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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

ルンキナとスクヴォルツオフをゲストに迎え、牧阿佐美バレヱ団のソリストたちが輝いた『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』三谷恭三:演出・振付(プティパ、イワノフの原振付、ウェストモーランドの新制作に基づく)牧阿佐美バレヱ団が創立60周年記念公演の一環として『白鳥の湖』を上演した。ゲスト・ダンサーは、スヴエトラーナ・ルンキナとルスラン・スクヴォルツォフという二人のロシア人ダンサー。ルンキナはオデット/オディール

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2016/03/10掲載

総力を挙げてドラマを息づかせ、質の高いた舞台を創った東京バレエ団、ブルメイステル版『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzuna東京バレエ団の新芸術監督・斎藤友佳理が、ブルメイステル版の『白鳥の湖』をバレエ団として初演し、長年、抱いていた夢を叶えた。ブルメイステル版は、オデットがロットバルトにより白鳥に変えられるプロローグを付け、娘の姿に戻って王子と結ばれるエピローグを置くなど、物語に一貫性を持たせた論理的な展開や高い演劇性で評価を確立しているが

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2016/03/10掲載

小野絢子、細田千晶が軽快なステップで踊った魅力的なシルフィード、新国立劇場バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ラ・シルフィード』オーギュスト・ブルノンヴィル:振付新国立劇場バレエの『ラ・シルフィード』とウェイン・イーグリング振付の『Men Y Men』を観た。『ラ・シルフィード』は、ブルノンヴィル版で新国立劇場バレエ団は2000年6月にソレラ・エングルンドと大原永子がステージングしたものを上演している。エン

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2016/03/10掲載

華やかに気鋭のダンサーたちが踊った、新国立劇場バレエ団の新春ガラ公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「ニューイヤーバレエ 2016」『セレナーデ』ジョージ・バランシン:振付、『フォリア』貝川鐵夫:振付、『パリの炎』パ・ド・ドゥ ワシリー・ワイノーネン:振付、『海賊』パ・ド・ドゥ マリウス・プティパ:振付、『タランテラ』ジョージ・バランシン:振付、『ライモンダ』マリウス・プティパ:振付、牧阿佐美:演出

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2016/02/17掲載

サラファーノフの弾むようなステップとヴォロンツォーワの押さえた演技が印象的だった

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaミハイロフスキー劇場バレエ(〜旧レニングラード国立バレエ〜)『ジゼル』J・コラーリ、J・ぺロー、M・プティパ:振付/N・ドルグーシン:改訂演出ミハイロフスキー劇場バレエ(〜旧レニングラード国立バレエ〜)の新春公演。最も注目されたのは、別項にあるイワン・ワシリーエフの参加と彼の出演による『ローレンシア』を外国のバレエ団とし

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2016/02/10掲載

名男性ダンサーだったチャブキアーニの華麗な踊りを復活した『ローレンシア』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiミハイロフスキー劇場バレエ(〜旧レニングラード国立バレエ〜)『ローレンシア』ワフタング・チャブキアーニ:振付『ローレンシア』は、旧ソ連時代の優れた男性ダンサーとして知られるワフタング・チャブキアーニが振付、1939年キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)で初演された。音楽はA.クレインが作曲し、ナタリア・ドゥジンスカヤと

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2016/02/10掲載

エルヴェ・モローとヴィラドムスによる豊かで成熟した「音楽とダンスのマリアージュ」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi"Stars in THE MOONLIGHT" Hervé Moreau, Jorge Viladoms 「月夜に煌めくエトワール」エルヴェ・モロー、ジョルジュ・ヴィラドムス『煌めくエトワール』エルヴェ・モロー:振付、『トリスタンとイゾルデ』より「愛のパ・ド・ドゥ」ジョルジオ・マンチーニ:振付、『ツクヨミ』中村恩恵:

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2016/02/10掲載

ソボレワのオデットとサファーノフのジークフリートの純粋な心を響かせ合った踊り

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaミハイロフスキー劇場バレエ(〜旧レニングラード国立バレエ〜)『白鳥の湖』A・ゴルスキー:振付/A・メッセレル:改訂演出/M・メッセレル再演出『白鳥の湖』でオデット/オディールを演じたアナスタシア・ソボレワは、手脚が長く舞台映えがするダンサーである。脚は高く上がるし、長い腕を羽のように動かしもしたが、オデットとしての儚げな

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2016/02/10掲載

マリインスキー・バレエ団のダンサーによる豪華絢爛の『ジュエルズ』全幕を堪能した

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『ジュエルズ』ジョージ・バランシン:振付バランシンが振付けた『ジュエルズ』は、1967年にニューヨーク・ステート・シアターで初演された。 第1部「エメラルド」はフランス人作曲家ガブリエル・フォーレの『ペアリスとメリザンド』『シャーロック』など、第2部「ルビー」は、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴ

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2016/01/12掲載

愛することの苦悩を踊ったテリョーシキナの圧巻の演舞が際立った『愛の伝説』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『愛の伝説』ユーリー・グリゴローヴィチ:振付『愛の伝説』は1961年にマリインスキー劇場(当時はレニグラード・キーロフ劇場)で初演された。以来マリインスキー・バレエが、初めて国外でこの演目を上演することになったのが今回の舞台で、ユーリー・グリゴローヴィチの原典版である。私はロシアでもなかなかチャ

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2016/01/12掲載

ロマン主義音楽家ベルリオーズの半生を華麗な表現を駆使して描いた『幻覚のメリーゴーランド』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi松崎すみ子バレエ公演『幻覚のメリーゴーランド』『鳥』松崎すみ子:振付、『vulcanus』松崎えり:振付松崎すみ子バレエ公演は、松崎すみ子が振付けた『幻覚のメリーゴーランド』『鳥』と、松崎えりの振付による『vulcanus』を上演した。公演タイトルとなっている『幻覚のメリーゴーランド』は、1994年に初演された舞台の再

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2016/01/12掲載

クララの気持ちに寄り添いながら、スリリングな魔法世界が展開するNBAバレエ団の『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『くるみ割り人形』久保綋一:演出・芸術監督NBAバレエの『くるみ割り人形』は、2013年から久保綋一の演出によるヴァージョンが上演されている。久保の演出は、映像を効果的にに使って『くるみ割り人形』の物語で繰り広げられる魔法を、ファンタスティックに美しくそして楽しく描き出す。第1幕はクリスマス・イブ。ドロッ

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2016/01/12掲載

創造する人間の深い苦悩の深淵を覗かせた、ウヴェ・ショルツの『春の祭典』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「ストラヴィンスキー・トリプル・ビル」『火の鳥のパ・ド・ドゥ』マルコ・ゲッケ:振付、『悪魔の物語』(兵士の物語より)ユーリ・ン:演出・振付、江上悠:振付、『春の祭典』ウヴェ・ショルツ:振付20世紀を代表する音楽家であり、舞踊と深い関係を築いたことでも知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽による、三つのダンスが上演さ

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2016/01/12掲載

『バイ』で有終の美を飾ったギエム、進化しつづけるギエムに感謝とエールを送りたい

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaシルヴィ・ギエム〈ライフ・イン・プログレス〉『バイ』マッツ・エック:振付、『テクネ』アクラム・カーン:振付、『ヒア・アンド・アフター』ラッセル・マリファント:振付・演出、『デュオ 2015』ウィリアム・フォーサイス:振付、『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』ウィリアム・フォーサイス:振付、『ドリーム・タイ

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2016/01/12掲載

シャプランが美しく柔らかく描いたジュリエットとアスケロフの歯切れのいいロミオ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『ロミオとジュリエット』レオニード・ラヴロフスキー:振付『ロミオとジュリエット』は、冒頭、ティムール・アスケロフ扮するロミオが純粋で爽やかな心をもった若者の清々しいソロヴァリエーションを踊る。しかし、その背後には、ロミオの踊りのラインを辿るようにロレンス神父(アンドレイ・ヤコヴレフ)が、黒いフー

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2016/01/12掲載

福岡雄大のホフマンと小野絢子のアントニアが際立った、ダレル振付の『ホフマン物語』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ホフマン物語』ピーター・ダレル:振付スコットランドのグラスゴーを本拠とするスコティッシュ・バレエ団(ウエスタン・シアター・バレエ団から発展)の創設者で振付家のピーター・ダレルの代表作『ホフマン物語』を、新国立劇場バレエ団が上演した。スコティッシュ・バレエ団で踊った新国立劇場舞踊芸術監督の大原永子にと

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2015/12/10掲載

クランコの全幕傑作『オネーギン』『ロミオとジュリエット』現代作品を上演したシュツットガルト・バレエ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasakiシュツットガルト・バレエ団『ロミオとジュリエット』『オネーギン』ジョン・クランコ:振付、ガラ公演「シュツットガルトの奇跡」シュツットガルト・バレエ団が3年振り10度目の来日をした。全幕物語バレエの名手として知られるジョン・クランコにより1961年に創設されたバレエ団で、わずかの間に世界的なバレエ団の仲間入りを果たした。クラ

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2015/12/10掲載

白石あゆ美の優れた身体能力と宮尾俊太郎の落着いた演技が光った『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK バレエ カンパニー『白鳥湖』熊川哲也:演出・再振付、マリウス・プティパ、レフ・イワノフ:原振付K バレエ カンパニーの熊川哲也の演出・再振付による『白鳥の湖』を観た。K バレエ カンパニーの『白鳥の湖』は2003年に初演された。そしてこの熊川哲也版『白鳥の湖』には、オデット/オディールを1人のバレリーナが踊りきるも

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2015/12/10掲載

若手の沖香菜子&梅澤紘貴のペアがフレッシュな魅力を発揮した、東京バレエ団『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ドン・キホーテ』ウラジーミル・ワシーリエフ:新演出・振付東京バレエ団が、〈Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015〉のパートナー事業として、ワシーリエフ版『ドン・キホーテ』を上演した。同バレエ団は、7月末にこの演目を〈世界バレエフェスティバル〉の全幕特別プログラムとしてゲストを招いて

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2015/12/10掲載

『ボレロ』の鮮烈なエロティシズムと『セビリア組曲』の華麗な踊りが圧巻、スペイン国立バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiスペイン国立舞踊団Aプログラム『ファルーカ』『ビバ・ナバーラ』『ボレロ』『セビリア組曲』アントニオ・ナハーロ:芸術監督スペイン国立バレエ団がフィギュア・スケートの振付も手掛けるアントニオ・ナハーロ芸術監督就任後2回目で、3年振りとなる来日公演を行った。ファン・キンテーロ振付の『ファルーカ』で開幕した。3人の男性舞踊手が

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2015/12/10掲載

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