ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

京都の伝統美とクラシック・バレエが共鳴した美しい舞台、京都バレエ団の『京の四季』と『屏風』

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『京の四季』『屏風』有馬龍子、安達哲治:原構成・演出・振付、有馬えり子:新構成・演出・振付・指導京都バレエ団による『京の四季』『屏風』公演が、ロームシアター京都のメインホールで行われた。『京の四季』は「春」は宮城道雄作曲の「春の海」、「夏」は大谷祥子作曲の「源氏物語より蛍」、「秋」も大谷祥子作曲の新曲「祇

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2018/12/10掲載

京都の実力派ダンサーたちも出演して──全京都洋舞協議会「オータム・ダンス・フェスティバルin京都」

ワールドレポート/京都すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaオータム・ダンス・フェスティバルin京都全京都洋舞協議会京都の洋舞団体が集う全京都洋舞協議会は、来年60周年を迎える歴史ある団体。その合同公演、昼の部と夜の部で別演目が上演され、私は昼の部を観た。それぞれ、その団体で振付けして創っている作品が多いのが良い。特に印象に残ったものをいくつか挙げると、まず、本城ゆり現代舞踊研

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2018/12/10掲載

上山榛名のオデット&オディール、デビュー、王子は水城卓哉──貞松・浜田バレエ団『白鳥の湖』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『白鳥の湖』M・プティパ/L・イワーノフ:原振付、貞松融/浜田蓉子:演出『白鳥の湖』オデット:上山榛名、ジークフリート:水城卓哉 撮影:古都栄二(テス大阪)ヴェテランのプリマも層厚く活躍する貞松・浜田バレエ団で、若手だとばかり思っていた上山榛名がオデット&オディールを踊った。観る前は、テクニッ

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2018/11/12掲載

環佐希子振付『恋のガーデン』など──環バレエ団「初秋のバレエコンサート」

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna環バレエ団・環ジュニアバレエ団「初秋のバレエコンサート」『恋のガーデン』環佐希子;振付、『Sleeping Beauty/眠れる森の美女』よりハイライト 原田高博;振付『Sleeping Beauty/眠れる森の美女』よりハイライト オーロラ姫:田中佑美、デジレ王子:上村崇人撮影:田中 聡(テス大阪)(すべて)環バレエ

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2018/10/10掲載

130年前にパリ・オペラ座で上演された『ル・レーブ』を復活、オニールとパケットが踊った

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団「京都・パリ友情盟約締結60周年記念公演 トリプルビル」『ル・レーヴ』ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付、『パキータ』第2幕より ピエール・ラコット:復元振付、『ラ・バヤデール』第2幕より ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付『ル・レーヴ(夢)』は1890年にパリ・オペラ座で上演された日本に題材

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2018/09/10掲載

野間バレエ団が『白鳥の湖』を野間景の工夫を凝らした物語展開による改訂振付で初演した

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna野間バレエ団『白鳥の湖』野間景;改訂振付、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ;原振付これまで、ピエール・ダルド振付などで『白鳥の湖』を上演してきた野間バレエ団が、今回、野間景の改訂振付によるオリジナル版の初演を行った。物語をていねいに読み解いて組み立てられた良い振付。プロローグで子どもの頃の王子(岩田光ノ介)が登場し

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2018/09/10掲載

山本庸督のオベロン、髙井香織のタイターニア、海外で活躍中のダンサーも出演──Y.S.BALLET COMPANY 堀内充振付『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.BALLET COMPANY『真夏の夜の夢』堀内充;振付8年前に同カンパニーで初演された『真夏の夜の夢』の再演。オベロンの山本庸督、タイターニアの髙井香織を中心に、このバレエ団で育ち海外で活躍している大巻雄矢や山本勝利、井上雄介なども出演、レベルの高いダンサーが揃った。加えて、初演時につくられた森壮太による舞台

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2018/09/10掲載

20回目を迎えたMRBバレエスーパーガラは、ベテランから若手までの実力派ダンサーが集った

ワールドレポート/大阪すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松田敏子リラクゼーションバレエ「MRBバレエスーパーガラ」漆原宏樹;芸術監督、松田敏子;演出・企画製作・プロデュース毎年夏に行われて20年、20回の節目を迎えた「MRBバレエスーパーガラ」。関西で行われるバレエガラで、これだけ途切れなく続いているのは、今、このガラくらいなのではないだろうか。私自身、バレエの原稿を雑誌に

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2018/09/10掲載

橋下清香、木本全優、金子扶生、津川友利江などヨーロッパで活躍するダンサーが多数出演「アーティスティック・バレエ・ガラ」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaBALLET OFFICE JAPAN「アーティスティック・バレエ・ガラ」矢倉鈴奈;企画・構成・演出3回目の開催となった「アーティスティック・バレエ・ガラ」。ルーマニアのブカレスト国立オペラ座バレエ団で活躍したバレリーナ、矢倉鈴奈がプロデュースする公演だ。今回、特にとても見応えのある舞台に仕上がっていたように感

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2018/09/10掲載

エレーナ・フィリピエワの舞踊生活30周年を記念して──キエフ・バレエ「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」京都公演のみのプログラム

ワールドレポート/京都すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaキエフ・バレエータラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立バレエー「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」エレーナ・フィリピエワ舞踊生活30周年記念特別公演キエフ・バレエの2018年日本公演の中で、京都だけのプログラムとして「エレーナ・フィリピエワ舞踊生活30周年記念特別公演」が行われた。カーテンコールで自らマイクを持っ

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2018/09/10掲載

『海賊』から『SYMPHONY IN C』まで一体感のある舞台、「フレッシュバレリーナフェスティバル」

ワールドレポート/名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi越智インターナショナルバレエ「フレッシュバレリーナフェスティバル カーニバル2018」越智久美子:演出・振付第35回を迎えた越智インターナショナルバレエのフレッシュバレリーナフェスティバルが、今年も7月25日に名古屋市芸術創造センターで開催され、カーニバル2018としてアカデミーの生徒たちも参加した。演出・振付は越

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2018/09/10掲載

吉田都×堀内元 Ballet for the Future が大阪で喝采に包まれて開幕!

ワールドレポート/大阪関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi吉田都×堀内元 Ballet for the Future 公演が大阪で開幕した。この公演は、日本人で初めて英国ロイヤル・バレエとニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパル・ダンサーとして世界のヒノキ舞台で活躍した吉田都と堀内元が、自身の貴重なキャリアの真髄を、次世代のダンサーたちに伝えたい、という切実な想いを込めて

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2018/08/23掲載

クラシックのグラン・パ・ド・ドゥとともに見応えのある創作作品も上演された「World Dream」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaエリート・バレエ・スタジオ「World Drea」VI『The Symphony』『Abstract Object』『Be Courageous』中野吉章;振付、『Just another night out ─いつもの夜会─』『祈輪』中野光子;振付、『alternative』前田寛子;振付、『The puls

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2018/08/10掲載

島﨑徹振付『In the blink of an eye』など大阪独自の演目を紹介、「Dance at the Gathering 2018」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaダンス・ウエスト「Dance at the Gathering 2018」『In the blink of an eye』島﨑徹;振付、『invitation』東條裕子:振付、『ALBINONI CONCHELT』片岡恒子:振付ほか「Dance at the Gathering 2018」の東京での公演は、東京

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2018/08/10掲載

夏山周久演出・再振付で関西の実力派ダンサーたちが踊った全日本洋舞協会『ラ・バヤデール』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全日本洋舞協会合同公演2018『ラ・バヤデール』夏山周久;演出・再振付パリを拠点に活躍する全日本洋舞協会会長の黒井治は、1992年、パリ・オペラ座ガルニエ宮で、ヌレエフが渾身の思いで創り上げた『ラ・バヤデー』の舞台を観て心が震え、今でも強烈に脳裡に焼き付いているという。その後、数え切れないほどの『ラ・バヤデール

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2018/07/14掲載

上杉真由率いる"niconomiel"の旗揚げ公演──ヘアショーのような、ファッションショーのようなダンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaniconomiel ニコノミエル『幸食い虫の涙』上杉真由;演出・振付岡本博雄バレエ出身で大阪芸術大学を卒業、現在、クラシック・バレエだけでなくコンテンポラリー・ダンスの振付でも光るものを見せる上杉真由が、プロダンサーと言える女性たちとともに旗揚げしたダンスカンパニー"niconomiel"="ニコノミエル"。

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2018/07/14掲載

こうべ全国洋舞コンクール2018 を振り返って──踊る作品をよく知ること

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ text by Atsuko Suzuna第31回こうべ全国洋舞コンクールこうべ全国洋舞コンクール実行委員会:主催ゴールデンウィークの5月3日〜6日に、神戸文化ホールを会場に行われた「第31回こうべ全国洋舞コンクール」。直後にスナップ写真とともに速報(https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/osaka/d

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2018/06/11掲載

『アレグロ・ブリランテ』『海賊』のハイライトなど多彩な演目──貞松・浜田バレエ団の「ラ・プリマヴェラ〜春」公演

貞松・浜田バレエ団「ラ・プリマヴェラ〜春」ジョージ・バランシン;『アレグロ・ブリランテ』振付、貞松正一郎;『海賊』〜ハイライト振付(原振付;マリウス・プティパ)2年に一度、春に行われる貞松・浜田バレエ団の「ラ・プリマヴェラ〜春」。コンサート形式で若手ダンサーにもそれぞれの個性に合わせた活躍のチャンスが与えられる公演だ。『パ・ド・カトル』で幕開け。タリオーニの山口益加を筆頭に、角洋子、岩崎千里、池田

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2018/05/10掲載

バレエを始めて観る方にも親しみやすい演出による『コッペリア』、カンパニーでこぼこ

カンパニーでこぼこ『コッペリア』脇塚力:演出・振付今回16回目を迎えたカンパニーでこぼこ公演。忘れもしない、第1回も演目は『コッペリア』だった。西田佑子の可愛らしいスワニルダが今も眼に残っている。今回は2日公演でダブルキャスト、昨年に続いて守山俊吾指揮、テアトロ・バレエ・Orchestra大阪の演奏とともに上演された。私が観たのは14日で、スワニルダを今中亜莉沙、フランツを脇塚力が踊った(15日は

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2018/05/10掲載

コンテンポラリー・ダンスのショーケース公演『ダンスの天地』が神戸でスタート

「ダンスの天地vol.00」『DUAL』京極朋彦:振付・演出・出演、『水の記憶』山﨑モエ:振付・出演、『苺ミルクの妖精になりたい』大熊聡美:振付・出演、『シンタイカする器官』高瀬瑶子:振付・出演、『Rehearsal of Heaven』山本和馬:振付・構成・出演神戸で新しいコンテンポラリー・ダンスの企画が始まった。神戸の新開地にある複合施設、神戸アートビレッジセンターで開催された『ダンスの天地』

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2018/05/10掲載

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