ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2007.07.10]

谷よう子の企画、出演、振付による「Yokos~o! Birthday!」

谷よう子は鹿児島出身で20歳の時に海外に渡った。ミツヴァテクニックを習得し、ドイツを中心としてフリーランスのダンサーとして活躍。昨年、シルクド ソレイユの北米ツアーにソロダンサーとして参加した。最近では、フォーサイスの下でフランクフルト・バレエのアシスタントディレクターだった、アント ニー・リッツィーの公演にゲスト出演している。谷よう子が舞踊生活31周年の誕生日に、自身の企画、出演、振付による公演を行った。身体を壊した時に出 会ったというミツヴァテクニックの動きを採り入れた振付を中心に、印象的な小品が踊られた。
『蕾時代』 

『YUKI』『遠い国』

  中でも高崎バレエスタジオに振付けられた『蕾時代』は、速いテンポで美しいフォーメイションを描き、初々しく溌剌とした若さのエネルギーを鮮やかに感じさ せる素敵な作品だった。また、苦しい時代に父母のために創ったという『遠い国』は、気取らず素直な気持ちがあふれるような感動的なソロである。最後にはダ ンスってこんなに楽しかったのか、と再認識させられた公演だった。
(6月11日、パルテノン多摩小ホール)