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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

新国立劇場バレエ団が2024/25新シーズン・ライナップと来年7月、英国ロイヤル・オペラハウスで『ジゼル』を上演することを発表した

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi2月28日、オペラパレスのホワイエで新国立劇場バレエ団の2024/25シーズン舞踊ラインアップ説明会が行われた。コロナ禍を経てようやく平常を取り戻し、未来への期待を実現する時節となって行われる説明会だ。吉田都芸術監督が一人で登壇し、すべてにわたって説明を行った。吉田都芸術監督 © Chacott Web Magazi

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2024/03/11掲載

パク・セウンとポール・マルクが見事なパフォーマンスをみせたヌレエフ版『白鳥の湖』、パリ・オペラ座バレエ公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiパリ・オペラ座バレエ団『白鳥の湖』ルドルフ・ヌレエフ:振付Photo Kiyonori Hasegawa(写真は他日公演より)パリ・オペラ座バレエ団が4年振りに来日した。前回は、新型コロナの感染が拡大している最中で、国内での様々な公演や海外からの来日公演が軒並み中止される中、パリ・オペラ座バレエ団は当時の芸術監督オレリー

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2024/03/11掲載

ウルド=ブラームとガニオによる3幕の凄絶なパ・ド・ドゥは深い余韻を残した・・・パリ・オペラ座バレエ公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasakiパリ・オペラ座バレエ団『マノン』ケネス・マクミラン:振付・演出パリ・オペラ座バレエ団が4年振りに来演した。別項に書いたヌレエフ版『白鳥の湖』に続くプログラムは、ドラマティック・バレエの巨匠とうたわれるケネス・マクミランの振付・演出による『マノン』だった。マクミランが英国ロイヤル・バレエ団の芸術監督在任中の1974年に、ア

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2024/03/11掲載

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』のロミオ役、フィッツパトリックに聞く「また、日本公演に出演できて、とてもワクワクしています」

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazuki鬼才マシュー・ボーンが放つ『ロミオ+ジュリエット』が4月10日~21日、東急シアターオーブで上演される。2019年に初演されたは『ロミオ+ジュリエット』、近未来の反抗的若者たちの矯正施設を舞台に物語が展開し、シェイクスピアの名作が大胆に再解釈されている。ニュー・アドベンチャーズとサドラーズ・ウェルズ劇場の共同製作による再演は、20

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2024/03/01掲載

ベジャールの『ボレロ』ほか、多彩な演目を上演する〈上野水香オン・ステージ〉紫綬褒章受章記念公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki〈上野水香オン・ステージ〉と題された公演が、東京バレエ団により昨年2月に続いて今年3月にも開催される。昨年は、上野が令和3年度の芸術選奨文部科学大臣賞の受賞を記念したもの。今回は、令和5年度秋の紫綬褒章受章を記念する公演である。上野は、昨年3月に東京バレエ団のプリンシパルの契約を満了してゲスト・プリンシパルになった現在も

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2024/02/16掲載

日本人ダンサーが中心となってコンテンポラリーとクラシックの美を紡いだ、NHKバレエの饗宴 2024

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiNHKバレエの饗宴東京シティ・バレエ団『L'heure bleue』振付:イブ・ブベニチェク、永久メイ&フィリップ・スチョーピン『眠りの森の美女』からグラン・パ・ド・ドゥ 振付:コンスタンチン・セルゲイエフ(プティパ版に基づく)、金子扶生&ワディム・ムンタギロフ『くるみ割り人形』からグラン・パ・ド・ドゥ 振付:ピータ

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2024/02/13掲載

オニール八菜 特別展「これまでとこれからの12年」、チャコット代官山本店にて開催!

日本人として初めてパリ・オペラ座バレエ団の最高位、エトワールに昇格したオニール八菜の特別展「これまでとこれからの12年」がチャコット代官山本店にて開催される。長年にわたって彼女と関わりの深かったチャコット株式会社が、彼女のエトワール昇進を記念したコラボレーション商品を発売し、夢を叶えた彼女のこれまでの歩み、そしてこれからの展望を彼女自身の言葉とともに、幼少期からの貴重な思い出の品などを展示する。開

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2024/01/31掲載

英国ロイヤル・バレエ、マリインスキー・バレエのスターダンサーと日本のダンサーの競演が楽しみな「NHKバレエの饗宴 2024」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi今年も間もなく「NHKバレエの饗宴 2024」が開催される。毎回、時めくダンサーたちと日本のバレエ・カンパニーを一堂に集めて華やかに展開するガラ・コンサートである。前回は2022年8月に行われ、多くの人気ダンサーたちが踊り、舞台も客席も盛況だった。今回も英国ロイヤル・バレエのトップスター、金子扶生、ワディム・ムンタギ

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2024/01/23掲載

アコスタ版『ドン・キホーテ』は、ダンサーとスタッフ、観客の全員の心臓の鼓動が同期しているような活力あふれる舞台だった

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi英国ロイヤル・オペラハウス シネマシーズン2023/24『ドン・キホーテ』カルロス・アコスタ:振付カルロス・アコスタ版『ドン・キホーテ』が英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24のバレエの最初の作品として、1月26日よりTOHO シネマズ 日本橋ほか全国で公開される。2018/19のシーズ人にも高

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2024/01/22掲載

大人も子どもも楽しめるメルヘンの世界、ウクライナ国立バレエによるオリジナルの意欲作『雪の女王』

ワールドレポート/東京香月 圭 text by Kei Kazukiウクライナ国立バレエ『雪の女王』アニコ・レフヴィアシヴィリ:振付ウクライナ国立バレエは、昨年夏の日本公演「スペシャル・セレクション 2023」や「Thanks Gala 2023」に続いて、冬にも来日公演を行った。上演された三演目は日本初演となるバレエ団オリジナル作品の『雪の女王』と、日本の支援者からの義援金で振付改訂と舞台装置を

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2024/01/15掲載

小池京介が王子を踊って主役デビューを果たした牧阿佐美バレヱ団『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『くるみ割り人形』三谷恭三:演出・改訂振付(プティパ、イワノフ版による)牧阿佐美バレヱ団が、青山季可(金平糖の精)/清瀧千晴(王子)/西山珠里(雪の女王)、阿部裕恵/水井駿介/三宅里奈、上中穂香/小池京介/高橋万由梨というトリプルキャストを組んで三谷恭三版『くるみ割り人形』を12月16日、17日に3公

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2024/01/10掲載

一般財団法人 熊川財団(設立者 代表理事 熊川哲也)が設立され、2024年奨学生の募集を開始した!

ワールドレポート/東京© Takashi Okamoto熊川哲也(株式会社K-BALLET代表取締役・K-BALLET TOKYO芸術監督)が奨学金の給付による若い才能の支援、芸術家の国際交流を目的とする、一般財団法人 熊川財団を設立した。そしてこの熊川財団のメイン事業である奨学金事業の第1期生、2024年奨学生の募集を開始した。一般財団法人 熊川財団は、バレエを中心とする舞台芸術やクラシック音楽

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2023/12/14掲載

アリーナ・コジョカル、永久メイ、ワディム・ムンタギロフほかのスターダンサーたちが華やかに踊った「バレエの美神 2023」

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi SekiguchiBallet Muses -バレエの美神 2023-『ロミオとジュリエット』よりパ・ド・ドゥ ほかレオニード・ラヴロフスキー:振付 ほか「バレエの美神」は、ヨーロッパやロシアから多くの時代を担う著名なダンサーが集って、さまざまな演目を上演してきたガラ公演。1992年に開催された「オールスター・バレエ・ガラ」から数えて

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2023/12/11掲載

古典バレエの香しさを見事に表したダンサーの層の厚さと技量の充実、カンパニーの底力を感じさせた東京バレエ団『眠れる森の美女』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『眠れる森の美女』斎藤友佳理:新演出・振付東京バレエ団が、来年迎える創立60周年の記念シリーズの一環として、斎藤友佳理・芸術監督がプティパの原振付に基づき新制作した『眠れる森の美女』を初演した。2015年に芸術監督に就任した斎藤は、2016年にブルメイステル版『白鳥の湖』を導入、2019年にはイワノフ&ワイノ

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2023/12/11掲載

バルセロナの街の「楽天的な賑やかさ」とキトリとバジルの恋が色彩豊かに描かれた、新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー:振付、アレクセイ・ファジェーチェフ:改訂振付マリウス・プティパは1843年から46年までの20代半ばに、スペインの各地を巡演して踊った。活気溢れていたであろう若き日のプティパは、各地域ごとに特色のある踊りがあると言われる<舞踊の王国>

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2023/11/10掲載

金森穣による瑞々しいグランド・バレエ『かぐや姫』全3幕が世界初演された、東京バレエ団

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団『かぐや姫』金森穣:演出振付東京バレエ団が、ヨーロッパでの経験も豊かな振付家・舞踊家の金森穣と共に、日本発のグランド・バレエを創作すべく2年7か月を掛けて取り組んできた『かぐや姫』がこのほど完成し、全幕通しての世界初演が行われた。日本最古の物語文学とされる『竹取物語』に創意を得た金森は、登場人物に独自の解釈を

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2023/11/10掲載

「古典の薫りを残し時代とともにアップデート」東京バレエ団斎藤友佳理芸術監督がチャイコフスキーの大作『眠れる森の美女』の新演出・振付を行う

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』に続き手掛けている新制作の『眠れる森の美女』の初演に先立ち、10月31日、バレエ関係者に向けた第1幕の通し稽古の見学会が開かれ、併せて新演出・振付を担った斎藤友佳理・芸術監督の囲み取材が行われた。第1幕は成長したオーロラ姫の16歳の誕生日を祝う宴。この日のオーロラ姫は沖香菜子

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2023/11/06掲載

『ライモンダ』全幕を上演するバレエカンパニー ウエストジャパンが記者会見を開いた

ワールドレポート/東京関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchiバレエカンパニー ウエストジャパンが第5回公演『ライモンダ』を開催するにあたって、9月19日、東京・市ヶ谷の私学会館で記者会見を開いた。神戸に拠点を置くバレエカンパニー ウエストジャパンは、関西で舞踊活動をしているダンサーを中心に結成され、「リハーサルや基礎訓練の環境を整え、時代を担うダンサーたちがプロフェッショナル

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2023/10/16掲載

21世紀に日本人の振付家によるグランド・バレエが誕生する、東京バレエ団×金森穣『かぐや姫』リハーサル

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 Text by Mieko Sasaki東京バレエ団が振付家の金森穣と3年掛かりで創作しているグランド・バレエ『かぐや姫』の最終第3幕がほぼ完成したのを受け、10月6日、バレエ団のスタジオで記者やバレエ関係者に第3幕の通し稽古が公開され、あわせて金森の囲み取材が行われた。第2幕は、道児と一緒に宮廷から逃亡しようとしたかぐや姫が捕えられたところで終わった。これに

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2023/10/12掲載

「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に出演する永久メイが語る 「マリインスキー劇場の雰囲気をお届けしたい」

ワールドレポート/東京インタビュー=香月 圭11月末に世界各国のダンサーたちが集う「Ballet Muses -バレエの美神 2023-」に、マリインスキー・バレエ ファーストソリストの永久メイが出演する。繊細で優美な踊りで観客を魅了する彼女に、現地でも大きな話題を呼んだ『ジゼル』や『眠りの森の美女』の主役デビューでの役作りや、ノミネートされた今年のブノワ賞の授賞式のことなどについて話を聞いた。―

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2023/10/07掲載

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