ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2004.06.10]

●イサドラ・ダンカンを継承するダンス

 大きな公演ではないが、「イサドラ・ダンカン自伝」の出版記念として「ダンカン・ダンスサロンコンサート」が催された。

イサドラ・ダンカンのダンスは、イサドラと姉のエリザベスにより、養女のイサドラブルズ(アナ、イルマ、マリア=テレサ、リサ)に教えられた。これをイ サドラ・ダンカン国際学校の芸術監督であるジーン・ブレシアニが、アナ、イルマ、マリア=テレサなどに学び、マリア=テレサの学校を引き継いでいる。 ニューヨーク大学でダンスを学んだ佐藤道代は、ブレシアニに師事し、イサドラ・ダンカン国際学校の日本大使に任命されている。

この会で佐藤道代が踊ったプログラムは、「蝶々」(ショパン)、「ナルシス」(ショパン)「愛の諸相」(ブラームス)より、あいさつ、ララバイ、うお座 の夢、ジプシー、アフロデティ、遊べる?喧嘩できる?、シンバル、消えた愛、ジプシーの血潮 だった。会場は出版元の冨山房ビルの一室だったから、ダンス の条件はあまり良くはなかった。しかし佐藤道代の軽やかなステップを見ているうちに、自由なダンスという信念のもとに、ギリシャやロシアなどで踊り続けた イサドラの面影が浮かんできたような、そんな想いが浮かんだのである。(5月28日、冨山房)