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ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

<飛鳥>の里の雅な踊りと竜神たちの棲む<ASUKA>の踊りが共鳴する、日本文化の原郷をファンアタジー絵巻に描いた、牧阿佐美バレヱ団『飛鳥 ASUKA』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『飛鳥 ASUKA』牧阿佐美:改訂演出・振付(『飛鳥物語』1957年初演台本・原振付:橘秋子)昨年、惜しまれて逝去した牧阿佐美の追悼公演『飛鳥 ASUKA』(全2幕)が、9月3日と4日に東京文化会館で牧阿佐美バレヱ団により上演された。『飛鳥 ASUKA』は牧阿佐美が「生涯にわたり目指した『世界に発信で

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2022/10/11掲載

能舞台を生かし切ったスリリングなドラマ、島地保武振付『藪の中』再演された

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi第44回 小金井薪能能『巴』 狂言『佐渡狐』 ダンス『藪の中』島地保武:演出・振付芥川竜之介の短編小説を原作に、島地保武が振付けた『藪の中』が、8月30日、第44会小金井薪能にて再演された。2012年に初演、2022年1月に全く新しいかたちに再構築・上演され、話題となった作品だ。出演は島地保武、酒井はな、宝満直也ら。小金

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2022/10/11掲載

100人の言葉とバレエとともに生きた多くの写真で編まれた、追悼文集『牧 阿佐美』が刊行された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi昨年10月20日、日本のバレエ界に大きな貢献を成した舞踊家、牧阿佐美は逝去した。新型コロナ禍でもあり、種々の制限が課されていたために延期されていた「牧 阿佐美 お別れの会」も9月6日、長きに渡って芸術監督を務めた新国立劇場で行われ、多くの人々が故人を偲んだ。また、想い入れの深かった『飛鳥 ASUKA』全幕が追悼公演と

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2022/10/11掲載

新国立劇場バレエ団が吉田都舞踊芸術監督ほかが登壇し、新制作『ジゼル』の記者会見を行った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi2022-23の新シーズンは、新国立劇場開場の25周年を迎える。その新シーズンの最初の公演として『ジゼル』が新制作される。改訂振付はアラスター・マリオット。吉田都舞踊芸術監督が初めて演出を手掛ける。10月3日、新国立劇場で吉田監督、マリオット、主演ダンサー4人が登壇して記者会見が行われた。今回は、英国ロイヤル・バレエ

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2022/10/06掲載

巨大な熱量に溶け合う音楽・ダンス・言葉、『浜辺のアインシュタイン』公開リハーサル&囲み取材レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiオペラ『浜辺のアインシュタイン』が10月8日・9日、神奈川県民ホールで上演される。ミニマル音楽の巨匠フィリップ・グラスと演出家ロバート・ウィルソンによる『浜辺のアインシュタイン』は、1976年の初演で一大センセーションを巻き起こし、オペラの概念を変えた傑作として知られる。今回は国内初の新制作上演だ。振付・演出は平原慎太郎

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2022/10/03掲載

日本初の音声ガイド付きバレエ公演が実現!「チャイコフスキー3大バレエの世界へようこそ」公演レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi横浜市の神奈川県民ホールは、年齢、国籍、障害の有無に関わらずすべての人にひらかれた劇場であるために、これまでも他言語対応スタッフや手話通訳士による案内、字幕付き公演など、数々の取り組みを行ってきた。8月20日の公演 OPEN THEATER 2022「チャイコフスキー3大バレエの世界へようこそ! 」(出演:東京シティ・バ

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2022/09/29掲載

ダンサーたちの個性が浮かび上がる K-BALLET Opto「プティ・コレクション」リハーサル・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiクラシック・バレエの枠を超え、ダンス表現の新たな光(オプト=Opto)を求めて、K-BALLETがBunkamuraとの協働で始動させたK-BALLET Opto の第一回公演「プティ・コレクション」が9月30日、10月1日KAAT神奈川芸術劇場にて開催される。上演される3作品にはすべて「小さい/あどけない」を意味するフランス語「

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2022/09/19掲載

パリ・オペラ座バレエ団からオニール八菜とジェルマン・ルーヴェを迎えて、東京シティ・バレエ団が『白鳥の湖』を上演した

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi東京シティ・バレエ団『白鳥の湖〜大いなる愛の讃歌〜』石田種生:演出・振付(プティパ、イワノフ版による)オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ © 鹿摩隆司東京シティバレエ団が『白鳥の湖〜大いなる愛の讃歌〜』を、パリ・オペラ座バレエ団からオニール八菜(プルミエールダンスーズ)とジェルマン・ルーヴェ(エトワール)を、スウェー

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2022/09/13掲載

「NHKバレエの饗宴2022」は『牧神の午後への前奏曲』『ウエスタン・シンフォニー』『ロミオとジュリエット』ラヴロフスキー版などの素晴らしい舞台を上演

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「NHKバレエの饗宴 2022」『牧神の午後への前奏曲』平山素子:振付・演出、『ウエスタン・シンフォニー』ジョージ・バランシン:振付ほか「NHKバレエの饗宴 2022」は3部構成となっていた。まず、上演されたのが男性版 "Pas de quatre"と言われる"Variations for four"。そして女性のス

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2022/09/13掲載

『レ・ミゼラブル』フランス革命の動乱の時代を背景に描かれた壮大な人間の魂のドラマ、谷桃子バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『レ・ミゼラブル』望月則彦:演出・振付・選曲、髙部尚子:再演出・改訂振付谷桃子バレエ団がかつての芸術監督時代に望月則彦が演出・振付けた『レ・ミゼラブル』を、現芸術監督の髙部尚子が演出・振付に手を加え、12年ぶりに上演した。初演は2003年。2010年には谷桃子バレエ団の60周年記念公演として、この大作を

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2022/09/12掲載

日本のトップ・ダンサーたちによる古典作品と若手振付家の新作を堪能した「バレエ・エスポワール」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」『スターズ&ストライプス』よりグラン・パ・ド・ドゥ ジョージ・バランシン:振付、『A Moment』(新作)宝満直也:振付ほか日本バレエ界で活躍中のダンサーたちが集結したガラ公演「バレエ・エスポワール 〜トップダンサー達の共演〜」がさいたま市文化センター大ホールにて開催された。構

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2022/09/12掲載

12回目を迎えた「バレエ・アステラス 2022」が開催され、さまざまな国で活躍するダンサーたちが多彩な演目を踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場「バレエ・アステラス 2022 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所が主体となって開催しているバレエ・アステラスも今回で12回目となった。私はこの「バレエ・アステラス 2013」で、パリ・オペラ座バレエと正式契約を交わしたばかりのオニール八菜と出会ったことが印象深い。そのほ

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2022/09/12掲載

森崎ウィンとCRYSTAL KAY主演ブロードウェイ・ ミュージカル『 ピピン』ゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiブロードウェイ・ミュージカル『ピピン』が東急シアターオーブで8月30日に初日の幕を開け、話題を集めている。開幕前日に行われ、大いに盛り上がったゲネプロをレポートする。ブロードウェイのオリジナル・プロダクション『ピピン』は1972年にボブ・フォッシーが演出・振付を手がけ、1977年までロングラン上映された。トニー賞ではベン・ヴェリー

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2022/09/01掲載

アメリカ発祥のジャズとフランスの宮廷で発達したバレエが生んだ珠玉の舞台、堀内元 Ballet Future 2022

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi昨年の「2021」は大阪のみの開催だったため、東京開催が待望されていた「堀内元 Ballet Future 2022」(Ballet ×Jazz)が開催された。あらゆる舞台芸術が新型コロナ禍の影響を受け続けている中、ヒューストン・バレエのプリンシパル、加治屋百合子、そして昨年に続いてジャズピアニストの桑原あいのトリオ

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2022/08/18掲載

モンテカルロ・バレエ団が11月来日、ジャン=クリストフ・マイヨーの『じゃじゃ馬馴らし』を上演

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki20世紀初頭に〈バレエ・リュス〉が本拠としていた南仏モナコより、モンテカルロ・バレエ団が11月に来日し、気鋭の芸術監督ジャン=クリストフ・マイヨーがシェイクスピアの喜劇を題材にし、ショスタコーヴィチの映画音楽に振付けた『じゃじゃ馬馴らし』を上演する。新型コロナウィルス感染拡大の影響で2020年に予定されていた公演が中止となって以来

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2022/08/18掲載

プリンシパルに昇進した木村優里と秋元康臣が『ジゼル』を踊る「バレエ・エスポワール」のリハーサルを取材

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki8月26日、さいたま市文化センターで国内のカンパニーで活躍するトップダンサーたちが一堂に会するガラ・コンサート「バレエ・エスポワール」(京當侑一籠主催)が開催される。この公演では、新国立劇場バレエ団の木村優里と東京バレエ団の秋元康臣がパートナーを組んで『ジゼル』第2幕のパ・ド・ドゥを披露する。都内スタジオでのリハーサル初日を訪ねた

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2022/08/13掲載

アシュトン、マクミラン、ウィールドンなどの作品をメインに、華麗な舞台が繰り広げられた英国ロイヤル・バレエ・ガラ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki英国ロイヤル・バレエ団公認〈ロイヤル・バレエ・ガラ〉『マノン』より第1幕のパ・ド・ドゥ(ケネス・マクミラン:振付)ほか予定されていた英国ロイヤル・バレエ団の来日公演はコロナ禍のため見送られたが、代わりにバレエ団の精鋭ダンサーによる〈ロイヤル・バレエ・ガラ〉が開催された。参加したのは、サラ・ラム、セザール・コラレス、高田茜

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2022/08/10掲載

モーリス・ベジャールの異なる魅力を持つ4作品が上演された「ベジャール・ガラ」、東京バレエ団

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈ベジャール・ガラ〉『ギリシャの踊り』『ロミオとジュリエット』パ・ド・ドゥ『バクチⅢ』『火の鳥』モーリス・ベジャール:振付現代バレエに革命をもたらした振付家、モーリス・ベジャールの没後15年を記念して、その名作の数々をレパートリーに持つ東京バレエ団が、〈ベジャール・ガラ〉と題した公演を行った。プログラムは、上

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2022/08/10掲載

過酷な状況を背後に背負いながら見事な舞台を繰り広げたダンサーたち、「キエフ・バレエ・ガラ 2022」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiキエフ・バレエ・ガラ 2022『ゴパック』ロスティラス・ザハロフ:振付、『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥ オーギュスト・ブルノンヴィル:振付、「ディアナとアクティオンのグラン・パ・ド・ドゥ」アグリッピーナ・ワガノワ:振付、『海賊』第2幕より"花園の場" ジュール・ペロー他:振付、『ひまわり』寺田宣弘:振付(世界初

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2022/08/10掲載

楽しかった『ラ・フィユ・マル・ガルデ』と『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番』、NBAバレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番』クラーク・ティペット:振付、『ラ・フィユ・マル・ガルテ』ブルース・マークス:演出・再振付、ジャン・ドーベルヴァル、ブロニスラヴァ・ニジンスカ:原振付NBAバレエ団がニジンスカの『ラ・フィユ・マル・ガルデ』を11年振りにとりあげ、今回が6回目の上演となる得意のレパート

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2022/08/10掲載

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