ワールドレポート

2019年9月

2019年9月の記事一覧

ミハイロフスキー劇場バレエ・ソリストたちが語る、ドゥアト版『眠りの森の美女』『パリの炎』の魅力

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi日本では長く「レニングラード国立バレエ」の名で親しまれてきたミハイロフスキー劇場バレエ。ワガノワ・バレエアカデミー出身者が多く在籍することでも知られる名門だが、2011年に芸術監督としてナチョ・ドゥアトを迎え、コンテンポラリーのレパートリーも充実させた。その後も、毎年のように新作を発表しており、勢いのあるカンパニーとして

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2019/09/30掲載

開幕直前!Kバレエカンパニー『マダム・バタフライ』リハーサルレポート 儚くも強い「蝶々さん」のはばたき

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi9月27日、Kバレエカンパニーの新作『マダム・バタフライ』がいよいよ開幕する。これに先立ち、9月11日に東京・小石川のスタジオで公開リハーサルが行われた。まずはバタフライ(矢内千夏)とピンカートン(堀内將平)による「初夜のパ・ド・ドゥ」から。リハーサル開始の前に、熊川哲也芸術監督が自ら、作品の背景や場面について語った。舞

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2019/09/24掲載

偉大な舞踊歴史学者、アイヴァ・ゲストを偲んで

ワールドレポート/東京安達 哲治 Text by Tetsuji Adachi偉大な舞踊歴史学者、アイヴァ・ゲストの追悼式典が2018年9月26日にロイヤル・アカデミー・オブ・ダンスの本拠地、ロンドンのバターシースクエアーで開催された。バレエに携わる者にとって知っているべき人、忘れてはいけない人、それは舞台の上に立つスターのみでなく、裏で舞踊の本質とは何か?真実はどうだったのか?に一生を捧げた人

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2019/09/24掲載

演出家、プロデューサーとして多くのミュージカルを製作した、ブロードウエイの巨星、ハロルド・プリンス逝去、91歳

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri Misaki『ウエスト・サイド・ストーリー』、『キャバレー』、『屋根の上のバイオリン弾き』、そして最長ロングランミュージカル『オペラ座の怪人』など、ミュージカル史上不朽の名作といわれる多くの作品をブロードウエイに送り出したプロデューサー・演出家のハロルド・プリンスが7月31日、アイスランドのレイキャビクで死去した。91歳だった。プ

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2019/09/24掲載

東京バレエ団×勅使川原三郎の新作『雲のなごり』が間もなく開幕!

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi東京バレエ団創立55周年記念公演シリーズの第4弾として、勅使川原三郎振付の新作が世界初演される。タイトルは『雲のなごり』。音楽は、武満徹の「地平線のドーリア」「ノスタルジア」が使用される。photo/Shoko Matsuhashi(すべて)7月〜8月、東京バレエ団のスタジオでリハーサルが開始され、ダンサーたちは武満徹の

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2019/09/20掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:ニコラ・ポール

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURANicolas Paul ニコラ・ポール(スジェ)オペラ座350周年を記念する今年、オペラ座の外部でもさまざまな関連イベントが用意されている。オルセー美術館では9月24日から『オペラ座のドガ』展がスタート。会期中の10月11日、12日には美術館内で''ドガ・ダンス''とタイトルされた催しがある。

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2019/09/17掲載

『マダム・バタフライ』は実在した? 熊川哲也がバレエで描く日本の美

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi設立20周年を迎えたKバレエカンパニー。20年の集大成として制作された全幕バレエ『マダム・バタフライ』が、9月27日にいよいよ開幕する。これに先立ち都内ホテルで行われた記者発表では、芸術監督の熊川哲也とプリンパルたちが、この作品にかける思いと見所を語った。熊川監督が日本を舞台とした作品を手がけるのは、今回が初めてだ。マダ

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2019/09/16掲載

パリ、シャトレ歌劇場がリニューアルし、バレエ・リュスの記念碑的作品にちなんだ『パラード』を上演する

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoParis en Parade : le Châtelet reouvre ses portes au publicシャトレ歌劇場がスペクタクル『パラード』でリニューアル・オープンパリに新たなダンスの拠点が誕生へ。シャトレ歌劇場はパリの中心シテ島を臨むシャトレ広場にある。オスマン男爵の都市計画に従って、1862年にテアトル・

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2019/09/10掲載

ABTらしいドラマティックなストーリー・バレエ『ドニエブルの川岸』ほかラトマンスキーの3作品

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri MisakiAmerican Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター"Songs of Bukovina", "On the Dnieper", "The Seasons" by Alexei Ratmansky『ブコヴィナの歌』、『ドニエプルの川岸』、『四季』 アレクセイ・ラトマンスキー:振付今年のアメリカン

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2019/09/10掲載

斬新な試みもあって大いに盛り上がったタップ・シティの「タップ・エリントン」と「リズム・イン・モーション」

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURAAmerican Tap Dance Foundation アメリカン・タップ・ダンス・ファンデーション"Tap City" 「タップ・シティ」ニューヨークの夏の風物詩でもある、毎年恒例のタップ・ダンスのフェスティバル、「タップ・シティ」が7月6日から12日まで開催されました。主催はアメリカン・タップ・

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2019/09/10掲載

吉田都らしいバレエ芸術への心のこもった深い愛を感じさせた "Last Dance"

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「NHK バレエの饗宴」特別企画吉田都引退公演 "Last Dance" 吉田都 他©Kiyonori Hasegawa(すべて)1984年にサドラーズ・ウエルズ・ロイヤル・バレエ団(現英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団、88年にプリンシパルに昇格、1995年には英国ロイヤル・バレエ団に移籍し、英国で22年

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2019/09/10掲載

個性豊かなダンサーの卓越した演技を堪能した、〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉Bプログラム

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉〜レジェンドたちの奇跡の夏〜【Bプログラム】『フラトレス』(『ドゥーゼ』より)ジョン・ノイマイヤー:振付・装置・照明・衣裳、ほか希代のバレリーナ、アレッサンドラ・フェリとイタリアの国民的スター、ロベルト・ボッレを核に、名だたるダンサーを加えたガラ公演〈フェリ、ボッレ&フレンズ〉。Aプロでは、マ

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2019/09/10掲載

海外のカンパニーで活躍しているダンサーを中心に、20名が踊ったフレッシュなオーチャード・バレエ・ガラ

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi熊川哲也 オーチャードホール芸術監督 特別企画オーチャード・バレエ・ガラ 〜JAPANESE DANCERS〜Bunkamura オーチャードホールは、今回2回目となる「オーチャード・バレエ・ガラ 〜JAPANESE DANSERS〜」を開催した。次回は2021年開催予定。2018年には「オーチャード・バレエ・ガラ〜

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2019/09/10掲載

様々の国から若さと意欲あふれるバレエダンサーが集結した、バレエ・アステラス2019

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiバレエ・アステラス2019 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜新国立劇場バレエ研修所今回のバレエ・アステラスは海外で活躍する日本人バレエダンサーとそのパートナーそして、カナダ国立バレエ学校をゲストに迎えた2部構成。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の首席指揮者、ポール・マーフィーが東京フィルハーモニー交

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2019/09/10掲載

古典名作と東京バレエ団のダンサーが振付けた意欲的2作品が上演された「サマー・バレエ・コンサート」

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki【めぐろバレエ祭り】〈サマー・バレエ・コンサート〉『ライモンダ』より マリウス・プティパ:振付、ほか"子どもから大人まで 夏はめぐろでバレエざんまい"をキャッチコピーに、【第7回めぐろバレエ祭り】が8月20日から25日まで、めぐろパーシモンホール全館で開かれた。東京バレエ団によるバレエ公演をはじめ、ダンサーによるバレエの

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2019/09/10掲載

ローザンヌで活躍した脇塚優や淵山隼平、海外で踊っている実力派ダンサーたちが集った

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaダンスウエスト「Dance at the Gathering」海外で活躍する日本人ダンサーが多数出演しての「Dance at the Gathering」がNHK大阪ホールで開催された。東條裕子バレエシアターの『A NIGHT IN THE TOROPICS』で幕開け、すぐに、今年のローザンヌ国際バレエコンクー

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2019/09/10掲載

21回目を迎えた関西を代表する夏のガラ、MRBバレエスーパーガラが今年も華やかに!

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaMRB松田敏子リラクゼーションバレエMRBバレエスーパーガラ関西の夏のガラ公演として定着した「MRBバレエスーパーガラ」、21回目の今回も華やかに開催された。各舞台で主役を踊っている田中ルリや竹中優花、藤本瑞紀、法村圭緒、武藤天華、恵谷彰なども出演した『LOOK'』で幕開け。続いて、若手注目株のヴァリエーション

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2019/09/10掲載

キトリがガマーシュと結婚?──山本庸督が振付けた『ドン・キホーテ』全幕のクライマックス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.BALLET COMPANY『ドン・キホーテ』山本庸督:演出・振付アメリカで活躍してきた山本庸督が日本に戻り、演出・振付を手掛けた全幕バレエの3作品目『ドン・キホーテ』の初演。独自の演出が散りばめられて興味深い舞台に仕上がっていた。まず、オーソドックスな演出と違うのは、ドン・キホーテ役の設定。ヨボヨボの

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2019/09/10掲載

ヨーロッパのバレエの"今"を垣間見られる作品の数々──アーティスティック・バレエ・ガラ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna一般社団法人BALLET OFFICE JAPANアーティスティック・バレエ・ガラ夏のバレエ・ガラが少しづつ増えてきているけれど、それぞれの特徴は? と考えた時、この矢倉鈴奈が代表を務めるBALLET OFFICE JAPAN主催の「アーティスティック・バレエ・ガラ」は、"ヨーロッパの今、を感じられるガラ"──

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2019/09/10掲載

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