ワールドレポート

2020年1月

2020年1月の記事一覧

新国立劇場バレエ団の芸術監督に就任する吉田都が、2020/21シーズンの方針を発表した

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団の新しい芸術監督に2020/2021シーズンから就任が決まっている吉田都が、年明けの1月8日にオペラ、演劇の監督とともに新シーズンの方針を発表する記者会見を行った。新国立劇場バレエ団の次のシーズンは、新制作のピーター・ライト版『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、「ニューイヤー・バレエ」(『パキータ』『

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/25掲載

英国ロイヤル・バレエ プリンシパル、平野亮一が『オネーギン』のタイトル・ロールでデビュー!

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase英国ロイヤルバレエは1月18日〜2月29日までロイヤル・オペラハウスで、ジョン・クランコ振付のドラマティック・バレエの名作『オネーギン』を5年ぶり4配役で再演している。初日まで2週間を切った1月7日にそれまで発表されていた配役に大幅な変更が加えられ、国内外で人気の高い男女プリンシパルの名前が主役リストから消えて大騒

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/25掲載

フランチェスカ・ヘイワード=インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――フランチェスカさんは幼い頃から『くるみ割り人形』のクララや『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『キャッツ』のヴィクトリアなどがお好きで、踊ったり演じる真似などしていたとお聞きしました。今、そうした憧れだった主役を踊ることが次々と実現しておりますが、どんなお気持ちでしょうか。フランチェスカ・ヘイワード ヨチヨチ歩きの頃から"クララごっこ"みたいなこ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/24掲載

ミュージカル『キャッツ』のミストフェリーズをブロードウェイとウエストエンド、そして日本の3カ国で2000回以上も踊った、堀内元=インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一堀内元はバランシンが芸術監督を務めるニューヨーク・シティ・バレエでプリンシパルとして活躍したことは有名だが、『キャッツ』のミストフェリーズ役を踊り、その<魔法のターン>はブロードウェイやウエストエンドで大いに喝采を浴びた。このことはあまりよく知られていない。そこで映画『キャッツ』が公開されるにあたって、米英日3カ国で2000回以上も『キャッツ』の舞台で踊

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/24掲載

Kバレエ カンパニー『白鳥の湖』第3幕 通し稽古を観る

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko SasakiKバレエ カンパニーが2020年の幕開けを飾るのは、芸術監督・熊川哲也の演出・再振付による古典名作『白鳥の湖』。2003年の初演以来、再演を重ねているが、今回は主役にバレエ団のトップのペア、中村祥子と遅沢佑介を筆頭に、躍進目覚ましい矢内千夏と髙橋裕哉、成田紗弥と山本雅也、小林美奈と堀内將平という3組の期待の若手を配し、さ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/24掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:オニール八菜

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAHannah O'Neill オニール八菜(プルミエール・ダンスーズ)2019年夏のル・グラン・ガラ2019で来日してから、半年が経過。オニール八菜がもうじきパリ・オペラ座のツアーで再び来日する。優美な踊りが評価されているのはもちろんだが、日本生まれということもあり美しい彼女に向ける日本のバレエ

  • #ワールドレポート
  • #パリ

2020/01/20掲載

ヌニェスとムンタギロフが主演した『コッペリア』、間も無くライヴビューイングされる

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi© ROH, 2019. Photographed by Bill Cooper.英国ロイヤル・バレエのシネマシーズン、次回上映(1月24日〜30日)は二ネット・ド・ヴァロワ振付(イワノフ、チェケッティ原振付)の『コッペリア』。イギリスでは1933年にヴィック=ウェルズ劇場で初演されている。英国ロイヤル・バレエとして

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/20掲載

英国ロイヤル・バレエのライブ・シネマで上映される『眠れる森の美女』のオーロラ姫を金子扶生が踊った!

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase英国ロイヤル・バレエは、11月7日〜1月16日まで本拠地コヴェントガーデンのロイヤル・オペラハウスで『眠れる森の美女』を公演した。最終日1月16日はイギリス国内とヨーロッパ各国の指定映画館に公演をライブ中継するライブ・シネマも行われた。当初この日の配役はプリンシパルのローレン・カスバートソンがオーロラ姫を、フェデリ

  • #ワールドレポート
  • #ワールドレポート(その他)

2020/01/18掲載

「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」と今春公開の映画『ロミオとジュリエット』でロミオを踊る、ウィリアム・ブレイスウェル=インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=矢沢ケイト1月31日より開催されるガラ公演「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」、そして今春日本で公開されるイギリスBBC製作の映画『ロミオとジュリエット』で、ともにロミオを踊るウィリアム・ブレイスウェル。まだ日本ではあまりお目見えしていないが、ブレイスウェルは類をみないノーブルな踊りと、高い技術力と優れた音楽性を表現の一つとして包み込んでしまうスイートな魅力を放

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/10掲載

『ライモンダ』は初日のみ上演、『ル・パルク』は全公演中止となった、パリ・オペラ座のストライキの実情

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団Rudolf NOUREEV « RAYMONDA » & La grève à l'Opéra national de Parisルドルフ・ヌレエフ振付『ライモンダ』& パリ・オペラ座のスト12月はバスチーユ・オペラでルド

  • #ワールドレポート
  • #パリ

2020/01/10掲載

スピード感にあふれるスリリングな舞台、ブルーノ・ベルトラオの世界

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURABruno Beltrão / Grupo de Rua ブルーノ・ベルトラオ/ グルーポ・ヂ・フーア"Inoah" Bruno Beltrão 『イノア』ブルーノ・ベルトラオ:振付10月31日から11月2日まで、ブルックリンのBAMで、ブルーノ・ベルトラオ/グルーポ・ヂ・フーアによる『イノア』の公演が

  • #ワールドレポート
  • #ニューヨーク

2020/01/10掲載

大役を見事に果たした山田悠未のクララと、ダンスの成熟が滲み出た近藤亜香の金平糖の精、オーストラリア・バレエ団のピーターライト版「くるみ割り人形」

ワールドレポート/オーストラリア岸 夕夏 Text by Yuka KishiAUSTRALIAN BALLET: オーストラリア・バレエ団Peter Wright's "The Nutcracker"Choreographed by Peter Wright, Lev Ivanov, Vincent RedmonProduction : Peter Wrightピーター・ライト版『くるみ割り人形

  • #ワールドレポート
  • #オーストラリア

2020/01/10掲載

キエフ・バレエの新春ガラ公演、オーケストラの演奏と寄り添い、古典バレエをアットホームな雰囲気で上演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiキエフ・バレエ〜タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立バレエ〜「初夢バレエ・ガラ」『眠りの森の美女』 写真/瀬戸秀美(すべて)お正月恒例のキエフ・バレエ公演のプログラムは、『くるみ割り人形』と『白鳥の湖』の全幕、そして「初夢バレエ・ガラ」で、すべて古典バレエもしくは古典音楽に振付けたバレエを上演した。キエフ・バレエ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/10掲載

クリスマス・ツリーを巡る美しく楽しい旅、そして難度の高い振付を見事に踊ったダンサーたち、斎藤友佳理版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『くるみ割り人形』斎藤友佳理:改訂演出・振付(レフ・イワーノフ及びワシーリー・ワイノーネンに基づく)東京バレエ団が、創立55周年記念プロジュエクトのハイライトの一つとして、長年上演してきたワイノーネン版『くるみ割り人形』を、芸術監督の斎藤友佳理が演出・振付に手を加え、装置と衣裳を一新し、37年ぶりにリニューア

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/10掲載

ベートーヴェンの愛と孤独と絶望、そして偉大な作曲の力を見事に描いた、中村恩恵の『ベートーヴェン・ソナタ』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』中村恩恵:演出・振付、首藤康之、新国立劇場バレエ団:出演中村恩恵がベートーヴェンの生涯をテーマとして、首藤康之と新国立劇場バレエ団のダンサーのために演出・振付けた『ベートーヴェン・ソナタ』が再演された。初演は2017年3月。ベートーヴェンはその日記の中で、「おまえ」と自身に

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/10掲載

ミニシアターで上質の映画を観るように珠玉の新作ダンスを楽しむ

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya SakaguchiMelos Dance Experience 第2回公演『トラフィック』西島数博:振付、『A Pilgrimage』中村恩恵:振付、『On the Ground』笹原進一:振付ダンスに限らず、舞台作品はなんでもそうだと思うけれど、新作をゼロからつくりあげるには、とてつもないエネルギーがいる。それでいて、国内のダンス公演の

  • #ワールドレポート
  • #東京

2020/01/10掲載

有馬バレエ70周年記念公演──安達哲治、下村由理恵、藤川雅子作品、そして矢上恵子追悼演目も上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna有馬龍子記念一般社団法人京都バレエ団『クリスマス・キャロル』〜奇跡の贈りもの〜 藤川雅子;振付、『ビゼーシンフォニー』下村由理恵;振付、『Lazo』〜絆〜 矢上恵子;振付、『ショパンという名の音楽家...想いに濡れながら』安達哲治;振付70周年を迎えるバレエ団体は全国を見渡しても、まだ数えるほどしかないと思うが

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2020/01/10掲載

佐々部佳代と碓氷悠太を主役に、見応えがあった松岡伶子バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団『くるみ割り人形』松岡伶子;演出・振付、市橋万樹;再振付クララ:筒井怜奈、フリッツ:土井恵詩  撮影:むらはし和明(すべて)ロシアの指導者からキーロフ(現在のマリインスキー)版を学んだものを礎にしながら、松岡伶子が振付けた『くるみ割り人形』。そこに今回は市橋万樹が手を加えて上演した。マリインスキ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2020/01/10掲載

英国ロイヤル・バレエのリース・クラークがファースト・ソリストに昇進し、『オネーギン』主役デビューが決定した

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase英国ロイヤル・バレエ団ソリストのリース・クラークが、1月7日にファースト・ソリストに昇進した。クラークはスコットランド出身。3人の兄に続いて2006年にロイヤル・バレエ・スクールの初等科であるホワイト・ロッジに入学。在学中から優れた容姿と将来性で当時の校長、故ゲイリーン・ストック女史ほかの関係者から高く評価されてい

  • #ワールドレポート
  • #ワールドレポート(その他)

2020/01/09掲載

英国ロイヤル・バレエの鮮やかで楽しく豪華なミックス・プロが間も無く上映される、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン

ワールドレポート/その他関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「ライモンダ」© BILL COOPER ※写真は映画のキャストのものではありません(すべて)英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20では、ロイヤル・バレエのミックス・プログラムが1月17日から上映される。今回の上映は『コンチェルト』(ショスタコーヴィチ/マクミラン)、『エニグマ・ヴァリエーショ

  • #ワールドレポート
  • #ワールドレポート(その他)

2020/01/09掲載

ページの先頭へ戻る