ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2006.12.10]

名倉ジャズダンススタジオ『Can't Stop Dancin'』

 名倉ジャズダンススタジオの第17回公演『Can't Stop Dancin' 2006』が、鳳蘭をゲストに迎えて開催された。Part 1の「Sprits」は、<心痛んで…><兄と弟>
<老芸人の回想>など物語風なダンスと、鳳蘭の「枯葉」「パダンパダン」「メモワール」「街角」などのシャンソンを踊るシーンで構成されている。Part 2は「Viva Jazz Dance」で、ジャズのスタンダードナンバーに「ハンガリー狂詩曲」「エル・クンバンチェロ」などの名曲を加えたものだった。

「Opening」

 圧巻はやはり、鳳蘭の「100人のダンサーと拮抗した」歌と名倉加代子のダンスである。名倉の身体は頭のてっぺんから足の小指の先までジャズのリズムが染み込んでいて、どう動いてもどの角度から見てもチャーミングに見えるのである。
Part 2 の終盤で、「ハンガリー狂詩曲」の全身黒に紅いをあしらった衣裳が乱舞するさまは、まさに狂熱のリズムが交錯して魂を揺さぶる。そして、「エル・クンバン チェロ」のリズムにのった地軸を揺るがすようなダンスのエネルギーが、観客席をも巻き込んで燃え上がった。
若手の男性ダンサーと鳳の歌、華麗にフォーメーションが変幻する群舞、名倉のダンスとそのコントロールによる見事な舞台だった。三木雄馬、佐藤洋介、桑原文生なども参加していたが、前回につづいて2回目という三木のスピードある動きが目に付いた。
(11月16日、青山劇場)



「アイ・ガット・リズム」

「メモワール~愛の記憶~」