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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

「NHKバレエの饗宴2022」は『牧神の午後への前奏曲』『ウエスタン・シンフォニー』『ロミオとジュリエット』ラヴロフスキー版などの素晴らしい舞台を上演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「NHKバレエの饗宴 2022」『牧神の午後への前奏曲』平山素子:振付・演出、『ウエスタン・シンフォニー』ジョージ・バランシン:振付ほか「NHKバレエの饗宴 2022」は3部構成となっていた。まず、上演されたのが男性版 "Pas de quatre"と言われる"Variations for four"。そして女性のス

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2022/09/13掲載

『レ・ミゼラブル』フランス革命の動乱の時代を背景に描かれた壮大な人間の魂のドラマ、谷桃子バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『レ・ミゼラブル』望月則彦:演出・振付・選曲、高部尚子:再演出・改訂振付谷桃子バレエ団がかつての芸術監督時代に望月則彦が演出・振付けた『レ・ミゼラブル』を、現芸術監督の高部尚子が演出・振付に手を加え、12年ぶりに上演した。初演は2003年。2010年には谷桃子バレエ団の60周年記念公演として、この大作を

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2022/09/12掲載

日本のトップ・ダンサーたちによる古典作品と若手振付家の新作を堪能した「バレエ・エスポワール」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」『スターズ&ストライプス』よりグラン・パ・ド・ドゥ ジョージ・バランシン:振付、『A Moment』(新作)宝満直也:振付ほか日本バレエ界で活躍中のダンサーたちが集結したガラ公演「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」がさいたま市文化センター大ホールにて開催された。構

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2022/09/12掲載

12回目を迎えた「バレエ・アステラス 2022」が開催され、さまざまな国で活躍するダンサーたちが多彩な演目を踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場「バレエ・アステラス 2022 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所が主体となって開催しているバレエ・アステラスも今回で12回目となった。私はこの「バレエ・アステラス 2013」で、パリ・オペラ座バレエと正式契約を交わしたばかりのオニール八菜と出会ったことが印象深い。そのほ

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2022/09/12掲載

森崎ウィンとCRYSTAL KAY主演ブロードウェイ・ ミュージカル『 ピピン』ゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiブロードウェイ・ミュージカル『ピピン』が東急シアターオーブで8月30日に初日の幕を開け、話題を集めている。開幕前日に行われ、大いに盛り上がったゲネプロをレポートする。ブロードウェイのオリジナル・プロダクション『ピピン』は1972年にボブ・フォッシーが演出・振付を手がけ、1977年までロングラン上映された。トニー賞ではベン・ヴェリー

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2022/09/01掲載

アメリカ発祥のジャズとフランスの宮廷で発達したバレエが生んだ珠玉の舞台、堀内元 Ballet Future 2022

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi昨年の「2021」は大阪のみの開催だったため、東京開催が待望されていた「堀内元 Ballet Future 2022」(Ballet ×Jazz)が開催された。あらゆる舞台芸術が新型コロナ禍の影響を受け続けている中、ヒューストン・バレエのプリンシパル、加治屋百合子、そして昨年に続いてジャズピアニストの桑原あいのトリオ

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2022/08/18掲載

モンテカルロ・バレエ団が11月来日、ジャン=クリストフ・マイヨーの『じゃじゃ馬馴らし』を上演

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki20世紀初頭に〈バレエ・リュス〉が本拠としていた南仏モナコより、モンテカルロ・バレエ団が11月に来日し、気鋭の芸術監督ジャン=クリストフ・マイヨーがシェイクスピアの喜劇を題材にし、ショスタコーヴィチの映画音楽に振付けた『じゃじゃ馬馴らし』を上演する。新型コロナウィルス感染拡大の影響で2020年に予定されていた公演が中止となって以来

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2022/08/18掲載

プリンシパルに昇進した木村優里と秋元康臣が『ジゼル』を踊る「バレエ・エスポワール」のリハーサルを取材

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki8月26日、さいたま市文化センターで国内のカンパニーで活躍するトップダンサーたちが一堂に会するガラ・コンサート「バレエ・エスポワール」(京當侑一籠主催)が開催される。この公演では、新国立劇場バレエ団の木村優里と東京バレエ団の秋元康臣がパートナーを組んで『ジゼル』第2幕のパ・ド・ドゥを披露する。都内スタジオでのリハーサル初日を訪ねた

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2022/08/13掲載

アシュトン、マクミラン、ウィールドンなどの作品をメインに、華麗な舞台が繰り広げられた英国ロイヤル・バレエ・ガラ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki英国ロイヤル・バレエ団公認〈ロイヤル・バレエ・ガラ〉『マノン』より第1幕のパ・ド・ドゥ(ケネス・マクミラン:振付)ほか予定されていた英国ロイヤル・バレエ団の来日公演はコロナ禍のため見送られたが、代わりにバレエ団の精鋭ダンサーによる〈ロイヤル・バレエ・ガラ〉が開催された。参加したのは、サラ・ラム、セザール・コラレス、高田茜

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2022/08/10掲載

モーリス・ベジャールの異なる魅力を持つ4作品が上演された「ベジャール・ガラ」、東京バレエ団

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈ベジャール・ガラ〉『ギリシャの踊り』『ロミオとジュリエット』パ・ド・ドゥ『バクチⅢ』『火の鳥』モーリス・ベジャール:振付現代バレエに革命をもたらした振付家、モーリス・ベジャールの没後15年を記念して、その名作の数々をレパートリーに持つ東京バレエ団が、〈ベジャール・ガラ〉と題した公演を行った。プログラムは、上

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2022/08/10掲載

過酷な状況を背後に背負いながら見事な舞台を繰り広げたダンサーたち、「キエフ・バレエ・ガラ 2022」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiキエフ・バレエ・ガラ 2022『ゴパック』ロスティラス・ザハロフ:振付、『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥ オーギュスト・ブルノンヴィル:振付、「ディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ」アグリッピーナ・ワガノワ:振付、『海賊』第2幕より"花園の場" ジュール・ペロー他:振付、『ひまわり』寺田宣弘:振付(世界初

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2022/08/10掲載

楽しかった『ラ・フィユ・マル・ガルデ』と『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番』、NBAバレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番』クラーク・ティペット:振付、『ラ・フィユ・マル・ガルテ』ブルース・マークス:演出・再振付、ジャン・ドーベルヴァル、ブロニスラヴァ・ニジンスカ:原振付NBAバレエ団がニジンスカの『ラ・フィユ・マル・ガルデ』を11年振りにとりあげ、今回が6回目の上演となる得意のレパート

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2022/08/10掲載

小林十市、モーリス・ベジャール・バレエ団のバレエ・マスターに就任

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki小林十市現代バレエの革命児として名高いモーリス・ベジャールの没後15年にあたり、東京バレエ団による〈ベジャール・ガラ〉がスタートした7月22日、モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)の元ダンサーで、ベジャール作品の振付指導のため来日中の小林十市が、2022/23のシーズンからBBLのバレエ・マスターに就任するというニュ

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2022/07/25掲載

SNSでも大いに注目を集める本田千晃(スロバキア国立バレエ)にインタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=坂口香野7月26日の「堀内元バレエ・フューチャー2022」に出演する本田千晃は、スロバキア国立バレエのドゥミ・ソリストとして活躍中。YouTube「ちあこちゃんねる」では、プロのダンサーとしての日常からダンス動画、ダイエットに役立つレシピまで、様々な角度からバレエの魅力を発信している。https://www.youtube.com/channel/UC3ksN_

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2022/07/23掲載

鬼が憑依した演奏と踊りの衝撃波を観客が全身で感じた、Noism × 鼓童『鬼』

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei KazukiNoism × 鼓童『鬼』『お菊の結婚』金森穣:演出振付Noism × 鼓童『鬼』金森穣:演出振付、原田敬子:音楽、太鼓芸能集団 鼓童新潟のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団として活動するNoismと、佐渡を拠点とする太鼓芸能集団 鼓童の共演が初めて実現した。舞台は二部構成になっており、第一部ではディアギレフ生誕150

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2022/07/21掲載

「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」展が今秋アーティゾン美術館にて開催される

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiエドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》1873年、石橋財団アーティゾン美術館美術展「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」がアーティゾン美術館にて11月5日(土)から開催される。パリ・オペラ座が1669年に創立されて以来、その上演史を振り返ると、創作を委嘱された台本作家や作曲家、美術家、振付家の創意工夫によって芸術的な進展や技術

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2022/07/21掲載

「キエフ・バレエ・ガラ2022」の開催に際して、フィリピエワ芸術監督、寺田副芸術監督、プリンシパルダンサーが記者会見を行った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「キエフ・バレエ・ガラ2022」およびウクライナ国立歌劇場の冬の日本公演の記者会見が、7月14日群馬県前橋市ベイシア文化ホールで開催された。ここ前橋市が、「キエフ・バレエ・ガラ2022」の初日の開催地となったこともあって、キエフ・バレエのダンサーたちと前橋市長が面会し、ウクライナへの支援を表明。市を挙げて支援しようと

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2022/07/16掲載

「堀内元バレエ・フューチャー」で『タランテラ』を踊る、スターダンサーズ・バレエ団の塩谷綾菜にインタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――スターダンサーズ・バレエ団のピーター・ライト版『コッペリア』では、塩谷さんがスワニルダを踊られていましたが、とても良い舞台でしたね。特にラストシーンには驚かされました。素晴らしいアイデアだと思いました。ピーター・ライト版「コッペリア」第3幕 スワニルダ塩谷 ありがとうございます。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団でも、もうこのラストシーンは上

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2022/07/14掲載

美しいエスメラルダをめぐって凄絶な愛の情熱が交錯するプティの傑作『ノートルダム・ド・パリ』、牧阿佐美バレヱ団が6年ぶりに上演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『ノートルダム・ド・パリ』ローラン・プティ:振付牧阿佐美バレヱ団がローラン・プティの振付・台本による『ノートルダム・ド・パリ』全2幕を、日本初演(1998年)以来8回目となる上演を行った。2020年3月に上演する予定だったが新型コロナ禍のために延期されて、6年ぶりの上演である。(初演は1965年パリ・

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2022/07/11掲載

トップ・バレリーナとしての揺るぎない存在感を見せた上野水香、東京バレエ団『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ドン・キホーテ』ウラジーミル・ワシーリエフ:振付(マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴールスキーによる)東京バレエ団が、ウラジーミル・ワシーリエフの演出・振付による人気の演目『ドン・キホーテ』を2年振りに上演した。宿屋の娘キトリと床屋のバジルがめでたく結婚にこぎつけるまでの顛末を、人物描写も巧みに、エネル

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2022/07/11掲載

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