Chacott

Special Web Site

ワールドレポート

東京

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

バレエ『ラ・バヤデール』を大胆に翻案し、舞踊と演劇の融合を試みた意欲的舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi『ラ・バヤデール-幻の国』金森穣:演出、平田オリザ:脚本、Noism:振付平田オリザが脚本を書き、金森穣が演出し、Noismの振付による『ラ・バヤデール-幻の国』の神奈川公演を観た。Noismは本拠地の新潟公演はもちろんだが、神奈川、兵庫、愛知、静岡、鳥取と新作公演を全国展開している。新潟に拠点を置きながら、新作のた

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/08/10掲載

5つのオペラハウスから5人の王子様が来日し、東京バレエ団とともに楽しくユーモラスな舞台を魅せた

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki〈バレエの王子さま〉L・サラファーノフ、D・シムキン、V・シクリャローフ、E・ワトソン、D・カマルゴ、S・ラム、M・コチェトコワ、東京バレエ団〈バレエの王子さま〉は、注目の男性ダンサーに焦点を当て、彼らの個性豊かな魅力を堪能してもらおうというNBSの新しい企画。選ばれたのは、アイドル的な人気のレオニード・サラファーノフ(ミ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/08/10掲載

バレエダンサーの精鋭が一堂に会して踊り、成熟した美を競ったオールスター・バレエ・ガラ

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi SekiguchiALL STAR BALLET GALA Japan Arts 40th Anniversaryオールスター・バレエ・ガラ ジャパンアーツ40周年特別企画ジャパンアーツ40周年特別企画「オールスター・バレエ・ガラ」が開催された。世界で活躍する超一流のバレエダンサーを一堂に会して、バレエ芸術の精髄を披瀝してもらおう、と

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/08/10掲載

エゴン・シーレの「死と乙女」に触発された、和太鼓とピアノによる鮮烈で刺激的な舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『和太鼓』林英哲:演出・作曲、宮内浩之:振付、『ケルツ』久保綋一:演出、ライラ・ヨーク:振付、『死と乙女』新垣隆:作曲、舩木城:振付久保綋一が芸術監督に就任して以来、ジャンル横断的に意欲的な舞踊公演活動を進めているNBAバレエ団が、チャレンジングとも言えるトリプルビルを上演した。和太鼓奏者、林英哲の公演を

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/07/11掲載

福岡雄大のアラジン、小野絢子のプリンセスが活気ある舞台を創った『アラジン』再演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『アラジン』デヴィッド・ビントリー:振付ディヴィッド・ビントリーが2008年に新国立劇場バレエ団のために振付けた『アラジン』の再演を観た。前回観た再演は2011年5月で、その時は本島美和と山本隆之、小野絢子と八幡顕光だった。今回は福岡雄大のアラジンと小野絢子のプリンセスで観ることができた。 福岡雄大の

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/07/11掲載

作品の魅力を一段と深めたカスバートソンやマックレーの珠玉の演技、ロイヤル・バレエ来日公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』ケネス・マクミラン:振付、『ジゼル』ピーター・ライト:演出・追加振付英国ロイヤル・バレエ団が3年振りに来日した。直前に、ファースト・ソリストの平野亮一と高田茜が2016/2017シーズンからプリンシパルに昇格されるとの発表があり、話題性は高まった。何しろ、日本人プリンシパルの誕

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/07/11掲載

首藤康之、中村恩恵のコンテンポラリーな身体が踊って、鮮やかに甦った江口・宮の『プロメテの火』

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi江口・宮アーカイヴ『春を踏む』宮操子:振付、『スカラ座のまり使い』江口隆哉:振付、 『タンゴ』宮操子:振付、 『プロメテの火』江口隆哉 宮操子:振付・構成 江口・宮アーカイヴの4回目の公演の第一部は、宮操子の『春を踏む』を坂本秀子が踊り、江口隆哉の『スカラ座のまり使い』を木原浩太が踊った。次の宮操子の『タンゴ』は、コ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/07/11掲載

美と醜のコントラストが際立って、観客の感情を揺さぶったプティの大作『ノートルダム・ド・パリ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『ノートルダム・ド・パリ』ローラン・プティ:振付牧阿佐美バレヱ団は60周年記念公演としてローラン・プティ振付の大作『ノートルダム・ド・パリ』を、4年ぶりに上演した。前回の上演は2012年2月でプティの追悼公演でもあった。(プティは2011年7月10日逝去) ローラン・プティはパリ・オペラ座バレエ学校で学

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/07/11掲載

ジュリエットを踊った森下洋子の渾身の演舞に感動、松山バレエ『ロミオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi松山バレエ団『ロミオとジュリエット』清水哲太郎:演出・振付松山バレエ団の『ロミオとジュリエット』は、森下洋子舞踊歴65周年記念公演として上演された。初演は1980年だから、35年以上にわたり演じられてきている。 開幕は、黎明の中、音楽が響き渡って、ロミオ(刑部星矢)がソロ・ヴァリエーションを踊るシーンから始まった。やが

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/06/10掲載

小野、福岡のたおやかさと力感漲る踊り、木村、中家の伸びやかな踊りが際立った『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』マリスス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー:振付、アレクセイ・ファジェーチェフ:改訂振付新国立劇場バレエ団の『ドン・キホーテ』が、3組のキャスト(米沢唯/井澤駿、小野絢子/福岡雄大、木村優里/中家正博)で上演された。新国立劇場バレエの『ドン・キホーテ』は、プティパ、ゴルスキーの振

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/06/10掲載

メヌエットからコンテンポラリー作品まで、安達哲治の案内で辿る楽しいバレエの旅

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi安達哲治による「拝敬(啓) フランスバレエの英雄達!」安達哲治後援会牧阿佐美バレヱ団で踊り、2012年までNBAバレエ団の芸術監督だった安達哲治(ミタカバレエ主宰)による「拝敬(啓)フランスバレエの英雄達!」は、とてもおもしろくかつ楽しかった。「不確かなものを少しでも確かなものにできると、より深く感じることができる」と

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/06/10掲載

ジェイムズに抜擢された宮川新大の出色の演技と渡辺理恵の宙を舞う優雅なステップ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzuna東京バレエ団『ラ・シルフィード』ピエール・ラコット:振付(フィリッポ・タリオーニ原案による)斎藤友佳理が東京バレエ団芸術監督に就任して手掛けたプロジェクトの第2弾は、ロマンティック・バレエの傑作『ラ・シルフィード』(ピエール・ラコット版)だった。バレエ団としては3年振りの上演だが、斎藤はこの題名役を国内だけでなく、名門ボ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/05/10掲載

ルグリ指導のブルノンヴィル2作品、谷桃子バレエの新作『オセロー』他、NHKバレエの饗宴

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNHKバレエの饗宴 2016マニュエル・ルグリ プロデュース「未来のエトワールたち」、スターダンサーズ・バレエ団『リラの園』、谷桃子バレエ団『オセロー』、橋本清香 木本全優『モーツァルト・ア・ドゥ』、小林紀子バレエ・シアター『レ・ランデヴー』、平田桃子 セザール・モラレス『くるみ割り人形』2012年に始まった「NHKバ

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/05/10掲載

米沢唯、木村優里、池田理沙子のバレエ・プリンセスが踊り、バレエの美しさと楽しさを表わした

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「Ballet Princess 〜バレエの世界のお姫様たち〜」伊藤範子:演出・振付、チャコット株式会社:主催・企画制作3人の王女さまを主人公にしたバレエ「Ballet Princess」が、バレエ鑑賞普及啓発公演として上演された。 最近は、クラシック・バレエを分かり易く子供向きにアレンジして上演する舞台が多くなってき

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/05/10掲載

篠宮佑一がバジル、佐々部佳代がキトリを踊り、キャシディがドン・キホーテを演じた楽しい舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKバレエ カンパニー『ドン・キホーテ』熊川哲也:演出、再振付、美術、衣装Kバレエ カンパニーの『ドン・キホーテ』を観た。 ダンサーなら誰でもといってもいいくらい、闊達な踊りと明るいスペインの情感が溢れる『ドン・キホーテ』という演目には特別の愛着があるはず。熊川哲也もまた良く知られているように、『ドン・キホーテ』を踊って

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/04/12掲載

スペインの伝統楽器チャラパルタ、伝承されたアイヌの唄、ルーツの異なるダンスが渾然と融合した舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi『HYBRID Rhythm & Dance』新国立劇場バレエ平山素子:演出・振付・出演、小尻健太、OBA、鈴木竜、皆川まゆむ、西山友貴:出演平山素子の演出・振付による新国立劇場の『HYBRID Rhythm & Dance』を観た。音楽はスペイン、バスク地方の伝統的打楽器チャラパルタを操るオレカTX(

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/04/12掲載

松岡梨絵と橋本直樹がオーロラ姫とデジレ王子を踊った活気溢れる舞台『眠れる森の美女』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi日本バレエ協会公演 2016 都民芸術フェスティバル『眠れる森の美女』コンスタンチン・セルゲーエフ:改訂振付、マリウス・プティパ:原振付日本バレエ協会公演の『眠れる森の美女』プロローグと全3幕。第48回都民芸術フェスティバルの一環として上演された。 今回の『眠れる森の美女』のヴァージョンは、ロシアのキーロフ・バレエ(現

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/04/12掲載

時空を越えて真実の愛を追求し続けるノイマイヤー、ハンブルク・バレエの『リリオム』『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaハンブルク・バレエ団『リリオム - 回転木馬』ジョン・ノイマイヤー:振付・衣裳・照明 『真夏の夜の夢』ジョン・ノイマイヤー:振付・演出ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団が7年振りに来日した。ノイマイヤーは、振付家として長年にわたり世界のバレエ界を牽引し続けていることが評価され、昨年11月に「京都賞」を受賞した

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/04/12掲載

洒落たバロック調のダンスが楽しめた、イリ・ブベニチェクの『ルール・ブルー』東京シティ・バレエ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi東京シティ・バレエ団「ダブル・ビル」『L'heure bleue(ルール・ブルー)』イリ・ブベニチェク:振付、 『ベートーヴェン 交響曲第7番』ウヴェ・ショルツ:振付東京シテイバレエが都民芸術フェスティバルのためのダブルビル、イリ・ブベニチェク振付の『L'heure bleue(ルール・ブルー)』(日本初演)とウヴェ・

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/03/10掲載

スペインの風土にコミットしカルメンの野性に迫った、金森穣の劇的舞踊『カルメン』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNoism1 × Noism2『CARMEN』劇的舞踊『カルメン』金森穣:演出振付ノイズム1とノイズム2の合同公演、劇的舞踊『カルメン』が再演された。音楽はジョルジュ・ビゼー作曲『カルメン』のオペラ、組曲、交響曲からピックアップして使用されている。劇的舞踊と言うことで、象徴的な装置、シルエット映像、語り手のセリフなどで

  • #ワールドレポート
  • #東京

2016/03/10掲載

ページの先頭へ戻る