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 皆様、お元気でいらっしゃいますか? ニューヨークはとても寒くなりました。氷点下が続くので、外に出るのがおっくうになりがちな季節です。春が待ち遠しいですね。

ニューヨーク・シティー・バレエ恒例の『くるみ割り人形』

12月は、毎年恒例の、ニューヨーク・シティー・バレエの『くるみ割り人形』の公演がありました。舞台セットにもすごくお金がかけられていて、ニューヨーク中のこの1年のバレエ公演の中で、最大のイベントとも言えるでしょう。何度観ても、すごく美しく、クリスマス気分に浸れて幸せな気持ちになれる、夢のような公演です。


私が観劇した日、12月19日は、ちょうど2000回記念の日で、特別公演でした。
親子で観劇できるように配慮されていて、6時から開演の早い時間帯の日も用意されています。ですから劇場には、着飾っておしゃれさせてもらっているチビッ子たちがたくさん親に連れられて来ています。

このニューヨーク・シティー・バレエの『くるみ割り人形』は、主人公、小さなマリーとフリッツを子供二人が演じます。第二幕ではリトルプリンセスをマリア・ゴロコフ、リトルプリンスをジョシュア・シュットゥカインドが演じていました。


第一幕、親子集まってのクリスマスパーティが繰り広げられた後の夜、マリーはプレゼントにいただいたくるみ割り人形を抱いて眠りました。真夜中に、部屋に大きなネズミが入ってきて、クリスマスツリーがどんどん上に伸びて、すごく巨大になりました。そして、フリッツのおもちゃの戦士たちとくるみ割り人形が大きくなって、ネズミたちを退治します。
すると、くるみ割り人形は、ハンサムな男の子に変わり、マリーに退治したネズミの王の王冠をプレゼントしました。

 
この第一幕で一番のハイライトシーンは、クリスマスツリーが大きくなるところと、雪の精の踊りです。雪が舞っている中での、大勢の白いバレリーナたちの雪の結晶の踊りは、幻想的で美しいです。

ニューヨーク・シティー・バレエの演出では、マリーとフリッツの二人は、第二幕では後ろのイスにじっと座ったままで、お菓子の国でのたくさんの踊りを観ているだけです。
このお菓子たちの踊りも、衣装もセットも可愛くて、豪華絢爛で、楽しい気持ちにさせてくれます。ここも、有名な踊りが満載です! よくバレエの小品集で踊られたり、バレエのレッスンでみんなが習う踊りがたくさんでてくるので、楽しいですよ。
毎年、12月になったら必ず観たくなる公演です。