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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

21世紀に日本人の振付家によるグランド・バレエが誕生する、東京バレエ団×金森穣『かぐや姫』リハーサル

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が振付家の金森穣と3年掛かりで創作しているグランド・バレエ『かぐや姫』の最終第3幕がほぼ完成したのを受け、10月6日、バレエ団のスタジオで記者やバレエ関係者に第3幕の通し稽古が公開され、あわせて金森の囲み取材が行われた。第2幕は、道児と一緒に宮廷から逃亡しようとしたかぐや姫が捕えられたところで終わった。これに

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2023/10/12掲載

「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に出演する永久メイが語る 「マリインスキー劇場の雰囲気をお届けしたい」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭11月末に世界各国のダンサーたちが集う「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に、マリインスキー・バレエ ファーストソリストの永久メイが出演する。繊細で優美な踊りで観客を魅了する彼女に、現地でも大きな話題を呼んだ『ジゼル』や『眠りの森の美女』の主役デビューでの役作りや、ノミネートされた今年のブノワ賞の授賞式のことなどについて話を聞いた。―

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2023/10/07掲載

堀内元がアメリカと日本のバレエ経験のすべてを投入するプロジェクト「堀内元 セントルイス・バレエ プロフェッショナル・トレーニング・プログラム・イン・東京 2023-2024」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNYCB芸術監督ジョナサン・スタフォードと堀内元ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)は、9月のシーズンから創立75周年記念公演を開催するにあたり、記念レセプションを開催した。1989年よりプリンシパルとして活躍した堀内元(セントルイス・バレエ芸術監督)はもちろん、招待されて参加し、多くの著名な舞踊家たちとの交流が

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2023/09/28掲載

「The Artistsーバレエの輝きー」は英国とアメリカを代表するダンサーと日本のホープが一堂に会し、多彩な舞台を作った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi8月11日から13日まで「The Artistsーバレエの輝きー」公演が文京シビックホールで開催された。この公演は、小林ひかるが芸術監督を務め、主催のフジテレビとともに企画制作したオリジナルの舞台である。英国ロイヤル・バレエ、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)というカンパ

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2023/09/25掲載

何でもかんでも叩いてリズムをかき鳴らす『STOMP ストンプ』は会場を笑いと熱狂の渦に巻き込んだ

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki『STOMP ストンプ』13年ぶりとなる『STOMP ストンプ』日本公演初日を観た。夏休みということもあって、客席は親子連れで賑わっていた。『STOMP ストンプ』はイギリスのミュージシャン、ルーク・クレスウェルと演出家・作曲家・俳優のスティーブ・マクニコラスの二人がリズムや演劇、コメディ、ダンスを融合させたオリジナル作品だ。19

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2023/09/25掲載

ジルベールとガニオ、パリ・オペラ座のダンサー&フォーゲルが華やかに踊った「ル・グラン・ガラ」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiル・グラン・ガラ 2023パリ・オペラ座バレエ団は、近年コロナ禍の劇場閉鎖、断続して起こる年金スト、さらには芸術監督の任期中の辞任といった大きな問題に対処しつつ運営されてきた。しかし、そうした問題を抱えながらも、ピエール・ラコット振付の新作全幕バレエ『赤と黒』の上演を成功させたのを始め、ケネス・マクミランの大作『うた

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2023/09/12掲載

ウクライナ国立バレエ「Thanks Gala 2023」は日本の観客へ感謝を込めて贈られた

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiウクライナ国立バレエ 「Thanks Gala 2023」『パキータ』より N.ドルグーシン:振付 『森の詩』よりパ・ド・ドゥ V.ボロンスキー:振付、『Ssss...』より E.クルグ:振付、『シルヴィア』第3幕よりパ・ド・ドゥ J.ノイマイヤー:振付 『ファイブ・タンゴ』H.V.マーネン:振付ウクライナ国立歌劇場の新春来日公演

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2023/09/11掲載

才能が開花し、多くの舞台を経験しつつ成熟していくダンサーたちを観た「横浜バレエフェスティバル 2023」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki横浜バレエフェスティバル 2023第1部 フレッシャーズ・ガラ『グラズノフスウィート』振付:遠藤康行、『エスメラルダ』よりエスメラルダのヴァリエーションほか、第2部 ワールドプレミアム『タリスマン』グラン・パ・ド・ドゥ、『ジゼル』第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥほか、第3部 ワールドプレミアム『No Man's Land』振付:リア

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2023/09/11掲載

パリ・オペラ座のマリオン・バルボー主演の『ダンサー・イン・Paris』が9月15日より公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiパリ・オペラ座バレエのプルミエール・ダンスーズ、マリオン・バルボーが初めて主演した映画『ダンサー イン Paris』が9月15日より劇場公開され、順次全国で上映される。監督はダンスに深い関心を持っているセドリック・クラビッシュ。彼は『スパニッシュ・アパートメント』『パリのどこかで、あなたと』などで知られるが、パリ・オ

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2023/09/05掲載

ヤスミン・ナグディとマシュー・ボールによる『眠れる森の美女』(英国ロイヤル・バレエ、シネマシーズン)が8月25日より1週間限定公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23は、平野亮一がルドルフ皇太子を踊った『うたかたの恋-マイヤリング-』で始まり、8月25日より上映される『眠れる森の美女』で終了する。今シーズンの最後に上映される『眠れる森の美女』は、言うまでもなくマリウス・プティパとピョートル・チャイコフスキーによる古典主義

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2023/08/20掲載

『STOMP ストンプ』出演の櫻井多美衣にきく「先輩タップダンサーに続いてストンパーへ」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭バケツやデッキブラシ、ゴミ箱のふた、マッチ箱、果ては新聞紙やビニール袋など身の回りのものを 楽器に見立てた、8人のアンサンブルによる迫力のリズム・パフォーマンス『STOMP ストンプ』が13 年ぶりに来日し、8月16日〜8月27日に東急シアターオーブで公演を行う。2代目日本人ストンパーと して今回の来日公演に出演する櫻井多美衣に話をきいた。―― NHK「

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2023/08/17掲載

復帰を果たしたマチアス・エイマンを始め、6人のエトワールが華やかに踊った〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―『ライモンダ』より第3幕のグラン・パ、『白鳥の湖』より第3幕のパ・ド・トロワ ルドルフ・ヌレエフ:振付(マリウス・プティパに基づく)ほか20世紀後半にバレエ界を席巻した稀有のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの没後30年に当たり、〈オペラ座ガラ〉―ヌレエフに捧ぐ―と題したガラ公演が、彼がかつて

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2023/08/10掲載

今年の冬に来日するウクライナ国立バレエが『雪の女王』日本初演などについて記者発表を行った

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2023年12月〜2024年1月の開催が決定した「ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)」の冬の来日公演に向けて、記者発表が行われた。夏のガラ公演で来日中のウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宜弘とプリンシパルのニキータ・スハルコフとアナスタシア・シェフチェンコ、ソリストのカテリーナ・ミクルーハの4名が出席した。寺田宜弘(ウクライ

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2023/08/09掲載

鈴木竜×大巻伸嗣×evala『Rain』開幕直前! 主演する米沢唯に話を聞いた

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストがつくりあげた体感型の舞台だ。

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2023/08/03掲載

米沢唯が主演する『Rain』、演出・振付の鈴木竜に開幕直前インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=坂口香野今年3月に愛知県芸術劇場で初演され、大きな反響を呼んだ愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト『Rain』が、8月4日、東京の新国立劇場小劇場を皮切りに、愛知、福岡の3都市で上演される。振付家の鈴木竜、現代美術作家の大巻伸嗣、サウンドアーティストのevalaら、ジャンルを超えたアーティストたちがつくりあげた舞台だ。原作は、短編小説の傑作といわれるサマセ

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2023/08/03掲載

三つのカンパニーのダンサーたちが二つの新作とバレエクラス、ガラ公演を披露する「The Artists - バレエの輝き-」。この舞台をプロデュースする小林ひかると辻香織に聞いた

ワールドレポート/東京インタビュー・進行=香月 圭8月開催のガラ公演「The Artists -バレエの輝き-」を手がけるプロデューサーの小林ひかると辻香織(フジテレビ製作担当)に、チャレンジする公演の制作現場のこと、舞台の見どころなどについて話を聞いた。二人は2020年1月の「輝く英国ロイヤル・バレエのスター達」以来コンビを組み、多様なテーマを掲げたガラ公演をプロデュースしている。―― 「The

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2023/07/30掲載

間も無く開幕する「ル・グラン・ガラ 2023」に出演するダンサーたち

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi今年は、コロナ禍後初めての夏、ということもあり海外バレエ団のダンサーたちによる豪華なガラ公演がいくつか重なり、バレエ・ファンにとっては喜ばしくも悩ましい夏が到来した。「ル・グラン・ガラ 2023」公演は4年ぶり3回目となり、満を持しての開催である。今回は、パリ・オペラ座バレエのエトワール、ドロテ・ジルベールとマチュー

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2023/07/26掲載

プティのステップに命を灯して「ローラン・プティHOMAGE INFINITY PREMIUM BALLET GALA2023」リハーサルレポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi2024年に生誕100周年となるローラン・プティにオマージュを捧げるガラ公演、「ローラン・プティHOMAGE INFINITY PREMIUM BALLET GALA2023」が、7月29日に富山オーバード・ホール、31日に新宿文化センターで開催される。5つのプティ作品とバレエの変遷を物語る様々な作品がプログラムされてい

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2023/07/26掲載

Noism0/Noism1「領域」に見た、世代の異なる舞踊家たちによる「静」と「動」の巧みな表現

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei KazukiNoism0/Noism1「領域」『Silentium』金森 穣:演出振付、『Floating Field』二見一幸:演出振付「領域」と題したNoism0/Noism1夏公演を見た。第一部がNoism Company Niigata 芸術総監督の金森穣による演出振付作品『Silentium』で、Noism0 の金森と井関佐和子(

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2023/07/25掲載

振りの一つひとつに息づく「蝶々さん」の魂、近藤良平×坂東扇菊 ダンスパフォーマンス『蝶々夫人』

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiダンスパフォーマンス『蝶々夫人』坂東扇菊:構成・演出・振付、近藤良平:振付、平岩佐和子:音楽オペラ『蝶々夫人』はよく知られているとおり、明治初期の長崎を舞台に、武家の生まれでありながら芸者に身を落とした蝶々さんと、アメリカ海軍士官ピンカートンの愛を描いた悲劇だ。今回は、この日本で最も有名なオペラを、日本舞踊家の坂東扇菊と

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2023/07/25掲載

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