ワールドレポート

大阪・名古屋

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

舞台に幸せな雰囲気があふれた法村珠里のキトリ

ワールドレポート/大阪・名古屋法村牧緒:振付『ドン・キホーテ』法村友井バレエ団法村珠里とワディム・ソロマハ主演で上演された法村友井バレエ団の『ドン・キホーテ』。 今回の舞台を観て、このバレエ団にとって『ドン・キホーテ』は主要レパートリーのなかでも特に大切な作品とされているように感じられた。その理由は2つあり、1つはロシア・バレエを追求するバレエ団として、ロシアの人々が南国に憧れて創った人気の高い作

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2010/07/12掲載

ライヴハウスに登場した 佐藤小夜子ダンス日記

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu構成・振付・出演:佐藤小夜子『ダンス日記 vol.2ー笑顔の法則ー』佐藤小夜子DANCE LABORATORY佐藤小夜子DANCE LABORATORYによる4年ぶりの自主公演は、名古屋クラブクアトロという名古屋でもよく知られたライヴハウスを会場に行われた。最近では、クラブなどカジュアルな会場を使用したパフォーマンスも増

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2010/06/10掲載

小劇場で新作バレエを上演、バレエスタジオ・エム・ドゥ

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri KaratsuバレエスタジオMdeux ダンスパフォーマンス演出・振付・音楽構成:原田みのる『勿忘草』『transform』 振付:松原扶佐子『Symphony in G』『Piano Suite』バレエスタジオ・エム・ドゥによるダンスパフォーマンスが愛知県芸術劇場小ホールで行われた。わずか二百数十名ほどの客席のブラックボックス型の実

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2010/06/10掲載

第23回こうべ全国洋舞コンクール受賞者に聞く

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna第23回こうべ全国洋舞コンクールこうべ全国洋舞コンクール実行委員会モダン、創作、クラシックともに、終了直後に概要と受賞者の喜びの顔などの速報をお届けしたが、今回は各部門1位と創作部門優秀賞の方々へのインタビューを中心に、今年のこうべ全国洋舞コンクールを振り返る。まず、4月24日、25日に行われたモダン部門と創作部

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2010/06/10掲載

有馬龍子振付『屏風』とともに堀内充、矢上恵子、ヤンヤン・タン作品が上演された

堀内充『ロゼット』 矢上恵子『Ado』 ヤンヤン・タン『カルメン』 有馬龍子、安達哲治『屏風』バレエ団創立60周年記念特別公演II京都公演一週間前の5月9日には東京公演も行われた有馬龍子バレエ団創立60周年記念特別公演IIを、本拠地京都公演で観た。どちらの土地でも4演目上演されたのだが、パリ・オペラ座レパートリーの『祭りの夜』は東京のみで、矢上恵子振付『Ado』は京都のみでの上演された。京都公演の

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2010/06/10掲載

繊細な日本人の感覚を活かした『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu貞松正一郎、スタントン・ウェルチ他:演出・振付貞松・浜田バレエ団『ジゼル』は19世紀半ばのフランスで生まれたロマンティック・バレエの傑作として、現在まで繰り返し上演されてきている物語バレエ。フランスからロシアに、そして現在では世界中で上演されている人気演目であるが、西欧で誕生したバレエを、本当に日本人のものとすることには

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2010/05/10掲載

貞松・浜田バレエの春のコンサート「ラ・プリマベーラ〜春」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna貞松正一郎、スタントン・ウェルチ他:演出・振付貞松・浜田バレエ団貞松・浜田バレエが阪神大震災の翌春から2年に一度行っているコンサート『ラ・プリマベーラ〜春』。今年はこれまで以上に"春"を感じられる舞台になっていたような気がする。それは『オープニング』として上演された貞松正一郎振付作品の力が大きいかもしれない。オス

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2010/05/10掲載

大久保彩香と青木崇が踊った isバレエ、泉ポールの『ジゼル』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna改訂振付:泉ポール:改訂振付『ジゼル』isバレエ・アカデミア、泉・下森バレエ団2000年8月にスタートしたisバレエ、その初の全幕公演が2002年の『ジゼル』、今回はその再演。 プロローグで母・ベルタとジゼル、アルブレヒト、バチルドなどをそれぞれサスライトで浮かびあがらせ、続いて白い衣装のウィリーを暗示のように観

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2010/05/10掲載

牧阿佐美バレヱからゲストを招いて『パキータ』ほか、オオカワ・バレエ・アーツ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna大川律子、大川きづな:演出・振付オオカワ・バレエ・アーツ3月31日に閉館した大阪厚生年金会館の最後の演目。30日のカーテンコールでは、長年このホールを使って来た主催のバレエスタジオミューズから厚生年金会館代表者への花束が手渡された。コンサートの内容は、クラシックから創作まで。私が観た30日はオープンクラスに通うダ

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2010/05/10掲載

夏山周久振付『Dear Gershwin』ほか『ラ・プリマベーラコンサート』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna原田高博、宗田静子、夏山周久:振付バレエ・スタジオ・ミューズ3月31日に閉館した大阪厚生年金会館の最後の演目。30日のカーテンコールでは、長年このホールを使って来た主催のバレエスタジオミューズから厚生年金会館代表者への花束が手渡された。コンサートの内容は、クラシックから創作まで。私が観た30日はオープンクラスに通

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2010/05/10掲載

伊藤キムの「今」が見られた知立市公演のダンス3作品

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu伊藤キムが振付「岡崎サリー2010」 伊藤キムを振付「伊藤キム まず電気を消します!」 カンパニー作品「ブチ込み、ヤミ鍋、舌ツヅミ」パティオダンス公演2010 伊藤キムを知ろう!愛知県出身の伊藤キムが久しぶりに出身地・知立でダンス公演を行った。近年では自らの活動を自身のクリエイションから教育へと移しており、今回もダンス公

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2010/04/12掲載

市川透芸術監督による新カンパニー BALLET NEXT第一弾『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu市川透:振付『シンデレラ』BALLET NEXT 2010BALLET NEXTは、登録制のカンパニーとして、公演ごとのオーディションで選出されたダンサーたちによって活動を行ってきた。過去3回では、『ジゼル』をはじめとした市川透振付による古典などの演目を発表してきたが、今回より市川芸術監督の下、その中心となるファーストメ

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2010/04/12掲載

ダンサーを輝かせる深川秀夫の世界「Ballet Spitz バレエアーベント」最終公演

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu畑野ゆかり:振付「チャイコフスキーの夕べ」『Die Frau』深川秀夫振付『パトロンと女達』『ファンタジー』Ballet Spitz 「バレエアーベント」畑野ゆかり率いるBallet Spitzのバレエアーベントは、畑野を筆頭に東海地域のフリーのダンサーたちが自ら制作を担う意欲的な公演だ。5回目となった舞台も、もちろん深

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2010/04/12掲載

4学年が揃った神戸女学院音楽学部公演、國立臺北藝術大學舞蹈學院も参加

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻島崎徹:構成・振付『Here we are!』『Courage』『Patch work』『The Naked Truth』4年前、振付家の島崎徹を専任教授に迎え開設された神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻。その初めての卒業生を送り出す今春、初の4学年が揃った公演が行われた

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2010/04/12掲載

アルティ・アーティスト・プロジェクトの2人の若手振付家による『カルミナ・ブラーナ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzunaアルティ・アーティスト・プロジェクト山口陽子、河邊こずえ:演出・振付『カルミナ・ブラーナ』京都府立府民ホール"アルティ"が行っているアルティ・アーティスト・プロジェクト(A.A.P.)。ブヨウ部門公演では芸術監督である望月則彦が演出・振付を手がけることが多いが、6回目を迎えた今回はA.A.P.メンバーである若手2

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2010/04/12掲載

バレエグループあすなろ『ドン・キホーテ』『マダム・バタフライ』ほか

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna川口節子:演出・振付『マダム・バタフライ』岡田真千代:振付『序曲「1812年」~戦争と平和~』太田一葉:振付『スパゲティウェスタンズ』バレエグループあすなろ15年前から2年に一度公演を行ってるグループあすなろ。現在、岡田純奈と川口節子が中心となって活動しているグループだ。今回の公演の幕開けは、岡田の指導で上演され

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2010/03/10掲載

まことクラブが名古屋市の円頓寺商店街でパフォーマンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna「まことクラブかけぬけ下町商店街」まことクラブ「あいちトリエンナーレ2010」に向けて、愛知県6か所を会場にさまざまなアートに触れる機会をと企画された「あいちアートの森」。100名以上の現代美術作家の展覧会の他に、それぞれの"場"を活かしての演奏やダンスが昨年12月~今年2月に渡って催された。そのうちの一つが、こ

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2010/03/10掲載

都会の喧騒を離れた一夜限りのパフォーマンス

ワールドレポート/大阪・名古屋亀田 恵子text by Keiko Kameda岡登志子・中村恩恵・垣尾優:『即興45min無の地点』あいちアートの森 広小路プロジェクト/ダンス&ミュージック即興セッション愛知県内では、2010年8月からはじまるあいちトリエンナーレに向けて、プレ企画がいろいろと企画されている。今回行われたあいちアートの森 広小路プロジェクト/ダンス&ミュージック即興セッション『即

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2010/03/10掲載

LEDを全身に纏って・・・充実した平山素子のダンス

ワールドレポート/大阪・名古屋唐津 絵理text by Eri Karatsu平山素子:振付『After the lunar eclipse/月食のあと』ダンス・アンソロジー 新作ソロダンス公演約一ヶ月間で同時代のダンスを様々な角度から紹介している愛知芸術文化センターの企画<ダンス・アンソロジー>。そのなかででも、地元愛知出身の平山素子による新作はこれまでとは一線を画した新たな挑戦に充ちた作品であ

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2010/03/10掲載

全京都洋舞協議会が石井潤作品をメキシコ、グアダラハラで上演する

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna石井潤:振付『ララバイ』『インタープレイ』『シャンソネッタ・テデスカ』全京都洋舞協議会京都市とグアダラハラ市の姉妹都市提携30周年記念事業、日本とメキシコの交流400周年の記念事業として、全京都洋舞協議会がグアダラハラ公演を行った。私は17日に、京都で行われた公開リハーサルを鑑賞。石井潤振付の3作品を、全京都洋舞

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2010/03/10掲載

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