ワールドレポート

2019年2月

2019年2月の記事一覧

『ヤン・リーピンの覇王別姫〜十面埋伏〜』。鮮烈の歴史スペクタクルが間も無く開幕

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi『ヤン・リーピンの覇王別姫〜十面埋伏〜』が間もなく開幕する。これは有名な中国古代の壮大な物語に題材を取った歴史スペクタクルともいうべき舞踊ドラマ。秦の始皇帝死後、群雄割拠の中、激戦を繰り返した西楚の覇王項羽と漢の劉邦。その覇王に愛された虞姫(虞美人)の哀しく高貴な愛の物語である。初日を2日後に控えた19日、急遽、記者

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2019/02/21掲載

第19回英国批評家協会賞(ナショナル・ダンス・アワード)結果

ワールドレポート/ロンドン香月 圭 text by Kei Kazukiワディム・ムンタギロフ『白鳥の湖』© Bill Cooper第19回英国批評家協会賞(ナショナル・ダンス・アワード)授賞式が2019年2月18日ロンドンのバービカン・センターで行われ、その模様がライブ配信された。今年も多様性に富んだ新たなダンスが次々と生み出された英国舞踊界の活況を反映する結果となった。クラシック部門では、息の

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2019/02/21掲載

公演直前インタビュー 新国立劇場バレエ『ラ・バヤデール』ガムザッティ踊る 渡辺与布「弱さを隠した、美しいガムザッティを演じたい」

ワールドレポート/東京インタビュー/坂口 香野3月2日に初日を迎える新国立劇場『ラ・バヤデール』。古代インドを舞台とする壮麗なグランド・バレエであり、舞姫ニキヤとその恋人で戦士のソロル、王侯の娘ガムザッティの確執という、濃密な人間ドラマも見どころだ。今回、米沢唯、木村優里とともにガムザッティ役に抜擢されたのは渡辺与布。イーグリング版『眠れる森の美女』のカラボス役などで華やかな存在感を放っている注目

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2019/02/17掲載

「反戦」をテーマとする不穏な名作『緑のテーブル』をスターダンサーズ・バレエ団が14年ぶりに再演する!

ワールドレポート/東京坂口 香野スターダンサーズ・バレエ団 小山久美総監督にきくクルト・ヨースの名作『緑のテーブル』を、スターダンサーズ・バレエ団が14年ぶりに再演する。ヨースはドイツ表現主義ダンスの草分け的存在で、ピナ・バウシュの師としても知られ、この作品はナチス政権誕生直前の1932年にパリで初演された。舞踊史に残る名作とされながら、上演条件の厳しさから、世界的にも上演回数は決して多くなく、日

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2019/02/15掲載

リュドミラ・パリエロが貧しい時からスポットライトが当たるまでを丁寧に演じた、ヌレエフ版『シンデレラ』

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"Cendrillon" RUDOLF NOUREEV 『シンデレラ(サンドリヨン)』 ルドルフ・ヌレエフ:振付11月27日から1月2日までバスチーユ・オペラでルドルフ・ヌレエフ振付の『シンデレラ』が行われた。例年のことながらダンサ

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2019/02/12掲載

ホアキン・デ・ルース=インタビュー 「バリシニコフの『ドン・キホーテ』の映像を見て、私はこれをやりたい」と思いました

ワールドレポート/ニューヨークインタビュー:ブルーシャ西村Joaquin De Luz ホアキン・デ・ルース----ダンス講師、トレーニング・コーチとしても活動なさっていますが、指導する時に心掛けていることはなんですか。ホアキン できるだけ簡潔に、少ない言葉で表現し、的確に要点だけを伝えることです。多くの言葉でたくさんのことを言うとダンサーは混乱するので、そのダンサーにとって何が一番改善のために大

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2019/02/12掲載

『ラ・バヤデール』を新たに改訂し活き活きとしたヴァージョンとして上演、谷桃子バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』高部尚子:演出・改訂振付、マリウス・プティパ:原振付谷桃子バレエ団の新春公演2019『ラ・バヤデール』原振付、マリウス・プティパ、演出・改訂振付、高部尚子を観た。それは谷桃子バレエ団の伝統となっている、スラミフィ・メッセレルがボリショイ・バレエ版を持ち込み、谷桃子、望月則彦が改訂を加え

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2019/02/12掲載

造形力に富んだ素晴らしいイマジネーションに感心した、中村恩恵の新作『火の鳥』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団ニューイヤー・バレエ 『レ・シルフィード』ミハイル・フォーキン:振付、『火の鳥』中村恩恵:振付、『ペトルーシュカ』ミハイル・フォーキン:振付恒例となっている新国立劇場バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」は、『レ・シルフィード』『ペトルーシュカ』のフォーキン振付作品と、中村恩恵の新作『火の鳥』の世界初演

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2019/02/12掲載

楽しく、アメージングな『くるみ割り人形』を演出した、NBAバレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『くるみ割り人形』久保綋一:演出・芸術監督NBAバレエ団は独自のヴァージョンの『くるみ割り人形』を、毎年年末に上演している。2018年も拠点を持つ所沢市と東京、池袋の芸術劇場で上演した。冒頭に、ドロッセルマイヤー(マシモ・アクリ)の甥クリストフと、彼に憧れを抱いているクララ(大島淑江)の前年のパーティー

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2019/02/12掲載

『眠れる森の美女』『シンデレラ』のワルツから「美しき青きドナウ」まで、中村の振付の小気味良さが随所に光った新春の京都の舞台

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNew Year Gala ロームシアター京都「京響クロスオーバー バレエ×オーケストラ」中村恩恵:演出・振付、下野竜也:指揮、京都市交響楽団ロームシアター京都では2019年の新春6日、下野竜也指揮、京都市交響楽団の演奏と中村恩恵の演出・振付による「京響クロスオーバー バレエ×オーケストラ」をNew Year Gal

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2019/02/12掲載

上山榛名&水城卓哉中心のお菓子の国とお伽の国ヴァージョンでは宮本萌がクララ・デビュー貞松・浜田バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松正一郎、長尾良子、高瀬浩幸(ゼリー)、秋定信哉(クッキー)、川村康二(ロライロ&エスパーダ)、松良緑(円舞曲):振付、M・プティパ、L・イワーノフ:原振付例年、神戸文化ホールで行われる貞松・浜田バレエ団の『くるみ割り人形』。今年は、神戸文化ホールの2階天井ボード落下の修繕

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2019/02/12掲載

カンパニーでこぼこがソフィア歌劇場の歌手たちと「ニューイヤー祝祭コンサート2019」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaカンパニーでこぼこ「ニューイヤー祝祭コンサート2019」脇塚力:バレエ振付1月3日に行われた公演は、守山俊吾指揮のオーケストラとブルガリアのソフィア歌劇場の歌手による歌、そして、カンパニーでこぼこのバレエが加わってのお正月らしい舞台だった。1月3日というで、普段なかなか劇場やコンサートホールに足を運ばない方も来

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2019/02/12掲載

楽しく華やかに踊られたクリスマスシーズンのグランド・バレエ『くるみ割り人形』、越智インターナショナルバレエ

ワールドレポート/名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi越智インターナショナルバレエ『くるみ割り人形』チャイコフスキー曲越智インターナショナルバレエのクリスマスシーズンのグランド・バレエ『くるみ割り人形』は、2018年には第31回目の公演を迎えた。『くるみ割り人形』では、多くのバレエ団が開幕シーンのクリスマス イブの雰囲気を醸すために、様々な工夫をこらしている。越智イン

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2019/02/12掲載

第47回ローザンヌ国際バレエコンクール結果:日本人3名が見事入賞!

ワールドレポート/ローザンヌ香月 圭 text by Kei Kazuki第47回ローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者と審査員 © Rodrigo Buas第47回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が2019年2月9日ボーリュ劇場で行われ、第3位に佐々木須弥奈、第4位に脇塚優、第8位に住山美桜の日本人3名が入賞した。この快挙に日本中が湧いている。佐々木須弥奈はベスト・スイス賞も受賞した。この賞

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2019/02/11掲載

渡辺謙主演、トニー賞4部門受賞『王様と私』のウエストエンド上演の映像が3日間特別上映される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi©Matthew Murphy渡辺謙が1860年代初頭のシャム(タイ)の王様に扮して歌って踊る『The King and I 王様と私』は、2015年にブロードウェイで上演されトニー賞4部門を受賞した。さらに2018年にはミュージカルの聖地とも言われるロンドン、ウエストエンドで上演されて喝采を博している。そのパラディ

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2019/02/08掲載

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