ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

小野絢子の動きと気持ちと音楽が一体となった素晴らしいシンデレラ

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『シンデレラ』フレデリック・アシュトン:振付<シンデレラ・ストーリー>という言葉を生んだシャルル・ペローの童話『シンデレラ』は、バレエの題材に適しており、しばしばバレエとして上演されてきた。近年では1944年にセルゲイ・プロコフィエフのバレエ音楽が作曲され、45年にボリショイ劇場でロスチスラフ・ザハ

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2022/05/11掲載

Noism×鼓童『鬼』記者発表ーー鬼伝説の里、新潟から世界へ向けて発信する

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki金森穣率いるりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団 Noism Company Niigata と佐渡を拠点として活動する太鼓芸能集団 鼓童が、作曲家・原田敬子による新曲で共演を果たす。この公演は7月1日から新潟を皮切りに埼玉、京都、愛知、山形と巡回する。4月22日にりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館にて行われた記者発表

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2022/04/28掲載

クランコ版『ロミオとジュリエット』でジュリエットを踊る足立真里亜(東京バレエ団)に開幕直前インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=坂口香野東京バレエ団が4月29日より、ジョン・クランコ版『ロミオとジュリエット』を初演する。同団にとって、2010年に初演した『オネーギン』に続き2作目のクランコ作品だ。子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』、金森穣振付『かぐや姫』主演に続き、今回、ジュリエット役に挑戦する足立真里亜に聞いた。痛いほど純粋な愛。選択肢がないゆえの勇敢さ――『かぐや姫』でのみずみ

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2022/04/22掲載

ダンスの「いま」に触れる、DaBY(ダンスベース横浜)4月〜5月ラインナップ

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiダンサー・振付家、異分野・異業種のアーティストと観客の交流拠点として、刺激的な活動を展開してきたダンスハウス、Dance Base Yokohama(ダンスベース横浜、DaBY)が、4〜5月のラインナップを発表した。3組のアーティストがワークショップやショーイングを展開。誰でも無料でクリエイション風景を鑑賞できるオープン

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2022/04/16掲載

衝撃的な『うたかたの恋』そして『ボレロ』、「シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち」はスタンディングオベーションで幕を下ろした

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki「シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち」Aプログラム『うたかたの恋』(第2幕のパ・ド・ドゥ)ケネス・マクミラン:振付、『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付ほか〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉と銘打って、ドイツの名門バレエ団のトップスターや期待の新鋭ら11人によるガラ公演が開催された。3月に予定され

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2022/04/11掲載

グリジやエルスラー、チェリートが踊ったロマンティック・バレエの黄金時代を彷彿させたバレエ協会公演『ラ・エスメラルダ』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi2022都民芸術フェスティバル 日本バレエ協会公演『ラ・エスメラルダ』ユーリ・ブルラーカ:復元振付・演出2022都民芸術フェスティバルのバレエ協会公演は、ユーリ・ブルラーカ復元振付・演出による『ラ・エスメラルダ』全幕だった。林田翔平、川島麻美子 撮影/staff TES『ラ・エスメラルダ』の原作は、周知のようにヴィク

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2022/04/11掲載

『緑のテーブル』『マラサングレ』『セレナーデ』が踊られたDance Speaks 2022、スターダンサーズ・バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiスターダンサーズ・バレエ団「Dance Speaks 2022」『セレナーデ』ジョージ・バランシン:振付、『マラサングレ』カィェターノ・ソト:振付、『緑のテーブル』クルト・ヨース:台本・振付「Dance Speaks」ダンスは何を語るのか、という命題を掲げたスターダンサーズ・バレエ団の今回の公演はトリプルビルだった。

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2022/04/11掲載

美しい軌跡を描いて踊る勅使川原の動きを観客は固唾を飲んで見守った、アップデイトダンス『ペトルーシュカ』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiアップデイトダンス No.92『ペトルーシュカ』勅使川原三郎:演出・照明・出演、佐東利穂子:出演勅使川原三郎がこの作品の原型としたバレエ『ペトルーシュカ』は、フォーキンの振付により1911年パリ・シャトレ座でバレエ・リュスが初演した。ニジンスキーが演じたペトルーシュカ、カルサーヴィナが扮したバレリーナのほかに彼女と恋仲になるムーア

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2022/04/11掲載

上野水香(東京バレエ団 プリンシパル)が第72回芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞した

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiphoto/Toru Hasumi東京バレエ団のプリンシパル、上野水香が、令和3年度(第72回)芸術選奨舞踊部門で文部科学大臣賞を受賞した。新国立劇場バレエ団のプリンシパル、奥村康祐と同時受賞で、ほかに新国立劇場バレエ団プリンシパルの井澤駿が文部科学大臣新人賞を受賞した。上野の受賞理由は、「類まれなプロポーションと柔軟性

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2022/03/19掲載

集中力と情感を研ぎ澄まして『アルルの女』のフレデリを踊りきった水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)に聞く

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――伊達コンペティションで審査員特別賞、NBAのバレエコンクールで入賞され、スカラシップでウィーン国立バレエ学校に行かれましたね。これはどういう経緯ですか。水井 スカラシップをいただいたときに選んでいただいたのが、ウィーン国立バレエ団の先生でした。「アルルの女」水井駿介撮影/鹿摩隆司――まだ、マニュエル・ルグリがウィーン国立バレエ団の芸術監督に就任してい

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2022/03/18掲載

崇高さが感じられた小野絢子のジュリエットに感動、フリードマン版『ロミオとジュリエット』NBAバレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『ロミオとジュリエット』マーティン・フリードマン:振付・演出NBAバレエ団がマーティン・フリードマン振付・演出の『ロミオとジュリエット』を5年ぶりに再演した。前回上演では、マリインスキー・バレエ団のウラジーミル・シクリャーリョフをゲストに招いて上演された。今回上演では新国立劇場バレエ団プリンシパルの小野

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2022/03/10掲載

素晴らしい劇的演出と厳かな雰囲気を醸すキンクルスカヤの舞台美術、東京バレエ団『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『白鳥の湖』ウラジーミル・ブルメイステル:改訂振付/第2幕:レフ・イワーノフ/アレクサンドル・ゴールスキー(三羽の白鳥)東京バレエ団が、ロシアで新たに製作した舞台装置でブルメイステル版『白鳥の湖』を上演した。ブルメイステル版『白鳥の湖』は、斎藤友佳理が芸術監督に就任後、初めて手掛けたビッグプロジェクトで、20

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2022/03/10掲載

開場25周年を迎えた、新国立劇場バレエ団の2022/23シーズン バレエ ラインアップが発表された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi吉田都 舞踊芸術監督3月1日、新国立劇場の2022/23シーズンラインアップ発表の記者会見が行われ、演劇・舞踊・オペラの3部門の芸術監督が揃って登壇した。舞踊については、吉田都舞踊芸術監督からそれぞれの演目についての紹介があった。冒頭、日本からは離れているとはいえ、ロシアがウクライナに攻め込みミサイルが飛翔すると言う

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2022/03/03掲載

〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉が披露する三つの素晴らしいプログラム

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki新型コロナ禍にあって、シュツットガルト・バレエ団はドイツの国家機関の要請により3月に予定していた日本公演を断念したが、これに代わるものとして、バレエ団の精鋭たちによるガラ公演が、3月19〜21日、東京文化会館で開催されることになった。題して〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉。「ボレロ」 © Stuttgar

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2022/02/15掲載

<スリルとスピードの中に生まれる美しい間>Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』公演レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi熊川哲也Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』熊川哲也:演出・振付2005年に初演された熊川哲也演出・振付のKバレエ版『くるみ割り人形』は、精緻に組み上げられた「仕掛け絵本」のような作品だと思う。先へ先へと観客の気持ちを引っ張っていく布石や複線がたっぷりと詰め込まれ、観るたびに発見がある。2021年12月2日、17:30開

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2022/02/12掲載

新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」はバランシン『テーマとヴァリエーション』とビントレー『ペンギン・カフェ』で開幕

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」『テーマとヴァリエーション』ジョージ・バランシン:振付、『ペンギン・カフェ』デヴィッド・ビントレー:振付『テーマとヴァリエーション』米沢唯、奥村康祐 撮影/鹿摩隆司『テーマとヴァリエーション』は、1947年、ジョージ・バランシンがチャイコフスキーの管弦楽組曲第3番の最終楽章「

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2022/02/10掲載

谷桃子バレエ団の『ジゼル』に寄せる心が深く浸透し美しく花開いた舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団『ジゼル』谷桃子:脚本・演出・振付、高部尚子:再演出、ジョン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ:原振付谷桃子バレエ団の『ジゼル』公演は7年ぶりという。2014年に行われた前回は新人公演だったが、谷桃子は総監督として健勝であり、彼女が関わった最後の『ジゼル』全幕だったのではないかと思う。今回

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2022/02/10掲載

英国ロイヤル・バレエのシネマシーズンの再開はピーター・ライト版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新型コロナウィルス感染拡大のため休止していた、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2021/22が再開される。今シーズンはバレエが『くるみ割り人形』(ピーター・ライト振付)『ロミオとジュリエット』(ケネス・マクミラン振付)『白鳥の湖』(マリウス・プティパ、レフ・イワノフ振付、リアム・スカーレット演出)、オペ

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2022/02/07掲載

マラーホフが光源氏を踊った『アルテア』他、エネルギーと創作の意欲に満ちた針山愛美プロデュース「One heart」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「One heart 〜With hope and dream 夢と希望と共に」針山愛美プロデュース公演『アルテア』〜源氏物語より〜 中村恩恵:振付 ウラジーミル・マラーホフ、針山愛美:出演 他伊豆半島の根本付近に位置し、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』とも関係の深い静岡県伊東市。久しぶりに観るマラーホフが光源氏に扮する

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2022/01/12掲載

3役を踊った井澤駿とチャイコフスキーの曲と融合した米沢唯の踊りが光った『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』ウエイン・イーグリング:振付新国立劇場バレエ団のウエイン・イーグリング版『くるみ割り人形』は、2017年11月に世界初演され、その後も再演を重ねている人気の公演。今シーズンは全12公演が12月18日から2022年1月3日まで開催された。開幕はクララ(中島さや)の子供部屋。フリッツ(

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2022/01/11掲載

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