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「バレエ・アステラス 2025」に初登場するNYCBプリンシパル、チャン・ウェイ・チャン =インタビュー「タフなヒロインが辿るユニークな愛の旅路を描いたスタントン・ウェルチ版『シンデレラ』をお見せします」

ワールドレポート/東京

香月 圭 text by Kei Kazuki

7月18日(金)、19日(土)に新国立劇場オペラハウスで開催される「バレエ・アステラス 2025」に、中国人初のニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)プリンシパルとなったチャン・ウェイ・チャンが初出演。藤原青依(ヒューストン・バレエ ソリスト)と、ヒューストン・バレエ芸術監督スタントン・ウェルチ振付の『シンデレラ』第2幕パ・ド・ドゥを初披露する。

――スタントン・ウェルチ版では、シンデレラは王子の秘書のダンディーニと恋に落ちるという筋書きのようですが、チャンさんはダンディーニ役としてこのパ・ド・ドゥに出演されるのでしょうか。

Chun Wai CHAN

チャン・ウェイ・チャン Chun Wai CHAN

チャン:この作品を初めて踊ったのはソリストだった2017年でした。ウェルチ版はストーリーが面白く、僕は王子の秘書ダンディーニという役柄を演じました。とても謙虚で内気な性格の人物です。眼鏡をかけていて無口ですが、自分の仕事のために何をすべきかをしっかり考えています。シンデレラは舞踏会で王子様と出会いますが、彼がナルシストで、自分のことばかり考えていることに気づきます。従来のストーリーでは、シンデレラは王子に惹かれるのですが、スタントンのヴァージョンでは、彼の従者ダンディーニこそが、彼女が愛する人物なのだと悟るのです。第二幕の舞踏会で、互いの気持ちに気づき始めた二人はパ・ド・ドゥを踊ります。シンデレラがダンディーニを舞踏会の広間に誘うところから始まります。彼女が彼の眼鏡を外すのを観ると「この女性はなんと大胆なのだろう」と感じられることでしょう。一方で、ダンディーニはとても恥ずかしがり屋ですが、シンデレラは積極的に彼の手を自分の肩に乗せて、彼女の方からキスをします。女性の方から男性に迫るのは珍しいと思いますが、現代では、女性にも力があることを如実に表す瞬間だと思います。こうして物語は伝統的な物語に沿うのではなく、シンデレラは、自分が望むままに行動することができる展開になっています。そして、会話を交わしていくうちに、彼も彼女のことを好きになり、二人は情熱的な恋に落ちるのです。このパ・ド・ドゥは女性がリードするという意味で、他に類を見ないものだと思います。短いながらも、非常に巧みに振付けられており、彼らがどのようにお互いを知り、どのように成長していくのかを、観客の方々はスムーズに理解することができます。日本のお客様にもこのパ・ド・ドゥを気に入っていただけたら嬉しいです。

――ウェルチ版の『シンデレラ』では、ヒロインは受け身ではないのですね。

チャン:はい。この作品全体を通して、大胆で21世紀的だと感じます。従来よく見られるヴァージョンでは、シンデレラはロングヘアで、か弱い乙女といった印象です。ウェルチ版の『シンデレラ』では、彼女はショートカットで、ずっとタフです。自分が不当だと感じたことには、どんなことでも立ち向かう精神に溢れています。僕たちのカンパニーでは、シンデレラの姉妹役は二人の男性が演じます。また、彼女の母親は彼女を嫌っていますが、シンデレラは彼女たちに反撃することがあります。第三幕では、ダンディーニとの間に芽生えた真実の愛を追い求めるシンデレラと、平民である彼女との結婚を父王に強制され、渋々プロポーズする王子とのせめぎ合いが描かれています。原作通りの展開ではないと批判されるかもしれませんが、スタントン(・ウェルチ)はお伽話に基づいて、現代社会を描いているのです。

Aoi Fujiwara and Chun Wai Chan(Rehearsing Cinderella by Stanton Welch)

スタントン・ウェルチ振付『シンデレラ』のリハーサルにて、チャン・ウェイ・チャン、藤原青依

――このヴァージョンをいつか全幕で観てみたいものです。

チャン:ダンディーニを演じたとき、僕は彼の気持ちになりきって、本当に物語の世界に入り込んでいました。終幕では、とても感動したのを覚えています。王子役だった友人は「とても楽しかった」という感想でしたが、僕自身は感極まって泣きそうでした。なぜなら、内気だったダンディーニが、人々にどう見られるかは関係なく、自らの選択でシンデレラと共に生きていくことを決意して、人として大きく成長を遂げるまでを、踊りながらリアルに感じたからです。

――ヒューストン・バレエの同僚だった藤原青依さんと組むのは久しぶりですね。

チャン:彼女は才能があり、技術的にも優れ、感情表現が豊かなダンサーです。とてもプロフェッショナルで、僕たちはとても仲良しです。彼女からは日本語をたくさん教わりました。初共演のリハーサルのとき、キスやハグのシーンもあったので、純粋に踊りだけに集中するのが難しく、この作品を全幕踊るのは大変だろうなと思っていました。でも、彼女は肝が座っていて、すでに物語に深く入り込んでいました。彼女は、僕がずっと一緒に踊りたいと思うダンサーで、とても献身的でもあります。ヒューストン・バレエ出身の元同僚と踊るのはNYCBに入団して以来、今回が初めてです。

―2019年にヒューストン・バレエでジャスティン・ペック振付の『Reflections』に出演され、それがきっかけでNYCBにソリストとして移籍したそうですね。

チャン:ヒューストン・バレエでジャスティンの作品が初めて紹介されたのは、2017年の『Year of the Rabbit』でしたが、そのとき、僕も彼の作品と初めて出会いました。2019年、ジャスティンが再びヒューストン・バレエのために新作を創作するために戻ってきたとき、僕は男性2人と女性1人のパ・ド・トロワの1人としてキャスティングされました。創作の過程でジャスティンから「よし、君のためのパ・ド・ドゥを創ろう。チャン、もう一度出てきて、別の女の子と組んでほしい」と言われました。そのパ・ド・ドゥのリハーサルの後、彼はさらに「チャン、もう一つソロがある」と言いました。結局、『Reflections』では3回見せ場があり、とてもやりがいを感じました。その日が終わる頃には、すべてを出し切って床に倒れ込みました。ジャスティンと一緒に仕事をするのは、ただただ楽しかったです。
彼は特別な振付家で、3度目のトニー賞を受賞したばかりですが、とても嬉しく思っています。彼からニューヨークに来るように誘われたとき、最初は断りました。ヒューストン・バレエでは良い役を全ていただき、香港バレエで踊る時間もいただけたからです。でも、ジャスティンの振付を踊った後、彼の作品が大好きになりました。彼のスタイルやニューヨークの街にはすごく自由を感じ、彼の振付に見られる音楽との戯れ方は、まさに僕のキャリアの次のステップに求めているものでした。僕は生粋のバランシン・ダンサーではなく、ニューヨークに行ってもバランシン・スタイルに馴染むのは難しいけれど、少なくともジャスティンの作品を踊ることができる、と思ったのです。それで、ジャスティンに「ニューヨークに行くので、案内してください」と伝えると、彼はNYCBのディレクターと話して、2日間のクラスを受けに来てほしいと言ってきたのです。僕は、カンパニー全体の雰囲気を体験したかったし、街も気に入ったら、5クラスぐらいは受けてもいいかなと思っていました。結局、街とカンパニーの両方に恋に落ちてしまい「もう後戻りはできない。絶対にニューヨークに行くぞ!」と決意したのです。

――ヒューストン・バレエからNYCBに移籍して、どのように感じましたか。

チャン:移籍して数ヶ月間は、今まで練習してきたことが全て無駄になってしまったような気がしていました。でも、パンデミックの影響で1年間のブランクがあったので「もうワガノワ・ダンサーではないのだから、ヒューストンでのやり方も忘れよう」と、最初からやり直そうと努めました。バランシン・メソッドに早く慣れるため、ニューヨークで開講されているクラスを、中国からリモート受講して、猛スピードで学びました。NYCBに移籍してから2ヶ月間は、以前と状況が違うので大変でした。苦労しましたが、コーチの方々が、ショーのスケジュール調整の仕方など、学ぶべきことを一つずつ丁寧に教えてくださいました。最終的には、皆がバレエという共通言語を使っているので、自然に溶け込むことができました。

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ジャスティン・ペック振付『Copland Episodes』チャン・ウェイ・チャン © Erin Baiano

Chun Wai Chan in Solitude by Alexie Ratmanski_(c)Erin Baiano.JPG

アレクセイ・ラトマンスキー振付『Solitude』チャン・ウェイ・チャン © Erin Baiano

――NYCBでは、ジョージ・バランシンやジェローム・ロビンズの伝統的なレパートリーに加えて、ジャスティン・ペック、アレクセイ・ラトマンスキー、クリストファー・ウィールドンなどの現代作品もあります。NYCBの新旧のレパートリーについて、それぞれどんな魅力を感じていますか。

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ジョージ・バランシン振付『フォー・テンペラメント』チャン・ウェイ・チャン、エミリー・ガリティ © Erin Baiano

チャン:NYCBでは、このカンパニーのために創作されたオリジナル・バレエしか上演しないので、クラシックからコンテンポラリーに至るまでの幅広いレパートリーを踊れるのは光栄です。毎シーズン、僕たちのために複数の新作が創られ、自分自身もNYCBの伝統の一部になったような気分です。このカンパニーに入るのがどれだけ大変かを知っているので、僕が受け入れられたことに感謝しています。バランシン・スタイルのトレーニングがまだ完了したとはいえない段階ですが、これまでの経験を活かして、世界的に有名なバレエ団の一つであるNYCBからあらゆることを学んでいます。ダンサーたちが振付家と協力して新しい作品を創っていく様子を見るのは本当に刺激的で、自分自身でもバレエ界のために何か作品や芸術を創りたいという気持ちになりました。バレエ団では、ただおとぎ話を語るだけではありません。例えば、アレクセイ・ラトマンスキーは『Solitude(孤独)』という作品を創作しました。これは現代の戦争について、多くの家族が子供を失っていることを描いた作品です。僕たちアーティストができるのは、その作品を世界に発信し、人々に観ていただけるようにすることだと思います。

―― 2022年にNYCBでは中国人初となるプリンシパルとなりました。アジア系プリンシパルはこれまで4人しかおらず、また、NYCBのアジア系ダンサーは現在1割程度と、とても少ないように思います。チャンさんご自身はどのように思っていますか。

チャン:このバレエ団には付属学校の出身者のみが入団できる、という暗黙の了解が常にあると思います。また、この学校で学ぶためには、地元出身でなければなりません。そして、それがこのカンパニーの多くのダンサーが国際色豊かではなく、ほとんどが地元出身である主な理由だと思います。アメリカ出身のダンサーでなくとも、また、バレエ団付属のスクール・オブ・アメリカン・バレエ卒業生でなくとも、心を開いて学び、成長することができれば、NYCBに入団して、最も伝統的なバランシン・カンパニーの一員になるチャンスがあるということを、世界中のダンサーたちに伝えてきたつもりです。

――中国の広州芸術学校で学ばれましたが、入学試験がありましたか。中国では公立のバレエ学校に入るには、条件がとても厳しいのでしょうか。

チャン:ええ、そうです。でも幸運なことに、ダンスを選べる男の子はそんなに多くなかったのです。特に、地元の広東省はかなり保守的な地域で、特に男の子がダンスの道を進むことは望まれていないのです。でも、僕自身は、自分の意思でダンサーになりたいと思いました。
当時、バレエ学校志望の男の子については、奨学金が半額になることを知って「これはいい!」と思ったのです。バレエ教室のクラスの男子は、女子の半分くらいしかいませんでした。僕は、幼い頃から、ダンスが好きなだけでなく、脚の長さや腕の長さなど、肉体的にもダンサー向きの素質があることに気づきました。入学前には、すでにその点が評価されていました。入学した時点で、僕は上位3名に入っており、最初の学期から先生に「生まれつきの才能がある」と言われました。それで、「よし、これで必要なものはすべて揃った」と思いました。ただ、自分に足りなかったのは努力する精神力です。それを磨けば、成功できると思いました。それ以来、毎日、一生懸命努力して、自分を向上させようと集中しています。こうして、コンクールに出場すれば、賞を獲得できるようになったのです。16歳の時にオーストラリアで賞をいただいた時「違う国のバレエをもっと見てみたい」と思いました。こうして今、僕はNYCB初の中国人プリンシパルになりました。ダンスへの個人的な情熱だけで完結していた時期は終わり、いまや責任も伴う立場です。バ​​レエ界にもっと多くのアジア人ダンサーが生まれるように、周囲の人々と団結して貢献したいと思います。

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ピーター・マーティンス振付『白鳥の湖』チャン・ウェイ・チャン © Erin Baiano

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ジョージ・バランシン振付『アポロ』チャン・ウェイ・チャン © Erin Baiano

――中国ではバレエは人気ですか。

チャン:中国では、バレエは重要で人気があると思いますが、この国でバレエを続けるのはとても費用がかかります。最近は政府からの支援があまりないので、ほとんどが個人でお金をやりくりしています。それに、この世界で生きていくには、相当な努力と誠実さが必要です。バレエを始める人はたくさんいますが、実際にバレエ団に入団できる人は多くはありません。でも、怪我などでダンサーとしてのキャリアが終わっても、それらの様々な経験から、新しいコンテンツを創造してSNS上で発信する人たちが増えています。それらを見て楽しむ人たちも増えています。パンデミックの間、僕は中国で「Dance Smash」というテレビ番組に出演し、バレエそのものを宣伝しました。バレエダンサーは劇場に所属し、現代の人々にとって退屈だと揶揄されかねない古典全幕バレエを演じるだけではないのです。僕たちは自分の体を使って、現代に生きる人々が皆、理解できる物語を語ることができるのです。

――ご自身のSNSにオンラインレッスン、筋トレ、バレエのリハーサルの様子、そしてファッションなど様々な投稿をされていますが、たくさんのフォロワーを集めています。

チャン:「キャンディークラッシュ」というゲームに一時期ハマって、時間をかければかけるほどレベルが上がっていきました(笑)。それと似たような仕組みで「自分のキャリアに役立つようなことをできないか」と考えたのです。それで、InstagramとWeiboを始めました。時間をかければかけるほどフォロワーが増えていく様は、ゲームと似ています。
中国に帰国したとき、警察官になった義理の弟が「チャン・ウェイ、君はプロのバレエダンサーだよね。ストレッチのやり方を教えてくれないか」とリクエストされたので、動画を撮って彼に送ったのです。それを中国語のソーシャルメディアに投稿してみようと思い立ち、実際に動画を投稿しました。それから英語でもYouTubeに投稿しました。幸いなことに、僕のNYCBでのキャリアは順調だったので、次の目標として、ダンスコミュニティに貢献したいと思ったからです。世界中の人たちに、パ・ド・ドゥのやり方、回転の仕方、ジャンプの仕方など、自分が習得したことを皆さんにも学んでもらいたいと考えたのです。SNSを始めて「若い世代に無料でアドバイスをしてあげよう。世界中の人たちと繋がれるのは本当に楽しい!」という思いを抱いています。それ以来、投稿を止めたことがありません。

――NYCBのプリンシパルの仕事以外に、今後、力をいれていきたい活動はどんなことでしょうか。

チャン:オンラインでのチュートリアルなど、人々に何かを教えることが増えました。パンデミックのときには、起き上がって何かをするモチベーションを維持するのが大変でした。そこで、ソーシャルメディアのフォロワーに「これから30日間、無料のオンラインライブ授業をやりたい」と伝えました。それで、毎朝起きる理由ができたのです。そうして、オンラインでたくさんの生徒を獲得するようになりました。ニューヨークに来てからは、現地での生活をただ楽しみたいと思っていました。ところが、ある生徒が「チャン先生、あなたの授業を受けたいので、教えていただけませんか?」と聞かれました。そこで、僕は「プライベートクラスだけに専念する時間はないのです。教えることと楽しむこと、探求すること、そしてニューヨークでの公演を見ていただけることとのバランスも大切にしたいのです」と答えました。すると、彼女は「では、先生の1時間をお借りして、15人のダンサーでクラスを組んでもいいですか」とたずねました。私は「もちろんです。1時間かけて15人全員の方に教えられますよ」と答えました。すると翌日には「チャン先生、ダンサーが15人以上います。先生から学びたいのです」と言われました。それでニューヨークにいる時は、毎週日曜日に教えるようになりました。ニューヨークのダンスコミュニティに教えるためにスタジオを借りています。彼らはそれを楽しんでくれています。今では、僕が旅行に出かけるときも、NYCBやABTのダンサーを招いてレッスンを企画しています。僕の大好きな活動の一つで、これからも続けていくつもりです。

――絵を描くのもお好きだそうですね。

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『アポロ』をモチーフにしたチャン・ウェイ・チャンによる絵画
by courtesy of Chun Wai Chan

チャン:はい。打ち合わせの前に、2階で絵を描いていました。きっかけは、自分の部屋に絵を飾りたいと思ったことでした。周りを見回すと、どれも素敵なのに値段が高かったり、ちょっと気に入らないものがあったり、ちょうどいいものがなかなか見つからなかったのです。そこで、自分で好きなように絵を描き始めたら、それを買いたいと言ってくれる人が現れるようになったのです。今、描いた絵はこんな感じです(本人のスマートフォンで絵の画像を見せていただいた)。この絵は『アポロ』からインスピレーションを受けたもので、よく見ると『アポロ』のポーズやダンスの動きがよくわかるようになっています。それらを画面にランダムに配置しているので、『アポロ』だということが分かりにくくなっています。『アポロ』の動きや作品を理解していないと、理解できないものです。

――「バレエ・アステラス 2025」でチャンさんの舞台を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。

チャン:ヒューストンで僕たちが踊ってきたこのバレエをお見せできるのは、とても特別な機会となります。今回、東京のこのような大きな劇場の舞台で、藤原青依さんと再び踊れることを楽しみにしています。新国立劇場バレエ団の公演も何度か拝見しましたが、とても美しい劇場で、お客様はとても高い教養をお持ちだと感じました。スタントン・ウェルチ振付『シンデレラ』で、私は王子様役ではなく、その秘書ダンディーニを演じます。藤原青依さんが演じるシンデレラが、彼との人生を選ぶという、ユニークで特別な愛の旅路の一端をお目にかけますので、楽しみにしていてください。

チャン・ウェイ・チャン(Chun Wai CHAN)

中国・広東省に生まれ、2004~2010年、広州芸術学校で学ぶ。2010年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでファイナリストとなり、ヒューストン・バレエ・アカデミーの全額奨学金を獲得。2012年にコール・ド・バレエとしてヒューストン・バレエに入団し、2017年にプリンシパルに昇格した。2020年、湖南テレビの「Dance Smash」ファイナリストに選出される。2021年ニューヨーク・シティ・バレエにソリストとして入団、翌年プリンシパルに昇格、同団初の中国人プリンシパルとなった。最近ではForbes Chinaの「30 Under 30」に選ばれる。

バレエ・アステラス 2025
~海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて世界とつなぐ~

2025年7月18日(金)14:00 、7月19日(土)14:00
予定上演時間:約3時間15分(休憩1回を含む)
新国立劇場 オペラパレス
公演情報ページ:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/asteras2025/

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