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大阪・名古屋

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

ノーザン・バレエの脇塚優と松田えりかが中心に踊った『ボレロ』などを舞台上のオーケストラとともに

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaニューイヤー祝祭コンサートカンパニーでこぼこ:振付・踊り新春、1月3日にザ・シンフォニーホールで行われた「ニューイヤー祝祭コンサート」。守山俊吾指揮、ニューイヤー祝祭オーケストラ演奏で、オペラアリアを楽しめるこの催しに、カンパニーでこぼこがバレエで出演するのが恒例になっている。バレエが出演した演目を紹介したい。

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2024/02/13掲載

「薄井憲二バレエ・コレクション」に基づいてバレエ・リュスと対話した劇場実験の試みが、京都芸術劇場 春秋座で開催された

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi去る1月20日(土)に京都芸術大学内にある京都芸術劇場 春秋座で「蘇るバレエ・リュスー薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的研究ー」という劇場実験を試みるプロジェクトが開催された。これは薄井憲二バレエ・コレクション・キュレーターを務める関典子(神戸大学准教授・ダンサー)を始めとする15人の研究会メンバーによる

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2024/02/09掲載

【劇場実験】 蘇るバレエ・リュス:薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的探究~ の「踊るキュレーター」関典子が大いに語る

ワールドレポート/京都関典子・関口紘一・香月 圭(進行・文)Interview with Noriko Seki and Koichi Sekiguchi Text by Kei Kazuki1月20日、京都芸術大学内にある京都芸術劇場 春秋座で〈【劇場実験】 蘇るバレエ・リュス:薄井憲二バレエ・コレクションの同時代的/創造的探究〉と題して、ダンス・パフォーマンス、インスタレーション、レクチャー、

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2024/01/17掲載

子どもたちの喜びが弾け舞台を駆け巡ったファブリス・ブルジョワ版『くるみ割り人形』、京都バレエ団

ワールドレポート/京都関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi京都バレエ団『くるみ割り人形』ファブリス・ブルジョワ:構成・演出・振付・指導「子どもは誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。」とピカソは言ったそうだが、パリ・オペラ座バレエのメートル・ド・バレエを務めるファブリス・ブルジョワが振付けた『くるみ割り人形』は子どもたちが主役だった。チャイコフス

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2024/01/10掲載

ソロマハや阪本絵利奈が踊って、テンポ良く闊達な舞台を見せた越智インターナショナルバレエ『海賊』

ワールドレポート/大阪・名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi越智インターナショナルバレエ『海賊』越智久美子:演出・振付、ワレリー・コフトン:原振付(プティパ、グーセフによる)ドラの音が鳴り響き、勇壮な音楽とともに越智久美子演出・振付による『海賊』全幕のプロローグの幕が開いた。激しい嵐の中、木の葉のように翻弄される一艘の帆船、大波に揺れ、船員が一人海中に投げ出される。難

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2024/01/10掲載

深川秀夫振付『ソワレ・ド・バレエ』と古典の名作『ジゼル』のダブルビル──松岡伶子バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna松岡伶子バレエ団「ダブルビル」『ソワレ・ド・バレエ』深川秀夫:振付ベテランから若手まで、良いダンサーが揃った見応えあるダブルビルだった。まず、幕開けは深川秀夫振付『ソワレ・ド・バレエ』。深川が存命中は、彼自身が上演ごとに、それぞれの団体やキャストの個性も見た上で手を入れるなどしながら、彼の美意識、センスにしたが

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2024/01/10掲載

瀬島五月&アンドリュー・エルフィンストン主演、山本康介版『ライモンダ』──バレエカンパニーウエストジャパン

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエカンパニーウエストジャパン『ライモンダ』山本康介:改訂演出・補足振付5回目を迎えたバレエカンパニーウエストジャパン公演の演目は『ライモンダ』全幕。山本康介の振付で、現代人にとって冗長に感じられそうな部分は廃し、物語をすっきりと伝わるように工夫、踊りの見せ場を際立たせた。音楽は冨田実里指揮、神戸フィルハーモ

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2024/01/10掲載

岡田純奈バレエ団によるほのぼのとあたたかい舞台──望月則彦版『コッペリア』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna岡田純奈バレエ団『コッペリア』望月則彦:演出・再振付2023年が没後10年となる望月則彦が、このバレエ団のために振付けた『コッペリア』。その11年ぶり、3度目の上演だ。幕が開く前からワクワク感が膨らむ──そんな音楽を聴かせてくれたのは稲垣宏樹指揮、セントラル愛知交響楽団。スワニルダ:西川花帆、フランツ:宗近匠©

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2024/01/10掲載

京都の舞踊団体が力を合わせて共同創造した作品が多数──全京都洋舞協議会「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna全京都洋舞協議会「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」『いのち謳う いのちの艶』水野永子:振付、『Dancing Jazz』新国由香:振付、『ファウスト』よりワルプルギスの夜 薄井憲二:振付、『パキータ』原美香:振付ほか全京都洋舞協議会の「オータム・ダンス・フェスティバル in 京都」。以前は、所属す

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2024/01/10掲載

「シンフォニックバレエ Double Bill」と題して、遠藤康行振付で柴山紗帆と奥村康祐中心に踊った『レ・シルフィード』と深川秀夫振付『ソワレ・ド・バレエ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaテアトル・ド・バレエカンパニー「シンフォニックバレエ Double Bill」『レ・シルフィード』遠藤康行:振付、『ソワレ・ド・バレエ』深川秀夫:振付『レ・シルフィード』柴山紗帆、奥村康祐撮影:岡村昌夫(テス大阪)「シンフォニックバレエ Double Bill」と題して2演目が上演された公演。まずはじめに上演さ

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2024/01/10掲載

金沢景子の新作『一本の樹の物語』をメインに、恩師・藤田佳代の作品『ささやく』も上演──藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna金沢景子モダンダンスステージⅥ『一本の樹の物語』金沢景子:作舞、『ささやく』藤田佳代:作舞金沢景子の6回目のリサイタル。第1回は1995年、阪神淡路大震災が起こった年の8月だったという。「明日何が起きるか分からないから今できることをはじめよう」と、初めてのリサイタルに挑戦した。やはり芸術というのは、アーティスト

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2024/01/10掲載

SPACのアクターたち、音楽家の面々とともに──佐藤典子舞踊生活75周年記念事業ファイナル『歓喜に至れ!』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna佐藤典子舞踊生活75周年記念事業ファイナル『歓喜に至れ!』宮城聰:台本・演出、佐藤典子:企画・監修『歓喜に至れ!』ベートーヴェン:大前光市、死神ジュリエッタ:福澤夢© スタッフ・テス(株)根本浩太郎ベートーヴェンの第九がリストによってピアノ曲として編曲されていることを知った佐藤典子が、「ベートーヴェンの〈第九〉

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2024/01/10掲載

法村珠里のオデット、春木友里沙のオディール、今井大輔の王子──充実したキャストの『白鳥の湖』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『白鳥の湖』法村牧緒:振付主役を担えるダンサーが年々増えているように感じられる法村友井バレエ団。そんな実力派達が様々なソリストを担い、群舞の隅々までがロシア・バレエのメソッドをきちんと身につけたダンサー達、コール・ド・バレエの美しさもさすがと感じるレベルの高い舞台に仕上がっていた。江原功指揮、演

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2023/12/11掲載

神戸文化ホール開館50周年記念事業アンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaアンサンブル・ゾネ『緑のテーブル2017』岡登志子:振付この岡登志子振付の『緑のテーブル2017』は初演を含め、上演の度に観ている作品。初演された2017年、今は亡き大野慶人が風役として、冒頭、自ら子供の頃に経験した戦争を振り返って反戦を語った時は、実は、私はどこか遠い過去に過ぎ去ったことのように聞いていたよう

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2023/12/11掲載

田川陽子のマルグリット、水城卓哉のアルマン──ピアノソロに乗せて踊った『椿姫を奏でる』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaSparkle-Music with Dance-「椿姫を奏でる」『椿姫を奏でる』堀登:振付、『Gift 遠い家族が教えてくれたこと』菰田いづみ:振付ピアノの生演奏に乗せての公演。公演タイトルになっている『椿姫を奏でる』の前に、菰田いづみ振付の『Gift 遠い家族が教えてくれたこと』が上演された。サン・サーンス

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2023/12/11掲載

上野水香、倉永美沙、中村祥子、近藤亜香を迎えて華やかに開催された、グラン・ドリーム・バレエ・フェス 2023

ワールドレポート/名古屋関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiグラン・ドリーム・バレエ・フェス 2023 松岡伶子:芸術監督『パキータ』松岡璃映、市橋万樹:振付、『L'Air d' Esprit』ジェラルド・アルビノ:振付、『ライモンダ』3幕より 梶田眞嗣:振付、『ラ・バヤデール』2幕より 徳山博士:振付上野水香(東京バレエ団ゲスト・プリンシパル)、倉永美沙(サンフランシスコ

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2023/11/10掲載

望月則彦振付「マルグリット」佐多達枝振付『カルミナ・ブラーナ』ほか─神原ゆかり還暦記念、ゆかりバレエ公演2023

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『「マルグリット」〜椿姫』より抜粋 望月則彦:振付、『カルミナ・ブラーナ』佐多達枝:振付ほか神原ゆかりの還暦記念ということで、望月則彦振付『「マルグリット」〜椿姫』より抜粋や佐多達枝振付『カルミナ・ブラーナ』と見応えある作品が並んだプログラム。そして、そのメインどちらの演目でも神原自身が還暦とは信じられない身体

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2023/11/10掲載

ウクライナ出身のマラーホフとウクライナから避難したバレリーナとともに──「マラーホフより愛をこめて'23」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna針山愛美プロデュース公演『パキータ』ウラジーミル・マラーホフ:振付、『はじまりの鼓動〜舞〜』『ジュピター』針山愛美:振付、『IZANAI』『I'm you』宝満直也:振付,『ゴパック』カテリーナ・エフチコーワ:振付 ほかウラジーミル・マラーホフがベルリン国立バレエの芸術監督だった頃にダンサーとしてともに仕事をし

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2023/11/10掲載

YGP 2024 日本予選で高橋杏がホープ・アワード、磯見源が優秀振付者賞を受賞した

ワールドレポート/大阪香月 圭 text by Kei Kazuki高橋 杏『パキータよりVa』プリコンペティティブ部門 ホープ・アワード©松澤 綾子(STAFF TES)ユース・グランプリ(YGP) 2024 日本予選が10月15〜22日、あましんアルカイックホールにて行われた。9〜11歳のプリコンペティティブ部門における最優秀賞「ホープ・アワード」には、高橋杏が選ばれた。彼女は昨年の日本予選で

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2023/11/06掲載

このスタジオで育った福岡雄大、石川真理子、福田圭吾ら中心に大迫力の矢上恵子振付『Toi Toi』など──K★バレエスタジオ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaK★バレエスタジオ 37th Concert『Toi Toi』『FROZEN EYES[凍りついた眼]』矢上恵子:振付、『タランテラ』矢上香織:振付、『レ・パティヌール(スケートをする人々)』矢上久留美:振付矢上香織、久留美、恵子の3姉妹が立ち上げたK★バレエスタジオ。ここから、山本隆之、福岡雄大、福田圭吾、福

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2023/10/10掲載

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