ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

地方発信のさまざまなオリジナル企画が行われた

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu 今月は東海地域で開催された地域劇場独自の、企画性の高い自主公演を紹介したい。3月初めの週末、愛知県名古屋市の中心から約40~50分ほどの郊外、長久手町と知立市で開催されたのは、その場所に関わりの深いアーティストをメインに、独自に企画されたダンス公演であった。それらはいずれも地方にある劇場が、どのようにその場所に存在する

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2006/04/10掲載

『くるみ割り(人形)と二十日(ぐらい)ねずみの戦争(キャー!!)』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzunaやすなみずほが代表を務める "Ca ballet"の公演。バレエ『くるみ割り人形』を再構成したもので振付は北村成美。バレエ・ファンにとっては聞き慣れたチャイコフスキーの音楽をアトランダムに使って、まったく違う現代的なダンスに仕上げている。 思いっきりポテトチップスの筒をたくさん散らかしたり、声を上げたり、「妙齢の

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2006/04/10掲載

アンサンブル・ゾネの『釘を打つ』&フォーラム・イベントでの岡登志子の即興ダンス

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu神戸を拠点に活動するアンサンブル・ゾネの本公演が全国3ヶ所で開催され、愛知芸術文化センターの小ホール公演に立ち会うことができた。 主宰の岡登志子は、モダンダンスの殿堂のひとつドイツ・フォルクヴァング芸術大学舞踊科でダンスを学んだ後日本に戻り、1994年より継続的に作品を発表してきた。カンパニーのメンバーには同大学の同期生

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2006/03/10掲載

後藤田恭子バレエスタジオ公演2006

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu愛知県の東方、小牧市および江南市を拠点に活動している後藤田恭子による第2回のスタジオ公演が、初めて名古屋市内で開催された。演目は『レ・シルフィード』と『White Whispering』、古典と創作のバランスのよい2作品の上演となった。本公演の目玉は、新国立劇場バレエ団で活躍中の、愛知出身の舞踊家・市川透が振付した創作作

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2006/03/10掲載

日本人ダンサーによるマーサ・グラハム作品上演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna「温故知新」と名付けられたこの公演。「マーサ・グラハム・メソッドを識る・観る・学ぶ」ということで、この劇場アルティ付属のアーティスト集団アルティ・アーティスト・プロジェクト(A.A.P.)のメンバーたちが、夏からグラハム・メソッドの習得に挑戦し行われた。 そのワークショップの指導から、再振付・監修を行ったのは、ア

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2006/03/10掲載

安積瑠璃子が初めての主役に挑戦、バレエ芸術劇場『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 33回目を迎えるバレエ協会関西支部主催のバレエ芸術劇場。この芸術劇場で『くるみ割り人形』は、初期の頃には何度か上演されているが、ロシアとの共同企画が始まってからは今回が初めて。サンクトペテルブルクのワガノワ・バレエ・アカデミーから、ワイノーネン版に詳しいワジム・シローチンを振付に招いての上演された。王子役には、

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2006/03/10掲載

17団体がさまざまな作品を上演、アルティ・ブヨウ・フェスティバル公募公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna モダンやコンテンポラリーはもちろん、クラシック・バレエや日舞などさまざまなジャンルのダンスに取り組むグループが一堂に会して、自らのジャンルに捕らわれることなく、自由な表現を観せ合ったフェスティバルである。演目を変えて3夜に渡って17演目行われ、終了後には出演者と観客にゲストを交えて、作品についてのアフタートーク

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2006/03/10掲載

室尾由紀子と法村圭緒が主演、法村友井バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 4年目を迎える、アルカイックホールでの法村友井バレエ団『くるみ割り人形』が、今年も上演された。 このバレエ団の『くるみ』はロシア版の流れを組む演出で、クララが金平糖のグラン・パ・ド・ドゥも踊るもの。今年そのクララ役は室尾由紀子。可愛らしい童顔の彼女、いきいきとした表情もチャーミングでクララがとても似合っていた。

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2006/02/10掲載

CBC文化セミナースペシャル・松岡伶子バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu今年も年末の風物詩、『くるみ割り人形』公演が開催された。CBC文化セミナースペシャル公演では、毎年、愛知を代表するバレエ団に交代で『くるみ割り人形』の上演を依頼し、今年で23回目を迎えた。 23回目ともなると、公演は定着し、毎年恒例の『くるみ』は、いつも満席という。公演終了後には、ホワイエに出演者が現れ、キャンディを配る

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2006/02/10掲載

宮下靖子追悼公演『宮下貢介・靖子に捧げるパ・ド・ドゥ』と『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 今回の宮下靖子バレエ団クリスマス公演は、学園創立50周年記念公演であると同時に、2005年3月に亡くなった宮下靖子の追悼公演でもあった。 その追悼の思いを込めて創られたオリジナル作品が、深川秀夫振付の『宮下貢介・靖子に捧げるパ・ド・ドゥ』。貢介は靖子の夫。アダージオ、貢介ヴァリエーション、靖子ヴァリエーション、

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2006/02/10掲載

新演出で上演された貞松浜田バレエ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 長年続いている貞松浜田バレエ団の『くるみ割り人形』、毎年少しずつ、細かい変更は加えられているが、今回、23日は従来のヴァージョンで、24日には新ヴァージョンでの上演を行った。指揮は堤俊作、演奏、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団。 大きく変わったのは、長年続いている方では、クララ~金平糖の精、くるみ割り人形~王子を

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2006/02/10掲載

北山大西バレエ団・大西縁バレエスクール「発表会公演・リサイタル」

ワールドレポート/大阪・名古屋桜井 多佳子text by Takako Sakuraiコンクールで上位入賞者を毎回のように輩出しているバレエ学校。ここの生徒たちの特長は回転力だ。幼い生徒でも、器用にくるくると恐るべきスピードで回る。また子供ながら、自己アピールもかなり強烈。だから「子供らしくない」、という批判もたしかにあるのだが、子供たち自身は回転を楽しんでいるよう。そしてある年齢に達すると、テク

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2006/02/10掲載

矢上恵子のコンテンポラリー作品など、有馬龍子バレエ団のタイプの異なる3演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna クラシックを中心に活動している有馬龍子バレエ団、今回はコンテンポラリーも取り入れて、3演目が上演された。まず、安達哲治振付指導による『ライモンダ~第3幕より~』、『騎兵隊の休止』、タイプはまったく違うが、どちらもハンガリアン・ダンス--チャルダッシュが含まれた演目、そして矢上恵子振付のコンテンポラリー作品『To

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2006/01/10掲載

アート・バレエ難波津バレエ・バレエスクール10周年公演『リーズとコーラスの恋』

ワールドレポート/大阪・名古屋桜井 多佳子text by Takako Sakurai アート・バレエ難波津バレエ団は、法村友井バレエ団でプリマ、さらに名指導者として長く活躍した石川惠己が平成7年に設立。その10周年記念特別公演が11月27日、大阪厚生年金会館大ホールで行われた。プログラムは『ラ・フィユ・マルガルテ』をもとにした『リーズとコーラスの恋』(演出・改訂振付=石川愉貫)。 物語の中心は、

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2006/01/10掲載

関西のダンサーが集ったクラシカルバレエシアターの『白鳥の湖』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna 田中規子が代表をつとめるクラシカルバレエシアター。第4回目となる今回の公演は『白鳥の湖』全幕。演出振付は山本成伸。 オデット・オディールを踊ったのは、今回初主役の池田麻由子。背が高く手足も長い彼女、その好条件を生かして伸びやかに踊っていた。特に高めに上げるアチュチュードに彼女の魅力が出ていて印象に残っている。オ

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2006/01/10掲載

後藤千花ステップ・ワークスバレエが受賞記念公演で2作品を上演

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu ステップ・ワークスバレエが、平成16年名古屋市芸術奨励賞を受賞した記念公演が開催された。常に古典と創作の両面から取り組んできた後藤千花が、この記念公演に選んだのは、平成13年度名古屋市民芸術祭受賞作の『智恵子~わが愛』と新作『パリの喜び』の2作品だ。 『智恵子~わが愛』は、このバレエ団に作品を提供し続けている上田遥の振

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2006/01/10掲載

佐々智恵子バレエ団がバレエ・リュスの名作『レ・シルフィード』 『プルチネラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu 小牧正英に学んだ佐々智恵子が昭和24年に創設して以来、長い歴史をもつ愛知を代表する佐々智恵子バレエ団が、バレエ・リュスの名作2作品に取り組んだ。 バレエ団の中心的な存在だった佐々良子氏の他界から1年。こういったときこそ、バレエ団が一丸となって作品に取り組まなければならない、という団員たちの強い結束力を感じる気合に満ちた

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2006/01/10掲載

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