ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

夏山周久改訂振付の『ラ・バヤデール』婚約の宴を中心に多彩な演目を上演──全日本洋舞協会合同公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全日本洋舞協会合同公演『ラ・バヤデール』婚約の宴 夏山周久:改訂振付、ほか全日本洋舞協会の合同公演。この舞台のために創られた意欲的な作品も複数楽しめる協会員の方々の意欲が感じられる舞台だった。幕開けは『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ。片岡典子と速水渉悟が踊った。片岡の丁寧な踊りに好感が持てる。ただ、深い表現が要

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2022/08/10掲載

パリ・オペラ座のロクサーヌ・ストヤノフとフロロン・メラックが踊る『ロミオとジュリエット』本番直前取材、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi有馬龍子記念京都バレエ団は、パリ・オペラ座バレエ団からロクサーヌ・ストヤノフ(プルミエールダンスーズ)とフロロン・メラック(スジェ)を招聘し、8月11日、『ロミオとジュリエット』(ファブリス・ブルジョワ版)の特別公演をロームシアター京都で開催する。スタッフ・キャストもそろい、いよいよ通し稽古が始まる、というまさにその

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2022/08/08掲載

Kバレエカンパニー『クレオパトラ』大阪公演に先立ち、熊川哲也が記者会見を行った

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna11月3日(木・祝)に、大阪・フェスティバルホールでKバレエカンパニー『クレオパトラ』が上演されるのに先立ち、芸術監督・熊川哲也が大阪で記者会見を行った。大阪では、この作品初演時の2017年にも中村祥子のクレオパトラ役で上演され話題をさらっている。今回は、ともに関西出身のバレリーナ2人、飯島望未(13時公演)と

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2022/08/08掲載

若手注目株の2人、春木友里沙と今井大輔を主役に──法村友井バレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『シンデレラ』法村牧緒:演出、法村圭緒:振付スター性のあるダンサーが育っている、そう実感できる公演だった。2020年6月に予定されていた法村友井バレエ団の『シンデレラ』。前年、2019年秋の『海賊』の主役メドーラで文化庁芸術祭新人賞を受賞した春木友里沙がタイトルロールということで、とても楽しみに

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2022/07/11掲載

藤井泉、上杉真由、宮原由紀夫、3名それぞれの感性で表現した力作のトリプルビル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaniconomielVol.3「Synergy2」『やまわらう』藤井泉:振付、『Ma déesse』上杉真由:振付、『MEME.』宮原由紀夫:振付『やまわらう』(振付:藤井泉)撮影:樋口尚徳経験を積み重ね、若手から中堅へと着実に進んでいる──そんな時を迎えていることが感じられる実力派振付家3人によるトリプルビル

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2022/07/11掲載

貞松・浜田バレエ団が『レ・シルフィード』『牧神の午後』(ロビンス版)『ポロヴェッツ人の踊り』の3演目を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」『レ・シルフィード』ミハイル・フォーキン:振付、『牧神の午後』ジェローム・ロビンス:振付、『ポロヴェッツ人の踊り』貞松正一郎:振付貞松・浜田バレエ団が、セルゲイ・ディアギレフ生誕150年の節目にあたる今年、初めて、"バレエ・リュス"をテーマに公演を行った。上演されたのは

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2022/06/10掲載

第35回こうべ全国洋舞コンクールの受賞たちの言葉

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna例年、GWに開催されている「こうべ全国洋舞コンクール」。コロナ禍で2回中止を余儀なくされたが、3年ぶりに約700人のエントリーを得て開催された。受賞後に世界的な活躍をしているダンサーも多く、レベルが高いとされるこのコンクール、今回も見応えのある踊りの数々が披露された。各部門1位、モダンダンス部門グループ、創作の

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2022/05/23掲載

日本バレエ協会中部支部の実力派団体が集って──第42回中部バレエフェスティバル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「第42回中部バレエフェスティバル」日本バレエ協会中部支部日本バレエ協会中部支部の実力派団体が集ったフェスティバル。今回、10団体が、それぞれの持ち味を活かした演目を披露した。印象に残ったものを紹介したい。佐々智恵子バレエ団『エグランティーヌとその一座』振付:神戸珠利、曲:オッフェンバック『パリの喜び』より 撮

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2022/05/10掲載

日本初演カィェターノ・ソト振付『Malasangre』ほか3作品──貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」『Malasangre』カィェターノ・ソト:振付、『波(NAMI)』稲尾芳文:振付、『囚われの国のアリス』森優貴:振付毎回、世界の"今"のダンスを垣間見せてくれる貞松・浜田バレエ団の「創作リサイタル」。33回目の今回は、日本初演のカィェターノ・ソト振付『Malasangr

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2022/04/11掲載

垣尾優&岡登志子、2人が "空" をテーマに創ったゾネ独特の作品を上演した

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ「2022 空 そこはかとなく刻々に」垣尾優・岡登志子:振付冒頭、「タマゴ」「レモン」「手ぬぐい」「アサヒ?」......と、どうも関係のないように思える単語をつぶやく女の子。その後、舞台に現れる"モノ"も、スーツケース、水差し、小さな加湿器?、ペットボトル、赤い毛糸玉......と脈絡なく見

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2022/04/11掲載

飯島望未、上野水香、中村祥子の3人のプリマが『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』のハイライトを踊った

ワールドレポート/名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiグラン・ドリーム・バレエ・フェス 2022 松岡伶子:芸術監督『くるみ割り人形』2幕より 梶田眞嗣:振付、『眠れる森の美女』1幕より 徳山博士:振付、『ドン・キホーテ』夢の場、3幕より 松岡璃映、市橋万樹:振付『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『ドン・キホーテ』という古典バレエの名作のハイライトを、世界を活躍の場

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2022/03/10掲載

踊る喜びに溢れた闊達なステップがつぎつぎと舞台に弾んだ、第1回 Kyoto Ballet Gala Special、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団「Kyoto Ballet Gala Special」『ラ・ヴィヴァンディエール』ピエール・ラコット:振付ほか有馬龍子記念京都バレエ団が、第1回 Kyoto Ballet Gala Specialを開催した。新型コロナ禍で思うような公演が開けない中、京都バレエ専門学校卒業生とカンパニーに縁のあるダンサーた

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2022/03/10掲載

「牧神とニンフの午後」ドビュッシーの曲とともに踊られ関典子の身体の変幻が見事だった

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna関典子ダンス公演「牧神とニンフの午後」「牧神とニンフの午後」『瀕死の白鳥』バレエ版、コンテンポラリー版ほか 関典子:振付、出演『牧神とニンフの午後』関典子(ピアノ連弾:佐藤一紀、三浦栄里子)撮影:井上大志(Leo Labo)中央に置かれた台の上で、ベールを被った関典子が、ゆっくりと動き出す──昨年、映像作品とし

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2022/03/10掲載

『Snow White』を中心に、伸び盛りのグラン・パ・ド・ドゥも──北山大西バレエ団第29回公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna北山大西バレエ団『Snow White』北山大介:編曲・演奏・演出、山田香:演出・振付、山田梨央:振付ほか『アレルキナーダ』よりグラン・パ・ド・ドゥ山田梨央、豊永太優 撮影:スタジオフォーマットバレエだけでなく、代表の北山大介が指導するボイストレーニングクラスのメンバーによる歌やミュゼ新体操クラブによる演技など

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2022/03/10掲載

名村空がお伽の国の女王デビュー──貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』お伽の国ヴァージョン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『くるみ割り人形』貞松正一郎:演出、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ:原振付クララ:宮本萌、ドロッセルマイヤー:貞松正一郎撮影:古都栄二(テス大阪)貞松・浜田バレエ団恒例のクリスマス時期の『くるみ割り人形』公演。お菓子の国ヴァージョンとお伽の国ヴァージョンという2つのヴァージョンをレパート

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2022/02/10掲載

二山治雄を王子に迎えて──川口節子バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団『くるみ割り人形』川口節子、松村一葉:振付1998年に、当時のサンフランシスコ・シティバレエスクール芸術監督タマラ・ベネットと同バレエスクールの振付家ヘンリー・バーグを招いて創られた川口節子バレエ団の『くるみ割り人形』。アメリカでもっとも歴史あるバレエ団サンフランシスコ・バレエの初期の『くるみ─

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2022/02/10掲載

実力派ダンサー達が踊る堀川美和振付作品の数々──堀川美和コレオグラフィック・パフォーマンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna堀川美和コレオグラフィック・パフォーマンス堀川美和:振付新年早々の1月4日に行われた堀川美和の振付作品を中心とした公演。今回、2部以降は、守山俊吾指揮、シンフォニア・アルシスOSAKAの生演奏に乗せての舞台となった。『AMENO』松井英理撮影/尾鼻文雄、尾鼻葵(OfficeObana)『Grand Pas Cl

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2022/02/10掲載

松岡伶子舞踊生活75周年記念公演『ドン・キホーテ』──田中沙季と市橋万樹の主演で

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『ドン・キホーテ』ナターリャ・ボリシャコーワ:原振付、松岡璃映・市橋万樹:演出・再振付*『ドン・キホーテ』キトリ:田中沙季、バジル:市橋万樹 撮影:むらはし和明戦後間もない頃にバレエを始め、越智バレエ団を経て上京、谷桃子バレエ団で20年近く活躍し、現在、名古屋で指導を重ねる松岡伶子。その舞踊生活75年の節目の公

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2022/01/11掲載

創作作品と樫野隆幸改訂振付の『パキータ』他が上演された──全日本洋舞協会合同公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「全日本洋舞協会 合同公演」一般社団法人全日本洋舞協会、枚方市総合文化芸術センター指定管理者アートシティひらかた共同事業体パリ在住の舞踊家・黒井治が会長を務める全日本洋舞協会の合同公演。コロナ禍のなかだが、黒井も帰国し、クラシック・バレエ、現代舞踊、コンテンポラリー・ダンスと多彩な演目による舞台が開催された。こ

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2022/01/11掲載

越智久美子とワディム・ソロマハの主演で、このバレエ団オリジナルの『ロミオとジュリエット』を再演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna越智インターナショナルバレエ『ロミオとジュリエット』『ロミオとジュリエット』越智久美子:演出振付創立70周年記念公演として、2019年に越智久美子の演出・振付で初演された『ロミオとジュリエット』。その折に名古屋市民芸術賞特別賞を受賞したこの作品を再演した。当初、今回の公演は、コロナ禍で昨年の上演がままならなかっ

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2021/12/10掲載

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