ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2007.07.10]

山田茂樹ソロ公演『「時男」~イマココニイルコト~』

 今年1月に始めて行われた山田茂樹ソロ公演『素の形』に続く、ソロ公演の2回目『「時男」~イマココニイルコト~』が行われた。最初は演出家はたてずに 自身で自分の素材を明らかにするとして行われたが、今回は、ナオミミリアンが演出を担当し、さらにエンターテインメント性も求める舞台を目指した、とい う。
舞台には、天井からたくさんの置き時計が吊り下げられている。それだけでダンスの空間としてはかなりショッキングである。
山田がある不思議なホームレスと出会ったことから、時空を渡るような物語とも空想談ともいえるような話が静かに語られていく。


山田の鍛え上げられた身体が鋭く動き、クライマックスを迎えると、なんと釣り下げられた時計がバタバタと物凄い音を立てて床に落下し始めた。踊る山田の肩 にも容赦なく時計が落ちてくる、というなかなか衝撃的なシーンだった。緊迫感に満ちたダンスを久しぶりに味わった。

(6月22日、Plan B)