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ニューヨーク・シティー・バレエがバランシンの『真夏の夜の夢』

 4月25日から6月25日まで、ニューヨーク・シティー・バレエの公演が、リンカーンセンターにあるニューヨーク・ステイト・シアターで行われます。

 私は毎年恒例のシェイクスピアの作品を元にした『真夏の夜の夢』を観に行きました。振付はジョージ・バランシンです。前から3列目の真ん中の席だったので、今年は至近距離で観劇することが出来ました。この作品については去年も取材しましたので詳細は省きますが、 衣裳も舞台セットもすべてが豪華で、色彩もとても美しく、ため息が出るほどでした。衣裳の色の組み合わせも素晴らしく、全体が絵本の中にいるような、まるで夢の世界のようになっています。何度でもまた観たくなる作品です。舞台後方がライトによって薄紫色になっていて、前面は舞台全体を透ける緑の葉っぱに覆われた薄紫と緑の色の組み合わせの背景もとても美しかったです。これは、森の中全体を表しているのだと思います。

 子供のダンサーもたくさん登場します。小さな蝶々やフェアリーがたくさん出てきますが、全員の衣裳が微妙に違っていてとてもかわいらしく美しいものでした。
 ダンサーが宙吊りになって上に飛んでいくシーンもあり、観客はどよめいていました。

 この日踊った女性ダンサーが、男女ペアで踊るシーンのときにすごく緊張していたのか、ずっと手足がブルブルと震え続けていました。手の先までブルブルと震えていて、最後まで震えは収まりませんでした。それでも立派に踊り終えていたので、さすがです。ほっとしました。私は前の方の席で、よく見えたために気づいたせいもあると思います。こんな状態のダンサーは初めて見ました。このダンサーは、コールドなどから今回初めてペアで踊るようになったばかりの方なのかな、と思いました。