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ワールドレポート

2025年7月

2025年7月の記事一覧

生と死の対比が鮮やかに浮かび上がったNoismならではの『アルルの女』『ボレロ―天が落ちるその前に』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei KazukiNoism0+Noism1『アルルの女』『ボレロ―天が落ちるその前に』演出振付:金森 穣『アルルの女』左より兼述育見、太田菜月、糸川祐希、井関佐和子、山田勇気 撮影:松橋晶子設立から21年目のシーズンを迎えたNoism Company Niigataの夏公演『アルルの女』/『ボレロ』を観た。今年はビゼー没後150年、ラヴェル生誕1

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2025/07/28掲載

6万個の緑のボールがパリ・オペラ座のダンサーたちに降り注ぐ、 アレクサンダー・エクマンの遊び心あふれる『PLAY』ゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiスウェーデン出身の振付家アレクサンダー・エクマンがパリ・オペラ座のために創作した『PLAY』は、2017年ガルニエ宮で初演されて以来、驚きのシーンが繰り返され、観客を大いに楽しませる舞台だと評判を呼んでいる。その話題作が7月25日~27日新国立劇場オペラパレスで上演中だ。7月24日にはゲネプロが行われた。子どもの頃は遊ぶのが当たり

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2025/07/25掲載

デヴィッド・ビントリーが振付けた愛と魔法の『シンデレラ』、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『シンデレラ』デヴィッド・ビントリー:振付英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団が来日公演を行い、ピーター・ライト版『眠れる森の美女』とデヴィッド・ビントリー版『シンデレラ』(初演2010年ヒポロドーム劇場)を上演した。私は6月27日に『シンデレラ』を、シンデレラ/平田桃子、王子/マ

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2025/07/23掲載

東京二期会オペラ劇場『くるみ割り人形とイオランタ』(ウィーン・フォルクスオーパー&ウィーン国立バレエ団と共同制作)ゲネプロ・レポート

ワールドレポート/東京小野寺 悦子東京二期会オペラ劇場『くるみ割り人形とイオランタ』が、この夏、東京で幕を開ける。ウィーン・フォルクスオーパー&ウィーン国立バレエ団の共同制作作品で、2022年にウィーンで世界初演を迎えた話題作である。開幕を直前に控え、東京公演会場の東京文化会館でマスコミに向けゲネプロが公開された。オペラ『イオランタ』とバレエ『くるみ割り人形』、チャイコフスキーの二つの名作を一つに

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2025/07/18掲載

オペラ&バレエの融合による『くるみ割り人形とイオランタ』ウィーンで評判を呼びこの夏日本へ。ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督ロッテ・デ・ベア他が記者会見

ワールドレポート/東京小野寺 悦子東京二期会オペラ劇場が、この夏ウィーン・フォルクスオーパー&ウィーン国立バレエ団との共同制作作品『くるみ割り人形とイオランタ』の上演を行う。開幕を前に記者会見が開催され、演出のロッテ・デ・ベア、指揮のマキシム・パスカルと川瀬賢太郎、振付のアンドレイ・カイダノフスキーの4名が登壇。作品への想いを語った。ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督 ロッテ・デ・ベア(右)ウィ

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2025/07/14掲載

パリ・オペラ座バレエ団のクラシック・バレエをより活性化させたマニュエル・ルグリ振付『シルヴィア』、ストヤノフ、ルーヴェ、モロー、ワグマン、ムーセーニュなどが際立った

ワールドレポート/パリ三光 洋 Text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団Sylvia Manuel Legris 『シルヴィア』マニュエル・ルグリ:振付パリ・オペラ座バレエ団は5月8日から6月4日まで(19公演)ガルニエ宮でマニュエル・ルグリ振付の『シルヴィア』を上演した。今回、ルグリ振付の作品のレパー

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2025/07/10掲載

瑞々しいプリンセス、幻影、気品を湛えた女性とオーロラを見事に演じた栗原ゆう、終演後にプリンシパルに任命された

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、ピーター・ライト:振付、ピーター・ライト:演出英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)が、2020年に芸術監督に迎えられたカルロス・アコスタ新体制の下、7年振りに来日し、おとぎ話を題材にした人気の高い二つの作品、『眠れる森の

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2025/07/10掲載

近藤亜香とチェンウ・グオが華やかに踊った華麗な技が詰め込まれたヌレエフ版『ドン・キホーテ』、オーストラリア・バレエ団

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiオーストラリア・バレエ団『ドン・キホーテ』ルドルフ・ヌレエフ:振付(マリウス・プティパに基づく)オーストラリア・バレエ団(The Australian Ballet、以下TAB)が、デヴィッド・ホールバーグ芸術監督に率いられて15年振りに来日し、ルドルフ・ヌレエフがこのバレエ団のために振付けた『ドン・キホーテ』を上演した

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2025/07/10掲載

バレエ団員たちが創作に取り組んだ5作品と7つのグラン・パ・ド・ドゥ──松岡伶子バレエ団アトリエ公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna『Mad World』奥田寛明:振付、『Stream』若宮嘉紀:振付、『matrix』御沓紗也:振付、『ペッカム型社会』安部喬:振付、『flock』市橋万樹:振付松岡伶子バレエ団のアトリエ公演。以前は、外部の振付家を招聘するなど、バレエ団内外問わず定評ある振付家の作品を団員たちが踊るといった形で行われることが多

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2025/07/10掲載

「バレエ・アステラス 2025」に初登場するNYCBプリンシパル、チャン・ウェイ・チャン =インタビュー「タフなヒロインが辿るユニークな愛の旅路を描いたスタントン・ウェルチ版『シンデレラ』をお見せします」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki7月18日(金)、19日(土)に新国立劇場オペラハウスで開催される「バレエ・アステラス 2025」に、中国人初のニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)プリンシパルとなったチャン・ウェイ・チャンが初出演。藤原青依(ヒューストン・バレエ ソリスト)と、ヒューストン・バレエ芸術監督スタントン・ウェルチ振付の『シンデレラ』第2幕パ・ド・

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2025/07/10掲載

『コーラスライン』新・演出版でアダム・クーパーがザック役に「彼の多面的な人間性を表現できることに充実感を覚えます」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭伝説的な振付家マイケル・ベネットが生み出した『コーラスライン』は、1975年にニューヨークのオフ・ブロードウェイで開幕するや、大ヒットを記録、トニー賞9部門、ピュリッツァー賞演劇賞などを受賞してブロードウェイへと進出し、15年間におよぶロングランとなった名作ミュージカルだ。長年オリジナル版で上演されてきた『コーラスライン』だが、奇跡的に新演出と振付の許可

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2025/07/07掲載

<アリス>を踊って喝采を浴びた高田茜が「バレエ・アステラス 2025」で二つのパ・ド・ドゥを踊る、高田茜(英国ロイヤルバレエ プリンシパル)インタビュー

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一----今回、高田さんが日本で初めて主演された『不思議の国のアリス』(新国立劇場6月14日公演)を観せていただきました。とても素晴らしい舞台でした。観客の人たちも興奮していて、カーテンコールが大いに盛り上がっていました。高田 ありがとうございます。----とにかく、地下鉄の駅を降りた時から、雰囲気がいつもと違っていまして、「これから高田茜さんのアリスを観

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2025/07/05掲載

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