ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

バレエを愛する方にこそ観てほしい映画です 『ミッドナイトスワン』内田英治監督インタビュー

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi9月25日に全国公開される映画『ミッドナイトスワン』。故郷を離れ、東京で女性として生きるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、育児放棄にあっていた少女・一果(いちか)との間に生まれる愛情を描いたふしぎな疑似家族の物語であり、本格的なバレエ映画でもある。主演は草彅剛。心身に葛藤を抱える凪沙を、透明感あふれる存在感で演じてい

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2020/09/19掲載

飯島望未のトーク&ダンスを身近に感じた「ダンサー 言葉で踊る」レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi8月27日、横浜・馬車道のダンスハウスDance Base Yokohama(DaBY)で、ヒューストン・バレエ団のプリンシパルであり、シャネルのビューティ・アンバサダーを務めるなどファッションの世界でも活躍する飯島望未をゲストに迎えたトークイベント「ダンサー 言葉で踊る」が開催された。「ダンサー 言葉で踊る」は国内外で

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2020/09/10掲載

プッチーニによるイタリアオペラの傑作『トゥーランドット』をヴェロネージが指揮し、大島早紀子が演出・振付ける!

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiイタリアオペラの名匠、アルヴェルト・ヴェロネージが指揮し、H・アール・カオス率いる大島早紀子が演出・振付を行うプッチーニの傑作『トゥーランドット』が上演される!新型コロナ禍で活力を失っている劇場芸術界に、久しぶりにビッグニュースが伝えられた。10月17日より順次行われるこの公演は、国内の複数の団体が総力を上げて取り組

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2020/09/10掲載

シェイクスピア『じゃじゃ馬馴らし』のバレエ、シュツットガルト・バレエのクランコ版とモンテカルロ・バレエのマイヨー版について

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiシェイクスピアの戯曲の幾つかはオペラなど音楽作品にもなって親しまれており、またバレエ化された作品もある。最も多くの振付家によってバレエ化されているのは『ロミオとジュリエット』で、次が『真夏の夜の夢』ではないだろうか。モナコ公国モンテカルロ・バレエ団の芸術監督、ジャン=クリストフ・マイヨーは、この両方をバレエ化しているが、

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2020/09/10掲載

新国立劇場バレエ団、吉田都芸術監督就任初公演『ドン・キホーテ』の舞台、リハーサルなどの有料配信が決まった!

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi© Tamaki Yoshida新型コロナ禍の中でバレエ公演も入場制限が行われている中、NHKエンタープライズ他により、新国立劇場バレエ団公演『ドン・キホーテ』が、10月1日(木)より11月30日(月)まで有料で配信される。これはNHKの番組でお馴染みの「チコちゃんといっしょに課外授業 芸術の日」として行われる特別企

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2020/09/04掲載

新国立劇場の『イヌビト』、新型コロナ禍の深刻な現実を洒脱なステージングで見事に描いた舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi『イヌビト〜犬人〜』長塚圭史:作・演出、近藤良平:振付新国立劇場の演劇が「こどもも大人も楽しめるシリーズ」として、7月に上演した『願いがかなうぐつぐつカクテル』に続いて、長塚圭史の作・演出『イヌビト〜犬人〜』を上演した。新国立中劇場の客席はソーシャルディスタンスを守っているので、かつての満員とは少々表情は異なっていた

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2020/09/02掲載

マリインスキー劇場の日本人舞姫・永久メイに聞く、<ロシアの舞台で踊る日々のこと>

ワールドレポート/東京インタビュー = 関口 紘一© Chacott――永久さんは2013年にYAGPでグランプリを受賞されて、モナコ王立グレースバレエ学校に行かれました。そして15歳の時にユーリー・ファテーエフ芸術監督にスカウトされてマリインスキー・バレエ団に入団されたわけですね。永久 そうです。2015年の夏にYAGP関連のガラ・コンサートがありました。その2週間前に行われたサマー・スクールに

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2020/08/22掲載

バレエ復活の舞台、新国立劇場バレエ団『竜宮 りゅうぐう』世界初演を観る

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『竜宮 りゅうぐう』〜亀の姫と季(とき)の庭〜新国立劇場バレエ団のバレエ復活の舞台『竜宮 りゅうぐう』〜亀の姫と季(とき)の庭〜 を観た。初日の幕が開いたのは7月24日、新型コロナ感染拡大の中、劇場では厳戒体制ともいえる細心の警戒が行われていた。開幕近い時間に行ったが、十数人の係員が全員手袋を着けて

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2020/08/11掲載

夢が叶って憧れの英国ロイヤル・バレエに入団する五十嵐大地=インタビュー「毎日がオーディションだと思って頑張った」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭英国ロイヤル・バレエ・スクールを首席で卒業し、ニネット・ド・ヴァロワ賞を受賞した五十嵐大地。さらに英国ロイヤル・バレエ入団の夢も叶えた。目の前の目標にひとつひとつ全力で努力してきた積み重ねが現在の集大成となって結実している。踊りには眩しいほどの生命力がほとばしる。渡英準備で忙しい合間を縫って、留学生活や今後のことなどについて語ってくれた。――ご出身の新潟

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2020/08/09掲載

光永百花=インタビュー「サマー・バレエ・コンサート2020で『角兵衛獅子』を踊ります」

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一光永百花は牧阿佐美バレヱ団期待の新進気鋭のダンサー。新型コロナ禍でジュリエット・デビューは果たせなかったが、サマー・バレエコンサート 2020では橘秋子の名作『角兵衛獅子』を踊る。今、この時に花開く――。――ご出身は千葉県ですか。光永 はい、千葉市出身です。――千葉市のKAORIスタジオで習われていたのですか。光永 はい。――オーストラリア・バレエのスカ

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2020/08/03掲載

東京バレエ団・斎藤友佳理芸術監督に聞く----新型コロナ禍の危機をいかに乗り切っていくか

ワールドレポート/東京インタビュー=佐々木三重子 Text by Mieko Sasaki新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によりバレエ界も深刻な影響を受け、特に緊急事態宣言の発令後は公演中止やスタジオの閉鎖を余儀なくされた。5月25日に全域で宣言が解除され、活動の回復が図られつつあるものの、ここ数日、特に東京での感染者の急増が危惧されている。そんな折、東京バレエ団の斎藤友佳理・芸術監督に、この

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2020/07/31掲載

新国立劇場バレエ世界初演『竜宮 りゅうぐう』〜亀の姫と季(とき)の庭〜のゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi新型コロナ禍により公演中止が続いていた新国立劇場では、7月から徐々に公演が再開されつつある。緊急事態宣言後、最初のバレエ公演となる『竜宮』(新作・世界初演)が、7月31日まで上演中だ。振付は、これまでも『サーカス』『NINJA』など、子どもも大人も楽しめるダンス作品を生み出してきた森山開次。今回は初めて、新国立劇場バレエ

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2020/07/26掲載

池田理沙子=インタビュー「新国立劇場のバレエ復活の舞台『竜宮』でプリンセス 亀の姫を踊ります」

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――一時は舞台はもちろん、リハーサルもクラスもできないというバレエダンサーにとって大変な事態になってしまいました。やっと7月24日から『竜宮』の上演が決まりました。リハーサルはどの程度、進行しておりますか。池田 はい、今日(7月17日)は、2組のキャストで2回通し稽古を行いました。――そうですか、良かったですね。一時はどうなるのだろう、と見守るしかなかっ

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2020/07/23掲載

表現力は練習で伸ばせる! エモーショナル・トレーニング&友谷真実トークイベント、参加レポート

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchiダンスは好きだけれど「演技したり、自分なりに表現することはちょっと苦手」と語る人は、意外に多いように思う。表現力は天性のものと思われがちだが、舞台人が表現力を磨くためのトレーニングやメソッドは数多くあり、長いキャリアをもつ俳優の多くが一生トレーニングを続けているという。小林紀子バレエシアターを経て劇団四季で活躍した水井博

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2020/07/11掲載

ダンスハウスDaBY開業!アーティスティック・ディレクター唐津絵理インタビュー

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi新型コロナ感染拡大により、開業が延期されていたダンスハウス・Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ、愛称DaBY)が、6月25日にグランドオープンした。ダンスハウスとはダンスの創作拠点であり、そのプロセスを公開するトライアウト公演や新たな才能の発掘や育成につながるワークショップなどを開催する施設のこ

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2020/07/10掲載

Robert Heindel 没後15年「ロバート・ハインデル展ー心の絆ー」が開催される

ワールドレポート/東京関口 紘一ダンサーたちの身体が描く日常の詩的世界を、美しい色彩と巧みな動きの表現で描いてきたロバート・ハインデル。1979年にハミルトン・キング賞を受賞し、故ダイアナ妃やモナコのキャロライン王女、故高円宮殿下などが彼の作品を蒐集していたことは、良く知られている。また、クリント・イーストウッドやジョージ・ルーカスなどの著名映画人や、ミュージカルの巨人、サー・アンドリュー・ロイド

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2020/06/23掲載

ダンスのクリエイション基地DaBY、横浜・馬車道に始動!

ワールドレポート/東京坂口 香野 Text by Kaya Sakaguchi横浜の再開発地区に、ダンスに特化した新しいパフォーミング・アーツの拠点「Dance Base Yokohama」愛称DaBY(デイビー)が誕生する。コロナ禍の影響で開館延期となっていたが、5月21日、ウェブ上でオープニングの記者発表が行われた。唐津絵理 © Takayuki Abeアーティスティック・ディレクターは、愛知

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2020/06/01掲載

飯島望未(ヒューストン・バレエ/プリンシパルダンサー)=インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一恵まれたスタイルと美しい容姿を活かしてモデルやシャネルのアンバサダーとしても活躍し、バレエの普及に努めている飯島望未。アメリカとヨーロッパのバレエ団で踊ったキャリアがあり、今日的なバレリーナとして注目を集めている。新型コロナ感染拡大以前ではあったが、これからの「のぞみ」を聞いた。© Chacott----飯島さんはフォーサイスがお好きだと伺いました。フォ

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2020/05/22掲載

アレッシオ・カルボーネ(パリ・オペラ座バレエ団プルミエールダンスール)=インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――島崎徹さんの作品をTheare de Paris で踊る予定があるとお聞きしました。島崎さんとの出会いについて話してください。© Chacottアレッシオ 僕が島崎さんと出会ったのは、2018年11月にウクライナのマラーホフのガラ公演です。島崎さんのグループが踊っているのを見て、ハッとしました。音楽性、照明、協調性、全員が一緒に動いていて、グループの

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2020/05/20掲載

L.パリエロとA.カルボーネにデュエット2作品を振付けた、島崎徹(神⼾女学院大学教授・振付家)に聞く

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――非常事態宣言が出されておりますが、現状はどのようにされているでしょうか。島崎 昨年の12月に、勤務しております神戸女学院大学の舞踊専攻卒業公演を無事に終えまして、新年明けて、3月に予定されておりました大学の定期公演の準備と並行しまして、6月の末のTheatre de Paris の公演(島崎徹振付の2作品をリュドミラ・パリエロとアレッシオ・カルボーネ

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2020/05/20掲載

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