ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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 皆様、こんにちは。明けましておめでとうございます。
この度、2冊目の著作を出版することになりましたので、お知らせいたします。
2008年1月25日発売、総合法令出版『「運命の人」と結ばれる宇宙の法則~愛と幸福を引き寄せる30のルール~』、多くの女性に、より幸せになっていただきたいなと願って書き下ろしました。

アメリカン・バレエ・シアター、秋のシーズン 小品集

10月23日から11月4日まで、ニューヨーク・シティー・センターで、毎年恒例の、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の秋の公演がありました。秋のシーズン、ABTではコンテンポラリー・ダンスを中心に、様々な振付家の小品集が上演されました。今回、私が観たのは11月4日の公演です。
「Fall River Legend」
ABTでは加治屋百合子が、2007年7月にソリストに昇格し、さらに大活躍しています。この日も出演していました。

『Baker’s Dozen』は、トワイラ・サープの1999年振付作品です。ピアノの生演奏付きでした。5つの場面で構成された作品で、女性たちはトウシューズではなく、ダンスシューズで踊っていました。男女とも白い上下、ワンピースとワイシャツ&パンツという衣裳でした。男女がペアや二組ずつなど、次々に入れ替わって踊り、目まぐるしく変わっていきました。男女6人ずつなど、大勢で出てきて踊り、通り過ぎていく場面もありました。トワイラ・サープらしい、右から左から次々に早いスピードと展開でダンサーたちが踊って通り過ぎていき、すごく迫力とスピード感のある、全体的には楽しそうな感じの振付でした。加治屋百合子もソリストとして踊っていました。彼女は手と首の表情がとても美しかったです。

『シナトラ組曲』は、以前、こちらのコラムにも書いたことがあります。これも、トワイラ・サープの作品で、1992年のものです。フランク・シナトラの名曲のメドレーにのって、男女ペアが踊ります。ミスティー・コープランドと、ホセ・マヌエル・カレーニョです。女性は黒のドレス、男性は黒の正装のスーツで登場します。衣装は、オスカー・デ・ラ・レンタが手がけています。全体が、恋愛の物語になっていて、男女は喧嘩したり、引き戻したりしていました。振付は、ミュージカルのような、シアターダンスのような、アメリカらしいショービジネスっぽい、楽しい作品でした。

『C to C』は、Jorma Eloの新しい作品で初演です。ジュリー・ケント、マルセロ・ゴメス、エルマン・コルネッホなど、6名のダンサーが出演していました。女性はトゥシューズで、現代的な変わった振付でした。
男女ともに、長くて黒いフレアーロングスカートとコートを着てじっと立っているところから始まり、音楽もないところに、一人の女性が出てきて、5人全員分の黒コートを脱がして持って出て行きました。ピアノ曲が始まると、とてもゆっくりした動きで上半身はほとんど動かさずに、オルゴールのように動き始めました。次は全員黒いスカートを脱いで、タイツとレオタードのみになり、踊りは急に激しくなりました。パ・ド・ドゥやソロもあり、最後は、3組の男女が、トゥで立ってアラベスクをしている女性を男性が支えて、そのトゥを軸にしてクルクルとオルゴールの人形のように回っていて、そのまま幕を閉じました。
そのほかに、アグネス・デ・ミル振付の『フォール・リヴァーの伝説』が上演されました。

「Baker’s Dozen」「C. to C」