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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

新作『アルルの女』/『ボレロ』を金森穣が語る「生と死を象徴的にお見せする、力強いプログラム」、Noism0+Noism1 2025年夏

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭Noism0+Noism1は2025年夏に新作『アルルの女』/『ボレロ』を上演する。演出振付は芸術総監督の金森穣。『アルルの女』では、アルフォンス・ドーデの短編小説を原作とする戯曲から着想した普遍的な人間ドラマが描かれる。音楽はジョルジュ・ビゼーが戯曲上演のために作曲した劇付随音楽および組曲版を使用。同時上演は「りゅーとぴあジルベスター・コンサート 20

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2025/04/27掲載

オーストラリア・バレエ団芸術監督デヴィッド・ホールバーグが会見「ヌレエフ版『ドン・キホーテ』の魅力を感じてほしい」

ワールドレポート/東京小野寺 悦子オーストラリア・バレエ団が、今年5月~6月、15年ぶりの来日公演を行う。プログラムは、ルドルフ・ヌレエフ振付の古典の人気作『ドン・キホーテ』プロローグ付き全3幕。公演に先駆け、芸術監督のデヴィッド・ホールバーグが来日し、記者会見が開催された。オーストラリア・バレエ団は、英国ロイヤル・バレエ団創設者ニネット・ド・ヴァロワの推薦を受けたペギー・ヴァン・プラーグにより1

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2025/04/19掲載

開館50年の神奈川県民ホールに感謝の思いを込めて上野水香が多彩なゲストとともに煌めく舞台を届けた「Jewels from MIZUKA 2025」

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki「Jewels from MIZUKA 2025」上野水香 プロデュース:構成・演出1月17日に開館50年を迎えた神奈川県民ホールは、多目的ホールの先駆け的存在であり続け、バレエやダンス公演も数多く上演された。4月をもって建て替えに向けて休館したが、「ありがとう神奈川県民ホール」と題して様々な記念公演やイベントが3月末日まで開催

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2025/04/18掲載

ウラジーミル・マラーホフという舞踊家の強靭なスピリットが描いた、美しいマラーホフ版『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi『白鳥の湖』ウラジーミル・マラーホフ:芸術監督・演出・振付ウラジーミル・マラーホフ版『白鳥の湖』全4幕を観た。オデット/オディール 上野水香、ジークフリート王子 厚地康雄、ロットバルト 遅沢佑介、道化 二山治雄、パ・ド・トロワ 水井駿介(ベンノ役)久富礼子 吉川茉帆 他の出演。物語の大筋はロシアの従来版と大きく変えて

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2025/04/10掲載

『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』ボリショイ・バレエにアメリカ人女性として初入団したジョイ・ウーマックは語る「私のバレエ愛を世界中の皆さんと共有したい」

ワールドレポート/その他香月 圭 text by Kei Kazuki2012年にアメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話がベースとなった『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』が4月25日より公開される。アメリカから意気揚々とボリショイ・バレエ・アカデミーに留学した15歳の少女ジョイは、厳格な教師ヴォルコワのクラスに入学。過酷なレッスン、クラスメート同

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2025/04/10掲載

『眠れる森の美女』『ジゼル』『ザ・カブキ』と、全幕もの主役を次々と踊る柄本弾(令和6年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)に聞く

ワールドレポート/東京インタビュー=佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団のプリンシパル、柄本弾が、令和6年度芸術選奨舞踊部門で文部科学大臣賞を受賞した。2008年に東京バレエ団に入団後、古典バレエから現代バレエまで多くの作品で主役を務めて成果を上げてきたことや、特に昨年はクランコ版『ロミオとジュリエット』のロミオ役やベジャール振付『ザ・カブキ』の由良之助役で、ドラマ

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2025/03/30掲載

ピアノの調べとバレエ、そして朗読が絡み合い、ドラマの大きなうねりを生み出した『イノック・アーデン』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki『イノック・アーデン』ウィル・タケット:演出・振付ウィル・タケット演出・振付の『イノック・アーデン』を観た。朗読は田代万里生と中嶋朋子、そして東京バレエ団の秋山瑛と生方隆之介、南江祐生が物語の登場人物を舞踊で演じ、ピアノ演奏を櫻澤弘子が務めた。タケットの演出では、朗読者の二人が会話を交わしているように感じられ、演劇性が高められてい

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2025/03/13掲載

東京バレエ団とM.ベジャールのつながりの強さを改めて感じさせられた素晴らしい『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『くるみ割り人形』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、創立60周年記念シリーズの掉尾を飾って、モーリス・ベジャールが自身の幼少期をファンタジー豊かにバレエ化した『くるみ割り人形』を上演した。チャイコフスキーの三大バレエの一つ『くるみ割り人形』は、クリスマス・イヴに少女クララ(またはマーシャ)が見た夢を描

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2025/03/10掲載

ウィル・タケット演出・振付『イノック・アーデン』に出演する秋山瑛にきく「クラシックバレエとは違うアプローチで自分の表現の幅を広げるために日々模索しています」

ワールドレポート/その他インタビュー=香月 圭3月7日(金)~3月16日(日)、新国立劇場 小劇場で『イノック・アーデン』が上演される。原作は、イギリスの桂冠詩人アルフレッド・テニスンが1864年に著したドラマ性の高い物語詩で、夏目漱石も絶賛している。偶然にも、この年に生まれたリヒャルト・シュトラウスが、テニスンの詩に音楽的韻律美を感じ取って、同名の朗読劇を1890年に作曲した。演出・振付は英国ロ

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2025/03/06掲載

NHKバレエの饗宴でオデット・デビューを果した秦悠里愛、ジークフリード・デビューとなった小池京介にインタビュー、牧阿佐美バレヱ団

ワールドレポート/東京インタビュー=関口紘一――秦さんはNHKバレエの饗宴2025でオデット・デビューとなりましたが、それが決まったことは、いつ知りましたか。秦 キャストが発表されたのは、昨年の12月の初めくらいです。小池 事前には、個別に三谷先生からお話しがありました。――いつもそんな感じになるのですか。小池 そうですね、基本的には主役に抜擢されるような時には直接、1対1で伝えられます。ですから

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2025/03/05掲載

新国立劇場バレエ団の2025/2026 シーズンのラインアップが発表された

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi吉田都 舞踊芸術監督 撮影:阿部章仁2月13日、新国立劇場バレエ団の吉田都 舞踊芸術監督により2025/2026シーズンのラインアップ説明会が新国立劇場のリハーサル室で行われた。まず、新シーズンのバレエ&ダンスのラインアップは9演目、73公演と発表された。全幕ものはフレデリック・アシュトン:振付の『シンデレラ』、新制

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2025/02/26掲載

『白鳥の湖』からブルノンヴィル、ダンカン、パ・ド・ドゥ集、ロビンズ『コンサート』とヴァラエティに富んだ構成だったNHKバレエの饗宴 2025

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNHKバレエの饗宴2025牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』三谷恭三:演出・改訂振付(テリー・ウエストモーランド版に基づく)ダンサー:秦悠里愛、小池京介、牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』秦悠里愛、小池京介撮影/ 根本浩太郎今年のNHKバレエの饗宴は、牧阿佐美バレエ団のウエストモーランド版に基づく三谷恭三:演出・改訂振付『白鳥の

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2025/02/25掲載

二山治雄『EOL』を語る「ハンブルク・バレエのプリンシパル二人と僕が融合して、どのような調和が生まれるのか、楽しみにしてください」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki2014年、日本人として、3人目となるローザンヌ国際バレエコンクール第1位を受賞して以来、その卓越した才能で多くのバレエファンを魅了している二山治雄。今年1月には、谷桃子バレエ団の『ラ・バヤデール』でニキヤへの思慕の念を抱く苦行僧マグダヴェヤという難役を見事に演じ、新境地を拓いた。5月23日から、彩の国さいたま芸術劇場小ホールで上

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2025/02/12掲載

「Jewels from MIZUKA 2025ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」について上野水香が語る「神奈川県民ホールに感謝の気持ちを込めて踊りたい」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭神奈川県民ホールは令和7年1月に開館50年を迎え、記念公演として「かながわ観光親善大使」で東京バレエ団ゲスト・プリンシパルの上野水香プロデュース・出演によるバレエ・ガラ公演「Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」を3月8日(土)に開催する。2014年、2018年に続いて第3回目となる今回の公演で、上野は『ド

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2025/02/07掲載

テクストを用い身体表現の可能性を多角的に探求する、愛知県芸術劇場xDance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション2024

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション2024 神奈川公演【Aプログラム】小暮香帆 × ハラサオリ 『ポスト・ゴースト』、島地保武 『Dance for Pleasure』【Bプログラム】岡田利規 × 酒井はな 『ジゼルのあらすじ』、柿崎麻莉子 『Can't-Sleeper』、島

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2025/01/22掲載

フランチェスカ・ヘイワードとウィリアム・ブレイスウェルが踊った『不思議の国のアリス』の映像が1月17日より1週間限定で公開される

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作とする英国ロイヤル・バレエの同名のバレエは、クリストファー・ウィールドンが振付け、ジョビー・タルボットが作曲し、美術はボブ・クローリーが担当。2011年にロイヤル・オペラハウスで世界初演された。カンパニーにとっては16年ぶりとなる全幕バレエの新製作だった。当時、カレン・ケ

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2025/01/12掲載

アナニアシヴィリがチャイコフスキーの『くるみ割り人形』を愛情を込めてジョージアの文化と融合させた素敵な舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiジョージア国立バレエ団『くるみ割り人形』ニーナ・アナニアシヴィリ:改訂台本(E.T.A.ホフマンの童話に基づく)、ニーナ・アナニアシヴィリ、アレクセイ・ファジェーチェフ:改訂振付・演出ジョージア国立バレエ団の『くるみ割り人形』は、E.T.A.ホフマンの原作に基づいてニーナ・アナニアシヴィリが台本を改訂している。そして

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2025/01/10掲載

バデネスとフォーゲルによる『椿姫』はノイマイヤーが細部にわたって磨きを掛けた極めて完成度の高い舞台だった

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiシュツットガルト・バレエ団『椿姫』ジョン・ノイマイヤー:振付ドイツの名門、シュツットガルト・バレエ団が、フル・カンパニーで6年ぶりに12回目の来日公演を行った。今回の演目は、バレエ団の創始者、ジョン・クランコによる『オネーギン』(1965年初演)と、ジョン・ノイマイヤーによる『椿姫』(1978年初演)の2作品。共に文学作

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2024/12/10掲載

ダンサーたちの卓越したテクニックと表現力により、薫り高きロシアの国民文学をバレエで味わう幸福感に浸った

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiシュツットガルト・バレエ団『オネーギン』ジョン・クランコ:振付ドイツの名門、シュツットガルト・バレエ団がフル・カンパニーで6年ぶりに来日した。元々は2022年に予定されていた日本公演がコロナ禍により見送られ、〈シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち〉と題した11名の精鋭たちによるガラ公演に代わったため、今回はカンパ

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2024/12/10掲載

遅咲きのインド人ダンサーを追うドキュメンタリー映画『コール・ミー・ダンサー』主演マニーシュ・チャウハン インタビュー

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki11月29日にインドのドキュメンタリー映画『コール・ミー・ダンサー』が公開される。大学生のときにダンスに目覚めた主人公の青年、マニーシュ・チャウハンがプロのダンサーを目指して羽ばたいていく様子が捉えられている。来日したマニーシュは笑顔が魅力的な好青年で、映画の撮影時のエピソードや現在の活動のことなどを話してもらった。© 2023

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2024/11/22掲載

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