ワールドレポート

2022年2月

2022年2月の記事一覧

惜しまれて逝ったカルラ・フラッチを偲ぶ「フラッチ・ガラ Gala Fracci」がミラノ・スカラ座で開催される

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiカルラ・フラッチ昨年5月に逝去した20世紀を代表するバレリーナ、カルラ・フラッチの功績を讃え、ミラノ・スカラ座では「フラッチ・ガラ Gala Fracci」と題した追悼公演を4月9日に上演する。芸術監督マニュエル・ルグリの監修のもと、彼女の魅力的な役作りで後世まで語り継がれる名演を残した作品群(『ジゼル』『ラ・ペリ』『くるみ割り

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2022/02/28掲載

フェデリコ・ボネッリ「私のダンサーとしてのストーリーが美しい最終章を迎えます」

ワールドレポート/その他インタビュー=関口紘一フェデリコ・ボネッリ(ノーザン・バレエ芸術監督に就任する)――この度は、ノーザン・バレエ(Northern Ballet)の芸術監督へのご就任決定、おめでとうございます。© Bill Cooperボネッリ ありがとうございます。――ノーザン・バレエの芸術監督に就任することが決まり、大いに歓迎する、という声が上がっております。現在ボネッリさんは、英国ロイ

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2022/02/25掲載

デヴォン・トイシャー「バレエは自分を解放することが大事、ほとんど瞑想のようなものです」

ワールドレポート/ニューヨークインタビュー=ブルーシャ西村デヴォン・トイシャー(Devon Teuscher ABTプリンシパル)=インタビュー----あなたはペンシルベニア生まれですか。デヴォン:はい、私はペンシルベニア生まれですが、そこには長くはいなかったです。生まれてすぐ、ユタに引越しました。そしてイリノイに引越して、次にバーモントに引越しました。© Camila Falquez----なぜ

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2022/02/22掲載

アクリ瑠嘉が『くるみ割り人形』のハンス・ピーター役を踊る、英国ロイヤル・バレエ シネマシーズンが開幕

ワールドレポート/その他インタビュー=関口紘一――アクリさんは、ピーター・ライト版『くるみ割り人形』のハンス・ピーターを踊られるのは、今回が初めてですか。アクリ瑠嘉 © Johan Perssonアクリ いえ、ライト版『くるみ割り人形』はカンパニーに入った2013年からずっと、ほとんど毎年のように踊っています。ハンス・ピーターを初めて踊ったのは2015年くらいだったと思います。――クララを踊られた

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2022/02/16掲載

〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉が披露する三つの素晴らしいプログラム

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki新型コロナ禍にあって、シュツットガルト・バレエ団はドイツの国家機関の要請により3月に予定していた日本公演を断念したが、これに代わるものとして、バレエ団の精鋭たちによるガラ公演が、3月19〜21日、東京文化会館で開催されることになった。題して〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉。「ボレロ」 © Stuttgar

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2022/02/15掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:マリオン・バルボー

ワールドレポート/パリ大村 真理子(在パリ・フリーエディター) Text by Mariko OMURAMarion Barbeau マリオン・バルボー(プルミエール・ダンスーズ)2018年末にプルミエール・ダンスーズにあがったマリオン・バルボー。昨年9月のオープニング・ガラではダミアン・ジャレの『Brise-lames』、次いで開幕作品だったアレクサンドル・エクマンの『Play』があり、トリプル

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2022/02/12掲載

<スリルとスピードの中に生まれる美しい間>Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』公演レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi熊川哲也Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』熊川哲也:演出・振付2005年に初演された熊川哲也演出・振付のKバレエ版『くるみ割り人形』は、精緻に組み上げられた「仕掛け絵本」のような作品だと思う。先へ先へと観客の気持ちを引っ張っていく布石や複線がたっぷりと詰め込まれ、観るたびに発見がある。2021年12月2日、17:30開

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2022/02/12掲載

新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」はバランシン『テーマとヴァリエーション』とビントレー『ペンギン・カフェ』で開幕

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」『テーマとヴァリエーション』ジョージ・バランシン:振付、『ペンギン・カフェ』デヴィッド・ビントレー:振付『テーマとヴァリエーション』米沢唯、奥村康祐 撮影/鹿摩隆司『テーマとヴァリエーション』は、1947年、ジョージ・バランシンがチャイコフスキーの管弦楽組曲第3番の最終楽章「

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2022/02/10掲載

谷桃子バレエ団の『ジゼル』に寄せる心が深く浸透し美しく花開いた舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『ジゼル』谷桃子:脚本・演出・振付、高部尚子:再演出、ジョン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ:原振付谷桃子バレエ団の『ジゼル』公演は7年ぶりという。2014年に行われた前回は新人公演だったが、谷桃子は総監督として健勝であり、彼女が関わった最後の『ジゼル』全幕だったのではないかと思う。今回

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2022/02/10掲載

名村空がお伽の国の女王デビュー──貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』お伽の国ヴァージョン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松正一郎:演出、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ:原振付クララ:宮本萌、ドロッセルマイヤー:貞松正一郎撮影:古都栄二(テス大阪)貞松・浜田バレエ団恒例のクリスマス時期の『くるみ割り人形』公演。お菓子の国ヴァージョンとお伽の国ヴァージョンという2つのヴァージョンをレパート

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2022/02/10掲載

二山治雄を王子に迎えて──川口節子バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団『くるみ割り人形』川口節子、松村一葉:振付1998年に、当時のサンフランシスコ・シティバレエスクール芸術監督タマラ・ベネットと同バレエスクールの振付家ヘンリー・バーグを招いて創られた川口節子バレエ団の『くるみ割り人形』。アメリカでもっとも歴史あるバレエ団サンフランシスコ・バレエの初期の『くるみ─

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2022/02/10掲載

実力派ダンサー達が踊る堀川美和振付作品の数々──堀川美和コレオグラフィック・パフォーマンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna堀川美和コレオグラフィック・パフォーマンス堀川美和:振付新年早々の1月4日に行われた堀川美和の振付作品を中心とした公演。今回、2部以降は、守山俊吾指揮、シンフォニア・アルシスOSAKAの生演奏に乗せての舞台となった。『AMENO』松井英理撮影/尾鼻文雄、尾鼻葵(OfficeObana)『Grand Pas Cl

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2022/02/10掲載

英国ロイヤル・バレエのシネマシーズンの再開はピーター・ライト版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新型コロナウィルス感染拡大のため休止していた、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2021/22が再開される。今シーズンはバレエが『くるみ割り人形』(ピーター・ライト振付)『ロミオとジュリエット』(ケネス・マクミラン振付)『白鳥の湖』(マリウス・プティパ、レフ・イワノフ振付、リアム・スカーレット演出)、オペ

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2022/02/07掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール2022決選で田中月乃が2位&ベスト・スイス賞をダブル受賞!!

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiローザンヌ国際バレエコンクール2022の決選がモントルーのストラヴィンスキー・オーディトリアムで行われ、ファイナリスト20名のなかから、田中月乃が見事2位に入賞した。チューリヒ・ダンスアカデミーに在籍中の彼女には、スイスで2年以上学ぶ生徒の中から選ばれるベスト・スイス賞も授与された。クラシック・ヴァリエーションでは豊かな表情と盤

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2022/02/06掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール2022 田中月乃、髙田幸弥がファイナルへ

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiローザンヌ国際バレエコンクール2022ファイナリスト © aitak.atta-PDL2022ローザンヌ国際バレエコンクール2022の選考が2月4日モントルーのオーディトリアム・ストラヴィンスキーで行われ、日本から出場している田中月乃と髙田幸弥がファイナリストに選ばれた。また、オーストラリア出身の清水飛鷹もファイナル進出を決めた

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2022/02/05掲載

フェデリコ・ボネッリが5月1日よりノーザン・バレエの芸術監督に就任

ワールドレポート/ロンドンアンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase© Andreuspenski1月31日、イギリス五大バレエ団の1つであるノーザン・バレエが、新芸術監督に英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのフェデリコ・ボネッリが就任すると発表した。現在43才のボネッリは現シーズンも精力的に英国ロイヤル・バレエの舞台に立っており、マクレガーの新作『ダンテ・プロジェクト』では主役の

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2022/02/03掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール2022 が開幕した!

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiローザンヌ国際バレエコンクール2022の女子バレエ・クラス © Gregory Batardon-PDL2022ローザンヌ国際バレエコンクール2022 がスイスのモントルー・ミュージック & コンヴェンション・センターで1月31日開幕した。ビデオ審査で合格した女子49名、男子32名合計81名のうち、11名が出場を辞退し、

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2022/02/03掲載

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