ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2005.11.10]

●好評だったミチオ イトウ「ダンス」展

 エリアナ・パヴロワ展、オリガ・サファイア展に続いて、チャコットの渋谷本店で行われたミチオ イトウ「ダンス」展は好評のうちに終了した。

伊藤道郎(イトウ ミチオ)は、1912年にベルリンに留学し、ダルクローズ学院に学んだ後、ロンドンでイエーツの『鷹の井戸』を踊って名声を得た。 さらにニューヨーク、ロサンゼルスでも活躍した日本人舞踊家の魁けである。舞踊家としては、外国で全盛期を過ごしたため、日本ではあまり知られていないという面もある。

今回のミチオ イトウ「ダンス」展では、1916年の『鷹の井戸』初演時の写真や、マーサ・グラハムなどと共に踊っていたニューヨーク時代の貴重な写真などを展示した。 また、ミチオが考案したダンスのメソッドともいうべき「テン・ジェスチャー」、および復元したミチオのダンスのデモンストレーションをミチオ同門会の方々にお願いした。

チャコット渋谷本店の8階スペース ネクスト ステージで行われたデモンストレーションには、予想を越える多数の方々が来場され、日本のダンスのパイオニアに対する関心の高さがうかがわれた。 結局、同門会の方々にお願いして、デモンストレーションを一回追加していただくことになったのである。これからも日本のダンスのパイオニアたちをクローズアップする企画を続けていきたい、と思っている。
(10月20~24日、デモンストレーションは22・23日、チャコット渋谷本店)