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ワールドレポート

2025年3月

2025年3月の記事一覧

『眠れる森の美女』『ジゼル』『ザ・カブキ』と、全幕もの主役を次々と踊る柄本弾(令和6年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)に聞く

ワールドレポート/東京インタビュー=佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団のプリンシパル、柄本弾が、令和6年度芸術選奨舞踊部門で文部科学大臣賞を受賞した。2008年に東京バレエ団に入団後、古典バレエから現代バレエまで多くの作品で主役を務めて成果を上げてきたことや、特に昨年はクランコ版『ロミオとジュリエット』のロミオ役やベジャール振付『ザ・カブキ』の由良之助役で、ドラマ

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2025/03/30掲載

ピアノの調べとバレエ、そして朗読が絡み合い、ドラマの大きなうねりを生み出した『イノック・アーデン』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki『イノック・アーデン』ウィル・タケット:演出・振付ウィル・タケット演出・振付の『イノック・アーデン』を観た。朗読は田代万里生と中嶋朋子、そして東京バレエ団の秋山瑛と生方隆之介、南江祐生が物語の登場人物を舞踊で演じ、ピアノ演奏を櫻澤弘子が務めた。タケットの演出では、朗読者の二人が会話を交わしているように感じられ、演劇性が高められてい

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2025/03/13掲載

マチュー・ガニオが渾身のオネーギンを踊って、21年間務めたエトワールにアデューを告げたガルニエ宮の舞台

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"Onéguine" John CRANKO 『オネーギン』 ジョン・クランコ:振付2009年にパリ・オペラ座バレエ団のレパートリーに入ったジョン・クランコ振付の『オネーギン』が2月8日から3月4日まで、ガルニエ宮で全18回上演され

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2025/03/10掲載

タイラー・ペックとロマン・メヒアが見事な踊りを見せたニューヨー・シティ・バレエ『白鳥の湖』

ワールドレポート/ニューヨーク針山 真実 Text by MAMI HARIYAMANEW YOPK CITY BALLET ニューヨーク・シティ・バレエ"SWAN LAKE" by Peter Martins after Marius Petipa, Lev Ivanov, George Balanchine『白鳥の湖』ピーター・マーティンス:振付(マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、ジョージ・

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2025/03/10掲載

東京バレエ団とM.ベジャールのつながりの強さを改めて感じさせられた素晴らしい『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『くるみ割り人形』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、創立60周年記念シリーズの掉尾を飾って、モーリス・ベジャールが自身の幼少期をファンタジー豊かにバレエ化した『くるみ割り人形』を上演した。チャイコフスキーの三大バレエの一つ『くるみ割り人形』は、クリスマス・イヴに少女クララ(またはマーシャ)が見た夢を描

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2025/03/10掲載

ニジンスキーを描いたモンテネグロの絵から生まれた関典子の「ペトルーシュカ」

ワールドレポート/大阪関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「人間を脱出したモノたちへ」大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科・大阪大学総合学術博物館『ペトルーシュカとロベルト・モンテネグロ』関典子:振付・出演「ペトルーシュカとロベルト・モンテネグロ」撮影:Hipereito<人間を脱出したモノたちへ>と銘打ち、バレエ・リュス作品の再創造として関典子の振付・出

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2025/03/10掲載

キトリの佐々木夢奈、バジルの奥村康祐を筆頭に関西育ちのダンサーが集結──バレエ芸術劇場

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエ協会関西支部バレエ芸術劇場『ドン・キホーテ』山口章:改訂振付コミカルさ満載でバレエテクニックもふんだん──『ドン・キホーテ』は関西のダンサーたち、そして観客にも最も適した演目かもしれない、そんな風に思わせる舞台だった。ともすると踊りの見せ場の連続になってしまいそうになるこの作品だが、山口章の改定振付は、物

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2025/03/10掲載

川口節子振付『マダムバタフライ』に『Yerma』、木原浩太の新作『冤罪』、松村一葉の新作『The Planets ~惑星』など見応えある作品

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団「舞浪漫2025」川口節子、松村一葉:振付川口節子バレエ団が創作作品を上演する「舞浪漫」。今回はA、B、Cと3つのプログラムで行われ、重なる演目もあるが別演目も複数あるため、BプロとCプロ、2公演を観た。『ラスト・ソルジャー』西村珂玲、井澤佐登史撮影:和光写真まず、Bプロ。カラフルなクラシック・

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2025/03/10掲載

浅野歩&弓場亮太主演の深川秀夫振付『ジゼル』第2幕や錦見真樹振付の新作など──「Dance Troupe 36th」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna藤原バレエ「Dance Troupe 36th」深川秀夫、錦見真樹:振付今回の藤原バレエ「Dance Troupe 36th」のメイン演目はラストの深川秀夫振付『ジゼル』第2幕。そして、その幕開けは、それに呼応するように錦見真樹が振付けた『妖精たちの森/娘たちの森』。『ジゼル』の台本をゴーティエがドイツの詩人ハ

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2025/03/10掲載

『ドン・キホーテ』全幕を山田梨央のキトリ&豊永太優のバジルで、他にも盛りだくさんな構成──北山大西バレエ団第32回公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna北山大西バレエ団『ドン・キホーテ』山田梨央:改訂振付『白鳥の湖』よりパ・ド・トロワ山田梨央、大谷美夢羽、安田鶴洋撮影:スタジオフォーマットバレエだけでなく、この団体からバレエ指導に赴いている新体操の演技や代表の北山大介が指導を行なっているボイストレーニングクラスによる歌、休憩中のクラウン・パフォーマンスなどバラ

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2025/03/10掲載

クラシック・バレエから、モダン・ダンス、ジャズ・ダンス、フラメンコ、ラテン、コンテンポラリーなどが一堂に──「Dance freedom'25」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna名古屋洋舞家協議会こかチちかこ、川口節子ほか:振付クラシック・バレエ、モダン・ダンス、コンテンポラリーのみならず、ジャズ・ダンスやフラメンコ、ラテンなど、とても幅広いジャンルのダンス関係者が集う名古屋洋舞家協議会の公演。16演目が上演されたなかで、特に印象に残ったものについて触れたい。幕開け最初の演目、こかチち

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2025/03/10掲載

ウィル・タケット演出・振付『イノック・アーデン』に出演する秋山瑛にきく「クラシックバレエとは違うアプローチで自分の表現の幅を広げるために日々模索しています」

ワールドレポート/その他インタビュー=香月 圭3月7日(金)~3月16日(日)、新国立劇場 小劇場で『イノック・アーデン』が上演される。原作は、イギリスの桂冠詩人アルフレッド・テニスンが1864年に著したドラマ性の高い物語詩で、夏目漱石も絶賛している。偶然にも、この年に生まれたリヒャルト・シュトラウスが、テニスンの詩に音楽的韻律美を感じ取って、同名の朗読劇を1890年に作曲した。演出・振付は英国ロ

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2025/03/06掲載

NHKバレエの饗宴でオデット・デビューを果した秦悠里愛、ジークフリード・デビューとなった小池京介にインタビュー、牧阿佐美バレヱ団

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――秦さんはNHKバレエの饗宴2025でオデット・デビューとなりましたが、それが決まったことは、いつ知りましたか。秦 キャストが発表されたのは、昨年の12月の初めくらいです。小池 事前には、個別に三谷先生からお話しがありました。――いつもそんな感じになるのですか。小池 そうですね、基本的には主役に抜擢されるような時には直接、1対1で伝えられます。ですから

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2025/03/05掲載

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