ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

ジルベールとガニオ、パリ・オペラ座のダンサー&フォーゲルが華やかに踊った「ル・グラン・ガラ」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiル・グラン・ガラ 2023パリ・オペラ座バレエ団は、近年コロナ禍の劇場閉鎖、断続して起こる年金スト、さらには芸術監督の任期中の辞任といった大きな問題に対処しつつ運営されてきた。しかし、そうした問題を抱えながらも、ピエール・ラコット振付の新作全幕バレエ『赤と黒』の上演を成功させたのを始め、ケネス・マクミランの大作『うた

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2023/09/12掲載

ウクライナ国立バレエ「Thanks Gala 2023」は日本の観客へ感謝を込めて贈られた

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiウクライナ国立バレエ 「Thanks Gala 2023」『パキータ』より N.ドルグーシン:振付 『森の詩』よりパ・ド・ドゥ V.ボロンスキー:振付、『Ssss...』より E.クルグ:振付、『シルヴィア』第3幕よりパ・ド・ドゥ J.ノイマイヤー:振付 『ファイブ・タンゴ』H.V.マーネン:振付ウクライナ国立歌劇場の新春来日公演

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2023/09/11掲載

才能が開花し、多くの舞台を経験しつつ成熟していくダンサーたちを観た「横浜バレエフェスティバル 2023」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki横浜バレエフェスティバル 2023第1部 フレッシャーズ・ガラ『グラズノフスウィート』振付:遠藤康行、『エスメラルダ』よりエスメラルダのヴァリエーションほか、第2部 ワールドプレミアム『タリスマン』グラン・パ・ド・ドゥ、『ジゼル』第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥほか、第3部 ワールドプレミアム『No Man's Land』振付:リア

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2023/09/11掲載

パリ・オペラ座のマリオン・バルボー主演の『ダンサー・イン・Paris』が9月15日より公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiパリ・オペラ座バレエのプルミエール・ダンスーズ、マリオン・バルボーが初めて主演した映画『ダンサー イン Paris』が9月15日より劇場公開され、順次全国で上映される。監督はダンスに深い関心を持っているセドリック・クラビッシュ。彼は『スパニッシュ・アパートメント』『パリのどこかで、あなたと』などで知られるが、パリ・オ

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2023/09/05掲載

ヤスミン・ナグディとマシュー・ボールによる『眠れる森の美女』(英国ロイヤル・バレエ、シネマシーズン)が8月25日より1週間限定公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23は、平野亮一がルドルフ皇太子を踊った『うたかたの恋-マイヤリング-』で始まり、8月25日より上映される『眠れる森の美女』で終了する。今シーズンの最後に上映される『眠れる森の美女』は、言うまでもなくマリウス・プティパとピョートル・チャイコフスキーによる古典主義

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2023/08/20掲載

『STOMP ストンプ』出演の櫻井多美衣にきく「先輩タップダンサーに続いてストンパーへ」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭バケツやデッキブラシ、ゴミ箱のふた、マッチ箱、果ては新聞紙やビニール袋など身の回りのものを 楽器に見立てた、8人のアンサンブルによる迫力のリズム・パフォーマンス『STOMP ストンプ』が13 年ぶりに来日し、8月16日〜8月27日に東急シアターオーブで公演を行う。2代目日本人ストンパーと して今回の来日公演に出演する櫻井多美衣に話をきいた。―― NHK「

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2023/08/17掲載

復帰を果たしたマチアス・エイマンを始め、6人のエトワールが華やかに踊った〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―『ライモンダ』より第3幕のグラン・パ、『白鳥の湖』より第3幕のパ・ド・トロワ ルドルフ・ヌレエフ:振付(マリウス・プティパに基づく)ほか20世紀後半にバレエ界を席巻した稀有のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの没後30年に当たり、〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―と題したガラ公演が、彼がかつて

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2023/08/10掲載

今年の冬に来日するウクライナ国立バレエが『雪の女王』日本初演などについて記者発表を行った

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2023年12月〜2024年1月の開催が決定した「ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)」の冬の来日公演に向けて、記者発表が行われた。夏のガラ公演で来日中のウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宜弘とプリンシパルのニキータ・スハルコフとアナスタシア・シェフチェンコ、ソリストのカテリーナ・ミクルーハの4名が出席した。寺田宜弘(ウクライ

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2023/08/09掲載

鈴木竜×大巻伸嗣×evala『Rain』開幕直前! 主演する米沢唯に話を聞いた

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストがつくりあげた体感型の舞台だ。

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2023/08/03掲載

米沢唯が主演する『Rain』、演出・振付の鈴木竜に開幕直前インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=坂口香野今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストたちがつくりあげた舞台だ。原作は、短編小説の傑作といわれるサマセ

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2023/08/03掲載

三つのカンパニーのダンサーたちが二つの新作とバレエクラス、ガラ公演を披露する「The Artists - バレエの輝き-」。この舞台をプロデュースする小林ひかると辻香織に聞いた

ワールドレポート/東京インタビュー・進行=香月 圭8月開催のガラ公演「The Artists -バレエの輝き-」を手がけるプロデューサーの小林ひかると辻香織(フジテレビ製作担当)に、チャレンジする公演の制作現場のこと、舞台の見どころなどについて話を聞いた。二人は2020年1月の「輝く英国ロイヤル・バレエのスター達」以来コンビを組み、多様なテーマを掲げたガラ公演をプロデュースしている。―― 「The

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2023/07/30掲載

間も無く開幕する「ル・グラン・ガラ 2023」に出演するダンサーたち

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi今年は、コロナ禍後初めての夏、ということもあり海外バレエ団のダンサーたちによる豪華なガラ公演がいくつか重なり、バレエ・ファンにとっては喜ばしくも悩ましい夏が到来した。「ル・グラン・ガラ 2023」公演は4年ぶり3回目となり、満を持しての開催である。今回は、パリ・オペラ座バレエのエトワール、ドロテ・ジルベールとマチュー

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2023/07/26掲載

プティのステップに命を灯して「ローラン・プティHOMAGE INFINITY PREMIUM BALLET GALA2023」リハーサルレポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi2024年に生誕100周年となるローラン・プティにオマージュを捧げるガラ公演、「ローラン・プティHOMAGE INFINITY PREMIUM BALLET GALA2023」が、7月29日に富山オーバード・ホール、31日に新宿文化センターで開催される。5つのプティ作品とバレエの変遷を物語る様々な作品がプログラムされてい

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2023/07/26掲載

Noism0/Noism1「領域」に見た、世代の異なる舞踊家たちによる「静」と「動」の巧みな表現

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei KazukiNoism0/Noism1「領域」『Silentium』金森 穣:演出振付、『Floating Field』二見一幸:演出振付「領域」と題したNoism0/Noism1夏公演を見た。第一部がNoism Company Niigata 芸術総監督の金森穣による演出振付作品『Silentium』で、Noism0 の金森と井関佐和子(

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2023/07/25掲載

振りの一つひとつに息づく「蝶々さん」の魂、近藤良平×坂東扇菊 ダンスパフォーマンス『蝶々夫人』

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiダンスパフォーマンス『蝶々夫人』坂東扇菊:構成・演出・振付、近藤良平:振付、平岩佐和子:音楽オペラ『蝶々夫人』はよく知られているとおり、明治初期の長崎を舞台に、武家の生まれでありながら芸者に身を落とした蝶々さんと、アメリカ海軍士官ピンカートンの愛を描いた悲劇だ。今回は、この日本で最も有名なオペラを、日本舞踊家の坂東扇菊と

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2023/07/25掲載

ENBのリード・プリンシパルとなった加瀬栞が「横浜バレエフェスティバル2023」「SHIVERバレエコンサート2023 」(京都・福岡開催)に出演する、イギリスの活動と日本公演について聞いた

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB) リード・プリンシパルの加瀬栞が、昨年に続いて今年も「横浜バレエフェスティバル2023」に登場し、日本初演となるタマラ・ロホ振付『ライモンダ』第2幕よりパ・ド・ドゥをENBのファースト・アーティスト 仲秋連太郞と披露する。さらに京都・福岡での「SHIVERバレエコンサート2023 」では、二山治雄と『ラ・シルフ

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2023/07/22掲載

牧阿佐美バレヱ団の『三銃士』は、ダイナミックな男性ダンサーのアンサンブルと女スパイが暗躍するスリリングで洒脱なバレエ

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『三銃士』アンドレ・プロコフスキー:振付阿部裕恵、水井駿介  撮影/鹿摩隆司牧阿佐美バレヱ団がアンドレ・プロコフスキー振付の『三銃士』を新国立劇場で7月1日と2日に上演した。キャストはコンスタンス(阿部裕恵、米澤真弓)、ダルタニヤン(水井駿介・清瀧千晴)、ミレディ(青山季可、光永百花)、アンヌ王妃(三

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2023/07/22掲載

物語の気配に満ちた「リビングルーム」で出会う「新しい現実」とは?

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi『リビングルーム』インバル・ピント 振付・衣裳・舞台美術イスラエルを拠点に1990年代から活動を始め、その不可思議でチャーミングな作品の数々で、世界を魅了し続けている振付家・演出家のインバル・ピント。『ねじまき鳥クロニクル』など日本人アーティストとのコラボレーションも多い彼女の、初めてのデュオ作品『リビングルーム』が、5

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2023/07/18掲載

ワディム・ムンタギロフが6月に刊行した自伝について、「The Artists - バレエの輝き - 」公演について、大いに語った

ワールドレポート/その他インタビュー=香月 圭6月に自叙伝「FROM SMALL STEPS TO BIG LEAPS」を刊行したワディム・ムンタギロフは、英国ロイヤル・バレエ団の来日公演を無事終えたばかり。自身初となる著書について、また8月開催の「The Artists -バレエの輝き‐」のことや、昨秋『うたかたの恋 -マイヤリング‐』で人生に苦悩するルドルフ皇太子を演じたときの役づくりなどにつ

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2023/07/18掲載

物語の伝統と洗練された古典バレエ、ダンサーの優れた資質が活力と多様性を備えたバレエ団の"今"を提示した〈ロイヤル・セレブレーション〉

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki英国ロイヤル・バレエ団〈ロイヤル・セレブレーション〉『田園の出来事』フレデリック・アシュトン:振付/ほか英国ロイヤル・バレエ団が4年ぶりに来日した。本来は2022年に予定されていた日本公演だが、コロナ禍による影響でバレエ団としての来日が見送られたため、昨年は選りすぐりのメンバーによるガラ公演として開催された。今回は14度

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2023/07/10掲載

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