ワールドレポート

2019年10月

2019年10月の記事一覧

「永遠」へとつながる身体、勅使川原三郎新作『雲のなごり』世界初演 リハーサルレポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi10月26日・27日、東京バレエ団は世界的に活躍する振付家・勅使川原三郎の新作『雲のなごり』を世界初演する。これに先立ち、11日に同バレエ団で公開リハーサルが行われた。photo: Arnold Groeschel(すべて)大スタジオに集まったダンサーたちが、手足を振るなどして体をほぐし始める。リラックス、穏やかな緊張と

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2019/10/20掲載

フェデリコ・ボネッリ=インタビュー「音楽と一致して動くこと、このダイナミズムを<輝く英国ロイヤルバレエのスター達>公演から感じてほしい」

ワールドレポート/東京インタビュー = 関口 紘一----吉田都引退公演はとても素晴らしかったです。フェデリコ・ボネッリ ありがとうございます。8月の吉田都引退公演より© Kiyonori Hasegawa----日本で行われた、元プリンシパルの引退公演に参加されていかがでしたか。ボネッリ 都さんはロイヤル・バレエで最初に一緒に踊ったダンサーの一人です。ですから、私には彼女の存在はとても大きいので

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2019/10/16掲載

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの新シーズンが開幕し、水谷実喜がジゼル役でデビュー

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase9月19日、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の2019・20新バレエ・シーズンが、バレエ団の本拠地であるバーミンガム市ヒポドローム劇場で開幕した。開幕作品はトワイラ・サープ振付『シナトラ組曲』、キャシー・マーストン振付『ザ・スーツ』、ジャック・リスター振付『ザ・ブリーフ・ノスタルジア』によるバレエ小品集だった。

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2019/10/15掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:ナイス・デュボスク

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURANaïs Duboscq ナイス・デュボスク(コリフェ)2017年に正式入団するや、カドリーユで『オネーギン』のオリガ役に抜擢されたナイス・デュボスク。以来、配役に恵まれて、次々と新しい作品にノンストップでチャレンジしている。前シーズンの締めくくりのシンガポール・上海ツアーでも大活躍だった。目下

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2019/10/10掲載

コチェトワをめぐる会話も公開されたジョイスシアターの「キャッチ・ハー・イフ・ユー・キャン」

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURAA Joyce Theater Production ア・ジョイスシアター・プロダクション"Catch Her If You Can" Maria Kochetkova 『キャッチ・ハー・イフ・ユー・キャン』マリア・コチェトコワ"Rachel, Nevada" by Drew Jacoby 『レイチェル

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2019/10/10掲載

ジョイスシアターで開催されたケビン・オヘアによる「バレエ・フェスティバル」

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ 西村 Text by BRUIXA NISHIMURAA Joyce Theater Foundation presents ア・ジョイスシアター・ファンデーション・プレゼンツBallet Festival Program C バレエ・フェスティバル プログラムC"Then and Again" by Gemma Bond、"Somg of a Wayfa

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2019/10/10掲載

夏の夜の爽やかな一幕、ニューヨーク・シティ・バレエの『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/ニューヨーク三崎 恵里  Text by Eri MisakiNew York City Ballet ニューヨーク・シティ・バレエ"A Midsummer Night's Dream " by George Balanchine.『真夏の夜の夢』 ジョージ・バランシン:振付久しぶりでジョージ・バランシンの『真夏の夜の夢』を見た。NYCBの数少ない、1幕もののクラシック・バレエで

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2019/10/10掲載

タペストリーのようにソロ、アンサンブル、パ・ド・ドゥが踊られたオーストラリア・バレエ団の『シルヴィア』

ワールドレポート/オーストラリア岸 夕夏 Text by Yuka KishiAUSTRALIAN BALLET オーストラリア・バレエ団"SYLVIA" Choreography Stanton Welch『シルヴィア』スタントン・ウェルチ:振付ヒューストン・バレエの芸術監督でオーストラリア・バレエ団の常任振付家でもあるスタントン・ウェルチの新作『シルヴィア』が、メルボルンでオーストラリア初演の

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2019/10/10掲載

中世の混沌とクールな悪のイメージがコントラストを描いた、熊川版『カルミナ・ブラーナ』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiK バレエ カンパニー/東京フィルハーモニー交響楽団『カルミナ・ブラーナ』熊川哲也:演出・振付・台本Bunkamra30周年記念フランチャイズ特別企画として、熊川哲也の演出・振付・台本による『カルミナ・ブラーナ』をK バレエ カンパニーと東京フィルハーモニー交響楽団が世界初演した。指揮は東京フィルハーモニー交響楽団首

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2019/10/10掲載

高度な技術を見せた大久保彩香のオディール、下森瑞振付のチャイコフスキーに捧げるバレエ──iSバレエ・リサイタル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaiSバレエ・アカデミア下森瑞:演出・振付『ありがとう、ペーチャおじさん』ほか『白鳥の湖』第3幕オディール:大久保彩香、ロットバルト:泉ポール撮影:金原優美(テス大阪)泉ポールと下森瑞が主宰するiSバレエのリサイタル。アメリカのノース・ウエスト・バレエのソリストとして活躍した経験を持ち、国内のガラ公演などでいつも

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2019/10/10掲載

「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」を初プロデュースする小林ひかるに聞く

ワールドレポート/東京インタビュー = 関口 紘一2020年1月31日に開幕するガラ公演「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」。この公演は、英国ロイヤル・バレエ団を昨年引退した小林ひかるが初めてプロデュースを手がけるもの。パートナーのフェデリコ・ボネッリとともに、吉田都引退公演に際して来日していた機会に、「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」の実現に至るまでの彼女の想いを聞いた。© Andrej Us

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2019/10/08掲載

熊川哲也による『マダム・バタフライ』世界初演の初日レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi9月27日、東京・渋谷のオーチャードホール。公演初日の劇場には独特の熱気があるものだけれど、今回の熱量は並々でなく、劇場の外にまで放射している感じだ。ロビーの前にはレッドカーペットが設けられ、特別招待のゲストが次々と通り過ぎる。演目が『バタフライ』だけに、華やかな和装や、朱色や深紅など「和」を意識した色使いのドレスが目立

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2019/10/04掲載

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