ワールドレポート

2016年1月

2016年1月の記事一覧

オペラ座ダンサー・インタビュー:バンジャマン・ペッシュ

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURABenjamin Pech バンジャマン・ペッシュ(エトワール)1987年にオペラ座バレエ学校に入学し、1992年にオペラ座バレエ団に入団した彼。若いときはエネルギッシュな踊りで観客を魅了し、30代後半には『ドガの小さな踊り子』の黒服の男、『天井桟敷の人々』のラスネールなどどこかミステ

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2016/01/26掲載

[ロンドン] カルロス・アコスタがコベント・ガーデンに別れを告げた『カルメン』世界初演、タケット振付『エリザベス』

ワールドレポート/その他アンジェラ・加瀬text by Angela KaseThe Royal Ballet 英国ロイヤル・バレエ "Carmen'" by Carlos Acosta, "Elizabeth'" by William Tuckett『カルメン』カルロス・アコスタ:振付、『エリザベス』ウィリアム・タケット:振付また1人、バレエ界のスーパー・スターが本拠地の舞台に別れを告げようとし

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2016/01/22掲載

舞台活動50周年記念ツアーで垣間見せたトワイラ・サープの幸せそうなダンス人生

ワールドレポート/ニューヨークブルーシャ西村text by BRUIXA NISHIMURATwyla Tharp「50th Anniversary Tour」 トワイラ・サープ 50周年アニバーサリー・ツアー「50th Anniversary Tour」Twyla Tharp 「50周年アニバーサリー・ツアー」トワイラ・サープ:振付11月17日から22日まで、トワイラ・サープ50周年記念ツアーの

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2016/01/12掲載

マリインスキー・バレエ団のダンサーによる豪華絢爛の『ジュエルズ』全幕を堪能した

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『ジュエルズ』ジョージ・バランシン:振付バランシンが振付けた『ジュエルズ』は、1967年にニューヨーク・ステート・シアターで初演された。 第1部「エメラルド」はフランス人作曲家ガブリエル・フォーレの『ペアリスとメリザンド』『シャーロック』など、第2部「ルビー」は、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴ

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2016/01/12掲載

愛することの苦悩を踊ったテリョーシキナの圧巻の演舞が際立った『愛の伝説』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『愛の伝説』ユーリー・グリゴローヴィチ:振付『愛の伝説』は1961年にマリインスキー劇場(当時はレニグラード・キーロフ劇場)で初演された。以来マリインスキー・バレエが、初めて国外でこの演目を上演することになったのが今回の舞台で、ユーリー・グリゴローヴィチの原典版である。私はロシアでもなかなかチャ

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2016/01/12掲載

ロマン主義音楽家ベルリオーズの半生を華麗な表現を駆使して描いた『幻覚のメリーゴーランド』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi松崎すみ子バレエ公演『幻覚のメリーゴーランド』『鳥』松崎すみ子:振付、『vulcanus』松崎えり:振付松崎すみ子バレエ公演は、松崎すみ子が振付けた『幻覚のメリーゴーランド』『鳥』と、松崎えりの振付による『vulcanus』を上演した。公演タイトルとなっている『幻覚のメリーゴーランド』は、1994年に初演された舞台の再

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2016/01/12掲載

クララの気持ちに寄り添いながら、スリリングな魔法世界が展開するNBAバレエ団の『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『くるみ割り人形』久保綋一:演出・芸術監督NBAバレエの『くるみ割り人形』は、2013年から久保綋一の演出によるヴァージョンが上演されている。久保の演出は、映像を効果的にに使って『くるみ割り人形』の物語で繰り広げられる魔法を、ファンタスティックに美しくそして楽しく描き出す。第1幕はクリスマス・イブ。ドロッ

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2016/01/12掲載

川口節子のオリジナリティのある『ロミオとジュリエット』が心に響いた

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団創作公演「舞浪漫2015」『ロミオとジュリエット』『夫婦』川口節子:振付、『The Carnival Suite』『GREEN』『Twinkle Star Variations』『Different Trains』松村一葉:振付、『まる』木原浩太:振付川口節子バレエ団、クラシック・バレエでも見応え

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2016/01/12掲載

創造する人間の深い苦悩の深淵を覗かせた、ウヴェ・ショルツの『春の祭典』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「ストラヴィンスキー・トリプル・ビル」『火の鳥のパ・ド・ドゥ』マルコ・ゲッケ:振付、『悪魔の物語』(兵士の物語より)ユーリ・ン:演出・振付、江上悠:振付、『春の祭典』ウヴェ・ショルツ:振付20世紀を代表する音楽家であり、舞踊と深い関係を築いたことでも知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽による、三つのダンスが上演さ

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2016/01/12掲載

『バイ』で有終の美を飾ったギエム、進化しつづけるギエムに感謝とエールを送りたい

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaシルヴィ・ギエム〈ライフ・イン・プログレス〉『バイ』マッツ・エック:振付、『テクネ』アクラム・カーン:振付、『ヒア・アンド・アフター』ラッセル・マリファント:振付・演出、『デュオ 2015』ウィリアム・フォーサイス:振付、『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』ウィリアム・フォーサイス:振付、『ドリーム・タイ

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2016/01/12掲載

世界屈指のバレエ指導者たちによる審査、ワークショップ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko SuzunaYAGP2016日本予選4月22日〜29日にニューヨークで決選が行われる予定のダンサーの登竜門、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の日本予選が、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール、アルカイックホール・オクトを会場に2015年11月18日〜22日に行われた。審査およびワークショップ指導にあたったのは、マ

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2016/01/12掲載

関典子、素我螺部により舞台上の舞台で踊られた個性的なダンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna神戸文化ホール「STAGE ON STAGE ♯1」『瀕死の白鳥』関典子:振付、『鞄女』サイトウマコト&関典子:振付、『Black Tomato』今津雅晴:振付、『SELL OUR BODY 2』素我螺部(SCARABE):作公共ホール主催のダンス公演はまだまだ少ないが、今回、神戸文化ホール主催でオリジナリティ溢

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2016/01/12掲載

シャプランが美しく柔らかく描いたジュリエットとアスケロフの歯切れのいいロミオ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『ロミオとジュリエット』レオニード・ラヴロフスキー:振付『ロミオとジュリエット』は、冒頭、ティムール・アスケロフ扮するロミオが純粋で爽やかな心をもった若者の清々しいソロヴァリエーションを踊る。しかし、その背後には、ロミオの踊りのラインを辿るようにロレンス神父(アンドレイ・ヤコヴレフ)が、黒いフー

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2016/01/12掲載

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