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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

意欲的な創作作品と『オーロラの結婚』──ゆかりバレエ公演2022

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaゆかりバレエ公演2022神原ゆかり、中村隆彦、牧村直紀:振付『オーロラの結婚』オーロラ姫:齊藤耀、デジレ王子:牧村直紀© エー・アイ 撮影:山崎光彦(Mitsuhiko Yamazaki)『眠れる森の美女』からの『オーロラ姫の結婚』で幕を開けた舞台。妖精のパ・ド・シスや宝石、猫や赤ずきんちゃんとお馴染みの踊りの

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2022/11/10掲載

20周年を迎え、1000人規模の過去最大のコンクールとなったYGP 2023 日本予選

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiプリコンペティティブ部門 ホープ・アワード 中田 佳幸『卒業舞踏会』© 根本 浩太郎(スタッフ・テス)ユース・ブランプリ(Youth Grand Prix, 以下「YGP」)2023 日本予選が10月17日〜23日あましんアルカイックホール/オクトホールで開催された。日本でYAGPの予選が初開催されたのは2002年で、若いダンサ

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2022/11/09掲載

市橋万樹と石井潤太郎のユニット「blank」が振付けた力作『ダイイングスワン』『Classic in B』ほか、意欲的な公演、松岡伶子バレエ団アトリエ公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団アトリエ公演『オーロラの結婚』、『パ・ド・カトル』、『The Sugar-Plum Fairy』松岡璃映:振付ほか『眠れる森の美女』の『オーロラの結婚』で幕を開けた松岡伶子バレエ団アトリエ公演。オーロラ姫を踊った仲沙奈恵は手脚の長い美しいスタイルで、伸びやかな大きな踊りが良い。デジレ王子は既に定

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2022/10/11掲載

ローザンヌ・コンクール2位入賞の田中月乃から、今、世界で活躍するアクリ瑠嘉、菅井円加、大石裕香などが集った「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022 ローザンヌ国際バレエコンクール出場者達の祭典」法村牧緒:芸術監督、西尾智子:プロデューサー見応えのあるガラだった。東條裕子バレエシアターの『Departure 旅立ち』で幕を開けた舞台。特に印象に残った演目をいくつか紹介したい。今年のローザンヌ国際バレエコンクールで、

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2022/10/11掲載

十川大希が絵画の中の骸骨を踊ったサイトウマコト振付『Totentanz』、池田由希子主演の『ジゼル』など──環バレエ団「初秋のバレエコンサート」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna環バレエ団「初秋のバレエコンサート」サイトウマコト:振付(『Totentanz』)他『仮面舞踏会』で幕を開けた公演。続いて上演されたサイトウマコト振付『Totentanz』が、まず印象に残った。フランツ・リスト作曲の「死の舞踏(Totentanz)」を使い、ペスト(黒死病)の時代を背景に、朽ちた教会に飾られた絵

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2022/10/11掲載

若手伸び盛りのダンサーから、永久メイや成澤ガリームーリナ・マイカ、二山治雄など今をときめくダンサーたちが踊った、「BALLET AT A GATHERING」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「BALLET AT A GATHERING」末松かよ:プロデュースさまざまコンクールでの上位入賞常連のジュニアや、海外留学中のジュニアから、プロとして歩み始めた若手ダンサー、既に実績を積んでいるダンサーまでが集った夏の舞台。多くのフレッシュなヴァリエーションも踊られたが、パ・ド・ドゥなどを中心にご紹介したいと

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2022/10/11掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール日本予選2022 レポート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaローザンヌ国際バレエコンクールの日本予選が、10月1日、2日、兵庫県立芸術文化センターで開催された。「ブラジルなどでは予選があるのに、どうして日本ではないのだろう?」と、日本人の活躍を見ながら疑問に思った芸術文化プロデューサー、「ダンスウエスト」代表の西尾智子が、ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督兼事務局長

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2022/10/08掲載

「One heart 2022」演出・振付の針山愛美とウクライナのダンサーたちに聞く

ワールドレポート/大阪香月 圭 text by Kei Kazuki国内外で幅広い活動を続けてきた針山 愛美は、ウクライナ情勢が悪化するとすぐにリヴィウ国立バレエのダンサー二人を受け入れて、チャリティ公演を開催するなどサポートを行ってきた。その模様はウクライナのダンサーとミュージシャンYOSHIKIの共演となって「24時間テレビ」でも放映された。また、「ウクライナ支援プロジェクト Awaji Wo

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2022/09/25掲載

『ロミオとジュリエット』の素敵なフランス・ヴァージョンを大いに楽しんだ、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『ロミオとジュリエット』ファブリス・ブルジョア:演出・振付有馬龍子記念京都バレエ団が、パリ・オペラ座バレエ団メートル・ド・バレエのファブリス・ブルジョアの構成・演出・振付・指導による『ロミオとジュリエット』を特別公演した。パリ・オペラ座バレエ学校教師のエリック・カミーヨが指導に加わり、オペラ座バレエのプル

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2022/09/12掲載

実力派ダンサー達が熱演、リン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaGGGプロジェクト2022『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottshalk)』リン・テイラー・コーベット:振付ほか1982年にABTで初演され、来日公演でも上演されて多くのバレエファンの記憶に強く残るリン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottsh

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2022/09/12掲載

浅野真奈&大巻雄矢を主役にコッペリウスに待山貴俊を迎えて、山本庸督振付『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.バレエ・カンパニー『コッペリア』山本庸督:振付山本紗内恵が主宰するY.S.バレエ・カンパニーの14回目の公演。この団体からは海外で活躍するダンサー、活躍を経験したダンサーが複数育っており、そんなダンサーたちも出演する夏の舞台は、見応えがあると同時に、里帰りのようなアットホームな雰囲気に包まれる。演目は、

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2022/09/12掲載

奥村唯&石神航一主演の『シンデレラ』と小野絢子&奥村康祐主演の『ジゼル』──地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」『シンデレラ』『ジゼル』改定振付:地主薫『シンデレラ』シンデレラ:奥村唯、フォーチュン王子:石神航一撮影:尾鼻 葵1幕にまとめたコンパクトな『シンデレラ』と『ジゼル』全幕という見どころたっぷりなダブルビル。直前に、この団体出身でサンフランシスコ・バレエ、プリンシパルの倉

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2022/09/12掲載

"戦争"が現在の身近なことだと痛感させられる今、"風"役に貞松融と中村恩恵を迎えて──アンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』岡登志子:振付岡登志子が2017年に振付けた『緑のテーブル2017』。ヒトラーがドイツ首相に任命された1932年にパリで初演されたクルト・ヨース振付の反戦をテーマにした『緑のテーブル』。この作品に感銘を受けた岡が、自身の作品として、まったく違う音楽を使って構成し振付けた

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2022/09/12掲載

昨年この世を去った今岡頌子を想い、ともに創りあげた作品の数々を上演──ダンススペース公演「STAGE渦」MEMORIAL PERFORMANCE

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース公演「STAGE渦」加藤きよ子:振付ほか長年、神戸で充実した活動を続けている今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース。その主宰の1人、今岡頌子が昨年、悲しいことに、この世に別れを告げた。その今岡への想いを込めた舞台。長年、共に活動した加藤きよ子振付作品の数々を中心に、弟子である若手た

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2022/09/12掲載

夏山周久改訂振付の『ラ・バヤデール』婚約の宴を中心に多彩な演目を上演──全日本洋舞協会合同公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全日本洋舞協会合同公演『ラ・バヤデール』婚約の宴 夏山周久:改訂振付、ほか全日本洋舞協会の合同公演。この舞台のために創られた意欲的な作品も複数楽しめる協会員の方々の意欲が感じられる舞台だった。幕開けは『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ。片岡典子と速水渉悟が踊った。片岡の丁寧な踊りに好感が持てる。ただ、深い表現が要

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2022/08/10掲載

パリ・オペラ座のロクサーヌ・ストヤノフとフロロン・メラックが踊る『ロミオとジュリエット』本番直前取材、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi有馬龍子記念京都バレエ団は、パリ・オペラ座バレエ団からロクサーヌ・ストヤノフ(プルミエールダンスーズ)とフロロン・メラック(スジェ)を招聘し、8月11日、『ロミオとジュリエット』(ファブリス・ブルジョワ版)の特別公演をロームシアター京都で開催する。スタッフ・キャストもそろい、いよいよ通し稽古が始まる、というまさにその

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2022/08/08掲載

Kバレエカンパニー『クレオパトラ』大阪公演に先立ち、熊川哲也が記者会見を行った

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna11月3日(木・祝)に、大阪・フェスティバルホールでKバレエカンパニー『クレオパトラ』が上演されるのに先立ち、芸術監督・熊川哲也が大阪で記者会見を行った。大阪では、この作品初演時の2017年にも中村祥子のクレオパトラ役で上演され話題をさらっている。今回は、ともに関西出身のバレリーナ2人、飯島望未(13時公演)と

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2022/08/08掲載

若手注目株の2人、春木友里沙と今井大輔を主役に──法村友井バレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『シンデレラ』法村牧緒:演出、法村圭緒:振付スター性のあるダンサーが育っている、そう実感できる公演だった。2020年6月に予定されていた法村友井バレエ団の『シンデレラ』。前年、2019年秋の『海賊』の主役メドーラで文化庁芸術祭新人賞を受賞した春木友里沙がタイトルロールということで、とても楽しみに

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2022/07/11掲載

藤井泉、上杉真由、宮原由紀夫、3名それぞれの感性で表現した力作のトリプルビル

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaniconomielVol.3「Synergy2」『やまわらう』藤井泉:振付、『Ma déesse』上杉真由:振付、『MEME.』宮原由紀夫:振付『やまわらう』(振付:藤井泉)撮影:樋口尚徳経験を積み重ね、若手から中堅へと着実に進んでいる──そんな時を迎えていることが感じられる実力派振付家3人によるトリプルビル

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2022/07/11掲載

貞松・浜田バレエ団が『レ・シルフィード』『牧神の午後』(ロビンス版)『ポロヴェッツ人の踊り』の3演目を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」『レ・シルフィード』ミハイル・フォーキン:振付、『牧神の午後』ジェローム・ロビンス:振付、『ポロヴェッツ人の踊り』貞松正一郎:振付貞松・浜田バレエ団が、セルゲイ・ディアギレフ生誕150年の節目にあたる今年、初めて、"バレエ・リュス"をテーマに公演を行った。上演されたのは

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2022/06/10掲載

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