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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

悲劇の中の一瞬の救い、プリセツキー&牧阿佐美版『ロメオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団アザーリ・プリセツキー、牧阿佐美 演出・振付『ロメオとジュリエット』牧阿佐美バレヱ団の『ロメオとジュリエット』は、1995年にアザーリ・プリセツキーと牧阿佐美が振付けた。プリセツキーはロシアの芸術家を輩出している一家の出身で、名バレリーナとして知られるマイヤ・プリセツカヤの弟である。牧阿佐美バレヱ団は『

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2012/07/10掲載

リアルで説得力があったフォーゲルのジークフリート、クランコ版『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiStuttgart Ballet シュツットガルト・バレエ団John Cranko "Swan Lake" ジョン・クランコ振付『白鳥の湖』『白鳥の湖』は、クランコが1961年にシュツットガルト・バレエ団の芸術監督に就任して間もない1963年の作品である。ちなみに『じゃじゃ馬馴らし』は1969年の作品。クランコ版は原作の大

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2012/07/10掲載

笑いの中に人生の教訓も盛り込まれた絶妙の振付『じゃじゃ馬馴らし』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiStuttgart Ballet シュツットガルト・バレエ団John Cranko "The Taming of the Shrew" ジョン・クランコ振付『じゃじゃ馬馴らし』ドラマティック・バレエの巨匠、ジョン・クランコの遺産を継承するドイツの名門、シュツットガルト・バレエ団が4年振りに来演した。来日は9回目だが、クラン

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2012/07/10掲載

微妙な女性の心理と一途な男の愛を小野絢子と福岡雄大が熱演した大作『マノン』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団ケネス・マクミラン振付『マノン』新国立劇場が初めて上演したケネス・マクミラン振付の『マノン』全幕を観た。2003年新国立劇場は『マノン』を当時の芸術監督牧阿佐美の下に初演している。その際は、美術と衣裳はニコラス・ジョージアディスだったが、今回はピーター・ファーマー。出演者も初演時は、アレッサンドラ・フ

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2012/07/10掲載

鮮やかな振付と自然な演出が際立ったスターダンサーズ・バレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiスターダンサーズ・バレエ団演出・振付:鈴木稔『シンデレラ』スターダンサーズ・バレエ団の『シンデレラ』。鈴木稔が新たに振付けたこのヴァージョンはたびたび上演されているなかなか人気のある舞台だ。特に第二幕の宮殿のシーンは見事に振付けされている。独特のリズムのプロコフィエフの曲の流れを完璧に把握して、物語のディテールを展開し

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2012/06/11掲載

さらに若々しく新しい役創りに邁進する森下洋子主演の『コッペリア』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi松山バレエ団構成・演出・台本・振付:清水哲太郎『コッペリア』『コッペリア』または『Festival de la Renaissance』〜復興祭〜松山バレエ団が新た構成・振付けた『コッペリア』または『Festival de la Renaissance』〜復興祭〜(全3幕8場)を上演した。松山バレエ団の『コッペリア』上

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2012/06/11掲載

スペクタクルな展開の中に原典の精神性を甦らせた説得力ある熊川哲也版『海賊』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY熊川哲也 演出・再振付『海賊』『海賊』は英国ロマン主義の詩人、バイロンの叙事詩に基づいてジョゼフ・マジリエが振付け1856年パリ・オペラ座で初演した舞台から、様々に変転して上演されてきた。そこにはかつてのバレエの上演者たちによる恣意的な変更もあったし、芸術的に全体性を整えた作品もいくつか

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2012/06/11掲載

マニュエル・ルグリがひょうきんなウルリック役で鮮やかに転身

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiWiener Staatsballett ウィーン国立バレエ団Roland Petit "Die Fledermaus" ローラン・プティ振付『こうもり』新芸術監督マニュエル・ルグリの下で28年振りに来日を果たしたウィーン国立バレエ団。〈ウィンナー・ガラ〉と銘打ったAプロでは、現代作品を含む多彩な作品群で"新生バレエ団"を

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2012/06/11掲載

小野絢子&福岡雄大が中国人ペアと競演した、新国立劇場『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリウス・プティパ、レフ・イワノフ振付、牧阿佐美 演出・改訂振付『白鳥の湖』新国立劇場新国立劇場の『白鳥の湖』は、開館当初の1998年のシーズンから、ナタリア・ドゥジンスカヤが監修したコンスタンチン・セルゲイエフ改訂振付版が上演されていたが、現在は2006年に牧阿佐美が演出・改訂振付けしたヴァージョンがレパートリーとな

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2012/06/11掲載

ビントレーの本領が発揮され始めた、新国立劇場バレエ団『アラジン』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiデヴィッド・ビントレー:演出・振付『アラジン』新国立劇場バレエ団デヴィッド・ビントレーが2008年に新国立劇場バレエ団のために振付け、世界初演した『アラジン』が再演された。アラジンは山本隆之、プリンセスは本島美和、そして八幡顕光と小野絢子という2組のペアを観た。ともに初演を踊っているダンサーだ。再演になって新国立劇場バ

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2011/06/10掲載

珍しいキノコ舞踊団のメランコリックな踊り

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi伊藤千枝 振付・構成・演出『私が踊るとき』珍しいキノコ舞踊団最近気が付いたのだが、珍しいキノコ舞踊団の公演を観にいくときは、ほかの舞台を観に行くときよりもいくらか心がウキウキしている。それはやはり、何はばかることなく女の子の気持ちをじっくりと観察、鑑賞できるからかもしれない。しかし、とは言え彼女たちもぐっと大人になった

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2010/02/10掲載

島添亮子の見事なバランスとテューズリーの安定感のある踊り

ワールドレポート/東京佐藤 円text by Madoka Sato小林紀子:演出・再振付『くるみ割り人形』小林紀子バレエ・シアター小林紀子バレエシアターの年末恒例公演「くるみ割り人形」の初日を鑑賞した。主演はプリンシパルの島添亮子とゲストプリンシパルでイギリス人のロバート・テューズリーのコンビ。近年よく踊っている組み合わせである。一幕、序曲の終わりとともに幕が上がる。雪のなか屋敷の前に客人が次々

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2010/02/10掲載

見事に決まった太鼓とピアノのコラボレーション

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi小松原庸子 構成・演出・振付『Hibiki ESTE---OESTE』ソル・デ・エスパーニャ小松原庸子と太鼓のソリストとしてニューヨークのカーネギーホールにもデビューした林英哲による、フラメンコと太鼓のコラボレーション公演が、小松原庸子スペイン舞踊団の創立40周年記念公演として開催された。太鼓もフラメンコもともにリズム

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2010/02/10掲載

中村恩恵、首藤康之、青木尚哉がインスタレーションと踊った

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi中村恩恵 振付、佐藤恵子 美術『時の庭』(世界初演)首藤康之、中村恩恵、青木尚哉 出演 アート・コンプレックス2009神奈川県民ホールは様々なジャンルのアーティストが出会い、新たな表現を生み出す場を「アート・コンプレックス」と名付けて、毎年、自由なアートを紹介するイベントを開催している。今回は、首藤康之がオランダでで活

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2010/02/10掲載

飴屋演出による黒田育世 獅子奮迅のソロ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi黒田育世 振付、飴屋法水 演出『ソコバケツノソコ』黒田育世、BATIK黒田育世の出演、振付、飴屋法水の演出による『ソコバケツノソコ』は、黒田の格闘技とも見まがうほどの獅子奮迅のソロだった。舞台の中央に踊りながら何回か出入りするブラックホールがあり、床に白墨で円や四角が無造作にかいてある。黒田は姿を現すと、オールスタンデ

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2010/02/10掲載

ピーター・ライトの優れた演出に溶け込んだダンサーたち

ワールドレポート/東京秀 まなかtext by Manaka Shuプティパ、ピーター・ライト振付、ピーター・ライト演出『ジゼル』スターダンサーズ・バレエ団1幕の冒頭、アルブレヒトの戸を叩く音を聞き、ジゼルが家から駆け出してくる。その瞬間、「あっ」と感じた。瞬間に理屈は働かない。このジゼルは本物だ、と本能が察知したのである。そのジゼルは林ゆりえ。スターダンサーズ・バレエ団の1月公演『ジゼル』でタイ

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2010/02/10掲載

高木綾と柄本弾が抜擢に応えた『ラ・シルフィード』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasakiピエール・ラコット演出:振付東京バレエ団『ラ・シルフィード』東京バレエ団が3年振りにロマンティック・バレエの精華、『ラ・シルフィード』を上演した。スコットランドの農村を舞台に、結婚式を控えた青年が空気の精に魅せられたため悲劇を招く物語。上演したのは、フィリッポ・タリオーニの原案をピエール・ラコットが復元した版である。今回は

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2010/02/10掲載

コジョカル、酒井はな、ボーダー、康村和恵らスターが集ったガラ公演

ワールドレポート/東京桜井 多佳子text by Takako Sakuraiユース・アメリカ・グランプリ201010周年記念日本ガラ公演12月17日~20日、兵庫県尼崎市で日本予選が行われたYAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)。22日には、東京に場所を移し、10周年記念のガラ公演が行われた。日本予選の参加者100人以上が揃ってのグラン・ディフィレで幕が開き、前半は、入賞したユースたちの演技。

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2010/02/10掲載

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