ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

小野絢子と福岡雄大がアシュトン版『シンデレラ』を闊達に踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『シンデレラ』フレデリック・アシュトン:振付新国立劇場バレエ団の2012年クリスマス・年末公演はアシュトン版の『シンデレラ』だった。このところクリスマス・年末公演はこの『シンデレラ』と牧阿佐美版の『くるみ割り人形』とが交互に上演されている。プロコフィエフの『シンデレラ』は、貧乏で虐げられているが純真な

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2013/01/10掲載

愛を喪失する悲劇を叙情詩のように描いたラトマンスキーの『アンナ・カレーニナ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiThe Mariinsuky Ballt マリインスキー・バレエ団"Anna Karenina" by Alexei Ratmansky 『アンナ・カレーニナ』アレクセイ・ラトマンスキー:振付アレクセイ・ラトマンスキーが振付けた『アンナ・カレーニナ』。このトルストイの小説を最初にバレエにしたのは、マイヤ・プリセツカヤだ

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2012/12/10掲載

新生NBAバレエ団が4人の振付家を招聘して踊った「Metamorphose」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ「NEW DANCE HARIZON Metamorphose」『Harmonization --- 習慣からの脱却』松永雅彦:振付、『AGUA』キミホ・ハルバート:振付、『むかしむかしあるところにわたしがいました』伊藤キム:振付、『Thousand Knives』舩木城:振付NPO法人としてバレエ・リュス

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2012/12/10掲載

柄本弾と佐伯知香がワイノーネン版『くるみ割り人形』で初共演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『くるみ割り人形』ワシリー・ワイノーネン:振付『くるみ割り人形』はクリスマス・シーズンの恒例行事として定着しているだけに、各バレエ団は趣向を凝らした舞台を競い合っている。東京バレエ団は、ワイノーネンによるオーソドックスな版に加えて、ベジャールによる独創的なヴァージョンをレパートリーに持っているのが強み。今年は趣

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2012/12/10掲載

5人の新進振付家がそれぞれの個性を生かした新作を発表、バレエ協会「クレアシオン」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiバレエ協会「クレアシオン 2012」『真紅の風流るる地ありて 踏みしむ土の薫黒き』大岩ピレス淑子:振付、『振付悪夢』小林十市:振付、『L'instant---ランスタン---』中原麻里:振付、『L'esprit Blanc---レスプリ・ブラン----』山本康介:振付、『The Scent of Autumn』下村由理

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2012/12/10掲載

幕を下ろすのが惜しまれたエンディング『デューク・エリントン・バレエ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団"DUKE ELLINGTON BAKKET" BY Roland Petit『デューク・エリントン・バレエ』ローラン・プティ:振付『デューク・エリントン・バレエ』はローラン・プティが、牧阿佐美バレヱ団の創立45周年のお祝いのために振付、ナポリ・サンカルロ・バレエ団とともに製作され、2001年新国立劇場

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2012/12/10掲載

動きと衣裳と照明が一体となって美しいヴィジュアルを創ったバットシェバの『サデ21』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiBatsheva DANCE COMPANY バットシェバ舞踊団"SADE21" by Ohad Naharin in collaboration with Batsheva Dance Company dancers『サデ21』オハッド・ナハリン:振付 バットシェバ舞踊団ダンサーたちとのコラボレーションオハッド・ナハ

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2012/12/10掲載

ダニール・シムキンが映像とのコラボレーションで新境地を模索

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiDANIIL SIMKIN "INTENSIO" ダニール・シムキンのすべて〈インテンシオ〉『Qi(気)』アナベル・ロペス・オチョア:振付ほか2009年の〈世界バレエフェスティバル〉で驚異的なテクニックを披露して以来、"ワンダー・ボーイ"として人気を博しているアメリカン・バレエ・シアター(ABT)のダニール・シムキンが、〈

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2012/12/10掲載

舞台を楽しむことができた小野絢子、福岡雄大主演、ビントレー振付『シルヴィア』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『シルヴィア』デヴィッド・ビントレー:振付新国立劇場バレエ団が『シルヴィア』を上演した。レオ・ドリーブの音楽で知られる『シルヴィア』は、1876年にルイ・メラントが振付け、パリ・オペラ座で上演された。その後は1952年に初演され、2004年にロイヤル・バレエ団でリヴァイヴァル上演され話題となったフレデ

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2012/12/10掲載

「ハンマーを持つ女性作曲家」に捧げられたコラボレーションによるオマージュ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi向井山朋子+ニコル・ボイトラー+ジャン・カルマン『SHIROKURO』世界初演向井山朋子+ニコル・ボイトラー+ジャン・カルマンの『SHIROKURO』世界初演を、ダンス・トリエンナーレ・トーキョー2012でみた。 暗黒の中、舞台奥にピアノが据えられ、床に細いバーライトが数本ランダムに置かれている。客席から向井山が黒々と

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2012/11/12掲載

首藤康之と中村恩恵による映像とダンスの濃密なコラボレーション

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiKAAT 神奈川芸術劇場〈DADICATED 2012 IMAGE〉首藤康之:出演(「Between Today and Tomorrow」中村恩恵:振付「The Afternoon of a Fan」繰上和美:映像監督「WHITE ROOM」中村恩恵:振付・出演、繰上和美:映像監督)国際的な活動を展開する首藤康之が、昨年

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2012/11/12掲載

ハンガリー舞曲をモダンな味付け踊った、オーケストラとバレエの共演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団&東京シティ・バレエ団〈オーケストラwithバレエ〉『ハンガリー舞曲』飯守泰次郎:指揮、石井清子:演出・振付〈オーケストラwithバレエ〉は、バレエ公演では通常、オーケストラ・ピットで演奏するオーケストラがダンサーと同じ舞台の上で共演するという、ティアラこうとうならではの企画。共演した

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2012/11/12掲載

森山開次が創った繊細にして大胆な造型による鮮烈空間幻想

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場『曼荼羅の宇宙』森山開次:演出・振付・美術新国立劇場の2012-13のシーズンのダンスとして、森山開次の新作『曼荼羅の宇宙』が5日間6公演行われた。森山は和を素材としたダンスで注目され、新国立劇場では、『弱法師』(2003)『OKINA』(04)、その後09年には『狂ひそうろふ』を創っている。ヴェネチア・ヴィ

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2012/11/12掲載

神戸里奈、橋本直樹が踊った快活明快な熊川版『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY『ドン・キホーテ』熊川哲也:演出・再振付/美術/衣裳熊川哲也版『ドン・キホーテ』は2004年初演。熊川自身が振付・演出のみならず、舞台美術、衣裳まで手掛けた。そして彼にとって愛着の深い『ドン・キホーテ』という作品と、その背景となるスペイン文化へのイメージを舞台に写し取った。それだけ思い入

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2012/11/12掲載

可愛いオブジェとダンサーのコラボレーションが作ったワンダーランド

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi珍しいキノコ舞踊団『3mmくらいズレてる部屋』 伊藤千枝 構成・振付・演出珍しいキノコ舞踊団の『3mmぐらいズレてる部屋』は、2006年にAustrallia-Japan dace Exchange 2006から委嘱を受けて創られた。2006~07年にかけてオーストラリアと日本の各都市をツアーして鎌倉では上演されたのだ

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2012/10/10掲載

期待にたがわぬ演技で圧倒したエヴァン・マッキーのオネーギン

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『オネーギン』ジョン・クランコ振付東京バレエ団が、プーシキンの原作に基づくクランコのドラマティック・バレエの傑作『オネーギン』を2年振りに再演した。同団のダンサーだけによる初演時と異なり、今回は、ダブルキャストの初日と3日目に、クランコゆかりのシュツットガルト・バレエ団から、オネーギン役にエヴァン・マッキーを、

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2012/10/10掲載

インドネシアの伝統と身体に触発された北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiインドネシア×日本 国際共同制作 『To Belong〜Dialogue〜』北村明子 振付.演出北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』は、今年3月の東京でのワーク・イン・プログレスを経て、ジャカルタ、サリハラ劇場で4月に初演。このシアタートラムが国内初演となるインドネシアと日本の共同制作作品である。かねて

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2012/10/10掲載

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