ワールドレポート

大阪・名古屋

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

川口節子、松村一葉の創作作品を稲垣宏樹指揮のオーケストラで上演、川口節子バレエ団「舞浪漫 My Romann2023」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団「舞浪漫 My Romann2023」『オー! マイリトルマエストロ』『奇跡の人』『心地よく眠るアリス』川口節子:振付、『エレメンツ』松村一葉:振付、他川口節子バレエ団の創作作品を上演する公演「舞浪漫 My Romann」。クラシック全幕の折はオーケストラ演奏で上演する同バレエ団だが、これまでの

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2023/02/10掲載

声明とともに想いをつむぐ『時の庭─交差する空間』ほか、向井華奈子モダンダンスリサイタル III

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演・向井華奈子モダンダンスリサイタル III『雨』藤田佳代:作舞、『時の庭─交差する空間』向井華奈子:振付向井華奈子の3度目のリサイタル。まず、幕開けは師である藤田佳代作舞の『雨』。国内外で幅広く活躍する書家・和田彩が "雨" と書いた作品を背景に踊られる作品。降る雨を描いたよう

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2023/01/10掲載

動きに気持ちを乗せてうたう喜び、テアトル・ド・バレエカンパニー40周年記念公演、オータム バレエガラコンサート2022

ワールドレポート/名古屋坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiテアトル・ド・バレエ・カンパニーメモリアル公演『Dance Lirique』遠藤康行:振付ほか撮影:文元克香(テス大阪)11月23日・25日、愛知県芸術劇場でテアトル・ド・バレエカンパニー(以下TBC)が40周年記念公演を行った。主宰の塚本洋子は、K バレエカンパニーでプリンシパルを務めた荒井祐子、新国立劇場プリンシパ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/14掲載

テアトル・ド・バレエカンパニーの40周年記念公演として深川秀夫版『ドン・キホーテ』を上演

ワールドレポート/名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaテアトル・ド・バレエカンパニーメモリアル公演『ドン・キホーテ』深川秀夫:振付塚本洋子が主宰するテアトル・ド・バレエカンパニーが40周年記念として、二夜にわたる公演を行った。11月23日には「オータム・バレエ・ガラコンサート」。私は25日の深川秀夫版『ドン・キホーテ』を観た。プロローグ、可愛らしい3人のキューピットが見

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/12掲載

バランシンの『セレナーデ』と山本康介版『眠れる森の美女より"オーロラの結婚"』による「チャイコフスキー・ビル」、バレエカンパニーウエストジャパン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエカンパニーウエストジャパン「チャイコフスキー・ビル」『セレナーデ』ジョージ・バランシン:振付、『眠れる森の美女より"オーロラの結婚"』山本康介:振付瀬島五月率いるバレエカンパニーウエストジャパンの第4回公演。いつも演目の選び方にセンスがあることを感じるカンパニー。今回、"チャイコフスキー・ビル"ということ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/12/12掲載

山本隆之、福岡雄大、福田圭吾、本島美和、細田千晶などが矢上香織・久留美・恵子や福田紘也の振付作品を踊った──K★バレエスタジオ36thコンサート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaK★バレエスタジオ36thコンサート『海賊』矢上香織:振付、『死神』福田紘也:振付ほか新国立劇場バレエ団で活躍する福岡雄大、福田圭吾、福田紘也、それに彼らの先輩で現在、同バレエ団オノラブルダンサーの山本隆之を育てたK★バレエスタジオ。その36回目のコンサート。当然、彼らも出演したとともに、彼らとともに踊って来た

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/11/10掲載

意欲的な創作作品と『オーロラの結婚』──ゆかりバレエ公演2022

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaゆかりバレエ公演2022神原ゆかり、中村隆彦、牧村直紀:振付『オーロラの結婚』オーロラ姫:齊藤耀、デジレ王子:牧村直紀© エー・アイ 撮影:山崎光彦(Mitsuhiko Yamazaki)『眠れる森の美女』からの『オーロラ姫の結婚』で幕を開けた舞台。妖精のパ・ド・シスや宝石、猫や赤ずきんちゃんとお馴染みの踊りの

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/11/10掲載

20周年を迎え、1000人規模の過去最大のコンクールとなったYGP 2023 日本予選

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazukiプリコンペティティブ部門 ホープ・アワード 中田 佳幸『卒業舞踏会』© 根本 浩太郎(スタッフ・テス)ユース・ブランプリ(Youth Grand Prix, 以下「YGP」)2023 日本予選が10月17日〜23日あましんアルカイックホール/オクトホールで開催された。日本でYAGPの予選が初開催されたのは2002年で、若いダンサ

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/11/09掲載

市橋万樹と石井潤太郎のユニット「blank」が振付けた力作『ダイイングスワン』『Classic in B』ほか、意欲的な公演、松岡伶子バレエ団アトリエ公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団アトリエ公演『オーロラの結婚』、『パ・ド・カトル』、『The Sugar-Plum Fairy』松岡璃映:振付ほか『眠れる森の美女』の『オーロラの結婚』で幕を開けた松岡伶子バレエ団アトリエ公演。オーロラ姫を踊った仲沙奈恵は手脚の長い美しいスタイルで、伸びやかな大きな踊りが良い。デジレ王子は既に定

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/10/11掲載

ローザンヌ・コンクール2位入賞の田中月乃から、今、世界で活躍するアクリ瑠嘉、菅井円加、大石裕香などが集った「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「ダンス・アット・ザ・ギャザリング2022 ローザンヌ国際バレエコンクール出場者達の祭典」法村牧緒:芸術監督、西尾智子:プロデューサー見応えのあるガラだった。東條裕子バレエシアターの『Departure 旅立ち』で幕を開けた舞台。特に印象に残った演目をいくつか紹介したい。今年のローザンヌ国際バレエコンクールで、

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/10/11掲載

十川大希が絵画の中の骸骨を踊ったサイトウマコト振付『Totentanz』、池田由希子主演の『ジゼル』など──環バレエ団「初秋のバレエコンサート」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna環バレエ団「初秋のバレエコンサート」サイトウマコト:振付(『Totentanz』)他『仮面舞踏会』で幕を開けた公演。続いて上演されたサイトウマコト振付『Totentanz』が、まず印象に残った。フランツ・リスト作曲の「死の舞踏(Totentanz)」を使い、ペスト(黒死病)の時代を背景に、朽ちた教会に飾られた絵

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/10/11掲載

若手伸び盛りのダンサーから、永久メイや成澤ガリームーリナ・マイカ、二山治雄など今をときめくダンサーたちが踊った、「BALLET AT A GATHERING」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「BALLET AT A GATHERING」末松かよ:プロデュースさまざまコンクールでの上位入賞常連のジュニアや、海外留学中のジュニアから、プロとして歩み始めた若手ダンサー、既に実績を積んでいるダンサーまでが集った夏の舞台。多くのフレッシュなヴァリエーションも踊られたが、パ・ド・ドゥなどを中心にご紹介したいと

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/10/11掲載

ローザンヌ国際バレエコンクール日本予選2022 レポート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaローザンヌ国際バレエコンクールの日本予選が、10月1日、2日、兵庫県立芸術文化センターで開催された。「ブラジルなどでは予選があるのに、どうして日本ではないのだろう?」と、日本人の活躍を見ながら疑問に思った芸術文化プロデューサー、「ダンスウエスト」代表の西尾智子が、ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督兼事務局長

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/10/08掲載

「One heart 2022」演出・振付の針山愛美とウクライナのダンサーたちに聞く

ワールドレポート/大阪香月 圭 text by Kei Kazuki国内外で幅広い活動を続けてきた針山 愛美は、ウクライナ情勢が悪化するとすぐにリヴィウ国立バレエのダンサー二人を受け入れて、チャリティ公演を開催するなどサポートを行ってきた。その模様はウクライナのダンサーとミュージシャンYOSHIKIの共演となって「24時間テレビ」でも放映された。また、「ウクライナ支援プロジェクト Awaji Wo

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/25掲載

『ロミオとジュリエット』の素敵なフランス・ヴァージョンを大いに楽しんだ、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『ロミオとジュリエット』ファブリス・ブルジョア:演出・振付有馬龍子記念京都バレエ団が、パリ・オペラ座バレエ団メートル・ド・バレエのファブリス・ブルジョアの構成・演出・振付・指導による『ロミオとジュリエット』を特別公演した。パリ・オペラ座バレエ学校教師のエリック・カミーヨが指導に加わり、オペラ座バレエのプル

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

実力派ダンサー達が熱演、リン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaGGGプロジェクト2022『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottshalk)』リン・テイラー・コーベット:振付ほか1982年にABTで初演され、来日公演でも上演されて多くのバレエファンの記憶に強く残るリン・テイラー・コーベット振付『ガチョーク讃歌(Great Galloping Gottsh

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

浅野真奈&大巻雄矢を主役にコッペリウスに待山貴俊を迎えて、山本庸督振付『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaY.S.バレエ・カンパニー『コッペリア』山本庸督:振付山本紗内恵が主宰するY.S.バレエ・カンパニーの14回目の公演。この団体からは海外で活躍するダンサー、活躍を経験したダンサーが複数育っており、そんなダンサーたちも出演する夏の舞台は、見応えがあると同時に、里帰りのようなアットホームな雰囲気に包まれる。演目は、

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

奥村唯&石神航一主演の『シンデレラ』と小野絢子&奥村康祐主演の『ジゼル』──地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna地主薫バレエ団「未来に繋がるダブル・ビル」『シンデレラ』『ジゼル』改定振付:地主薫『シンデレラ』シンデレラ:奥村唯、フォーチュン王子:石神航一撮影:尾鼻 葵1幕にまとめたコンパクトな『シンデレラ』と『ジゼル』全幕という見どころたっぷりなダブルビル。直前に、この団体出身でサンフランシスコ・バレエ、プリンシパルの倉

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

"戦争"が現在の身近なことだと痛感させられる今、"風"役に貞松融と中村恩恵を迎えて──アンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』岡登志子:振付岡登志子が2017年に振付けた『緑のテーブル2017』。ヒトラーがドイツ首相に任命された1932年にパリで初演されたクルト・ヨース振付の反戦をテーマにした『緑のテーブル』。この作品に感銘を受けた岡が、自身の作品として、まったく違う音楽を使って構成し振付けた

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

昨年この世を去った今岡頌子を想い、ともに創りあげた作品の数々を上演──ダンススペース公演「STAGE渦」MEMORIAL PERFORMANCE

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース公演「STAGE渦」加藤きよ子:振付ほか長年、神戸で充実した活動を続けている今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース。その主宰の1人、今岡頌子が昨年、悲しいことに、この世に別れを告げた。その今岡への想いを込めた舞台。長年、共に活動した加藤きよ子振付作品の数々を中心に、弟子である若手た

  • #ワールドレポート
  • #大阪・名古屋

2022/09/12掲載

ページの先頭へ戻る