ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

豊田シティバレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu  日本でも珍しいNPO法人によるバレエ団が、ウズベキスタン国立ボリショイバレエ団との交流10周年を記念して選んだ作品は、世界中の大人でも子どもでも、誰もが知っている夢物語の『シンデレラ』。 今回のプロコフィエフによる音楽による初演は、1945年のロシア、振付はザハーロフで、豊田シティバレエ団ではこの版を踏襲し、諏訪等が

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2006/11/10掲載

オハッド・ナハリン作『BLACK MILK』、貞松浜田バレエ団

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna「中ホールでは席数が少なすぎるのでは?」と思えてしまう盛況だった貞松浜田バレエ団の『創作リサイタル 18』。幕開けは、今年各コンクールの創作部門で入賞した、竹中優花、武藤天華、瀬島五月のソロ3作品。3つとも良かったが、特に竹中優花の『あなたの声が聞こえる』を観ていると、この人は美しいだけのバレエ・ダンサーではない

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2006/11/10掲載

ポーランド、ドイツ公演も盛況、桧垣バレエ団『TAIKO』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna この秋、ポーランドのワルシャワ国立劇場、ビトム市シレジアン・ダンス・シアター、ドイツのハレ・オペラハウスでの公演も盛況だったという『TAIKO 太鼓「絵姿女房」より』。このバレエ団が良いのは、日本文化の良さをきちんと知った上で、クラシック・バレエの中で違和感なく、その日本文化の良さを活かしていることだといつも思

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2006/11/10掲載

DANCE BOX 10周年記念祭『Dance Circus100連発!』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 大阪でコンテンポラリー・ダンスを上演し続けている「DANCE BOX」の10周年。7日の前夜祭では、10年間の活動を振り返り、検証し今後を考察する報告会&座談会+パフォーマンスが行われ、8日には、8分程度のダンスが1ラウンドで9~11組程度、1日5ラウンドに渡って上演された。 私は時間の関係で8日の14:45~

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2006/11/10掲載

10回目を迎えたバレエスタジオミューズ『秋のコンサート』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna ミューズの秋のコンサートは、大人になってバレエを始めた人から、プロまでもが同じ舞台に立つコンサート。小さな子供の出演はなく、技量や経歴はさまざまでも、出演者はジュニア(高校生程度?)を少し含むものの"大人"ばかりの舞台だ。 今回、幕開けの宗田静子振付の『アマデウス』は、黒と白のチュチュが半々でのクラシックのテク

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2006/11/10掲載

今岡頌子・加藤きよ子ダンススペース『STAGE 渦』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 前後左右360度客席のある舞台を使っての、ダンス(ムーブメント)、ピアノ、歌、語りを、合わせて行った公演。演出・振付は、加藤きよ子。 谷川俊太郎の詩をモチーフにした『歩くうた』が、スーッと心にしみ入った。言葉では表せないことを表現する"ダンス"という世界で、"言葉"を取り入れるのは、とても難しいことだと思う。そ

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2006/10/10掲載

イベントークPart15 ジャパン・ミュージック・コネクション:ジャン・サスポータス&齋藤徹デュオ

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu ピナ・バウシュのソリストダンサーとして知られたジャン・サスポータスと、奇才コントラバス奏者、齋藤徹によるスペシャル・デュオに、愛知では、特別ゲストとして小鼓の久田舜一郎が加わった、豪華なコラボレーション公演が開催された。 既存のジャンルにとらわれることのない3人ならではの、ジャンルを超えた名作に立ち会った、そんな心地よ

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2006/10/10掲載

高岸直樹演出振付による、野間バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna とても独創的で見応えのある『くるみ割り人形』だった。2004年の野間バレエ団『ドン・キホーテ』で初めて演出振付に挑戦した高岸直樹。二年ぶりに手掛けたのは『くるみ割り人形』。 クララを野間景、王子を高岸直樹が踊り、音楽は稲垣宏樹指揮で大阪シンフォニカー交響楽団。 バレエファンには見慣れたこの物語を、最初から最後ま

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2006/10/10掲載

愛知県美術館の「愉しき「家」」展関連企画 <息づく家> パフォーマンス

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu愛知県美術館で開催されている「愉しき「家」」展に合わせて、3つのダンス・パフォーマンスが開催された。展覧会場に設置された異なる3つの家の作品を、ダンサーの動きと音楽が関わることによって、いきいきとした、息づく家へと変貌させようという試みのこのパフォーマンス。入場無料ということもあって、午前、午後それぞれ90分の2回の公演

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2006/10/10掲載

蔵本誠子バレエスクール40周年記念公演、『ボレロ』ほか深川秀夫作品

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 1966年、伊丹の地で開設された蔵本誠子バレエスクール。現在、尼崎市の武庫之荘を本部に、着実に良い生徒を育てており、バレエコンクールでの入賞者も増えてきている。いつもは発表会がメインの舞台だが、今回40周年ということで特別に公演が行われた。 最初に『表彰セレモニー』の幕が開くと、真ん中に小さな男の子。可愛らしく

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2006/10/10掲載

クラシカル・バレエ・シアター第5回公演『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 田中規子が代表をつとめるクラシカル・バレエ・シアター公演も5回目を迎えた。今回の演目は『ジゼル』。田中は以前、バレエスタジオミューズ公演で、ドレスデン・バレエのディレヴィヤンコ振付による『ジゼル』のベルタ(ジゼルの母親)役をしており、今回その時の経験がよく生きているように見えた。 主役ジゼルを踊ったのは長尾さや

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2006/10/10掲載

佐々木美智子バレエ団公演『卒業記念舞踏会』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋桜井 多佳子text by Takako Sakurai (社)日本バレエ協会の承認を得て、横瀬三郎の指導、橋浦勇の監修のもと6年ぶりに上演された『卒業記念舞踏会』は、同バレエ団にとても良く似合う作品だ。特に即興第1ソロの佐々木美織が芸達者で、どんな仕種も笑わせる。第2ソロの富田遥も一見大人しそうながら、表情はとても豊か。佐々木のパートナー、秋定信哉の活き活きとした演

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2006/09/10掲載

Water drops Company "Relationship"

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu モダン、バレエ、ジャズ、芝居など、様々なフィールドで活動している愛知県の若手ダンサー&パフォーマーたちによるコンテンポラリー・ダンスの公演が開催された。振付は夜久ゆかり、単独公演は初めてであったが、これまでの自身の豊富な活動を反映した充実した舞台となった。 人と人、物と物、時間・空間・流れがつながりによって生まれてくる

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2006/09/10掲載

カール・パケットが出演した京都バレエ専門学校創立30周年記念公演

ワールドレポート/大阪・名古屋桜井 多佳子text by Takako Sakurai 京都バレエ専門学校が創立30周年の記念公演を行った。同学校は、日本で最初のバレエ専修学校として有馬弘毅・龍子夫妻が1976年に設立。当初からパリ・オペラ座バレエ団との親交が深く、開校2年目からは、歴史的なプリマ、イヴェット・ショビレを名誉校長に迎えており、さらに次期には、パリ・オペラ座バレエ学校元校長クロード・

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2006/09/10掲載

日本人留学生も大活躍、ジョン・クランコ・バレエ・スクール公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 兵庫県が国内外の青少年の芸術団体を招いて行っている「ひょうごインビテーショナル」。これまで、ボリショイ・バレエ・アカデミーやウィーン・バレエ・アカデミー、カナダ・ナショナル・バレエ・スクールなど様々なバレエ学校がやってきている。今回のジョン・クランコ・バレエ・スクール(シュツットガルト・バレエ・スクール)は二度

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2006/09/10掲載

関西拠点のプロダンサーを中心に MRBバレエスーパーガラ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 関西で、所属を超えてこれだけ多くのダンサーが共に舞台に立つ機会は、今のところこの公演以外にはないのではないだろうか? 今年も海外や東京で活躍する人を含め、多くのダンサーたちが集った。プロデュースは自らも踊ったMRB主宰の松田敏子。 渡辺美咲と恵谷彰の、正確なテクニックと少年少女のような可愛らしさの『パリの炎』の

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2006/09/10掲載

深川秀夫『3人のキトリによるドン・キホーテ』井上勇一郎振付作ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna「海賊」 夏の生徒公演の楽しみは、初舞台の小さな子供たちの可愛らしさと同じ舞台で、海外からバカンスで里帰りしている出身ダンサーたちのレベルの高い踊りも観ることができる。 幕開けは『エチュード』。さまざまな年代の子供たちが、みんなで踊る生徒公演らしい演目。白鳥の手振りを取り入れたりしながら、子どもの可愛らしさが生か

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2006/09/10掲載

世界に散らばって活躍する針山ファミリーが集って「夢 CONCERT2006」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna " Ballet Beauty"と中央に書かれたチャコットの広告 ---白鳥のポーズが美しく印象的なモデルは針山愛美。現在、ウラジミール・マラーホフ率いるベルリン国立バレエ団で活躍する彼女は、芸術家一家の長女。大阪在住の父・憲夫はクラリネット奏者、母・和子はピアニスト、次女・祐美はNYのブロードウェイや劇団四季

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2006/09/10掲載

豪日共同ダンスプロジェクト『INK』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 2006年は、オーストラリアと日本両政府が制定した「豪日交流年」。これは、そんな今年行われている、選出された5人のオーストラリアの振付家が、それぞれ日本のアーティストとのコラボレーションにより新作を創り出す「ネオン・ライジング/アジアリンク -日本コンテンポラリー・ダンス交流」の一環。 オーストラリアで数々の賞

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2006/08/10掲載

Dance Meeting Collection 2006

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu コンテンポラリー・ダンスカンパニー、ヒデ・ダンス・ラボによる6回目の公演を観た。毎回参加している村越直子に加え、今年はカナダのサーシャ・イヴァノチオコと妻木律子が参加するという、主催者の意欲が汲み取れる内容となっていた。『Noise』は、近藤夕希代、秀奈都代、飯田佳世、秀実希子による共同振付作品。タイトルから推測される

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2006/08/10掲載

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