ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

5人の新進振付家がそれぞれの個性を生かした新作を発表、バレエ協会「クレアシオン」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiバレエ協会「クレアシオン 2012」『真紅の風流るる地ありて 踏みしむ土の薫黒き』大岩ピレス淑子:振付、『振付悪夢』小林十市:振付、『L'instant---ランスタン---』中原麻里:振付、『L'esprit Blanc---レスプリ・ブラン----』山本康介:振付、『The Scent of Autumn』下村由理

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2012/12/10掲載

幕を下ろすのが惜しまれたエンディング『デューク・エリントン・バレエ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団"DUKE ELLINGTON BAKKET" BY Roland Petit『デューク・エリントン・バレエ』ローラン・プティ:振付『デューク・エリントン・バレエ』はローラン・プティが、牧阿佐美バレヱ団の創立45周年のお祝いのために振付、ナポリ・サンカルロ・バレエ団とともに製作され、2001年新国立劇場

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2012/12/10掲載

動きと衣裳と照明が一体となって美しいヴィジュアルを創ったバットシェバの『サデ21』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiBatsheva DANCE COMPANY バットシェバ舞踊団"SADE21" by Ohad Naharin in collaboration with Batsheva Dance Company dancers『サデ21』オハッド・ナハリン:振付 バットシェバ舞踊団ダンサーたちとのコラボレーションオハッド・ナハ

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2012/12/10掲載

ダニール・シムキンが映像とのコラボレーションで新境地を模索

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiDANIIL SIMKIN "INTENSIO" ダニール・シムキンのすべて〈インテンシオ〉『Qi(気)』アナベル・ロペス・オチョア:振付ほか2009年の〈世界バレエフェスティバル〉で驚異的なテクニックを披露して以来、"ワンダー・ボーイ"として人気を博しているアメリカン・バレエ・シアター(ABT)のダニール・シムキンが、〈

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2012/12/10掲載

舞台を楽しむことができた小野絢子、福岡雄大主演、ビントレー振付『シルヴィア』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『シルヴィア』デヴィッド・ビントレー:振付新国立劇場バレエ団が『シルヴィア』を上演した。レオ・ドリーブの音楽で知られる『シルヴィア』は、1876年にルイ・メラントが振付け、パリ・オペラ座で上演された。その後は1952年に初演され、2004年にロイヤル・バレエ団でリヴァイヴァル上演され話題となったフレデ

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2012/12/10掲載

「ハンマーを持つ女性作曲家」に捧げられたコラボレーションによるオマージュ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi向井山朋子+ニコル・ボイトラー+ジャン・カルマン『SHIROKURO』世界初演向井山朋子+ニコル・ボイトラー+ジャン・カルマンの『SHIROKURO』世界初演を、ダンス・トリエンナーレ・トーキョー2012でみた。 暗黒の中、舞台奥にピアノが据えられ、床に細いバーライトが数本ランダムに置かれている。客席から向井山が黒々と

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2012/11/12掲載

首藤康之と中村恩恵による映像とダンスの濃密なコラボレーション

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiKAAT 神奈川芸術劇場〈DADICATED 2012 IMAGE〉首藤康之:出演(「Between Today and Tomorrow」中村恩恵:振付「The Afternoon of a Fan」繰上和美:映像監督「WHITE ROOM」中村恩恵:振付・出演、繰上和美:映像監督)国際的な活動を展開する首藤康之が、昨年

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2012/11/12掲載

ハンガリー舞曲をモダンな味付け踊った、オーケストラとバレエの共演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団&東京シティ・バレエ団〈オーケストラwithバレエ〉『ハンガリー舞曲』飯守泰次郎:指揮、石井清子:演出・振付〈オーケストラwithバレエ〉は、バレエ公演では通常、オーケストラ・ピットで演奏するオーケストラがダンサーと同じ舞台の上で共演するという、ティアラこうとうならではの企画。共演した

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2012/11/12掲載

森山開次が創った繊細にして大胆な造型による鮮烈空間幻想

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場『曼荼羅の宇宙』森山開次:演出・振付・美術新国立劇場の2012-13のシーズンのダンスとして、森山開次の新作『曼荼羅の宇宙』が5日間6公演行われた。森山は和を素材としたダンスで注目され、新国立劇場では、『弱法師』(2003)『OKINA』(04)、その後09年には『狂ひそうろふ』を創っている。ヴェネチア・ヴィ

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2012/11/12掲載

神戸里奈、橋本直樹が踊った快活明快な熊川版『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY『ドン・キホーテ』熊川哲也:演出・再振付/美術/衣裳熊川哲也版『ドン・キホーテ』は2004年初演。熊川自身が振付・演出のみならず、舞台美術、衣裳まで手掛けた。そして彼にとって愛着の深い『ドン・キホーテ』という作品と、その背景となるスペイン文化へのイメージを舞台に写し取った。それだけ思い入

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2012/11/12掲載

可愛いオブジェとダンサーのコラボレーションが作ったワンダーランド

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi珍しいキノコ舞踊団『3mmくらいズレてる部屋』 伊藤千枝 構成・振付・演出珍しいキノコ舞踊団の『3mmぐらいズレてる部屋』は、2006年にAustrallia-Japan dace Exchange 2006から委嘱を受けて創られた。2006~07年にかけてオーストラリアと日本の各都市をツアーして鎌倉では上演されたのだ

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2012/10/10掲載

期待にたがわぬ演技で圧倒したエヴァン・マッキーのオネーギン

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『オネーギン』ジョン・クランコ振付東京バレエ団が、プーシキンの原作に基づくクランコのドラマティック・バレエの傑作『オネーギン』を2年振りに再演した。同団のダンサーだけによる初演時と異なり、今回は、ダブルキャストの初日と3日目に、クランコゆかりのシュツットガルト・バレエ団から、オネーギン役にエヴァン・マッキーを、

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2012/10/10掲載

インドネシアの伝統と身体に触発された北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiインドネシア×日本 国際共同制作 『To Belong〜Dialogue〜』北村明子 振付.演出北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』は、今年3月の東京でのワーク・イン・プログレスを経て、ジャカルタ、サリハラ劇場で4月に初演。このシアタートラムが国内初演となるインドネシアと日本の共同制作作品である。かねて

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2012/10/10掲載

エロスという生命の始源のエネルギーを求めたソロダンス『f』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiMOKK -solo-『f』 村本すみれ 演出・振付村本すみれが振付けたソロダンス「f」を観た。村本は日大芸術楽部出身で、中村信夫、加藤みや子に学んだのち、ダンスプロジェクトMOKKを立ち上げ、劇場空間にとらわれず、駐車場やコンテナボックスといった小空間でパフォーマンス行ってきた。『f』は、今年新たに始めたソロダンスの

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2012/10/10掲載

世代の異なるダンサーの競演とロシア勢の躍進が目立った世界バレエフェスティバル

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiThe 13th World Ballet Festival第13回世界バレエフェスティバルオリンピックが4年に一度の国際的なスポーツの祭典なら、≪世界バレエフェスティバル≫は3年に一度のバレエの祭典。開催地が変わるオリンピックと異なり、≪世界バレエフェスティバル≫の開催地は初回から東京で、各国のスターダンサーが、所属する

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2012/09/10掲載

ロシア皇帝、妃、皇太子、ラスプーチン、クシェシンスカヤ、破滅の輪舞が回る・・・

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi小林紀子バレエ・シアターケネス・マクミラン振付『アナスタシア』ケネス・マクミラン振付の『アナスタシア』日本初演は見事な舞台だった。小林紀子バレエ・シアター創立40周年記念公演の第1回公演だが、2001年の『ソリテイル』以来、マクミラン作品を上演し続けて力を蓄えてきた成果を、昨年の『マノン』に次いで存分に発揮し舞台だった

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2012/09/10掲載

松岡梨絵、遅沢佑介、スチュワート・キャシディの好演が光った『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK バレエ カンパニーTriple Billサー・フレデリック・アシュトン振付『ラプソディ』『真夏の夜の夢』、熊川哲也 振付『ヴォルフガング』K バレエ カンパニーのトリプル・ビルは、アシュトン振付『ラプソディ』、熊川哲也振付『ヴォルフガング』、アシュトン振付『真夏の夜の夢』だった。まず『ラプソディ』は、ラフマニノフの

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2012/09/10掲載

均整のとれたバランスの良い身体と美貌、美しかったハミルトンのカナヤ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団牧阿佐美、ドミニク・ウォルッシシュ、三谷恭三『時の彼方に〜ア・ビアント〜』『時の彼方に〜ア・ビアント〜』は今回は、故高円宮殿下の十年式年祭にあたって再演された。原作:島田雅彦、音楽:三枝成彰、そして演出・振付を牧阿佐美、ドミニク・ウォルシュ、三谷恭三が分担して担当するという、複雑な制作の過程を経て創られ

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2012/09/10掲載

差押られた心と身体を読み解く。まことクラヴ『蜜室』

ワールドレポート/東京浦野 芳子text by Yoshiko Uranoまことクラヴ+『蜜室』構成・演出・振付:遠田誠ダンスとは、もしかしたら最高の "謎解き" である。『蜜室(みっしつ)』と銘打ったまことクラヴ+、の今回の公演。席に置いてあった公演リーフレットにいきなり"差押物件標目票"のシール。舞台に渡された"差押"とプリントされたテープ。そしてその向こうから現れた人々は身体の随所を"差押"

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2012/09/10掲載

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