ワールドレポート

2022年11月

2022年11月の記事一覧

ジュリアン・マッケイが来日、K-BALLET Opto第2弾「プラスチック」製作発表会

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei KazukiBunkamuraとK-BALLETによる新プロジェクト〈K-BALLET Opto〉9月末の旗揚げ公演「プティ・コレクション」に続くシリーズの第二弾では、来年1月8、9日KAAT神奈川芸術劇場にて環境問題となっている「プラスチック」をテーマにした二演目『ペットボトル迷宮』、『ビニール傘小町』(渡辺レイ振付)を上演する。その製作

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2022/11/30掲載

オニール八菜インタビュー「どうしても踊りたかった『マイヤリング』で、一生忘れられない素晴らしい経験をしました」

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi Sanko――『マイヤリング』ではマリーとラリッシュ侯爵夫人役を躍られました。とても素晴らしい舞台でした。お疲れ様でした。マクミランの振付けた『マイヤリング』は映画とはだいぶ違いますね。映画のイメージがあったので。映画だとドヌーブやヘップバーンといった女性の方にカメラが向きますけど、マクミランでは全てがルドルフに焦点が当てられています

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2022/11/28掲載

パリ・オペラ座バレエ団の昇級コンクールが開催され、プルミエ、スジェ、コリフェへの昇級者が決まった

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAパリ・オペラ座バレエ団コール・ド・バレエの昇級コンクールが11月4日(男性ダンサー)と5日(女性ダンサー)に開催された。男女とも苗字のアルファベットが L からのスタート。男女共プルミエの1席、スジェの2席、コリフェの2席を目指してのコンクールで、以下が課題曲と各クラスの昇級者である。<男性の部

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2022/11/24掲載

平野亮一がルドルフ皇太子を踊った『うたかたの恋』が英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズンのバレエのオープニングとして上映される

ワールドレポート/その他関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「うたかたの恋」© 2018 ROH.Ph by Helen Maybanks今年はマクミランの没後30周年ということもあり、英国ロイヤル・バレエとパリ・オペラ座バレエの新シーズンは『うたかたの恋ーマイヤリングー』の競演となった。また、宝塚歌劇団の新春公演もミュージカル『うたかたの恋』だ。2002年、この自作の上演

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2022/11/24掲載

『うたかたの恋』のクライマックス、オニールのマリー・ヴェッツェラとビュリオンのルドルフが死を目前にした激しいパ・ド・ドゥを踊った

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"Mayerling" Kenneth MacMillan『うたかたの恋』 ケネス・マクミラン:振付ガルニエ宮でケネス・マクミラン振付の『うたかたの恋』のレパートリー入り公演が、10月25日から11月12日まで上演された。第二次世界

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2022/11/20掲載

漆黒の森から浮かび上がる官能性、佐東利穂子ソロ『告白の森』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei KazukiアップデイトダンスNo.94『告白の森』佐東利穂子:構成・振付・音楽構成・出演佐東利穂子の三作目となるソロ『告白の森』をカラス・アパラタスで見た。地下にある劇場に向かって足を踏み入れる途中からミントのような芳香に癒やされ、会場のあちこちに飾られている観葉植物や生花、ドライフラワーにも目が留まる。これらのしつらえは毎回、彼女によるも

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2022/11/15掲載

ステファン・リスナー(パリ・オペラ座前総裁)は語る、「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」展

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki東京・京橋のアーティゾン美術館にて「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」展が好評開催中だ。17世紀から現在までのパリ・オペラ座の歴史を彩った音楽、舞台芸術、建築、絵画、彫刻、そして文学、写真、ファッションに至るまでさまざまな芸術を丹念に取り上げ、総合芸術の発信の場として発展してきたパリ・オペラ座の魅力を多方面から考察している。本展

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2022/11/15掲載

ジュリー・ケントがヒューストン・バレエの共同芸術監督に、大石裕香が振付ける『ボレロ』ほか、NYCB、ABT、サンフランシスコ・バレエの新シーズン

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiヒューストン・バレエアメリカのバレエ界の話題をいくつかお伝えする。まず、10月末に来日公演を行ったヒューストン・バレエに、2015年から7シーズンに渡ってワシントン・バレエの芸術監督を務めてきたジュリー・ケントが2022-23シーズン後、共同芸術監督として加入する。ヒューストン・バレエの現芸術監督のスタントン・ウェルチは引き続き

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2022/11/14掲載

古典バレエを深化させて生と死のドラマの構築を試みた、新国立劇場バレエ団新制作『ジゼル』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ジゼル』ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ:振付、吉田都:演出、アラスター・マリオット:改訂振付新国立劇場バレエ団が『ジゼル』を新制作し、10月21日より全9公演を開催した。新版の制作にあたり、舞踊芸術監督の吉田都が自ら演出を手掛け、アラスター・マリオットがコラリ、ペロー、プティ

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2022/11/10掲載

上野水香が集大成ともいうべき崇高なニキヤを造形し、柄本弾のソロルと息の合った舞台を見せた

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ラ・バヤデール』ナタリア・マカロワ:振付・演出(マリウス・プティパの原振付による)東京バレエ団がマカロワ版『ラ・バヤデール』を5年振りに上演した。この古典バレエの名作は、古代インドを舞台に、愛し合う舞姫(バヤデール)ニキヤと戦士ソロルが、ニキヤに求愛する大僧正ハイ・ブラーミンや、ソロルに娘ガムザッティとの結

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2022/11/10掲載

山本隆之、福岡雄大、福田圭吾、本島美和、細田千晶などが矢上香織・久留美・恵子や福田紘也の振付作品を踊った──K★バレエスタジオ36thコンサート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaK★バレエスタジオ36thコンサート『海賊』矢上香織:振付、『死神』福田紘也:振付ほか新国立劇場バレエ団で活躍する福岡雄大、福田圭吾、福田紘也、それに彼らの先輩で現在、同バレエ団オノラブルダンサーの山本隆之を育てたK★バレエスタジオ。その36回目のコンサート。当然、彼らも出演したとともに、彼らとともに踊って来た

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2022/11/10掲載

意欲的な創作作品と『オーロラの結婚』──ゆかりバレエ公演2022

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaゆかりバレエ公演2022神原ゆかり、中村隆彦、牧村直紀:振付『オーロラの結婚』オーロラ姫:齊藤耀、デジレ王子:牧村直紀© エー・アイ 撮影:山崎光彦(Mitsuhiko Yamazaki)『眠れる森の美女』からの『オーロラ姫の結婚』で幕を開けた舞台。妖精のパ・ド・シスや宝石、猫や赤ずきんちゃんとお馴染みの踊りの

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2022/11/10掲載

「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」展が開催中、オペラ座と華やかなバレエの歴史が展望できる

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiジャン=バティスト=エドゥアール・ドゥタイユ《オペラ座の落成式、1875年1月5日》1878年、オルセー美術館(ヴェルサイユ宮殿に寄託)Photo ©RMN-Grand Palais (Château de Versailles) / Gérard Blot/ distributed by AMF東京・京橋のアーティゾン美術館にて

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2022/11/10掲載

20周年を迎え、1000人規模の過去最大のコンクールとなったYGP 2023 日本予選

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiプリコンペティティブ部門 ホープ・アワード 中田 佳幸『卒業舞踏会』© 根本 浩太郎(スタッフ・テス)ユース・ブランプリ(Youth Grand Prix, 以下「YGP」)2023 日本予選が10月17日〜23日あましんアルカイックホール/オクトホールで開催された。日本でYAGPの予選が初開催されたのは2002年で、若いダンサ

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2022/11/09掲載

《パリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバル》が開催され、8公演の舞台がスクリーンに甦る

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiパリ・オペラ座バレエ団は、オーレリー・デュポンが辞任し、新たにジョゼ・マルティネスが舞踊監督に決まったばかり。新任監督は開催中の『うたかたの恋』公演に姿を見せ、ソリストたちそれぞれに声をかけていた、と伝えられる。ダンサーたちになかなか評判が良いそうだ。また11月5日より、アーティゾン美術館では「パリ・オペラ座展」が開

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2022/11/08掲載

日本人は総勢14名の参加が決定!ローザンヌ国際バレエコンクール2023

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki2023年ローザンヌ国際バレエコンクールのビデオ審査が行われ、日本からは女性3名、男性7名が通過した。ローザンヌで来年1月29日から開催される本選へ出場できるのは、10月1、2日に行われた日本予選で選出された女性2名、男性2名を合わせて、女性5名、男性9名、合計14名となった。国際的に活躍するバレエ・ダンス界のプロフェッショナル

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2022/11/03掲載

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