイヨー、マルコ・ゲ

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2018/09/25掲載

パリ・オペラ座ダンサー・インタビュー:アンドレア・サーリ

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAAndrea Sarri(アンドレア・サーリ) カドリーユ昨年末の『プレイ』でプルミエ・ダンスールのフランソワ・アリュとのデュオで、毎晩大活躍したアンドレア。2016年に入団したてのカドリーユだが、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの『grosse fugue』『浄夜』でも、その切れの良い動き

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2018/09/18掲載

ジャン=クリストフ・マイヨー芸術監督(1960年生)が率いるモナコ公国のモンテカルロ・バレエ団が国立シャイヨ劇場で引越公演を行った。

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallets de Monte-Carlo モンテカルロ・バレエ団"LE SONGE" Jean-Christophe MAILLOT『夢』ジャン=クリストフ・マイヨー:振付ジャン=クリストフ・マイヨー芸術監督(1960年生)が率いるモナコ公国のモンテカルロ・バレエ団が国立シャイヨ劇場で引越公演を行った。ジャン=クリストフ

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2018/09/10掲載

佐久間奈緒と厚地康雄が初めて共演した『ロミオとジュリエット』、バーミンガム・ロイヤル・バレエ

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela KaseBirmingham Royal Ballet 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ"Romeo & Juliet"  Choreography Kenneth MacMillan『ロミオとジュリエット』ケネス・マクミラン:振付バーミンガム・ロイヤル・バレエは、6月12日〜16日までサドラーズ・ウェルズ劇場で

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2018/09/10掲載

コープランド、ジェフリー・シリオ、ヒー・セオなどが踊り、高度なテクニックを見せたABTの『ホイップクリーム』

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri MisakiAmerican Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター"Whipped Cream" by Alexei Ratmansky『ホイップクリーム』 アレクセイ・ラトマンスキー:振付"今年のアメリカン・バレエ・シアター(ABT)の春の公演の最後は、『ホイップクリーム(Whipped Cream)』で締

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2018/09/10掲載

シムキンとサラ・レーンが華やかに踊り、マーク・ライデンの美術が効果的だった『ホイップクリーム』

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURAAmerican Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター"Whipped Cream" by Alexei Ratmansky『ホイップクリーム』 アレクセイ・ラトマンスキー:振付"7月2日の「ホイップ・クリーム」の公演を観に行きました。この『ホイップ・クリーム』は、元々は" Sch

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2018/09/10掲載

元NYCBのダンサー、メリッサ・バラク設立のバラク・バレエが、鮮烈なイメージの舞台を見せた

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri MisakiJoyce Ballet Festival, Barak Ballet ジョイス・バレエ・フェスティバル、バラク・バレエ"Cypher" by Melissa Barak, "Desert Transport" by Nicolas Blanc, "E/Space" by Melissa Barak.『サイファー』 メ

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2018/09/10掲載

アメリカ最大のタップ・ダンス・フェスティバル、フィリペ・ガルガンニ、カレブ・タイシャなどが鮮やかに踊った

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURATap City - American Tap Dance Foundation 「タップ・シティ」アメリカン・タップ・ダンス・ファウンディション"RHYTHM IN MOTION"  Artistic Director: Tony Waag「リズム・イン・モーション」トニー・ワーグ:芸術監督7月7日か

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2018/09/10掲載

〈第15回世界バレエフェスティバル〉のフィナーレを飾った「ガラ ―Sasaki GALA-」を堪能!

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki第15回世界バレエフェスティバルガラ ─Sasaki GALA─〈世界バレエフェスティバル〉のフィナーレを飾る一回限りの恒例の〈ガラ〉公演が、第15回の今回は〈Sasaki GALA〉と銘打って開かれた。フェスティバル創設者の佐々木忠次氏が2016年に亡くなって初めての開催であり、このフェスティバルが海外のバレエ関係者の

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2018/09/10掲載

〈第15回世界バレエフェスティバル〉Aプログラム、圧巻の全20作品を観る

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki第15回世界バレエフェスティバルAプログラム3年に一度、世界各国から選りすぐりのダンサーを招いて開催される〈世界バレエフェスティバル〉が、今年で第15回を迎えた。1976年の初回に、英国のマーゴ・フォンテイン、ロシアのマイヤ・プリセツカヤ、キューバのアリシア・アロンソという当時の三大プリマが同じ舞台に立ったことで世界のバ

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2018/09/10掲載

ロイヤルのプリンシパル二人とスカラ座アカデミーを迎えて、海外で踊るダンサーたちが華々しく踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiBallet Asteras 2018バレエ・アステラス〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜「バレエ・アステラス 2018〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」は、今年が9回目の開催となった。この舞台で初めて見ることのできたダンサーも多く、彼らがさらに大きく羽ばたいて世界の舞台で活躍している、と耳

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2018/09/10掲載

海外で活動する若いダンサーの気持ちが込められた闊達な舞台が印象的、BRIGHT STEP 2018

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiBRIGHT STEP 2018 with FASHION DESIGNERブライト・ステップ今年で4回目の開催となったBRIGHT STEP 2018 with FASHION DESIGNERを観た。この公演は、海外のカンパニーで踊るダンサーたちに、日本で公演する機会を与えることを一つの目的として行われている。そ

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2018/09/10掲載

横浜港の夜景をバックに、野外ステージで踊られた東京バレエ団の3演目

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018」〈横浜ベイサイドバレエ〉:東京バレエ団『タムタム』フェリックス・ブラスカ:振付、『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付ほか3年に一度、横浜で開催される日本最大級のダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2018」が、東京バ

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2018/09/10掲載

130年前にパリ・オペラ座で上演された『ル・レーブ』を復活、オニールとパケットが踊った

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団「京都・パリ友情盟約締結60周年記念公演 トリプルビル」『ル・レーヴ』ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付、『パキータ』第2幕より ピエール・ラコット:復元振付、『ラ・バヤデール』第2幕より ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付『ル・レーヴ(夢)』は1890年にパリ・オペラ座で上演された日本に題材

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2018/09/10掲載

野間バレエ団が『白鳥の湖』を野間景の工夫を凝らした物語展開による改訂振付で初演した

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna野間バレエ団『白鳥の湖』野間景;改訂振付、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ;原振付これまで、ピエール・ダルド振付などで『白鳥の湖』を上演してきた野間バレエ団が、今回、野間景の改訂振付によるオリジナル版の初演を行った。物語をていねいに読み解いて組み立てられた良い振付。プロローグで子どもの頃の王子(岩田光ノ介)が登場し

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2018/09/10掲載

山本庸督のオベロン、髙井香織のタイターニア、海外で活躍中のダンサーも出演──Y.S.BALLET COMPANY 堀内充振付『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.BALLET COMPANY『真夏の夜の夢』堀内充;振付8年前に同カンパニーで初演された『真夏の夜の夢』の再演。オベロンの山本庸督、タイターニアの髙井香織を中心に、このバレエ団で育ち海外で活躍している大巻雄矢や山本勝利、井上雄介なども出演、レベルの高いダンサーが揃った。加えて、初演時につくられた森壮太による舞台

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2018/09/10掲載

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