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大阪・名古屋

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Osaka and Nagoya <大阪・名古屋>

大阪・名古屋の記事一覧

一段と深みと迫力を増した再演──サイトウマコトの世界vol.11『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaサイトウマコトの世界vol.11『ロミオとジュリエット』サイトウマコト:振付3年前に初演された折、文化庁芸術祭優秀賞を受賞したサイトウマコト振付『ロミオとジュリエット』の手を入れての再演。初演時も観たが、一段と深みと迫力が増し、終盤、ゾクゾクしっぱなしでの鑑賞となった。撮影:松本豪ジュリエット:池田由希子 撮影

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2025/05/12掲載

EXPO 2025 大阪 関西万博のオープニングイベントとして上演された針山愛美率いるAwaji World Ballet『鶴の恩返し』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaAwaji World Ballet『鶴の恩返し』針山愛美:振付4月13日に開幕した2025関西万博。その開幕日、4月13日に行われたオープニングイベントで針山愛美振付『鶴の恩返し』が上演された。この作品は、昨年6月にAwaji World Balletとして淡路島で初演し、その後、昨年12月にラトヴィア国立歌

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2025/05/12掲載

クラシック・バレエのグラン・パ・ド・ドゥから数々の創作作品が並んだ「中部バレエフェスティバル」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna日本バレエ協会中部支部「中部バレエフェスティバル」『ドン・キホーテ』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ(川口節子バレエ団)若林桃子、野黒美拓夢© 和光写真バレエ協会中部支部に所属する団体が、それぞれ、工夫を凝らして取り組んだ作品が上演された2日間。その2日目、27日の公演を観た。第1部は「バレエコンサート」として、

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2025/05/12掲載

第38回こうべ全国洋舞コンクール速報

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna今年もGW恒例の「こうべ全国洋舞コンクール」が、600名あまりの参加者を得て開催された。表彰式の総評で審査員の小山久美先生が話されたように、レベルが高いとともに、他のコンクールに比べて(以前よりは落ち着いているものの)鑑賞者が多く、活気が感じられるのは、やはりとても良い。また今回、エキジビジョンに昨年度の各部門

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2025/05/10掲載

愛知県芸術劇場が2025年度のラインナップと劇場専属のダンスアーティスト制度について発表した

ワールドレポート/愛知香月 圭 text by Kei Kazuki唐津絵理 愛知県芸術劇場芸術監督©HATORI Naoshi愛知県芸術劇場が2025年度のラインナップと、新たに始動した劇場専属のダンスアーティスト制度についての記者会見を4月14日に開催した。登壇した唐津絵理芸術監督は「〈劇場は世界への窓、県民の広場〉という基本理念を掲げ、ダンス、音楽オペラ、演劇といった多彩なジャンルで国内外の

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2025/04/21掲載

荻野あゆ子のシンデレラに今井大輔の王子、法村珠里の継母や堤本麻起子の仙女と見応えがあった、法村友井バレエ団『シンデレラ』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna法村友井バレエ団『シンデレラ』法村牧緒:改訂振付「吹田市民劇場親子で楽しめる全幕バレエ」として行われた公演は、シンデレラ(荻野あゆ子)を小さなネズミさんたちが囲む穏やかなプロローグで、子供たちは舞台に一気に惹き込まれたことだろう。もちろん大人も。法村友井バレエ団の『シンデレラ』は、1966年に友井唯起子の振付で

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2025/04/10掲載

貞松・浜田バレエ団『ラ・バヤデール』初演は名村空のニキヤ、水城卓哉のソロル、井上ひなたのガムザッティ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna貞松・浜田バレエ団『ラ・バヤデール』貞松正一郎:改訂振付貞松・浜田バレエ団が『ラ・バヤデール』を初演した。以前に「影の王国」だけの上演は何度もあったと聞くが、それも最近ではない。今回、貞松正一郎が世界中の様々な版を観た上で、大切にしたいところに特に丁寧に取り組んで、充実した3幕バレエに仕上げた。それを、今、この

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2025/04/10掲載

芦屋・奥池の自然に囲まれた元コシノヒロコ邸 KHギャラリーで苫野美亜プロデュースによる「White Noesis」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna「White Noesis」苫野美亜:振付プロデュースするDance Performance LIVE公演が、昨年10周年を迎えた苫野美亜。彼女が新たに立ち上げたGallery Projectの1回目の公演だ。今回行われたのは、兵庫県芦屋市の奥池にあるKHギャラリー。ファッションデザイナーのコシノヒロコが約30

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2025/04/10掲載

バレエが初めての人も楽しめる解説やマイム教室とともに──野間バレエ団プレゼンツ「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺2025」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna野間バレエ団「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺」野間景:振付『réverie』森虹乃歌撮影:尾鼻文雄(OfficeObana)毎年この時期恒例になって来た野間バレエ団プレゼンツ「バレエを楽しもうinフェニーチェ堺」。今年も演出・振付を手がけた野間景による司会進行で穏やかに進められた。最初の踊りは、まだ今も大変

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2025/04/10掲載

ニジンスキーを描いたモンテネグロの絵から生まれた関典子の「ペトルーシュカ」

ワールドレポート/大阪関口 紘一 Text by Koichi Sekiguchi「人間を脱出したモノたちへ」大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科・大阪大学総合学術博物館『ペトルーシュカとロベルト・モンテネグロ』関典子:振付・出演「ペトルーシュカとロベルト・モンテネグロ」撮影:Hipereito<人間を脱出したモノたちへ>と銘打ち、バレエ・リュス作品の再創造として関典子の振付・出

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2025/03/10掲載

キトリの佐々木夢奈、バジルの奥村康祐を筆頭に関西育ちのダンサーが集結──バレエ芸術劇場

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエ協会関西支部バレエ芸術劇場『ドン・キホーテ』山口章:改訂振付コミカルさ満載でバレエテクニックもふんだん──『ドン・キホーテ』は関西のダンサーたち、そして観客にも最も適した演目かもしれない、そんな風に思わせる舞台だった。ともすると踊りの見せ場の連続になってしまいそうになるこの作品だが、山口章の改定振付は、物

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2025/03/10掲載

川口節子振付『マダムバタフライ』に『Yerma』、木原浩太の新作『冤罪』、松村一葉の新作『The Planets ~惑星』など見応えある作品

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna川口節子バレエ団「舞浪漫2025」川口節子、松村一葉:振付川口節子バレエ団が創作作品を上演する「舞浪漫」。今回はA、B、Cと3つのプログラムで行われ、重なる演目もあるが別演目も複数あるため、BプロとCプロ、2公演を観た。『ラスト・ソルジャー』西村珂玲、井澤佐登史撮影:和光写真まず、Bプロ。カラフルなクラシック・

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2025/03/10掲載

浅野歩&弓場亮太主演の深川秀夫振付『ジゼル』第2幕や錦見真樹振付の新作など──「Dance Troupe 36th」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna藤原バレエ「Dance Troupe 36th」深川秀夫、錦見真樹:振付今回の藤原バレエ「Dance Troupe 36th」のメイン演目はラストの深川秀夫振付『ジゼル』第2幕。そして、その幕開けは、それに呼応するように錦見真樹が振付けた『妖精たちの森/娘たちの森』。『ジゼル』の台本をゴーティエがドイツの詩人ハ

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2025/03/10掲載

『ドン・キホーテ』全幕を山田梨央のキトリ&豊永太優のバジルで、他にも盛りだくさんな構成──北山大西バレエ団第32回公演

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna北山大西バレエ団『ドン・キホーテ』山田梨央:改訂振付『白鳥の湖』よりパ・ド・トロワ山田梨央、大谷美夢羽、安田鶴洋撮影:スタジオフォーマットバレエだけでなく、この団体からバレエ指導に赴いている新体操の演技や代表の北山大介が指導を行なっているボイストレーニングクラスによる歌、休憩中のクラウン・パフォーマンスなどバラ

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2025/03/10掲載

クラシック・バレエから、モダン・ダンス、ジャズ・ダンス、フラメンコ、ラテン、コンテンポラリーなどが一堂に──「Dance freedom'25」

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna名古屋洋舞家協議会こかチちかこ、川口節子ほか:振付クラシック・バレエ、モダン・ダンス、コンテンポラリーのみならず、ジャズ・ダンスやフラメンコ、ラテンなど、とても幅広いジャンルのダンス関係者が集う名古屋洋舞家協議会の公演。16演目が上演されたなかで、特に印象に残ったものについて触れたい。幕開け最初の演目、こかチち

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2025/03/10掲載

コンパクトにまとまりながらテクニカルな振付も楽しめたバレエカンパニーウエストジャパン『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaバレエ カンパニー ウエスト ジャパン『くるみ割り人形』瀬島五月:振付子供たちや、バレエを観たことのない人にも気軽に楽しんでいただけるようにと、様々な工夫が凝らされた企画。私が観た夕公演は休憩を入れて1時間半あまりの公演時間と、それでもコンパクトだが、昼公演は小さな子供でも集中して観られる長さでと30分の公演だ

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2025/02/10掲載

ノーザンバレエで活躍中の脇塚優のチャーミングでテクニカルな踊りなどをカンパニーでこぼこがオーケストラとともに──第10回記念ニューイヤー祝祭コンサート

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaカンパニーでこぼこ「ニューイヤー祝祭コンサート」脇塚力:振付10回目を迎えた「ニューイヤー祝祭コンサート」。例年、お正月1月3日に拝見しているが、今年のカンパニーでこぼこの出番は1月8日。ローザンヌ国際バレエコンクール4位、アメリカのヒューストン・バレエを経て、現在、イギリスのノーザン・バレエで活躍している脇塚

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2025/02/10掲載

越智久美子の金平糖の精にワディム・ソロマハの王子──恒例の越智インターナショナルバレエ 『くるみ割り人形』

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzuna越智インターナショナルバレエ『くるみ割り人形』越智久美子:改訂振付(ワレリー・コフトン版をもとに)名古屋のクリスマス恒例、越智インターナショナルバレエの『くるみ割り人形』。ワレリー・コフトン版を基に越智久美子が改訂振付しての上演。はじめに幕前で衣装を着けた主要ダンサーを紹介する形で、初めてバレエを観る人にも誰が

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2025/02/10掲載

藤川雅子&伊藤大地の『ラ・バヤデール』影の王国、北野優香&長谷川元志の『エスメラルダ』など──KYOTO BALLET GARA

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko SuzunaKYOTO BALLET GARA有馬龍子記念京都バレエ団:プロデュース公演出演者全員によるデフィレで始まり、ベテランから若手までによるクラシックのグラン・パ・ド・ドゥやヴァリエーション、現代演目など19演目が上演されたガラ。京都バレエ専門学校の卒業生を中心に、卒業後新国立劇場バレエ団に入団した菊岡優舞や西川慶

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2025/01/10掲載

様々な楽器や役者の声との"融合"、神原ゆかりによる実験的な試み多様に──ゆかりバレエ公演2024

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこ Text by Atsuko Suzunaゆかりバレエ公演2024『Love&Passion』ほか 神原ゆかり:振付『融合』その1「瀕死の白鳥」神原ゆかり、キーボード:小笠原彩乃撮影:脇田博史(株式会社ミヤビフォトプランニング)第1部は様々なクラシック・バレエのヴァリエーションなどが並ぶコンサート、第2部~第4部に実験的な試みが並んだ。「融合」

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2025/01/10掲載

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