ワールドレポート

2010年12月

2010年12月の記事一覧

[大分]首藤康之振付『くるみ割り人形』の動きの軌跡が描いた美しい躍動感

演出・振付:首藤康之『くるみ割り人形』笠木啓子バレエ研究所九州、大分市の笠木啓子バレエ研究所は創立50周年を迎えて、首藤康之振付の『くるみ割り人形』全幕を上演した。首藤は9歳でこの笠木啓子バレエ研究所でバレエを始め、15歳の時に東京バレエ団に入団。その後はベジャール、ノイマイヤー、キリアン作品からマシュー・ボーンの『白鳥の湖』の主役を踊り、近年ではシティ・ラルビ・シェルカウイの『アポクリフ』を世界

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2010/12/10掲載

[新潟]「苦痛への叫び」を踊る『Nameless Hands~人形の家』

金森穣:振付・演出『Nameless Hands~人形の家』Noism 12008年の第8回朝日舞台芸術賞、同年のキリンダンスサポート受賞から2年、日本国内唯一の劇場付きレジデンシャルカンパニーであるNoismが『Nameless Hands ~人形の家』の再演を行った。振付、演出は芸術監督の金森穣、衣装はこれまでも多くのNoism作品を手がけてきた中嶋佑一によるものである。「見世物小屋の復権」と

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2010/12/10掲載

彼方から聴こえる「さようなら」の声の方へと......

ワールドレポート/大阪・名古屋小島 祐未子text by Yumiko Kojimaニブロール『THIS IS WEATHER NEWS』あいちトリエンナーレ2010あいちトリエンナーレも大詰めに差し掛かる頃、ニブロールが〈未来〉をモチーフに『THIS IS WEATHER NEWS』を発表した。これが世界初演。ニブロールにとっては、首都圏外で新作の初日を迎えること自体、初めての経験だったという。

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2010/12/10掲載

様々のダンスに巡り会う旅、大柴拓磨プロデュースAlphact『SHIKI』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna構成・演出:大柴拓磨大阪市・Alphactさまざまなジャンルのダンサーと美術や音楽のアーティストがともに舞台を創り上げ、作品を発表している実験的アーティスト集団Alphactの第6回公演が、11月12日〜14日、大阪・千林大宮の大阪市立芸術創造館で行われた。12月17日〜19日には東京・日暮里のd-倉庫で行われる

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2010/12/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:エロイーズ・ブルドン

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAHéloïse Bourdon エロイーズ・ブルドン(スジェ)2010年度カルポー・ダンス賞に輝く未来のプリンセス2007年にオペラ座バレエ団に入団したエロイーズは、2008年の初のコンクールでコリフェに上がり、その翌年、スジェに昇級した。この10月には24歳以下の才能あるダンサーに授

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2010/12/10掲載

人間の聖なるものの探求するノイマイヤー『パルジファル』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoHamburg Ballet  ハンブルク・バレエ団John NEUMEIER PARZIVAL - EPISODES ET ECHO ジョン・ノイマイヤー振付『パルジファル』ハンブルク・バレエ団の引越公演がガルニエ宮で行われた。2006年ハンブルク初演の『パルジファル』である。 中世の騎士物語に通暁した振付家ジョン・ノイマイ

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2010/12/10掲載

ロシアの伝統に根ざしながら21世紀を反映した『イワンと仔馬』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoMariinsky Ballet マリインスキー・バレエ団Rodion CHTCHEDRINE、Alexei RATMANSKI LE PETIT CHEVAL BOSSU ロディオン・シェチェドリン作曲 アレクセイ・ラトマンスキー振付『イワンと仔馬』11月の初めにサンクトペテルスブルクからマリインスキー歌劇場がパリのシャトレ

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2010/12/10掲載

石井潤振付作品ほか、全京都洋舞協議会メキシコ公演凱旋

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna演出・振付:石井潤『シャンソネッタ・テデスカ』『ララバイ』『インタープレイ』 本城ゆり:振付『ヴォカリーズ』ドリス・トペテ小品集京都市・財団法人京都市文化協会・全京都洋舞協議会今年の1月31日に、京都市とグアダラハラ市姉妹都市提携30周年、日本メキシコ交流400周年の記念事業として、メキシコ、ハリスコ州立デゴジャ

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2010/12/10掲載

深い情感が鼓動し呼吸した野間景、高岸直樹の『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一text by Koichi Sekiguchi振付:野間康子『ジゼル』野間バレエ団野間バレエ団が第19回定期公演として『ジゼル』を上演した。野間バレエ団にとっては3回目の上演で、1999年にイルギス・ガリムーリンを招いて初演し、2005年には東京バレエ団のプリンシパル、高岸直樹を迎えて上演している。ヒロインのジゼルを踊ったのはプリンシパル野間景で、今回の5

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2010/12/10掲載

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