ワールドレポート

2017年8月

2017年8月の記事一覧

英国ロイヤル・バレエ15年ぶり来豪公演、マクレガーの『ウルフ・ワークス』でアレッサンドラ・フェリは観客の心を掴んだ

英国ロイヤルバレエ:ROYAL BALLET"WOOLF WORKS" choreographed by Wayne McGregor 『 ウルフ・ワークス』 ウェイン・マクレガー:振付ウェイン・マクレガーが振付けた初めての全幕バレエ『ウルフ・ワークス』は2015年ロンドンでの世界初演以来、コベントガーデン以外で上演されるのは今回が初めてとなる。85人のダンサーを含めた総勢150人以上になるロイヤ

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2017/08/10掲載

罪と赦し、喪失と命の再生を謳った壮大なシェイクスピアのバレエ、英国ロイヤル・バレエ団『冬物語』

ROYAL BALLET 英国ロイヤルバレエ団"THE WINTER'S TALE" choreographed by Christopher Wheeldon 『 冬物語』クリストファー・ウィールドン:振付ウェイン・マクレガーの『ウルフ・ワークス』千秋楽から3日後の7月5日、来豪公演の後半、クリストファー・ウィールドンの『冬物語』が幕開けした。『冬物語』は5日間に7回の公演が行われ、3組のキャス

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2017/08/10掲載

ソロマハと『時の踊り』を踊った渡辺梢の表現力・安定感のある踊りが印象的

第34回フレッシュバレリーナフェスティバル越智インターナショナル・バレエ 『時の踊りーオペラ「ジョコンダ」より』ワレリー・コフトンによる越智久美子:振付、「バレエコンサート」越智インターナショナルバレエ(越智久美子代表)の第34回フレッシュバレリーナ・フェスティバルが6月4日、名古屋の日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開かれた。1989年に新人公演としてスタートしたこの会は、若手に経験を積む機会

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2017/08/10掲載

田川陽子が踊る『My 椿姫』から実力派若手のコンテンポラリーなど「Summer Dream」が展開した

田川陽子バレエアカデミー20周年記念「Summer Dream」『イライラ』『My 椿姫』『賛歌』堀登;振付、『UNISON CANTABILE』一柳麗;振付、『人形の夢と目覚め』加藤惠;振付、『Four Seasons』田川陽子;振付ほかドイツのゲルセンキーシェン州立歌劇場で活躍した田川陽子が帰国して開いた「田川陽子バレエアカデミー」も20周年を迎えた。その間に育った生徒たちには、様々なコンクー

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2017/08/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:セバスチャン・ベルトー

Sébastien Bertaud セバスチャン・ベルトー(スジェ)6月中旬にオペラ・ガルニエで公演のあった『ベルトー、ヴァラストロ、ブーシェ、ポール』で、振付けアカデミーの4名のダンサー・コレグラファーの一人として作品を発表したセバスチャン。ファッション界で注目を浴びているバルマンのオリヴィエ・ルスタンが衣装デザインをしたこともあり、彼の作品『ルネッサンス』は大きな話題を呼んだ。この公演では、シ

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2017/08/10掲載

詩情をたたえた儚さと消え入るような佇まいを表したウルド=ブラームのシルフィード

Ballet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"La Sylphide " Pierre LACOTTE Adaptation et chorégraphie  d'après Philippe Taglioni 『ラ・シルフィード』ピエール・ラコット:改訂振付 (フィリッポ・タリオーニに基づく)パリ・オペラ座バレエの2016・2017年シーズンの最

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2017/08/10掲載

世界大戦中のアメリカの日本人と日系人の歴史的事実をダンスとして描いた『彼ら』

Ai Dance Theatre, アイ・ダンス・シアター"Them" by Janet Aisawa 『彼ら』 ジャネット・愛澤:製作・演出日本人にとって広島と長崎と言えば、原爆を意味している。同様にアメリカに住む日系人には、それにとって代わる苦痛の思い出があり、毎年必ず在米日本人及び日系人の間で語り継がれている。第二次世界大戦中のアメリカ政府による日系人強制収容の記憶だ。この舞台は日系アメリカ

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2017/08/10掲載

ABTのダンサーたちの華麗なテクニックに会場が大いに沸いたABT『海賊』

American Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター" Le Corsaire " Staged by Anna-Marie Holmes, after Marius Petipa and Konstantin Sergeyev 『海賊』アンナ=マリー・ホルムズ:演出、マリウス・プティパ&コンスタンティン・セルゲエフ:振付アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の『海賊』を、

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2017/08/10掲載

リンカーン・センター・フェスで上演された勅使川原の新作『Sleeping Wate』、A.デュポン、佐東ほかが踊った、深く重たい圧巻の舞台だった

Lincoln Center Festival, リンカーン・センター・フェスティバル"Sleeping Water" by Saburo Teshigawara / KARAS 『スリーピング・ウオーター』 勅使川原三郎 / KARAS:製作毎年夏にニューヨークのリンカーン・センターの主催で実施されるリンカーン・センター・フェスティバルには世界から優れた舞台製作が招待されるが、日本人の製作も毎年

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2017/08/10掲載

D.シムキン、S.レーン、S.アブレラ、M.ゴメスなどが素晴らしい踊りを見せたファンタジー、ABTの『ホイップクリーム』

American Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター"Whipped Cream" by Alexei Ratmansky 『ホイップクリーム』 アレクセイ・ラトマンスキー:振付アメリカン・バレエ・シアターの専属振付家、アレクセイ・ラトマンスキーの振付作品、『ホイップクリーム(Whipped Cream)』を見た。この作品のオリジナルは1924年に発表されたハインリッヒ・ク

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2017/08/10掲載

ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーを迎えて、日本のバレエの将来を担うバレエダンサーたちが踊った

「バレエ・アステラス 2017〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所今年の夏も「Ballet Asteras 2017 バレエ・アステラス〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」が開催された。第8回目となる今年は、ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーが特別参加した。 開幕は、牧阿佐美が19世紀フランスの作曲家シャルル・グノーの音楽に振付けた『シンフォニエッ

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2017/08/10掲載

島地保武、柳本雅寛、広崎うらん、3者3様の作品が誕生した谷桃子バレエのトリプルビル

谷桃子バレエ団Contemporary Dance Triple Bill『セクエンツァ』島地保武:振付、『Nontanz』柳本雅寛:振付、『Pêches ペシュ』広崎うらん:振付日本の老舗バレエ団における次世代の果敢な取り組みが頼もしいと感じられる昨今の日本のバレエ界。谷桃子バレエ団は3名の日本の振付家にコンテンポラリー作品を委嘱する新作の創作に取り組んだ。ここで誕生した新たな3作品は、ダンサー

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2017/08/10掲載

男性ダンサーのパワフルな踊りが際立った『海賊』、タマラ・ロホ率いるイングリッシュ・ナショナル・バレエ

English National Ballet イングリッシュ・ナショナル・バレエ"Le Corsaire": Staged by Anna-Marie Holmes after Marius Petipa and Konstantin Sergeyev 『海賊』アンナ=マリー・ホームズ:復元振付(マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく)英国ロイヤル・バレエ団のスターだったタマラ

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2017/08/10掲載

新国立劇場バレエ団の『ジゼル』、素晴らしかった木村優里と米沢唯の踊りに感銘を受けた

新国立劇場バレエ団『ジゼル』コンスタンチン・セルゲーエフ:改訂振付、ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ:振付新国立劇場バレエ団は、コンスタンチン・セルゲーエフ版『ジゼル』を1998年に初演し、何回か再演している。『眠れる森の美女』や『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ラ・バヤデール』などが、新国立劇場バレエ団のヴァージョンとして上演され、あるいは改訂が決まっていたりする中で、『ジゼル

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2017/08/10掲載

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