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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

実力派ダンサー達が熱演、リン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaGGGプロジェクト2022『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottshalk)』リン・テイラー・コーベット:振付ほか1982年にABTで初演され、来日公演でも上演されて多くのバレエファンの記憶に強く残るリン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottsh

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2022/09/12掲載

浅野真奈&大巻雄矢を主役にコッペリウスに待山貴俊を迎えて、山本庸督振付『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.バレエ・カンパニー『コッペリア』山本庸督:振付山本紗内恵が主宰するY.S.バレエ・カンパニーの14回目の公演。この団体からは海外で活躍するダンサー、活躍を経験したダンサーが複数育っており、そんなダンサーたちも出演する夏の舞台は、見応えがあると同時に、里帰りのようなアットホームな雰囲気に包まれる。演目は、

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2022/09/12掲載

奥村唯&石神航一主演の『シンデレラ』と小野絢子&奥村康祐主演の『ジゼル』──地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」『シンデレラ』『ジゼル』改定振付:地主薫『シンデレラ』シンデレラ:奥村唯、フォーチュン王子:石神航一撮影:尾鼻 葵1幕にまとめたコンパクトな『シンデレラ』と『ジゼル』全幕という見どころたっぷりなダブルビル。直前に、この団体出身でサンフランシスコ・バレエ、プリンシパルの倉

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2022/09/12掲載

"戦争"が現在の身近なことだと痛感させられる今、"風"役に貞松融と中村恩恵を迎えて──アンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』岡登志子:振付岡登志子が2017年に振付けた『緑のテーブル2017』。ヒトラーがドイツ首相に任命された1932年にパリで初演されたクルト・ヨース振付の反戦をテーマにした『緑のテーブル』。この作品に感銘を受けた岡が、自身の作品として、まったく違う音楽を使って構成し振付けた

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2022/09/12掲載

昨年この世を去った今岡頌子を想い、ともに創りあげた作品の数々を上演──ダンススペース公演「STAGE渦」MEMORIAL PERFORMANCE

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース公演「STAGE渦」加藤きよ子:振付ほか長年、神戸で充実した活動を続けている今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース。その主宰の1人、今岡頌子が昨年、悲しいことに、この世に別れを告げた。その今岡への想いを込めた舞台。長年、共に活動した加藤きよ子振付作品の数々を中心に、弟子である若手た

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2022/09/12掲載

夏山周久改訂振付の『ラ・バヤデール』婚約の宴を中心に多彩な演目を上演──全日本洋舞協会合同公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全日本洋舞協会合同公演『ラ・バヤデール』婚約の宴 夏山周久:改訂振付、ほか全日本洋舞協会の合同公演。この舞台のために創られた意欲的な作品も複数楽しめる協会員の方々の意欲が感じられる舞台だった。幕開けは『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ。片岡典子と速水渉悟が踊った。片岡の丁寧な踊りに好感が持てる。ただ、深い表現が要

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2022/08/10掲載

パリ・オペラ座のロクサーヌ・ストヤノフとフロロン・メラックが踊る『ロミオとジュリエット』本番直前取材、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi有馬龍子記念京都バレエ団は、パリ・オペラ座バレエ団からロクサーヌ・ストヤノフ(プルミエールダンスーズ)とフロロン・メラック(スジェ)を招聘し、8月11日、『ロミオとジュリエット』(ファブリス・ブルジョワ版)の特別公演をロームシアター京都で開催する。スタッフ・キャストもそろい、いよいよ通し稽古が始まる、というまさにその

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2022/08/08掲載

Kバレエカンパニー『クレオパトラ』大阪公演に先立ち、熊川哲也が記者会見を行った

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna11月3日(木・祝)に、大阪・フェスティバルホールでKバレエカンパニー『クレオパトラ』が上演されるのに先立ち、芸術監督・熊川哲也が大阪で記者会見を行った。大阪では、この作品初演時の2017年にも中村祥子のクレオパトラ役で上演され話題をさらっている。今回は、ともに関西出身のバレリーナ2人、飯島望未(13時公演)と

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2022/08/08掲載

若手注目株の2人、春木友里沙と今井大輔を主役に──法村友井バレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『シンデレラ』法村牧緒:演出、法村圭緒:振付スター性のあるダンサーが育っている、そう実感できる公演だった。2020年6月に予定されていた法村友井バレエ団の『シンデレラ』。前年、2019年秋の『海賊』の主役メドーラで文化庁芸術祭新人賞を受賞した春木友里沙がタイトルロールということで、とても楽しみに

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2022/07/11掲載

藤井泉、上杉真由、宮原由紀夫、3名それぞれの感性で表現した力作のトリプルビル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaniconomielVol.3「Synergy2」『やまわらう』藤井泉:振付、『Ma déesse』上杉真由:振付、『MEME.』宮原由紀夫:振付『やまわらう』(振付:藤井泉)撮影:樋口尚徳経験を積み重ね、若手から中堅へと着実に進んでいる──そんな時を迎えていることが感じられる実力派振付家3人によるトリプルビル

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2022/07/11掲載

貞松・浜田バレエ団が『レ・シルフィード』『牧神の午後』(ロビンス版)『ポロヴェッツ人の踊り』の3演目を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」『レ・シルフィード』ミハイル・フォーキン:振付、『牧神の午後』ジェローム・ロビンス:振付、『ポロヴェッツ人の踊り』貞松正一郎:振付貞松・浜田バレエ団が、セルゲイ・ディアギレフ生誕150年の節目にあたる今年、初めて、"バレエ・リュス"をテーマに公演を行った。上演されたのは

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2022/06/10掲載

第35回こうべ全国洋舞コンクールの受賞たちの言葉

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna例年、GWに開催されている「こうべ全国洋舞コンクール」。コロナ禍で2回中止を余儀なくされたが、3年ぶりに約700人のエントリーを得て開催された。受賞後に世界的な活躍をしているダンサーも多く、レベルが高いとされるこのコンクール、今回も見応えのある踊りの数々が披露された。各部門1位、モダンダンス部門グループ、創作の

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2022/05/23掲載

日本バレエ協会中部支部の実力派団体が集って──第42回中部バレエフェスティバル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「第42回中部バレエフェスティバル」日本バレエ協会中部支部日本バレエ協会中部支部の実力派団体が集ったフェスティバル。今回、10団体が、それぞれの持ち味を活かした演目を披露した。印象に残ったものを紹介したい。佐々智恵子バレエ団『エグランティーヌとその一座』振付:神戸珠利、曲:オッフェンバック『パリの喜び』より 撮

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2022/05/10掲載

日本初演カィェターノ・ソト振付『Malasangre』ほか3作品──貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」『Malasangre』カィェターノ・ソト:振付、『波(NAMI)』稲尾芳文:振付、『囚われの国のアリス』森優貴:振付毎回、世界の"今"のダンスを垣間見せてくれる貞松・浜田バレエ団の「創作リサイタル」。33回目の今回は、日本初演のカィェターノ・ソト振付『Malasangr

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2022/04/11掲載

垣尾優&岡登志子、2人が "空" をテーマに創ったゾネ独特の作品を上演した

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ「2022 空 そこはかとなく刻々に」垣尾優・岡登志子:振付冒頭、「タマゴ」「レモン」「手ぬぐい」「アサヒ?」......と、どうも関係のないように思える単語をつぶやく女の子。その後、舞台に現れる"モノ"も、スーツケース、水差し、小さな加湿器?、ペットボトル、赤い毛糸玉......と脈絡なく見

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2022/04/11掲載

飯島望未、上野水香、中村祥子の3人のプリマが『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』のハイライトを踊った

ワールドレポート/名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiグラン・ドリーム・バレエ・フェス 2022 松岡伶子:芸術監督『くるみ割り人形』2幕より 梶田眞嗣:振付、『眠れる森の美女』1幕より 徳山博士:振付、『ドン・キホーテ』夢の場、3幕より 松岡璃映、市橋万樹:振付『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』という古典バレエの名作のハイライトを、世界を活躍の場

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2022/03/10掲載

踊る喜びに溢れた闊達なステップがつぎつぎと舞台に弾んだ、第1回 Kyoto Ballet Gala Special、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団「Kyoto Ballet Gala Special」『ラ・ヴィヴァンディエール』ピエール・ラコット:振付ほか有馬龍子記念京都バレエ団が、第1回 Kyoto Ballet Gala Specialを開催した。新型コロナ禍で思うような公演が開けない中、京都バレエ専門学校卒業生とカンパニーに縁のあるダンサーた

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2022/03/10掲載

「牧神とニンフの午後」ドビュッシーの曲とともに踊られ関典子の身体の変幻が見事だった

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna関典子ダンス公演「牧神とニンフの午後」「牧神とニンフの午後」『瀕死の白鳥』バレエ版、コンテンポラリー版ほか 関典子:振付、出演『牧神とニンフの午後』関典子(ピアノ連弾:佐藤一紀、三浦栄里子)撮影:井上大志(Leo Labo)中央に置かれた台の上で、ベールを被った関典子が、ゆっくりと動き出す──昨年、映像作品とし

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2022/03/10掲載

『Snow White』を中心に、伸び盛りのグラン・パ・ド・ドゥも──北山大西バレエ団第29回公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna北山大西バレエ団『Snow White』北山大介:編曲・演奏・演出、山田香:演出・振付、山田梨央:振付ほか『アレルキナーダ』よりグラン・パ・ド・ドゥ山田梨央、豊永太優 撮影:スタジオフォーマットバレエだけでなく、代表の北山大介が指導するボイストレーニングクラスのメンバーによる歌やミュゼ新体操クラブによる演技など

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2022/03/10掲載

名村空がお伽の国の女王デビュー──貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』お伽の国ヴァージョン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松正一郎:演出、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ:原振付クララ:宮本萌、ドロッセルマイヤー:貞松正一郎撮影:古都栄二(テス大阪)貞松・浜田バレエ団恒例のクリスマス時期の『くるみ割り人形』公演。お菓子の国ヴァージョンとお伽の国ヴァージョンという2つのヴァージョンをレパート

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2022/02/10掲載

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