ワールドレポート

2022年10月

2022年10月の記事一覧

マニュエル・ルグリが最後の舞台を踊る「スーパースター・ガラ 2022」が11月24日に開幕する

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「スーパースター・ガラ 2022」パトリック・ド・バナ:芸術監督、マニュエル・ルグリほか:出演マニュエル・ルグリ、マチュー・ガニオ、スヴェトラーナ・ザハロワ、ナタリア・オシポワほか、バレエの<スーパースター>12名が一挙に来日し、A・B二つのプログラム全22演目(10月29日現在)を踊る注目の公演が、11月24日より

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2022/10/30掲載

ヒューストン・バレエ来日公演プレイベント、加治屋百合子とコナー・ウォルシュが息の合ったパ・ド・ドゥを披露した

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki10月29、30日に東京文化会館で初来日公演を行う、ヒューストン・バレエのプリンシパルの加治屋百合子とコナー・ウォルシュが第三幕の「乙女と王子のパ・ド・ドゥ」を披露した。オディールの魔力に惑わされ、彼女との結婚を誓ってしまったジークフリート王子が湖のほとりで悲しみに打ちひしがれる乙女オデットのもとに駆けつけ、許しを請うという場面

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2022/10/29掲載

「私は、今、NYCBのレパートリー・ディレクターであり、SABやBAEでも教えていてとても忙しいです」ゴンサロ・ガルシア=インタビュー

ワールドレポート/ニューヨークインタビュー:ブルーシャ西村ゴンサロ・ガルシア Gonzalo Garcia(NYCB Repertory Director, SAB Faculty)スペイン、サラゴサ生まれ。1995年にローザンヌ国際バレエコンクールで史上最年少の15歳で金賞受賞。その後サンフランシスコ・バレエ・スクールで学び、1998年3月にサンフランシスコ・バレエに入団、2000年にソリストに

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2022/10/28掲載

勅使川原三郎、令和4年度文化功労者顕彰に寄せて「知る喜びを他者と分かち合うことほど面白いことはない」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiphoto by Akihito Abe勅使川原三郎が令和4年度の文化功労者として顕彰されるにあたり、記者取材会が10月22日カラス アパラタスにて行われた。勅使川原自身の筆による素描画が飾られたスタジオに、全身黒のスーツで登場した勅使川原は穏やかな表情で次のように受賞の辞を述べた。「この選定に私が選ばれたということはありがたいこ

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2022/10/26掲載

元エトワール、カデール・ベラルビ(トゥールーズのカピトル歌劇場バレエ団の芸術監督)が新たに財団を発足させた

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoDémarrage de la Fondation Kadar Belarbi「カデール・ベラルビ財団」が発足10月13日にパリ市内のダンス施設カロー・デュ・タンプルでまず記者会見が行われた。ジャン・グラヴァニ財団総裁(元農水産大臣)から財団の誕生の経緯とその目的についての説明があり、それから具体的な内容についてカデール・ベ

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2022/10/24掲載

パリ・オペラ座バレエの新作公演、いよいよ大詰め新しい舞踊監督の選考に関する情報

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団" Cri de coeur " Alan Lucien Øyen 『心の叫び』アラン・ルシアン・オイエン:振付ガルニエ宮でのパリ・オペラ座バレエ団のシーズン開幕演目はアラン・ルシアン・オイエン振付の新作『心の叫び」だった。9月20

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2022/10/20掲載

英国ロイヤル・バレエ新シーズンが平野亮一主演『うたかたの恋』で開幕! ロイヤル・オペラ・ハウスのバレエ配信、「ワールド・バレエ・デー2022」も開催される

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki「うたかたの恋」平野亮一とナターリヤ・オシポワMayerling. Natalia Osipova as Mary Vetsera and Ryoichi Hirano as Rudolf. c ROH, 2018. Ph. by Helen Maybanks※「うたかたの恋」の写真は今回公演の写真ではありません英国ロイヤル・バ

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2022/10/19掲載

パリ・オペラ座ダンサー・インタビュー:アレクサンドル・ボカラ

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAAlexandre Boccara アレクサンドル・ボカラ(カドリーユ)パリ・オペラ座バレエ団のシーズン開幕作品であるアラン=ルシアン・オイエンの『Cri de coeur』は、9月20日から10月13日まで16公演が行われた。配役されている33名のダンサーは踊るだけでなく、ステージ上でセリフも

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2022/10/17掲載

三つの異なった幻想と音楽が見事に響き合う瀟洒な舞台、スターダンサーズ・バレエ団「The Concert」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiスターダンサーズ・バレエ団「The Concert」『スコッチ・シンフォニー』ジョージ・バランシン:振付 『牧神の午後』ジェローム・ロビンズ:振付 『コンサート』ジェローム・ロビンズ:振付スターダンサーズ・バレエ団公演「The Concert」を観た。1950年代にアメリカで創られた3作品で構成されていて、それぞれ異

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2022/10/11掲載

<飛鳥>の里の雅な踊りと竜神たちの棲む<ASUKA>の踊りが共鳴する、日本文化の原郷をファンアタジー絵巻に描いた、牧阿佐美バレヱ団『飛鳥 ASUKA』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『飛鳥 ASUKA』牧阿佐美:改訂演出・振付(『飛鳥物語』1957年初演台本・原振付:橘秋子)昨年、惜しまれて逝去した牧阿佐美の追悼公演『飛鳥 ASUKA』(全2幕)が、9月3日と4日に東京文化会館で牧阿佐美バレヱ団により上演された。『飛鳥 ASUKA』は牧阿佐美が「生涯にわたり目指した『世界に発信で

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2022/10/11掲載

能舞台を生かし切ったスリリングなドラマ、島地保武振付『藪の中』再演された

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi第44回 小金井薪能能『巴』 狂言『佐渡狐』 ダンス『藪の中』島地保武:演出・振付芥川竜之介の短編小説を原作に、島地保武が振付けた『藪の中』が、8月30日、第44会小金井薪能にて再演された。2012年に初演、2022年1月に全く新しいかたちに再構築・上演され、話題となった作品だ。出演は島地保武、酒井はな、宝満直也ら。小金

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2022/10/11掲載

市橋万樹と石井潤太郎のユニット「blank」が振付けた力作『ダイイングスワン』『Classic in B』ほか、意欲的な公演、松岡伶子バレエ団アトリエ公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団アトリエ公演『オーロラの結婚』、『パ・ド・カトル』、『The Sugar-Plum Fairy』松岡璃映:振付ほか『眠れる森の美女』の『オーロラの結婚』で幕を開けた松岡伶子バレエ団アトリエ公演。オーロラ姫を踊った仲沙奈恵は手脚の長い美しいスタイルで、伸びやかな大きな踊りが良い。デジレ王子は既に定

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2022/10/11掲載

ローザンヌ・コンクール2位入賞の田中月乃から、今、世界で活躍するアクリ瑠嘉、菅井円加、大石裕香などが集った「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022 ローザンヌ国際バレエコンクール出場者達の祭典」法村牧緒:芸術監督、西尾智子:プロデューサー見応えのあるガラだった。東條裕子バレエシアターの『Departure 旅立ち』で幕を開けた舞台。特に印象に残った演目をいくつか紹介したい。今年のローザンヌ国際バレエコンクールで、

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2022/10/11掲載

十川大希が絵画の中の骸骨を踊ったサイトウマコト振付『Totentanz』、池田由希子主演の『ジゼル』など──環バレエ団「初秋のバレエコンサート」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna環バレエ団「初秋のバレエコンサート」サイトウマコト:振付(『Totentanz』)他『仮面舞踏会』で幕を開けた公演。続いて上演されたサイトウマコト振付『Totentanz』が、まず印象に残った。フランツ・リスト作曲の「死の舞踏(Totentanz)」を使い、ペスト(黒死病)の時代を背景に、朽ちた教会に飾られた絵

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2022/10/11掲載

若手伸び盛りのダンサーから、永久メイや成澤ガリームーリナ・マイカ、二山治雄など今をときめくダンサーたちが踊った、「BALLET AT A GATHERING」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「BALLET AT A GATHERING」末松かよ:プロデュースさまざまコンクールでの上位入賞常連のジュニアや、海外留学中のジュニアから、プロとして歩み始めた若手ダンサー、既に実績を積んでいるダンサーまでが集った夏の舞台。多くのフレッシュなヴァリエーションも踊られたが、パ・ド・ドゥなどを中心にご紹介したいと

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2022/10/11掲載

東京バレエ団『ジゼル』招聘公演など、オーストラリア・バレエ団の新シーズンプログラムが発表された

ワールドレポート/オーストラリア岸 夕夏 Text by Yuka KishiArtistic Director David Hallberg announced The Australian Ballet 2023 season programオーストラリア・バレエ団は例年より早い9月1日に、2023年シーズンプログラムを発表した。来年3期目となるデヴィッド・ホールバーグ芸術監督がバレエ団の60

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2022/10/11掲載

100人の言葉とバレエとともに生きた多くの写真で編まれた、追悼文集『牧 阿佐美』が刊行された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi昨年10月20日、日本のバレエ界に大きな貢献を成した舞踊家、牧阿佐美は逝去した。新型コロナ禍でもあり、種々の制限が課されていたために延期されていた「牧 阿佐美 お別れの会」も9月6日、長きに渡って芸術監督を務めた新国立劇場で行われ、多くの人々が故人を偲んだ。また、想い入れの深かった『飛鳥 ASUKA』全幕が追悼公演と

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2022/10/11掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール日本予選2022 レポート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaローザンヌ国際バレエコンクールの日本予選が、10月1日、2日、兵庫県立芸術文化センターで開催された。「ブラジルなどでは予選があるのに、どうして日本ではないのだろう?」と、日本人の活躍を見ながら疑問に思った芸術文化プロデューサー、「ダンスウエスト」代表の西尾智子が、ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督兼事務局長

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2022/10/08掲載

11月11日より来日公演を行うモンテカルロ・バレエ団の2022〜2023シーズンのラインアップ

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki11月11日〜13日、モナコ公国のモンテカルロ・バレエ団が来日し、東京文化会館にてジャン=クリストフ・マイヨー振付作品『じゃじゃ馬馴らし』を上演する。本拠地モンテカルロで始動する新年度2022-2023シーズンについてご紹介しよう。コロナ禍の2年間はバレエ団のオンライン・チャンネル「BMCストリーム」を中心に作品やリハーサル、バ

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2022/10/07掲載

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